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何でもさかさま
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投稿日:2016/09/01 |
大人が読むと、いろいろな事に疑問を持ってしまいますが、
子どもは純粋に「さかさ町」を受け入れて、楽しんでいました。
さすが、子どもは柔軟です!
絵がほのぼのとしていて、色合いもよく、さかさ町へ突然行ってしまった不安を感じさせず、安心して読めます。
ユーモアもあって、男の子にもうける本です。
子どもと、自分で考えた理想の町を話し合ってみました。
子どもの発想にびっくりしました。
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賢治の世界にぴったりの絵
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投稿日:2015/11/15 |
まず表紙で涙を浮かべた黒いねこの顔が半分、大きく描かれているので、この黒いねこに悲しい出来事がある予測ができます。
表紙をめくると、題名と共にかまどの中に寝ているねこの姿が描かれています。
「かま猫」という言葉を理解できない現代の子どもたちのために、この絵を最初に見せることで、物語に入りやすいです。
そして、文章と絵が一体になっていて、とても読みやすいです。
猫たちの表情も豊かで、室内を色々な角度から描かれているので、自分もその場にいるような感覚になります。
他の出版社の絵本も読んで、比較してみたくなりました。
おはなしの内容は賢治らしく、弱い立場のものへの応援に感じました。
表紙と裏表紙の裏に描かれた木が、寒々しいなかで精一杯、葉をのばしている絵から、葉はなくなっても暖かい背景になっている絵に変わっています。
おはなしの内容を表していると思いました。
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おれは、じぶんの子をもってるんだ!
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投稿日:2015/11/15 |
山賊のかしらマッティスは、一人娘のローニャを溺愛しています。
しかし、生きていくことに必要なことはちゃんと教えているし、箱入りにするのではなく、危険なことから自分を守る術を教えて外へ出しているし、とても素敵なお父さんです。
でも、敵対する山賊との争いで、相手の息子を痛めつけ捕まえる粗暴なところがあります。
それをきっかけに、ローニャは父親に反感を持ち、離れていきます。
その時にマッティスは言ってはいけないことを口にします。
「おれには、子どもはいない」
親の立場と子の立場の両方を経験しているわたしは、どちらの気持ちも痛いほどわかります。
子どもの立場しか経験のない子どもたちは、ローニャに共感してマッティスに腹を立てるでしょう。
でも、最後まで読んで親の気持ちを分かってもらえると嬉しいなあを思います。
二人がどう和解するのか、そして「おれは、じぶんの子をもってるんだ!」というせりふにつながるのか、どきどきして読んでもらいたいです。
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難解だけど心地よい
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投稿日:2015/09/06 |
美しい庭園の絵にひかれて読みました。
本来、絵本は文章を絵が補足しているものは良くないのですが、
この幻想的なおはなしを素晴らしい絵が読解を促してくれます。
人を惑わすものが世の中には多いものです。自分をしっかりを持っていなければ、つい誘惑されてしまいます。
宮沢賢治がそんな思いでこのおはなしを書いたとは思いませんが、現代の危うさを予見していたのではと思ってしまいました。
みなさんの素晴らしいレビューに、宮沢賢治の魅力を教えていただきました。
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絵本の幅が広がった!
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投稿日:2015/08/04 |
物語のような語り口ですが、内容は興味深い情報です。
動物にまつわる数字に忠実に絵も描かれています。
ついつい数えてしまいます。(信用していないわけではないのですが)
最後のタツノオトシゴのあかんぼうを数えている途中で断念してしまいました。
つやのない紙で優しい色彩の絵がいいです!
夏休みに親子でゆっくり読むのに最適な本です!
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思いがけない仕掛け
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投稿日:2014/12/20 |
わが子が通った幼稚園では毎年、杵で餅つきを体験させてもらえました。
こんなことがなければ経験することはなかったでしょう。
もちつきの出前サービスとは、面白いですね。
これだけで心惹かれます。
大きなウスを、なんと玉乗りのように上に乗ってころがして行くのです。
お正月前以外は、この芸で食べていけそうです。
ただお餅を作るだけの絵本ですが、楽しい仕掛けがあって、一緒にお餅つきをできるんです。
わらべうたと一緒で、ぺったんぺったんとリズムよく唱えると、心が落ち着いてくるようです。
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伝えること
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投稿日:2014/12/20 |
字の書けなかった少年の頃に残した日記は、マッチ箱に思い出の品を入れておくこと。
それをひ孫に見せながら、その頃の苛酷な思い出を話し聞かせます。
マッチ箱を開けながら、つぎはどんなお話が入っているのか楽しみになってきます。
辛い話もこんな演出があったら耳を傾けられます。
まねをしてみたいと思わせてくれますね。
自分の話を聞いてもらいたいときに、工夫が必要だと感じました。
このおじいさんはそんな計算などないでしょうが・・・
温かい絵がこの物語にぴったりです。
おじいさんの部屋に置いてあるものを興味深く見れました。
もしかしたら、博物館なのでしょうか。
女の子が飛行機のなかで箱に入れているものはなんでしょうか。
おじいちゃんにもらったものもあるのかな。。。
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想像がふくらみます
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投稿日:2014/12/20 |
おばけの絵本はたくさんありますが、この絵本はおばけと人間の家族の暮らしを対比させていておもしろいです。
家族構成も同じで、人間もおばけも子どもは同じ保育園へ行っています。
違うのは人間は昼間、おばけは夜に行くのです。
お父さんも仕事へ行きます。おばけのおとうさんの仕事は人間を驚かすこと。
お母さんは家事をします。お買い物はおばけマートでします。
面白いものばかり売っています。
おばけも食事をするんですね。
自分たちと違った生活するものたちがいるんですね。
いろんな地方や外国の風習が違うのと同じです。
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冬にぴったり
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投稿日:2014/12/20 |
寒くなって、あたたかいふとんをさがす虫たち。
途中でしもばしらから降りれなくなった虫が、ががいもの種があたたかいと教えてくれます。
ががいも?早速ネット検索!
見たことの無い植物です。
実の中に綿毛がたくさん詰まっています。
絵本ではどんなふうに描かれるのか楽しみにしながらページをめくります。
虫たちにとってががいもは巨大なんですね。
新しく仲間も増えてひっぱっていきますが、なかなか大変。
親切なねずみが助けてくれました。
そしていよいよ、ががいもの実から綿毛を出します。
期待通りのふわふわの綿毛です。
虫たちの達成感と喜びが伝わってきます。
自分も綿毛に包まれたように思えますよ!
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守られている安心感
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投稿日:2014/12/08 |
「やかまし村シリーズ」などで知られる作者の絵本で、こんなに素敵な本があったなんて感激しました。
見開きの切り紙で小人が浮かんでいて、ここからもう感動が始まります。
そして次のページには、ちいさなランタンを持った小人の絵があります。
ある農場でみんなの寝静まった真夜中に、小人はみまわりをするのです。
牛、馬、羊、にわとり、そして人間。そっとそばにいって話しかけます。
冬はきて、またさっていくもの ・・・・
じーんと心に沁みてきます。
私のそばにもこんな小人が来て、話しかけてくれているのかと想像するだけで、心が温かな安心感で満たされます。
小人は人間の目には見えませんが、雪に足跡を残すそうです。
足跡だけが小人の存在を知ることのできるものなんですね。
幸せな余韻の残る絵本です。
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