話題
まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

Mica(⌒▽⌒ノ

その他の方・50代・愛媛県

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自己紹介
諸事情で気分が塞がってしまっていたとき、
絵本ナビさんと、数々の絵本に出会って、絵本が大好きになりました。
レビューを書くのも好きなので、本当に楽しんでいます。
好きなもの
明治モダン、大正ロマン、昭和レトロ。
ビスケットやオレオクッキーのモチーフ雑貨。

Mica(⌒▽⌒ノさんの声

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なかなかよいと思う やきたてのお話♪   投稿日:2014/06/18
どんぐりむらのぱんやさん
どんぐりむらのぱんやさん 作・絵: なかや みわ
出版社: Gakken
どんぐりですよ!

パン屋さんですよ!

そしてこのタッチ、色使い。
こどもたちも、ママも、もうぜったい好きでしょう?

こどもたちが一度は憧れる「パン屋さん」というおしごと。
だけどパン屋さんは朝早くからとっても忙しい!

「ふたつぶのこども、だって」

「どんぐりさんのリュックは、きっととっても小さいよね」

「おしごとをするママはとっても大変なのね」

可愛らしく描かれた表情や、お道具を見ながら、
親子でいろんなお話を追加できそうですが。

絵を見るだけでも十分な可愛らしさ、楽しさなので。

まだストーリーが理解できないちっちゃい子から、
仕事に追われる大人の休憩時間にまで、
想像力や心の和みへの貢献度が高そうな絵本です。
(そしてもちろん食欲にも!)

さぁ、今日も。
やきたてのお話で美味しい時間をいただきましょう♪
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なかなかよいと思う 心がふんわりするお話です   投稿日:2013/01/29
ゆきのひ
ゆきのひ 原作: くすのき しげのり
文・絵: いもと ようこ

出版社: 佼成出版社
いもとさんの描く動物たちは、
元気そうで、温かそうで、柔らかそうで、
いつも愛に溢れていますね。

私がこの物語を選んだ理由は、
姪の「ゆきちゃん」に、
「ゆき」がテーマの絵本を贈る習慣があるから。

小さな心にとって、
なかなかに勇気が必要な言葉「ごめんなさい」。

今はもう高校生になったゆきちゃんに、また、
この絵本を贈りたくなりました。

相手への思いやり、素直な心、許す心、
忘れて欲しくないものがたくさん詰まったお話は、
ゆきちゃん自身の思い出も、
たくさん引っ張り出してくれる気がします。

この愛らしさですから、心の深いところにも、
スルスルっと、すんなり入り込んでくれそうですね。

パティシェを夢見ているゆきちゃん。
彼女なら、並んだ雪だるまたちのページで、
きっと笑顔でこう言うのです。

めっちゃ可愛くて、めっちゃ美味しそうやね!!
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ふつうだと思う ちょっと残念…だと思ったら!   投稿日:2013/01/28
花の神殿
花の神殿 作: キース・モーズリー
絵: パトリシア・ウィッティカー
訳: 三村寛子

出版社: 大日本絵画
花が好きな母(60代)の誕生日用に購入したのですが、
サブダさんのファンの私に取っては、仕掛けが甘くて残念な感じ。
恋愛の訳詩も、ちょっと難しい感じで、
年配の女性向きではないんじゃないかなぁ…

母の好きな色のリボンをかけて、準備はしたものの、
乗り気じゃなく、(失敗したなぁ…)という気持ちで一杯。

だったのですが!

母は最初「え〜?絵本〜?」という顔で受け取ったものの、
ページをめくったら…
「これすごく綺麗!
 絵本って聞いてたけど、大人の詩で素敵!ありがとう!」
と、こっちが驚くほど、とても喜んでくれて。

逆にこちらが、嬉しい贈り物をいただいた気分になれました。
思い切って購入して大成功でした。

(でもまぁ「しかけ絵本」としてのレベルを評価するなら★3つ)
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自信を持っておすすめしたい 自信をくれる本   投稿日:2012/05/31
はじめての哲学 生きる意味
はじめての哲学 生きる意味 文: オスカー・ブルニフィエ
イラスト: ジャック・デプレ
訳: 藤田 尊潮

出版社: 世界文化社
若いころは、
他人に自分の考えを知って欲しくて、
一生懸命言葉を選んで並べたものでした。

今は、
相手の考えを知りたくて、聞かせて欲しくて、
一生懸命頷きながら耳を傾けます。



様々な考えを受け入れるために、
頭や心を常に柔らかく開いておきたいです。

難しいことを、
易しく変換できる人間になりたいです。

そんなことを常日頃思う私に、
この絵本のシリーズほど、
ぴったりなツールはありません。



学校で習う道徳にも、こんな教科書が欲しいですね。

子どもたちが、
みんなと考えの違う誰かを攻めなくてもよいように。
他人と考えの違う自分を、責めなくてもよいように。
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自信を持っておすすめしたい 絵本は、愛情そのもの。   投稿日:2012/02/28
幸せの絵本ー大人も子どももハッピーにしてくれる 絵本100選
幸せの絵本ー大人も子どももハッピーにしてくれる 絵本100選 編: 金柿 秀幸
出版社: SBクリエイティブ
絵本の効能には、
親子間の気付きが多く挙げられると思いますが、
子供のいない私の場合は少し違っています。

自分自身の育て直しです。

ファーストブックを見て、
楽しいと感じて、可愛いと感じて、
自分の目を触って、顔を触って、
そうそう、人間はそれだけの生き物だよ、
それ以上にはなれないし、それでいいんだ。

そう感じたことで、心がストンと素直に返り、
暗く長いトンネルを抜けられた経験を持ちます。

なので、
どうにもうずうずする感情を持て余してしまう子たちにも、
そのお母さんお父さんにも、
優しい効能があるような気がします。

ただ、あまりに苦しいときは、
メッセージの強すぎる文章は避けた方がいいです。
同調できない自分を責めてしまうからです。

そういう時、こういうガイドブックが本当に本当に有り難いのです。
少しずつテイストを見比べることで、
「これは好き」「これはまだ強すぎる」と判断できますから。

絵本は子供だけのものじゃありません。

様々な人たちのために、様々な作家さんが、
とびきり素敵にラッピングしてくれた、愛情そのものなのです。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う ひたむきな心の物語   投稿日:2011/08/18
でも、わたし生きていくわ
でも、わたし生きていくわ 作: コレット・ニース=マズール
絵: エステル・メーンス
訳: 柳田邦男

出版社: 文溪堂
子供は、目の前の出来事にその場その場で対応します。
考え方が大人のように複雑ではないからこそ、
その足りない言葉の中にくっきりと浮かぶ真実があります。
その不安定な表情に、隠し切れない真実があります。

先の震災で親を亡くした子供は、1500人にもなるとか。
みんな寂しいでしょうね、辛くてたまらないでしょう。

時には思い出し、大きな声で泣いてください。
時には忘れ、大きな声で笑ってください。
そして、
命を大切に、新しく手に入れたものを大切に、
まっすぐ生きて行きましょうね。

パパやママにいつか会えたら、その時ほめてもらえるように。
自慢話やお土産話も、たくさんたくさんできるように。

心強い応援団長、ネリーの声が聞こえて来ます。

「あなたは1人ぼっちじゃない。強く生きて行きましょう、私と一緒に。
大丈夫。私たちは必ず、誰よりも優しい人間になれるのだから。」
参考になりました。 5人

なかなかよいと思う 少年の日の思い出   投稿日:2011/04/01
ぼくと おおはしくん
ぼくと おおはしくん 作・絵: くせ さなえ
出版社: 講談社
このお話を読んで、一度も「懐かしい」と言わない人がいる?

それが第一の感想です。

小さい生き物を自分だけのものにしたい気持ち、
年上の友達をかっこいいと思う気持ち、
年下の友達に優しくしてあげたい気持ち、
橋の下に基地を作りたい気持ち、
親友と秘密を共有したい気持ち。

誰もが経験したことのある、
無邪気で純真で、照れ臭いほど一生懸命な思い出。

そしてこの絵。

緑がいっぱい、水がいっぱい、
活き活きと溢れ出しそうな、力強い情感でいっぱい。

関西弁もいいですね。
標準語よりノスタルジックに思えます。

こんな思い出は、
少年たちにとっては日常であり、何でもないことなのですが、
大人になってから思い出した時にキラキラと輝き出して、
一生心を支えてくれる宝物となるのです。

作者くせさなえさんの周りにも、おおはしくんのように、
かっこよくて優しい男の子が存在したのではないでしょうか。

どの子供の周りにも、ぜひ、
おおはしくんのような友達がいて欲しいと願ってしまう、
そんな、瑞々しく匂う夏草のようなお話です。
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なかなかよいと思う 7歳の姪が大喜びです   投稿日:2011/02/01 16:49:00
ロボット型 絵本
税込価格: \3,256
姪がうちに遊びに来た時に、一緒に組み立てました。

女の子だし、どうかなぁ、興味持つかなぁ…?と、
少し心配していたのですが、
工作が大好きな姪は本当に気に入って、
「そらくん」という名前まで付けました。
(青いから、らしいです)

そして、厚紙で作ったカバンを持たせたり、
ままごとをして、何やら会話をしたり。

帰る時には、「そらくん、おうちに帰ろう」と言いながら、
バラして、本に戻して片付けています。

そして、また遊びに来ると、
「そらくーん!」と言いながら本棚に駆け寄り、
また組み立てて遊んでいます。

お腹を押すとしゃべりますが、
「ハロー、レッツプレイ!」と言ってるのか、
「ハロー、ベストフレンド!」と言ってるのか、
私にはよく聞き取れないのですが、
まぁどっちでもね、楽しい言葉ですよね。

出したり片付けたり、大事に触ったり。
楽しいだけじゃなくて、色んなことが学べる気がします。

なかなかよいと思う 想像力が広がるお話   投稿日:2010/12/28
もりのおくのおちゃかいへ
もりのおくのおちゃかいへ 作: みやこし あきこ
出版社: 偕成社
なぜでしょう。

涙が出ました。

ものすごい大冒険じゃないのに、
ものすごい悲劇でも、ものすごい喜劇でもないのに、

温かくて、温かくて、優しくて、
じんわりと胸が詰まって、鼻の奥が痛くなりました。

少ない色が、見るものの集中を誘うのか、
主人公の気持ちを引き立てているようです。

そしてたくさんのカットケーキのページ。
あれは絶対、子供が大好きなページになりますね。

それと、このお話はきっと、その後の想像も楽しいのです。

動物たちはどこへ行ったんだろうね。

帰り道も、そっと見送ってくれたかもね。

いやいや、もうすっかり忘れて、
仲間たちでお祭りのように盛り上がっているかもね。

つぶれちゃったケーキはどうなったのかな?
みんなで笑いながら食べたかな?

そしてまた迷子を招いて、送り届けてあげたりするんだろうね。



白い文字が、ちょっと読みにくいところもあったので、
読み聞かせの時は、
予習してから、ゆっくり読んであげてください。

難しいお話ではないので、幼い子にも向きますし、
作文がかけるくらい大きくなったら、
続きを書かせてみたりするのも面白いですよね。

ストーリーに決め付けのない、いい本だと思います。
参考になりました。 2人

なかなかよいと思う 「あきらめないこと」が呼ぶ力   投稿日:2010/09/10
シニガミさん
シニガミさん 作・絵: 宮西 達也
出版社: えほんの杜
そうですね。

「死」は、考えれば考えるほど理不尽なものです。

少しのタイミングで助かることもあり、
少しのお金の不足で助からないこともあり。

体が弱くても助かることもあり、
体を鍛えていても助からないこともあり。

瀕死の大怪我から助かることもあり、
わずかな傷口が元で助からないこともあり。

人の努力、心がけ、それだけでは測りきれない何か。
確かに「シニガミ」はいるのでしょうね。

でも、もっとすごいのは、

シニガミの心さえ変えてしまうような、
りんとした勇気や、あたたかい純真があるということ。
あきらめないことが呼び込む力は大きいということ。

『決められていると思えた運命でも、変わることがある』

何かにつまづいてしまった心に、そっと訴えるものがありそうです。
参考になりました。 9人

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