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ハロウィーンの夜は楽しくて怖いよ
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投稿日:2010/11/16 |
どこぞの牢屋から脱走してきたと思われる男が二人、表紙には割れたガラスにおびえている感じ(ここ微妙)が出ています。ページを開くたびに、モンスターとそのお仲間たちがあらわれて、とうさんオオカミおとこに10ぴきの子どもたちって具合に数が数えられるのです。うちの姪っ子にも寝る前に読んであげてモンスターとそのお仲間たちの数をかぞえさせたら喜んでいました。数字を覚える前の子どもに最適だと思います。
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はじめて絵本で泣きました
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投稿日:2010/11/06 |
100万回生きたねこは、私が初めて絵本で泣いた本です。よくNHKのテレビ絵本で100万回生きたねこの放送をやっていて、それを見て前半の傲慢な猫が自分の傲慢さとシンクロして、後半泣かせどころで泣きました。絵本で泣いているところを見られるのは恥ずかしいので、わざとあくびをしたようにみせかけたり苦労しました。
今10歳の姪っ子も生まれていないころに本屋で自分のための絵本として買いました。姪っ子が生まれ、何度も何度も読んであげて、姪っ子はまだ小さかったので、○○は大嫌いでしたと笑いながら答えていました。この本の趣旨とは違うのだよなと思いながらも読んであげましたけど、子どもには子どもの感じ方があるようです。10歳になってよくやく絵本の意味をわかりだしたのか、可哀想な話だと考え始めたようです。まだこの絵本の趣旨を理解していないようだけど、もう少し大きくなったらこの絵本の偉大さがわかるようになると思います。
最後に2010年11月5日乳がんのため亡くなられました。100万回生きたねこを書いてくれてありがとう。この絵本を大事に扱います。ご冥福を祈ります。
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大人が読んでもOKの本です
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投稿日:2010/11/02 |
とにかくル・カインの絵が素晴らしい。見ているだけでアラビアにいったようなエキゾチックな気分になれる。物語も大人が読んでも面白い。ただ、小さい子に読み聞かせようとするとページ数のわりに小さい字が並んでいるので読みにくい。ちびのための読み聞かせには向いていないなと思った。小学校5.6年生から黙読するのには推奨します
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写真をみて実際にあったことだと知りました
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投稿日:2010/10/10 |
いわたくんちのおばあちゃんは写真をとるのを「いやーよ」と言って撮りません。かわったおばあさんだねという姪っ子が言います。私は黙ってこれから声をひそめて読みます。
もうちょっと広島から疎開するのが早かったら、みんな大丈夫だったのにと姪っ子は言います。
いわたくんちのおばあちゃんに残されたものって家族全員の記念写真だけだったのですね。最後のページの写真が載っているから、この物語は創作じゃなく、実際にあったことだと思います。実際にあったこととわかってより身近に戦争を感じました。
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シニガミさん、友情パワーに負けたのね
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投稿日:2010/10/10 |
シニガミさんというから落語のシニガミさんかと思ったら宮西先生のシニガミだったのね。宮西先生の持ち札にぶたとおおかみの話と赤い実を食べるティラノザウルスの話があります。
今回はぶたとおおかみで・・・
最初、病気のぶたが倒れていて、家に持ち帰ったおおかみはぶたを食べて、病気が移って二匹とも死ぬとシニガミさんは思っていました。おおかみはぶたを看病して励ましました。
シニガミさんは予定が狂ったぞ。まあいいかって見ていたことでしょう。でも最初食べるつもりが2人に友情が芽生えて(ここらあたり狼と山羊の別の作品を思い出しますね)ぶたが弱気になったら「バカーーーーーーー」このページには圧巻されます。
ティラノザウルスは赤い実、おおかみがぶたに病気がよくなるものは赤い花、同じ食べる食べられるものでも、宮西先生の手にかかるとこういう話になるのですね。
シニガミさん、もう二人のところにはこないでねと思いました。
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リナの優しさがもう一度ようになったのだよ
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投稿日:2010/09/16 |
男の子ならセンダックのかいじゅうたちのいるところが気に入って、女の子なら霧のむこうのふしぎな町を気に入りそうです。自分自身で身支度のできない小学校低学年なら早すぎるけど、高学年になったらそろそろおかあさんのお手伝いができるお年頃。そんなお年頃の娘さんに読んで欲しい物語ですね。
ピコット屋敷のピコットさんがいうには「はたらかざる者、食うべからず」なのです。でも主人公のリナはいままで働いたことなんかありません。うちのちびもどうなるのかと心配していたようだけど、本の整理から、船関係のお店とかなんとか楽しくやっているみたいです。そして本を一冊くれるといって、本当に欲しい本はあったのだけど、おうむが好んでいた本を選ぶところは優しいなと思いました。私だったら人のことは放っておいて自分の好きな本を選んでしまうけどね。リナのそんな優しさがあったから、お土産をくれたり、もう一度きてもいいよと案内傘をもらえるのですね。うちのちびもそういう町があれば一度行きたいと言っていました。
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たんざくは男の子の心の悲鳴だったよ
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投稿日:2010/09/16 |
家でも学校でも、おかあさんや先生から怒られている不器用な男の子が主人公。妹を泣かしては怒られ、友達にけりいれては怒られ、大人から見たらごんたでごんたでついつい怒ってしまうのですよね。怒られるのだけど、男の子にもちゃんとした言い分あるのに、めんどくさがって言えない。言葉にできないというのかな。上手に世渡りできない私にも同じような経験あるからわかります。七夕のたんざくに書いて先生が怒ってばかりだったと思っておかあさんにも連絡して物語は終わるのだけど、もし先生が男の子の心の悲鳴のたんざくに気がつかなかったら怒られてばかりいる委縮した男の子ができただろうね。
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人間の業をかいた傑作
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投稿日:2010/08/22 |
芥川龍之介は好きな作家です。この蜘蛛の糸はやや教訓的に見えるかもしれませんが、人間の業を短編の中にぎっしり詰まっています。主人公のカンダタは人間界にいるときは確かに悪党だったけど、蜘蛛を一匹助けます。誰でも人間は完全な悪党はいないし、完全な善人もいません。死んでもし地獄や極楽があったら、どの人間にも両方の道が待っているのです。もし地獄に落ちて、血の池地獄であっぷあっぷしていて、蜘蛛の糸が垂れたらだれでも助かりたいから同じことをします。私も同じことをするのじゃないかなぁ。そして地獄落ちするのです。人間の業を宗教臭くなく物語として見事に描いた傑作です。
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私も飛びたい姪っ子がいうけれど。。
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投稿日:2010/08/18 |
ちょうちょうの模様を真似たら飛行機が飛んだ! まるで夢のような話に姪っ子もきらきら目を輝かせて聞いていました。私も飛行機乗りたいから毛糸で編んで・・・と頼まれたものの、私は編み物が苦手。どんな編み方でもできるおばあさんでさえ、こんなに苦労したのだよ。それなのに編み物ができない私ができるはずがないよ。なだめるのに苦労しました。
それにしてもおばあさんはすごいです。ちょうちょうの羽の模様に魔法があったのかな。それを1センチ編むのに時間がかかった特別な編み方だったこそ、空を飛べたのだね。
面白い話でした。
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昔の人間と森の共存はいいなぁ・・・
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投稿日:2010/08/18 |
今の文明人が忘れ去った人間と森の共存を考えさせられます。人が住むのに森に許可を
もらい森が答えてくれるのは、森もその当時は人間と関係を持っていたためだと思います。
今もし森に開拓しようとしても、他の場所でブルドーザとかで環境破壊とかやっているから森は怒って黙ったままだと思います。
賢治の書いた頃狼森と笊森、盗森はまだ自然も答えてくれる余力があったのですね。
さて、物語ですが、村上先生の表紙の狼がひょうきんで笑えます。それに笊森の山男、盗森の黒い男も、彼らは森の象徴なのだろうけど、愛嬌があっていいです。
姪っ子はまだこの絵本は読んでいないので、寝る前に少しずつ読んであげるつもりでいます。
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