絵本ナビホーム  >  絵本レビュー大賞2015【ehon review award】レビュー大募集!賞品は図書カード5000円

絵本レビュー大賞2015

数多くのレビュー、そのどれもに「幸せの時間」が 絵本ナビで人気の「レビューコンテスト」がパワーアップした今回。どんなレビューが寄せられるのか?注目を集めていた『絵本レビュー大賞』のベストレビューがついに発表されました!たくさんの応募が寄せられた今回の『絵本レビュー大賞』について絵本ナビの事務局長・金柿秀幸に話を聞きました。

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Ehon Review Award 2015 ベストレビュー発表

  • あかり あかり 文:林 木林 絵:岡田 千晶 出版社:光村教育図書 本体価格:¥1,300+税 ろうそくのように
    あかりが与えてくれる安心感。この絵本を読んだ時、ろうそくが「母」としてのあるべき姿のように思えました。いつも女の子に寄り添って、寂しくないように、こわくないようにあたりを照らし、そばで見守っていて。私はこのろうそくのように娘を照らすことができるだろうか。 優しいろうそくの言葉。そして、優しい絵。とても優しい気持ちになります。
    (snowpikinini / 30代 / ママ / 神奈川県)
  • 命はどうしてたいせつなの? 命はどうしてたいせつなの? 著:大野正人 絵:ハラアツシ 出版社:汐文社 本体価格:¥1,600+税 「いただきます」と「ありがとう」
    「命の大切さ」を息子に説明する難しさを常々感じていました。
    この本は、シンプルに「いただきます」と「ありがとう」を大切にしようという内容。
    動植物の命と、人の命のつながりやふれあいへの感謝。基本的だけれど、忘れてしまいがちなこと。なるほど、と納得してしまいました。
    イラストも分かりやすく、4歳の息子も彼なりに理解したようでした。
    (トゥリーハウス / 40代 / ママ / 東京都)
  • おかあさんだいすきだよ おかあさんだいすきだよ 作・絵:みやにし たつや 出版社:金の星社 本体価格:¥1,200+税 おかあさんでよかったよ。
    この本を読んで、すぐ娘が、「私もおかあさんすき!」と言ってくれました。
    「だけど、私も、しかられるの嫌だからね」というひと言つきでしたが。
    私も、子どものときは同じこと思ってたなぁ。
    やっぱり時々叱ってしまうけど、そんなときはこの本を読んで、私の気持ちを伝えています。
    色々大変だけど、おかあさんやっててよかったーと叫びたい1冊です。
    (うめちび / 30代 / ママ / 富山県)
  • おふくさん おふくさん 作:服部 美法 出版社:大日本図書 本体価格:¥1,300+税 しあわせになる絵本
    なんてしあわせな気持ちでいっぱいになる絵本なのでしょう・・・
    たのしいでも、かわいいでもなく
    「幸多い絵本」なのです。
    ページをめくるたびにわーーーっと
    HAPPYが広がります。
    おふくさんたちのあの笑顔が目に焼き付いています。
    (らずもね / 30代 / ママ / 東京都)
  • こころのふしぎ なぜ?どうして? こころのふしぎ なぜ?どうして? 作:村山哲哉(監修)/大野正人(原案・執筆) 出版社:高橋書店 本体価格:¥850+税 うんうん、妙にナットク
    「かぜで学校を休むと、ちょっとワクワクするのはどうして?」
    妙にナットクしている娘の姿がありました(笑)
    感情を感じることはあっても、なぜそんな気持ちになるのかまで意識することってあまりないので、客観的に考えることができて面白かったです。
    怒り、悲しみ、恐怖。今まではコントロールできなかった負の感情とも、うまくつきあっていくことができそうな気がしました♪
    (しゅうくりぃむ / 40代 / ママ / 大阪府)
  • セロ弾きのゴーシュ セロ弾きのゴーシュ 作:宮沢 賢治 絵:さとう あや 出版社:三起商行(ミキハウス) 本体価格:¥1,500+税 みんな笑ってるね!
    「みんな笑ってるね!」最後のページで息子が嬉しそうに言いました。
    ゴーシュの家の周りに描かれた動物たちは小さくて表情までは見えません。でも、息子には笑って見えた。なんて素敵なことでしょう!
    暴力的なまでにぶつかり合うゴーシュと動物たち…そこから、無意識的にではありますが、懐のふかい愛と赦し(ゆるし)を感じとれたことに、絵本のもつ力をあらためて実感いたしました。
    (ぜんまま / 30代 / ママ / 東京都)
  • そおっと そおっとね そおっと そおっとね 作: たんじあきこ 出版社: ほるぷ出版 本体価格:¥850+税 いっしょに「ふぅ〜」。
    全神経を集中させて、小さな足をひとつひとつだして、運ぶ!
    娘は、絵本の中の女の子が、障害物をクリアするごとに、「ふぅ〜。」
    私も、「あー落としたら床汚れるよぅ・・・」と
    母親目線で、「ふぅ〜。」
    ゴールまでたどり着いたときは、娘と二人で歓喜の声を上げました!
    ささやかな日常の一場面だけど、子供ならではの可愛らしさが、とってもよく表されている一冊だと思います。
    (ムスカン / 30代 / ママ / 東京都)
  • だじゃれ日本一周 だじゃれ日本一周 作:長谷川 義史 出版社:理論社 本体価格:¥1,300+税 子どもから大人まで
    面白いだじゃれだけでなく、描かれている絵の中に、その土地の名勝、名物、有名人などが描かれています。大人と子どもで一緒に読むと、「これはね〜」と会話が弾みそうですよ。
    作者の長谷川さんは、すごく楽しみながら、この絵本を描かれたのではないかなと思いました。
    子どもは愉快な気持ちになり、社会の勉強が楽しくなる。大人は、わけもなく旅にでたくなる・・・そんな絵本です。
    (なみ@えほん / 50代 / ママ / 大阪府)
  • 動物が見ている世界 動物が見ている世界 作・絵:ギヨーム・デュプラ 訳:渡辺 滋人 出版社:創元社 本体価格:¥2,400+税 異なる見え方を知る
    動物や生き物によって見え方が違うというテーマですが、それを動物の絵の目の部分にしかけをつくって見せてある、というのが魅力的ですね。人間だって背の高い人低い人、子ども、おとな、おじいさん、おばあさん、いろいろ異なると思います。いろんな見え方があり、どれも正解でも不正解でもない、異なる見方がある、ということを知るきっかけになるとおもいました。
    (もぐもぐもぐもぐ / 30代 / ママ / 島根県)
  • パンダ銭湯 パンダ銭湯 作:tupera tupera(ツペラ ツペラ) 出版社:絵本館 本体価格:¥1,300+税 パンダ、本当はナンダ?
    パンダによるパンダのための銭湯。
    娘は、私もパンダ銭湯に行きたい!と、水中眼鏡をかけてパンダ銭湯気分を味わっています。
    この本を読んだパパが、他の動物たちも本当の姿は違うのかもしれないよねーとつぶやいていました。冗談をあまりいわないパパですが、この本に影響を受けてか、パンダって本当はナンダろうね。白黒つけてほしいよねと楽しそうに話していました。
    (うめちび / 30代 / ママ / 富山県)
  • まるまるまるのほん まるまるまるのほん 作・絵:エルヴェ・テュレ 訳:谷川 俊太郎 出版社:ポプラ社 本体価格:¥1,300+税 まほうのほん?
    ふーっ!と、息をふいてもらったり、拍手をしてもらったり、絵本とこどもたちとがひとつになって一緒に遊んでいる感じ。
    ページをめくるたび、こどもたちの歓声と笑顔がはじけます。
    こどものひとりが、「まほうのほん?」って言ったのが、とっても嬉しかったです。ちょっとのあいだ魔法使いになれた気分でした。
    図書館でのお話し会や、病院でのお話し会にも大活躍しています。
    (リリアーナ / 50代 / ママ / 徳島県)
  • むしくいさま むしくいさま 著:もうひとつの研究所 出版社:青幻舎 本体価格:¥1,200+税 手のひらのなかで
    不思議だよ。
    紙なのに!
    虫が動くよ、紙を食べてる?

    まってまって。
    なんでなんで?って
    手をとめたら、虫もとまった!
    不思議不思議。
    最後はぱくって。食べたあなたは誰?

    これも絵本。
    手のひらのなかで時がすすむ。
    手のひらのなかでいのちが生まれる。
    手のひらのなかで世界が繰り返される、繰り返す。

    これは絵本。
    すごい絵本だよ!
    (ヤン / 40代 / ママ / 茨城県)

未来屋書店 アシーネ

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