初めて読んだのは小学生の頃でした。
独特な絵と言葉の響き、世界観、すべてが不思議で、どこか不気味でもあり、忘れられなくなりました。
初めて表紙を見た時は奇妙なカガカガという生物が怖くて好きになれず、それでも気になり読んでしまいました。
物語の内容もまた奇妙で、恐ろしい気さえしました。しかし、きれい事や可愛いばかりの絵本とは異なるその本がそれ以来忘れられなくなりました。
生き物やそのあり方など、固定観念に縛られることない世界観に、他者の言葉や一般論に引っ張られそうになる自分の概念を柔軟に見なおすきっかけにもなるかもしれない一冊です。