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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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カオリンゴカモシレナイ

ママ・40代・大阪府、男の子12歳 男の子6歳

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自己紹介
読んだり書いたりが好きな主婦です。
好きなもの
読書とコーヒー
ひとこと
子供と一緒に絵本を読むと、我が子が何倍も可愛く思えて来るので、読み聞かせが好きになりました。

カオリンゴカモシレナイさんの声

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なかなかよいと思う 本当のことを言っていい。   投稿日:2021/08/28
ほんとうのことしかいえない真実の妖精
ほんとうのことしかいえない真実の妖精 文: マット・ヘイグ
絵: クリス・モルド
訳: 杉本 詠美

出版社: 西村書店
我が家にも、本当のことしか言えずに、仲良しのお友達を怒らせてしまったり、大好きなお父さんを苛立たせたりしてしまう9歳の妖精さんがいます(笑)。大好き同士なのに大ゲンカになったり、声が枯れるほど泣いたり、子供ながらたくさん辛い思いをしているなぁと親として感じます。

そんな息子にとって、このお話はかなりツボだったらしく
「お母さん、これすごく面白いから読んでみて!」と勧めてきてくれました。

率直に、彼がどう読み取ったかを知りたくて、
「嘘はいけないことなのだから、『ほんとうのことしか言えない』というのは良いことなのではないのかな?」と聞いてみたところ、

「うーん、確かにそうなんだけど、、、でもこれは良くないと思う。言い方が良くない」という答えが返って来て、息子の成長をとても嬉しく思いました。

それから一緒にもう一度絵本を読んで、
「あんなに嫌われていた妖精さんなのに、なぜアーダには嫌われなかったんだろうね?」と聞いてみたところ、
「それは、伝えにくい真実を言ったあとに、ちゃんと『言葉のはしご』をかけてあげたからだよ」と、お話の大切なメッセージをキチンと受け取ってくれていました。

9歳なりの人生経験と、素敵な本との出会い、そして周囲の人たちの愛情によって、息子にも何かが芽生え始めてているようです。
彼にも、アーダのような素敵な友達が現れることを願わずにはいられません。
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自信を持っておすすめしたい 読んだり遊んだりで、子供たちは大忙し   投稿日:2021/08/26
おばけとホットケーキ
おばけとホットケーキ 作: 新井 洋行
出版社: くもん出版
ページをめくるごとに、呪文を唱えたり、材料を見つけたり、ふーふーして火をおこしたり、子供たちはとっても楽しそうにしてくれます。

特に、ホットケーキをひっくり返すシーンがお気に入りの3歳の息子は、読む時には必ずフライ返しを準備するようになりました。ページの下に挿し込んで「よいしょっと!」と芝居っけたっぷりにホットケーキをひっくり返すので、見ている大人も思わず力が入ります。

最後のとろこで「いや食べられへんのかーーーーい!!!」と全員でツッコミを入れて締めくくる、というところまでが我が家ではお約束になってるんですが、とにかく大忙しだな、という印象の絵本でした。

「ご本じゃなくて遊んで欲しいのに!!」と、かまって欲しい気持ちが全開になっている時などは、こういうインタラクティブな絵本は大活躍ですよね。
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自信を持っておすすめしたい 歴史の絵本だけど、サイエンス風味で面白い!   投稿日:2021/08/11
ならの大仏さま
ならの大仏さま 文・絵: 加古 里子
出版社: 復刊ドットコム
夫の母が「表紙の仏さまの表情にホッとするわ。素敵」と、この絵本をとても気に入った風だったので、実はかこさとしさんの作品なんですよと説明。大人向けなのか「加古里子」と漢字で著者名が書かれていたせいか、義母もはじめは気付かなかったようで。

しかし、ひとたびページをめくると、そこは緻密で正確で臨場感あふれる「ザ・かこさとしワールド」です。巨大な大仏と、その造営に挑む人々の小ささのコントラスト。都のマップや、お堂の細密な線画の美しさ。何度もページをめくる義母は、歴史のドラマに浸り、ため息まじりに過去の偉業に思いを馳せているようでした。

日本史に疎い私も、そこはかとなく漂うサイエンス視点からの加古さんの歴史解説に好奇心が存分に刺激されました。いかに長期の大事業であったか、その熱量がいかほどであったかが伝わって来る描かれ方で、少しずつですが隅々まで眺めてしまいました。面白かったです。

10年前に義父が亡くなった時、日本中お寺巡りの旅をして寂しさを紛らわせていた義母。今はあの頃とは見違えるほど元気ですが、先日「復刻版が出たらしいですよ」と一冊プレゼントしたところ、とても喜んで受け取ってくれました。
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自信を持っておすすめしたい 大人が変わらなくてはと思う一冊   投稿日:2021/08/04
ちいさな こえが みらいを かえる!
ちいさな こえが みらいを かえる! 作: アンドレア・ベイティー
絵: デイヴィッド・ロバーツ
訳: かとう りつこ

出版社: 絵本塾出版
「完成したら教えてね!」と大人たちに言われたソフィアが、プレッシャーで押しつぶされそうになるシーンを、私は忘れることができません。

もしも私がソフィアの近くにいる大人だったら、どうしていただろう?絵本の中の大人たちと同じように、ソフィアに「すごいね!頑張って!」「できるの楽しみにしてるよ!」と声をかけ、ソフィアの活動におぶさって、何かした気になってしまわないだろうか?と、自分の中の無意識の善意と怠慢について考えてしまいました。

近ごろはSNSで意見を表明したり、署名もWebで集められるようになり、「○○した方がいいと思います」と人の意見に乗っかって、簡単に賛同できるようになりましたよね。

もちろん、「〜した方がいい」と最初に声を上げるのも勇気が要りますが、その先には知恵や努力が必要なのだと大人は知っているはずなのです。どのように考えをまとめて、どこにその声を届け、周囲を巻き込み、実現させるのか。そういう道筋をヒントとして子供たちに与え、たくさんの「ちいさなこえ」を上げる勇気を与えるのが大人の仕事なんだなぁと改めて思いました。

小さな子どもが「このまちを もっともっとよくしたい」と思い、自分にできることをしているって、それだけで素晴らしいこと。
もし、身近にソフィアのような子がいたら、声を上げる勇気を持てるよう、その熱い思いを持ち続けられるよう、自分にできることをしたい。子どもに「勇気を持ちなさい」と変わることを要求するのではなく、大人が変わる背中を見せて生きたいと強く思わされた一冊でした。
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なかなかよいと思う ノスタルジックな美しさ   投稿日:2021/08/03
チリとチリリ うみのおはなし
チリとチリリ うみのおはなし 作: どい かや
出版社: アリス館
今の私の子育て環境には、近場に海がありません。
息子たちにも磯遊びの楽しさを教えてあげたいのですが、車で数時間の距離ともなると、気軽な遊び場とはならず、「なんだか海はこわいな」と思ってしまっているよう。

チリとチリリのお話は、そんな息子たちも思わず「うわぁー!きれい」「ぼくもパフェにする!」と覗き込んでしまうような、愛らしく、楽しく、ワクワクするようなそんな海の世界でした。
海岸で貝がら拾いぐらいは一緒に行ってもらえそうな気がします(笑)

子供時代、私は海のそばに住んでいました。
「川と海の境目を見に行こう!」と川沿いを友達と自転車で走った日のことを思い出しながら絵本をめくると、ときめく絵の美しさの端々から、懐かしい潮風の香りがしたように感じました。
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自信を持っておすすめしたい 不覚にもホロリ   投稿日:2021/08/02
ゆめぎんこう
ゆめぎんこう 作: コンドウ アキ
出版社: 白泉社
ペンギン好きな息子たちがきっと気に入ると思い、意気揚々と読み聞かせを始めた私。
「ぺんぺん、かわいい!」
「このアメ、なんの夢かな?」
と、息子たちが口々にコメントを投げかけて来ます。

ほんわかと彩り豊かな絵に、子供たちのハートが一瞬でわしづかみされる姿を見て油断していた私は、奥さんの夢が見たいおじいさんの話に、不覚にも涙してしまうところでした。愛する人のことをいつまでも覚えていたいという気持ち、想像するだけで鼻の奥がツーンとなります。

夫より先に逝くだなんて、考えたこともなかったけれど、こんな風に想ってもらえるような可愛い奥さんになりたいなぁ……なんて妄想を巡らせていると、

「お母さん?」と息子たちに顔を覗き込まれて、しまった!と慌てて読み聞かせを再開。危ないところでした(笑)

子供たちにとっては、アメが美味しそうで、終始可愛くて面白いお話だそうです。
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自信を持っておすすめしたい 天才的なゆるさです(笑)   投稿日:2021/07/31
うろおぼえ一家のおかいもの
うろおぼえ一家のおかいもの 著者: 出口 かずみ
出版社: 理論社
「なんだったっけ?」「しかくいものだったようなー、、、」と、かすかに残る記憶を元に、突拍子もない思い付きで「そうだったそうだった!」とワイワイお買い物をして回るうろおぼえ一家。

お目当てのものには全くたどり着かなかったのに、お母さんも「これだったような気がするわ!ありがとう!」と戦利品たちをながめて嬉しそう。

「えー!全然違うよー!!」と大笑いしながら、次々現れるうろおぼえストーリーに子供たちも大喜びでした。

何かがちょっとでもズレていると「違う、そうじゃない」と叱られがちな昨今、大人でも「窮屈だなぁ」と思うことが多いのに、羨ましいぐらい誰も何も責めないこの世界観。素晴らしい。

思ってたのと違っても、ずっこけながらも「そうだったかな?」「こっちもいいかも?」と言いながら、柔軟な頭でブレイクスルーを生むのはこんな天才的にゆるい生き方かもしれないなぁと思いました。

冷え性のお母さんが、湯豆腐を前に温かい飲み物の入ったカップを片手に、他の家族がアイスを食べながら楽しそうに団らんする姿を幸せそうに眺めるシーンがとってもいいです。私もこんな風にゆるくて懐の広いお母さんでいたいなぁとちょっぴり憧れてしまいました。
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なかなかよいと思う 妖怪だって現代っ子なのよね   投稿日:2021/07/30
ようかいむらのわくわくなつやすみ
ようかいむらのわくわくなつやすみ 作・絵: たかい よしかず
出版社: 国土社
夏休み、毎日飽きずに「これ読んで」とこの絵本を運んで来るのは、3歳の息子。特に「だれですか? おひるねをしていないのは?」のところがお気に入りで、待ってましたとばかりにキャッキャとはしゃぎます。

ひとつ目小僧が1人起きて、扇風機の前を陣取って遊ぶ姿を見て、「『あーーー』って言ってるね。ボクみたいよね」と非常に共感しているので、自分が言われているように思ってしまうんでしょうねぇ。

畳の上に布団を広げてお昼寝をしている妖怪さんたちを指さしながら「ボクはここのお布団にねんねするよ」とニコニコ。すっかりお友達のように思っている様子です。

怖がりだけど、ようかいむらシリーズは大好き!な9歳のお兄ちゃんも、読み聞かせの時には必ず傍に。可愛らしい見た目の、「きつねび」と「すねこすり」が出てくるシーンになると、絵本を覗き込んできては「かわいいなぁ〜」とほわほわっと笑っています。

文中に名前の出てこない妖怪たちのこともとっても気になるようで、こわごわ挿絵と妖怪辞典と見比べていました。辞典は怖い絵が出てくることも多いので、兄弟で身を寄せ合って確認です(笑)

生活スタイルが変わってしまい、あまり昔話の妖怪を身近には感じられなくなってしまった現代でも、ようかいむらのお友達は、なんだか可愛くてユーモラスで、それでいてちょっと不気味な一面も。妖怪話のエッセンスが、こんな風に愛すべき絵本の存在によって伝えられて行くのだなぁと感じました。
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自信を持っておすすめしたい 愛の言葉をつぶやかせてくれる絵本です   投稿日:2021/03/17
うまれてきてくれてありがとう
うまれてきてくれてありがとう 作: にしもとよう
絵: 黒井 健

出版社: 童心社
描かれているどのママも、赤ちゃんを抱き寄せる表情がとっても幸せそうで、そこがとても印象的な絵本でした。

一緒に読んでいた2歳の息子は、
赤ちゃんのにぎにぎしてる小さなおててや、くるんと巻いた可愛らしい髪の毛が気に入ったようで、絵本の中の赤ちゃんを指さしながら、ずっとなでなでしていました。

そんな我が子の姿を見ながら絵本を読んでいると、子供への愛おしさで胸がいっぱいになります。クマやゴリラやフクロウのママのように、我が子を抱き寄せて、ギューッとしながら最後まで読みました。

読み終えて、「おかあさんのところに来てくれて、ありがとうね」と言ってみました。すると、息子がニコッとして「はい!」ととってもよいお返事をしてくれたので、笑ってまたギューッとしてしまいました。

言いたくても、普段はなかなか言えないことを、絵本を読んでいる時は言えてしまう不思議。なんだか素敵ですよね。
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自信を持っておすすめしたい サイエンス本かと思ったら、地球の物語でした   投稿日:2021/03/17
クジラが歩いていたころ―動物たちのおどろくべき進化の旅
クジラが歩いていたころ―動物たちのおどろくべき進化の旅 著: ドゥーガル・ディクソン
絵: ハンナ・ベイリー
訳: 橋本 あゆみ

出版社: 化学同人
長い進化の歴史を大きく捉えつつも、
例えば住処だったり、体の部位だったり、あらゆる角度からテーマごとの進化を追い、そこにフォーカスして描かれている説明が面白く、どこから読んでも楽しく興味深く読める絵本でした。

息子もタイトルの「歩いているクジラ」が気になって気になって、ページをぱらぱらめくりながら、「え、これがクジラ?!」と言いながら真ん中から開いて読みふけっていました。

絵画的な色調で描かれた挿絵も素敵で、眺めているだけで、太古へ思いを馳せることもできます。サイエンスを語る図鑑とも言えますし、地球そのものの物語を読んでいる気持ちにもなりました。
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