今さらながらのこの絵本。正直言って、初めて読んだ時には世間で言われているほどの評価は、できなかった私です。
しかし、100万回生きて、100万回死ぬという意味を考えた時、なんとなく少しわかってきたように感じました。
たとえそれがどんな飼い主であっても、飼い主にとっては、かけがえのないたった1匹の猫であるから、かわいがってもらったはずなのに、満足していなかったのでしょうね。
だから、生き返る。不完全燃焼で終わってしまっているので、生き返るのでしょう。そして、自分で選んだ生き方を自らの意思でまっとうできた時、もう生き返ることはなかった。そんな風に考えてみました。
絵も素敵ですね。
その時々で、読み方が違ってくるかもしれません。
また、時を経て読んで見たいと思いました。