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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

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はっけんずかんプラス 妖怪

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しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑

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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい 別の生き物になった  投稿日:2024/03/12
ほーら、大きくなったでしょ (9) ちょう
ほーら、大きくなったでしょ (9) ちょう 作: メアリー・リング
写真: キム・テイラー
訳: 山口 文生

出版社: 評論社
昆虫の蝶が、卵から孵化して、大人の蝶になるまでの過程を写真で紹介した絵本。

1994年刊行。原書:1992年。
田舎で青虫や蝶、蚕などを育てたり、その辺で見かけたりしたことがあるが、こんなに丁寧に観察したのは初めて。
昆虫が成長するにつけて、どんどん体が変わっていくことを知ってはいたが、改めて見ていくと、最初と最後では別の生き物になったと思われるほどの大変化。
イモムシ時代でも、最初の小さいころと、大きくなった後と、さなぎの直前で、色も形も全然違う。大人になると空を飛んで、食べるものも違う。こんなに変わっていくのに、同じ生き物だという不思議。

イモムシが、手が6本、足が10本もある。
成虫は手足が6本。
体の色や形も全然違って、本人はどう感じているのだろうか?脱皮したり、いろいろやることも多くてなかなか大変。
イモムシがたくさんの手足を使って、植物にしがみついたり
、草をむしゃむしゃ食べている様子がかわいい。
案外、虫がかわいいことがわかった。

虫が好きではない人にはお勧めしないけど、生き物のダイナミックな成長や、不思議さが味わえる素敵な絵本。
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自信を持っておすすめしたい 地球の水の流れがよくわかる。  投稿日:2024/03/12
水と地球の研究ノート (1) 町の中の泉
水と地球の研究ノート (1) 町の中の泉 文: 武田 晋一
絵: ボコヤマ クリタ
写真: 武田 晋一
構成: ボコヤマ クリタ

出版社: 偕成社
九州にある泉を調べていくと、水がどこからどのように来て、人間や生き物たちの役に立ち、いろんな働きをしているかがわかる。地球の土の動きや、水の循環の仕組みなども絵や写真を使ってわかりやすく解説した学習絵本。

2011年刊行。地球の仕組みや、水の循環、命の尊さや、環境を守る大切さなどが、いっぺんにわかる素晴らしい絵本。
身近な場所で感じた疑問を、追いかけていった結果、いろいろなことがわかり、それを人に伝えることで多くの人に気づきを与えている本。

綺麗な水が湧き出す泉で、泳いだり遊んだりした経験があるなんて素敵だ。
私が子どもの頃は、「川は危険」だから入ってはいけないとか、汚染された川や海、地下水の汚染により水道の水が飲めなくなったとか…あまり良い話を聞かなかった。
川と言えば、護岸工事された農業用水くらいしかなくて、もちろん立ち入り禁止。魚が泳いでいるのは見たことがない。
そういう体験をしたからこそ、この絵本で扱われている「人が泳げる泉」の尊さがわかる。

水を汚染しないように、家で使う洗剤や排水に気を使ったり、その辺にゴミを捨てないようにしたり、個人でできることはたくさんあるので、取り組んでいる。
命がいっぱい輝く、素敵な水場が増えて、人間も安全な水が常に利用できるような世界が実現することを願う。

プールもいいけど、安全な水場で遊べる方が、素敵な気がする。
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自信を持っておすすめしたい 世界一破天荒な女の人生  投稿日:2024/02/23
長くつ下のピッピ
長くつ下のピッピ 作: アストリッド・リンドグレーン
絵: 桜井 誠
訳: 大塚 勇三

出版社: 岩波書店
父と船で暮らしていた少女ピッピは、航海中の事故により父を失い(行方不明)、船から降りて生活することになった。
父の遺産と、相棒のお猿のニルソン氏と共に、一軒家で暮らす少女の日常を描くユーモア物語。

初出:1945年。
日本語版:1964年(岩波書店) 2017年には第70刷刊行。
長年読み継がれている児童文学。
書名は知っていたので、一度読んでみたいと思っていた作品。

「世界一つよい女の子」という、挑戦的な表紙が素敵。
いわゆる普通の教育を受けずに、天真爛漫にすくすくと育った、元気いっぱいで素直な少女。発想がユニーク過ぎて、周囲の「普通の教育を受けたお利口な」人たちを驚かせまくり。
基本的に11話、全部が騒動で盛り上がって、全然予想がつかない結末を迎える。ジェットコースターに乗っているような読み心地。

原文も、ギャグや言葉遊びなどがあるらしく、日本語版にする時に、おそらく翻訳者が相当悩んだだろう名調子がいくつかあった。私は、掛け算九九を「竹さんのクツ」と聞き間違えるギャグが大好き。児童文学史上、燦然と輝く名訳だと、勝手に思っている。

この作品は、作者が自分の小さな子どもにお話をせがまれて、楽しいお話を語って聞かせたものを、まとめたものだという。考え抜いて作ったのではなくて、自然と出てきちゃったような感じかと思うと、作者は世界の子どもたちを楽しませる天命を生きたと思えてきて、素敵だ。

この子が成長しても、きっとこんな調子で破天荒な人生を歩み、世界の常識をぶち壊しながら、素敵に楽しく生きていくのだろう。ピッピが大人になった後や、ピッピの老後なども是非とも読みたい。
リンドグレーン先生、あの世でも原稿を書いて下さい。
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自信を持っておすすめしたい ジャガイモの「実」を初めて見た!  投稿日:2024/02/23
しょくぶつ・すくすくずかん (7) ジャガイモ
しょくぶつ・すくすくずかん (7) ジャガイモ 作・写真: バーリィ・ワッツ
訳: 舟木秋子

出版社: 評論社
ジャガイモが種芋から芽を出し、成長し、芋を付けるまでの様子を説明した写真絵本。

1993年刊行。原書:1987年。
お馴染みのお芋だし、子どもの頃に畑で種芋を植えたり、芋ほりをしたり、お料理にもよく使ったり、今もその辺のお店に普通にいつでも置いてあるから、よく知っていると思い込んでいた。しかし、よくよく観察してみると、知らないことや、見たことがないものも結構あって、びっくりした。

改めて、種芋が芽を出しているところを見ると、宇宙人のような雰囲気だ。実は芋は、種ではないのに、ここから増えていくことができるなんて、不思議だ。
ジャガイモの花が咲き、その後に実が成る。トマトのような形の小さな実が成る。その「実」というものを、本書で初めて見た。お茄子と、トマトと同じグループの植物の仲間だという。
(実は毒があるから食べられない、と本書には書いてあった。)

実は、ジャガイモは調べるといろいろ面白い歴史や、植物の特徴や、雑学があり、料理レシピなどもたくさん出てくる、楽しい植物だ。
本書を見て、改めて、身近な植物の楽しさや魅力を再発見した。今度、ジャガイモを植えてみようかと思っている。
ジャガイモを育てたくなってきた。
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自信を持っておすすめしたい 毛糸でいつもお世話になっております。  投稿日:2024/02/23
ほーら、大きくなったでしょ (7) ひつじ
ほーら、大きくなったでしょ (7) ひつじ 作: アンジェラ・ロイストン
写真: ゴードン・クレイトン
訳: 山口 文生

出版社: 評論社
ひつじが生まれてから大人の大きさになるまでを、写真で紹介した絵本。

1994年刊行。原書:1992年。
ひつじの生まれたては、ずいぶん足が長い。成長するとだんだん体がしっかりしてきて、毛ももしゃもしゃと長くなるので、足が短く見えるようになる。
角がなかったので不思議に思っていたが、角のある種類とない種類があるそうだ。(後で調べた)

編み物をやるので、羊毛には大変お世話になっている。それなのに、羊毛を提供してくれるひつじの事は何も知らなかった。
思ったよりも成長が早く、生まれてから大人の大きさになるまで12週間。良く見ると人間の顏に似ているところもあり、名前もついていそうで、雰囲気がある。
生まれて4時間で立ち上がって、1日目は足に力をつけるために、立ち上がったり座ったりしている。1週間後にはしっかり立っている様子。成長とあきらめない根性に感動。

動物は純粋に生きている事がわかる。尊敬した。
セーターや手袋など、大切にしよう。
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自信を持っておすすめしたい 見えないところが見えて面白い  投稿日:2024/02/18
どうくつを たんけんする
どうくつを たんけんする 作・絵: 堀内 誠一
出版社: 福音館書店
洞窟に入って、中にある鍾乳石や不思議な形をした風景をいろいろ見て探検するお話。洞窟の構造や、鍾乳石などの出来方、古代の世界、日本各地の鍾乳洞の地図などもあり、ちょっと勉強になる楽しい絵本。

1985年刊行。
登場人物たちと一緒に洞窟に入り、面白い形の風景や、水の冷たさ、洞窟内の温度や湿度などまで伝わってくるようで楽しかった。
鍾乳洞の中にある、いろいろな形の石がどうやって出来上がるかを図で解説してあったり、鍾乳石の他にもいろんな形の石や水たまり(まるで段々畑のようなものがある!)もあり、洞窟を横から切った絵もあり、構造が良くわかる。

読者は、こうやって安全に横から見て、内部の構造を理解できるからよい。こういう洞窟に初めて調査しに行く人は、どういう構造になっているかわからないから、面白くもあるが、怖いこともあるだろう。勇気がある人達の地道な努力によって、地球の仕組みが解明されていく様子がわかった。
研究者やダイバー、探検をする人達などのありがたみがわかった。

奥行きのある素晴らしい絵で、ダイナミックな洞窟体験ができた気がする。実際に鍾乳洞などに行ってみたくなった。

大人も勉強になる絵本だと思う。
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自信を持っておすすめしたい すごい編み物  投稿日:2024/02/18
ねずみくんのチョッキ
ねずみくんのチョッキ 作: なかえ よしを
絵: 上野 紀子

出版社: ポプラ社
母親に編んでもらったチョッキを着たねずみ君が、お友達に会うお話。

1978年刊行。ロングセラー絵本。
わたしの読んだ本は、2021年6月で代206刷。シリーズは37話刊行されていて、以下続刊とあった。偉業を達成中。

お話自体はとても単純でわかりやすい。
こういうアイデアを形にできた作者たちは幸せだと思った。
何故かみんな無理してでも、お友達の着ているチョッキを着たがる。それ以上言うと、お話のネタばれになるので、あとはご自分で本を開いて、見て、楽しんでほしい。

ユーモアたっぷりで、安心して見られる作品。
ことばも、いらないかもしれない。見ればわかる。
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自信を持っておすすめしたい 出身地の懐かしい玩具が見られて嬉しい。  投稿日:2024/02/15
関東地方・中部地方(47都道府県の郷土玩具)(2)
関東地方・中部地方(47都道府県の郷土玩具)(2) 編集: 斉藤 道子 砂野 加代子
監修: 日本玩具博物館 井上 重義

出版社: 大月書店
関東一都六県と、中部地方(9つの県)の代表的な郷土玩具を写真で紹介した学習絵本。

2022年刊行。全4巻。
主に江戸時代〜明治時代に作られた郷土玩具がいろいろ載っている。西洋の影響を受ける前の日本で、子どもたちが遊んだものは、今のゲームやおもちゃを知っていると、実に素朴で単純なものに見えるが、今のスゴイおもちゃやスマホのように、当時の子どもたちを夢中にさせたものだと思う。

実際に遊ぶもの(実用品)も多くあったが、大人が子どもの無病息災を願って作った「御守り」のようなものもあった。
将来、よい暮らしができるように願いを込めたものや、大人の仕事や暮らしにあこがれたようなものもあった。どうやって遊んだかを想像するのも楽しい。

自分の出身県の郷土玩具もあって、懐かしい。
土産物屋や、郷土資料館などで見かけたものだ。
庶民の生活の貴重な記録だと思う。
いろんな玩具があり、人の心の温かさや、ユーモアや遊びを好む雰囲気が素敵だと思った。
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自信を持っておすすめしたい 考えさせられる話が多い  投稿日:2024/02/15
岩波少年文庫 魔法の学校 −エンデのメルヒェン集
岩波少年文庫 魔法の学校 −エンデのメルヒェン集 作: ミヒャエル・エンデ
訳: 池内 紀 佐々木 田鶴子 田村都志夫 矢川 澄子

出版社: 岩波書店
魔法の学校に取材に来た人が見聞きした様子を語ってくれる「魔法の学校」の他、ファンタジックな短編が10篇収録されている。

日本語版:初出1988-1993年、上製本:1996年、岩波文庫:2017年

大人が読んでも、充分に楽しく、読みごたえがあり、読了後にはいろいろと考えさせられる。力強い物語ばかり。
子どもの頃に、誰でもおそらく一度は考えただろうことを、物語にして目の前に出してもらった気がする。
思い切りワガママを通したらどうなるか?
魔法使いになるための訓練は、どんな風にするのか?
威張っていて迷惑な人の対策方法は?
…などなど。子ども時代の自分にも読ませてあげたい。

特に印象にのこったのは、「オフェリアと影の一座」。
自分の特徴を活かして、人が考え付かない方法で幸せになれる話で、素敵だった。

この短編集は、どの話から読んでも良いので、気楽であるが、読んでいる最中も、読んだ後も、いろんなことを考えさせられる。もしかすると、作者は、幸せとはどういうことかを、真剣に考え続けたのかもしれない。
娯楽作品というより、哲学の時間のようだった。
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自信を持っておすすめしたい お陰様で、楽しい読書人生です  投稿日:2024/02/11
グーテンベルクのふしぎな機械
グーテンベルクのふしぎな機械 作: ジェームス・ランフォード
訳: 千葉 茂樹

出版社: あすなろ書房
1450年代以降、ヨーロッパで開発・普及していった印刷技術の工程を1つ1つ描いた絵本。
活版印刷を開発したとされるグーテンベルクのことも記載。

原書:2012年、日本語版:2013年刊行。
それまでは手書きで写す方法で本を出版していた。
金属のハンコのような「活字」を使って印刷する技術は、ちょっと版画の印刷のようにも見えた。
今では、本は大量に安価に供給されているから、あまりありがたみを感じる機会は少ないが、実は大変に貴重なものだった。
この本を見ると、昔は一つ一つ丁寧に、人間が手作業で作っていたことがわかる。
職人が作業する風景を描き、実況中継のような文章が少しあり、読者はそれぞれの様子を自分の頭の中で組み合わせて、本のできる工程を想像する。
読者も一緒に本を作っているような気分になる。

最後に、翻訳者の感想があるが、ここでは日本の、昭和〜平成にかけての印刷技術の変化を経験した人の、貴重な体験が紹介されていて、興味深い。
技術が開発されると、人の生活が変わり、社会が変わり、時代の流れも変わる。身近なことだが、実はすごいことだと改めてわかった。

本が好きな人には、年齢を問わず、オススメしたい絵本。
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