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誕生
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投稿日:2006/11/07 |
表紙に描かれた、たまごと、こっそり顔をのぞかせている恐竜。
それがとっても可愛くて、図書館で借りてきました。
恐竜が走っていきます。だだっく だだっく。
その様子を見て、森中の動物たちが、付いていきます。
「恐竜さんの、はじめての赤ちゃんが生まれるんだ」
正直なところ、ただ、それだけなんです。
付いてきた動物たちは、恐竜の赤ちゃんの誕生の場に居合わせる、という、それだけ。
けれど、このシンプルな形が、命の誕生、という、この絵本のテーマをくっきりと浮かび上がらせます。
どちらかというと、小さなお子さんむきですが、
森中の動物たちが付いてくるシーンが、幼稚園児の息子にも受けました。
弟か妹の生まれるご予定のお家で読んで差し上げて欲しい一冊だと思います。
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へえーへえー
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投稿日:2006/11/07 |
表題どおり、「大きくなったらなんになる」というテーマの絵本なのですが…
これが実に細かい。
大きくなったら、船長さんになる。ふんふん、そうですか。
いえいえ、それでお話は終わりません。
探検して、獣にあったり、人食い植物とたたかって、嵐にあって、おばけどりにつかまって、海に落とされて、いるかに助けられて、海のそこから宝箱を引き上げるの!
…長い!!
子どもの想像力って、なんてすごいのでしょうね。
この想像は、船長さんバージョンだけではありません。
宇宙飛行士バージョン、猛獣使いバージョン、発明家バージョン、園芸家バージョン、水泳のコーチバージョンと、
まあ、なんとバリエーションに飛んでいることでしょう!
子どもは、一生懸命耳を傾け、へえー、へえーと感心していたようです。
正直、読む方は、最後の方、ちょっとうんざりしてしまったのすが。
落ちが、ちょっとビターで面白いですね。
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だってこっぱずかしいんだもん!
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投稿日:2006/11/07 |
内容的に、子どもにあまり読み聞かせる気にならない絵本です。
でも、大人は面白い。
ヒーローも恋をする。じたばた思い悩む。天にも昇る心地にもなる。
そんな様子が描かれています。
絵本として…あらゆる意味で、反則ぎりぎりの絵本かもしれませんが、私は面白く感じます。
特に私はバルタンとその彼女のお話がとても好きです。
いいよなあ…この2人。
でももちろん、ウルトラマンのお話なもんですから、
子どもも興味津々。
でもね、これは、読んでっていわれても…ぜーったい、読んであげない!!
だって、親が子に愛だの、恋だの説くのって…
結構こっぱずかしいですもんねえ。
子どもに上手にお話される方ももちろんいらっしゃいますけど(そういう方は素直に尊敬です)、
私には無理!!
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かわいいじゃなくて、食べちゃいたーい!
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投稿日:2006/11/07 |
だぶだぶのオーバーをきたような、ふとっちょねこ、どらせんせいと、のびのびえんの子どもたちとせんせいとの交流を描いたものです。
このシリーズを何作か読ませていただきましたが、本当に、細部にわたり、よく出来ているシリーズだと思います。
げらげらと笑わせたかと思うと、ハラハラさせてくれる。ほっとしてから、少ししんみりとさせて、そして最後にまた笑わせてくれる。
読み手としても、聞かせ場がたくさんあります。
また、このどらせんせいのキャラクター設定が、絶妙なのです。
主役…なわけではないと思うのですが、
この存在感の、まあ大きなことといったら、ありません。
呼ばれたら、返事は「ハイ」ではなく、「にゃおん」
ドレミファソラシドではなく、「どらねこそらきた」
おしっこはトイレでなくて、砂場だし、
お弁当は、お箸を使わず、口で食べる。
すべりだいは、上からではなく、下から。
子どもはこのへんでおおうけ。
にやにやしながら次の展開を待っています。
「いけない」とは分かっているけど、自分のかわりに、誰かがそれをおおっぴらにやってくれるのを見ているのは、結構楽しい…のかもしれません。
このお話の最大の面白さは、表題でもある「たべちゃいたーい」という言葉です。
ひよこを見て、「かわいい」という園児に、「かわいいではなく、食べちゃいたーい」というように!と指導?するどらせんせい。
さてさてこの言葉、お話の中で、どのように使われているか。
これが実に絶妙なのです!
ぜひたくさんの方に、お手にとって確かめていただきたいです。
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うそつきはどろぼうのはじまり?
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投稿日:2006/11/07 |
まず、ごーちゃんのキャラがいいですね。
朴訥としたかんじのこの男の子。
まさに、このお話にぴったりです。
ごーちゃんは、園の先生に聞かれます。
「いちごとメロン、どっちがすき?」
思わずメロンと答えますが、よくよく考えると…いちごだったかも。
結果的についてしまった嘘。嘘をついたらどうなるの?
なになに? 「うそつきは泥棒の始まり」だって?!
「しかたないからおおどろぼうになろう」
さっそく何かを盗もうとするごーちゃん。
でも、泥棒になろうとしても、なかなかうまくいかない。
ユーモラスな絵本です。
ただ、どうしても、これはやりすぎなんじゃ…というかんじがするのが、鳥の卵を盗むこと。
盗んだら大事に育てよう、とフォローする部分もあるんですが。
それと、個人的な意見なんですが、どうも楽しませようとする作者の意図が露骨に見え隠れするような気がするんです。
この発想は確かにおもしろいけど、ちょっとわざとらしい気もするなあ…と思ってしまう絵本でもありました。
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女の子らしくも、豪快な想像力
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投稿日:2006/11/04 |
評判の高い、この絵本。
けれど、表紙を見て、女の子むきかなあ…と敬遠していました。
でも実際読んでみて…
なんでもっと早く、読んでおかなかったの!とちょっぴり地団駄を踏んでしまいました。
確かに、「女の子」向きなんですけどね。
「髪をうんと伸ばしたい」という、実に女の子らしい想像力を働かせるまあちゃん。
けれど、女の子らしい夢なのに、実に豪快で、すばらしい!
うちの子供は男の子ですが、このスケールの大きさに驚き、大変にこの絵本を楽しんでいました。
ただ、私はいわゆる「くるくる」のパーマをかけないので、そこのくだりは分かりにくかったようですが。
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七色のキャンディー
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投稿日:2006/11/04 |
実にまっすぐなお話です。
相変わらずのあまーいお話。
私は変わり者ですので、こういったものはクセがなくてどうもね…なんて思っていたのですが。
なのにまあ、この本の、読後感のすばらしい事といったら、どうでしょう!
サラは、手作りジャムのおすそ分けのお礼に、キャンディーをもらいます。
色とりどり、七色の、全部違う味のキャンディー。
一人で全部食べちゃおうかな?
でも、サラは思い直します。
みんなにひとつずつ分けてあげよう。きっとそのほうが、楽しいもん。
でも、最後のひとつだけは、誰にもあげないの。
一番嬉しい事があったとき、食べるんだ!
あげる人にぴったりのキャンディーをサラは選びます。
お母さんにはミルク、お父さんはみかん、ティモシーはぶどう。
キャンディーをもらった人たちとサラの、楽しそうなこと!
ただ、それだけのことなのに、とても嬉しそうで、読んでいるこちらも幸福な気持ちになります。
さて、サラは、最後にひとつ残ったキャンディーをいつ食べるのでしょう?
嬉しい事があった時に食べると決めたキャンディー。
このお話の展開が、実に王道なのですが、本当に幸福感いっぱいになるのですよね。
あまりに素直すぎて、あっけにとられつつも、サラの気持ちに同調できて、素敵な気持ちでページを閉じることが出来ます。
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すばらしく面白いころんちゃん
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投稿日:2006/11/04 |
実に、あきやまさんらしーい作品ですね。
相変わらず、この独特の絵で笑わせてもらえます。
このころんちゃんが、実にいいキャラクター。
小さいけれど、ちょっとだけなら、火もはけるし、飛べるし、石も持ち上げられる。
この得意満面な表情といったらもう…
なでなですりすり、かいぐりかいぐりしたい気持ちにさせられます。
ころんちゃんだけでなく、登場する怪獣も、思わず、ページをめくった途端、ぶほっと噴出してしまうほど、面白いです!
あきやまさんらしいのは、絵だけではありません。
親子の絆もユーモラスで楽しく描かれています。
これは、ぜひ、次のお作への期待も膨らみます。
数々の人気シリーズをお持ちのあきやまさん、
大変だと思いますが、こちらも、どうぞお忘れなく!
期待してますからね〜!!
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幻想的
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投稿日:2006/11/04 |
実は、この絵本を、児童用ではなく、絵本のコーナーで見つけた時には、目を疑いました。
もう20年も前の話になりますか、「ウンタマギルー」という映画を見たことがあります。
沖縄を舞台にした映画で、本土出身の私としては、実に目に鮮やかで、エキセントリックな映画でした。
幻想的なんですが、多少政治のお話も入るし、ちょっとこれは子どもにはまずいのでは、と思うシーンもあったのでびっくりしましたが、
元々は沖縄地方に伝わる伝承物語なのですね。
味があり、大変面白く読ませていただきました。
主人公の運玉義留(うんたまぎるー)をめぐる、実に幻想的な物語です。
彼は、恋した美しい娘のマレーが、本当は年老いた豚である事を知ってしまいます。
真実を知ったギルーは、マレーの父(飼い主?)である製糖工場の親方に追われ、神の森であるウンタマ森に逃げます。
森に住む、ガジュマルの妖怪、キジムナーは、彼に空中浮遊の術を教え、彼はその事を利用して、金持ちから金品を盗み、施しを与える義賊となるのです。
沖縄の伝承なのですが、これが奇妙で、実に魅力的です。
ただ、ハッピーエンドなんだか、アンハッピーエンドなんだかよく分からないので、
この味が分かるような頃のお子さんでないと、読むのに苦労するかもしれません。
(普通に考えればアンハッピーエンドなのかもしれませんが、多少頭が重いけど、これでもいっさーなんて、ギルーは言うかもしれませんので)
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君はうそつきじゃない
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投稿日:2006/11/02 |
ひみつをおしえてあげようか?
ぼくの部屋の机の下に、小さなおばけが住んでるの。
いつでも僕の味方。
学校でしかられると、はげましてくれる。
お母さんにお小言言われてべそかいていると、一緒に泣いてくれる。
不思議なおばけの魔法で、お古の自転車も新品のかっこいいのに早がわり。(僕しか見えないんだけど)
犬が欲しいな、と思ったら、出してくれる。(僕にしか見えないんだけど)
意地悪な友達がいても、おばけといっしょなら…
子どもの空想の世界が広がっています。
昔、本で読んだのですが、空想上のお友達を持っている子どもは、けっこういるのだそう。
大人になってしまうと、空想は結構気恥ずかしい物になるのですが、
子どものうちは、とっても楽しい魔法のようなものかもしれません。
ちなみに、うちの息子に聞いてみました。
この二点。
おばけの出してくれた犬は、本当にいるかしら?
このおばけ、本当にいると思う?
なるべく夢を壊さないように聞くのに苦労しました。
「いるかいないか」これ、この絵本の醍醐味のような気がしたので…ぜひ聞いてみたかったんです。
答えは…「この犬はいないと思う」
「でもおばけは本当にいると思う」
うちの息子は、年中さんです。
彼は、まだ半分夢の中。
でも、ぜひ、その微妙な立場をうんと楽しんで欲しいと思いました。
この絵本は、そんな子どもたちにぴったりだと思います。
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