新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

新刊
そうじきの なかの ボンボン

そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)

世界にはまだ、誰も知らない不思議とすてきでいっぱい!

  • かわいい
  • 学べる

おばけのアッチほっぺたぺろりん」 渡”邉恵’里’さんの声

おばけのアッチほっぺたぺろりん 作:角野 栄子
絵:佐々木 洋子
出版社:ポプラ社 ポプラ社の特集ページがあります!
税込価格:\1,210
発行日:2010年12月
ISBN:9784591122174
評価スコア 4.44
評価ランキング 11,390
みんなの声 総数 8
  • この絵本のレビューを書く
  • レストランひばりでコックをしているおばけのアッチに、ドラキュラの孫娘から手紙が届いた。小さなおばけを捕獲したというが、食べられそうな雰囲気なので、アッチは店を休んで救出しに行ったのだが…

    ドラキュラ城が出てくると、話をする樹木があったり、挙動不審の伯爵が出て来たりと盛りだくさんでスリルがある。異界の住人で、外国にルーツがあるキャラクターなので、何をしてくるかわからない。日本の下町でのんきに生活しているアッチや、森でドラキュラに捕まったドッチなどとは一味違う、狡猾さや残酷さが垣間見えて面白い。
    アッチたちが子どものイタズラ程度の悪さレベルに対して、ドラキュラ城の住人は立派な犯罪者レベルの悪さレベルを感じる。その辺が文章と絵を見ているといろいろ想像できて楽しい。

    天涯孤独のアッチと、家族があるドッチでは、やはり感覚的に違うものを持っているらしい。自分の学生時代に、親がいない子がクラスにいたが、両親と一緒に暮らしている子たちとちょっと違う感性を持っていたのを思い出した。アッチはお話が始まったころから独り者だが、ドッチはどういう家庭で育っているのだろう?大事にされて世間知らずで、いいところのおばっちゃまのような雰囲気がかわいいが、せっかく助けてもらったのに冷淡な対応をしているところが苦労知らずの残酷さなのだろうか。
    いづれにせよ、おばけやモンスターの世界にも家族があるようで面白かった。寂しがり屋なのに、一人暮らしのアッチはなかなか大変な人生を送っていそうだ。

    投稿日:2020/03/12

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「おばけのアッチほっぺたぺろりん」のみんなの声を見る

「おばけのアッチほっぺたぺろりん」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / いないいないばあ / ぐりとぐら / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / はらぺこあおむし / おつきさまこんばんは / じゃあじゃあびりびり / ねないこ だれだ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



いくつのえほん掲載絵本児童書一覧

みんなの声(8人)

絵本の評価(4.44)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット