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感情移入
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投稿日:2006/11/15 |
図書館で、このタイトルを見て、すぐに手に取りました。
だって…息子と一緒なんですもの!!
5才にして、年中さんにして、世界の半分は、おそらくおかあさんで構成されているであろうと思われる息子。
(これは断じて、うぬぼれではないはず)
表紙をみて、母は確信します。
この絵本はきっと、甘えたのカンガルーの子どもが、最後には立派に自立する話に違いない!!
息子よ、さあささ、あなたもお母さんのお腹から、おんでなさい。
そんな気持ちを込めて、この絵本をチョイスしてしまった母なのでした。
(すまん、息子)
ところでなんだかちょっと違和感。
読み進めていくうちに、その思いが広がってくる。
なにもヘンな所はないはずなんだけど、なんで違和感があるのかな?
よくよく考えてみると、この絵本に出てくる甘えん坊のカンガルーの子ども、ベビルーは、「わたし」って言ってる。
女の子さんなんだー!!
いや、もちろん女の子さんで言い訳ですが、
つい、このベビルーの甘えたぶりが、息子をほうふつとさせて、
つい男の子だと思い込んでしまったわけです。
必要以上に感情移入してしまった私なのでした。
この絵本のベビルーは、お友達に誘われて、最後袋から出てしまいます。
ええ、私、「しまいます」と書いてしまいました。
だって、なんだかさびしい気持ちなんですもの…
甘えん坊さんをお持ちのお母様、この絵本は感情移入してしまう絵本ですので、どうぞお気をつけて、お読みくださいね。
(というか、上手、下手はあるかもしれませんが、甘えん坊でない子どもって、いるのかしら?)
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妖精さん
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投稿日:2006/11/12 |
シシリー・メアリー・バーカーの名を知らなくても、
この絵をご存知の方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
自作の詩に、絵を添えた「花の妖精」シリーズが有名ですが、
それよりも日本人に広く名を知らしめたのは、
某製菓メーカーのチョコレートのおまけとして入っていた、フラワーフェアリーカードです。
何を隠そう、その昔私も、このカード欲しさにチョコを食べまくり、
虫歯をたんとこさえました。
彼女の繊細で細密な少女や動物、花たちの絵は、読み手を物語に、ぐっと引き込む力があります。
この本は児童書なのですが、1938年に出版されており、読むと昔懐かしい香りがします。
善良な、正しい心を持つ可憐な少女は、
船のりの父と離れてくらすことになります。
けれど、少女の世話を頼まれた女性は、なんとも欲深な人間。
彼女に虐げられ、少女は着るものもままなりません。
けれど、その昔、少女の父が助けた白鳥が、彼女を救いにあらわれます。
…ね、なんだか懐かしい響きじゃありませんか?
いまどきの児童書には、あまりないテイストかもしれません。
でもついつい先を急ぐように読んでしまうのですよね。
ああ、善良な女の子がこんなひどい目にあうなんて、ぜったいイヤだわ、とつい、昔にもどって、あっという間に読んでしまいました。
バーカーの挿絵、本当にしみじみと魅せられてしまいます。
少女スーザンは、純粋無垢で、まるっきり妖精そのものです。
ああ、あのチョコのカード、どうしてとっておかなかったんだろう。
今頃私は後悔しているのでした…。
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わんぱくだんの仲間
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投稿日:2006/11/11 |
ああいいな、私もこんな風に、幻の森で遊んでみたい!
そう思ってしまう絵本でした。
わんぱくだん、いつものように公園で遊んでいたのですが、
いつのまにか、そこは、森の中。
大きな木に頼まれて、かくれんぼをしていた動物たちを見つけることになりました。
さて、全員見つかるかな?
ここにも、ここにもいる!と息子は嬉しそうに指差しました。
本当に、子どもを夢中にさせてくれるシリーズですね。
きっと、息子も、わんぱくだんの仲間になったつもりなのでしょうね。
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よくぞこの絵本を世に出してくださいました
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投稿日:2006/11/11 |
とても、とても好感が持てる絵本です。
私にとって本は、物心付いたときから、一番の玩具で、友達で、世界で、一緒に人生を歩いてくれた片割れですから。
壊れてしまった一冊の本。
本屋には、たくさんの本が並んでいるけれど、
この本をなおしたいの。
ソフィーは、ルリユールの店を覗きます。
店には、「ルリユールおじさん」がいました。
なんでもかんでも、捨ててしまう今の世の中。
けれど、どうしても捨てられない、思い入れのあるものたちもたくさんあります。
愛された本は、それでなくてはなりません。
決して、他の物では、かわりにはならないのです。
ソフィーの気持ち、よく分かります。
ですから、本の好きな方は、ソフィーになりかわり、
ルリユールおじさんの仕事を、魔法のように思うのではないでしょうか?
あの仕上がった本の、なんと見事な事…!
「ルリユール」職人としての、彼の誇りも垣間見えます。
地味すぎるほど地味な話ですが、本好きにはこたえられません。
いせひでこさん、よくぞこの絵本を世に出してくださいました!
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今回は、園児がせんせい?
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投稿日:2006/11/10 |
のびのびえんには、かわったせんせいがいる。
だぶだぶののらねこ、その名も「どらせんせい」
今日は、海へ遠足。
もちろん、のらせんせいも…車にのって、付いてくる。
(自転車みたいに、足でこぐ、玩具の車だけど)
木の棒の、釣竿を手に、魚を取る気満々のどらせんせい。
けれど、なかなか魚は釣れない。
意地っ張りな、どらせんせいの様子が、なかなかかわいいです。
「せんせい」と名がついているけど、
この絵本では、まるで、園児の方がお世話役ですね。
獲物を逃した後、くやしがって、
「いやいや、あの手ごたえは大物だった!」という様子が実に面白いです。
特に、しかけにもなっている部分が笑えます。
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夢も現実も一緒に楽しもう!
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投稿日:2006/11/10 |
お父さんは明後日出張。
お母さんも明後日出張。
さて、僕はどうなるの?
そんなこんなでおじいちゃんの家へおとまりになった僕。
でも…ぼくはおじいちゃんのことを、あまりよく知らない。
現実と夢の境目があやふやで、そのどちらもいったりきたり出来る絵本です。
もちろん、夢と現実はまったくの別物ですから、
同居させようとすると、いろいろと無理が出るはずなのですが、
この絵本に限っては、このへんのさじ加減が実に絶妙。
ほれぼれしてしまうほどです。
息子が気に入ったのはもちろん、
母である私もいっぺんで大好きになりました。
魚屋で魚釣りとか、ワニにたべられそうになるおじいちゃんを僕が助けるシーン、
また僕がおさるになるシーンなどは、大人が思わず噴出してしまうのではないでしょうか?
こんなおじいちゃんの家は、僕だけではなく、母だって止まってみたいものです。
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動物いっぱい
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投稿日:2006/11/10 |
なんじゃい、その動物は?!
と突っ込みいれたくなるような、レアな動物もとりまぜて、くりひろげられる、動物しりとりの絵本です。
しりとりだけかと思いきや、これはちょっとした図鑑でもあります。
(あきやまさんの味付けなので、ちょっとくせがあって楽しめます)
普段よくお目にかかる動物だけではないので、子どもも母も興味津々です。
また、簡単な音読の絵本としても、つかえますよ。
(親が読むとあっという間の絵本ですが、子どもに読んでもらうと、結構ゆっくり楽しめます)
そして、しりとり、図鑑だけでは終わらず、最後にお話がちゃんとあります。
このかっぱくん、とってもいい味だしていて、いいなあ。
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愛情深い一冊
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投稿日:2006/11/10 |
ゴフスタインが、ご主人に捧げた絵本、と以前から聞いていたので、
とても気になっていた絵本でした。
この絵本は、文章がまるで童謡のようで、とても優しい響きです。
小さなお子様に喜ばれそうですね。
仲のよい、羊と女の子の様子が描かれた絵本で、
他愛がないのかもしれませんが、心くすぐられる絵本です。
ご主人に捧げた、という絵本ですが、
女の子はゴフスタインご本人なのかな、とおもいきや、
羊の方がそうなのかな、という気もします。
もしかしたら、そんなことなど、作者ご本人は考えていないのかもしれません。
ただ、最後の一言。
ーそうして ぴったりよりそった
これがとても愛情深く感じられて、素敵な絵本だな、と思いました。
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おでんなのに
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投稿日:2006/11/07 |
我が家では、おでんは結構特別なご馳走。
けっして見栄えのする食べ物ではないのですが、
あちあちふうふう食べると、この世で一番うまいものではないか、と勘違いしてしまう程です。
いや、何がいいたいのか、といいますと…
このお話、表題に「おでん」とついているし、
見開きにも、しっかりおでんのシルエットが描かれているので、
さぞかし、おでんが印象的に描かれているのでは、と期待しまくっていたのです。
でも…確かに昆布巻きの登場はありましたが、
ひらたおでんさんが、あまり「おでんおでん」していないのが、ちょっと…残念、かな?
ぜひ、夜食におでん、そして朝もおでんを召し上がっていただきたかったのですが…
まあそのことはさておいて。
「ひらたおでん」の活躍ぶりには、胸がすきます。
見るからに、いい男ですしね。
大して、悪者は悪者として、くっきりと描かれているので、息子にも分かりやすく、感情移入がしやすかったようです。
かぶへいも可愛い!!
でも…おでんが…おでんが…おでんなのに…
(ハイ、しつこいです)
次のお作では、おでんをもっとピックアップしてくださいね。
待ってます。
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まっすぐ
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投稿日:2006/11/07 |
毎回、ティモシーとサラの絵本のレビューを書くと、書いていることだと思うのですが…
やっぱりこのお話も実にまっとうです。
まっすぐ直球、ストライクゾーンど真ん中。
一対一で、真正面からゴールキック!という感じです。
とうのたった大人が読むもんじゃないよなあ…なんて思っていたのですが、
不覚にも、最後では、感情が高まってしまいました!
息子の大好きなこのシリーズ、もう何冊も読んでいるのですが、
慣れというのはおそろしいもんだ、と思いつつ、
子どもといると、「まっすぐ」な物に触れる機会が多いので、つい感化されるのかな、とも思います。
双子とマギーの心の交流は、子どもにとってはおそらくリアルだったと思います。
サラに風邪をひかせてしまったマギーの後悔、
約束を守れないサラのつらい気持ち。
そして…
優しく抱擁して慰めてくれるサラのお母さんの温かさは、絵本を読んだ者に、ダイレクトに伝わるのではないでしょうか?
私が感極まったラストには、息子も大喜びで、「すごーい!」と言っていました。
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