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はっけんずかんプラス 妖怪(Gakken)

しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑

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そうじきの なかの ボンボン

そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)

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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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公開

初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい どきどきしちゃう  投稿日:2021/08/18
しろくまのパンツ
しろくまのパンツ 作: tupera tupera
出版社: ブロンズ新社
本を包んでいる赤いパンツを脱がせてから、本文を読む仕掛け絵本。白熊のパンツがなくなってしまい、探す探す物語。

切り紙のような技法で描かれている動物たちの姿が美しい。
いろんな模様の紙?を使っているらしく、お洒落だ。
物語はひたすらパンツを探す繰り返しで、小さい子ども向け。仕掛け絵本なので、ぜひ買って自宅でゆっくり楽しみたい。
※図書館で借りたら、大人気でボロボロ。愛されている様子が伝わるが、きれいとは言えない。子どもは「おふる」「おさがり」は嫌がるので、お子さんには買い与えてください。
きっと、新しくてぴかぴかの素敵な絵本を、「自分のために」買って与えてくれたことに、大喜びするでしょう。子どもは自分が大切にされていると思いたいものです。自分の幼少期を思い出して…


最後のオチが、ちょっと笑える。大人になってしばらくたつと笑えなくなるが(いろんな意味で)、子どもなら無邪気に笑って幸せな気分になって読了。
大人が長くなった人は、自分の将来の好ましくない姿を思い浮かべてゾッとするかもしれない。私は日々の生活を、もう少し刺激的にしようと思った。
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自信を持っておすすめしたい 大人にならなくても行ってみたい!  投稿日:2021/08/14
大人になったら行ってみたい!世界のふしぎな風景図鑑
大人になったら行ってみたい!世界のふしぎな風景図鑑 出版社: パイ インターナショナル
世界の絶景50箇所を、美しい写真と簡単な説明文で紹介。

大型本ならではの迫力で、素晴らしい風景を堪能できる。
美しい景色だけではなく、不気味な場所、不思議な場所、などの面白い&珍しい場所がたくさんあり、飽きない。巻頭には単位の一覧表と、撮影した場所を世界地図上で表した目次もあり、一発で「どこの国の、どういう場所」がわかり、便利。

外国旅行に行った気持ちになって、あれこれ楽しめる。
インターネットで見る画像と違い、50箇所も珍しい風景が、安心して閲覧できるようになっているので便利だ。(ネットは自分でキーワードを入れても、見たい雰囲気の絵が必ず見られるとは限らない)

最近はパソコン画面(ウインドウズ)に、電源を入れた直後に、世界の絶景が表示されるようになったので、珍しい風景もどんどん人に知られるようになってきたと思う。更にこういう本を見ると、もっともっとたくさんの面白い風景がまだまだ世界中にあるのだとわかり、楽しい気分だ。
中にはどうやって撮影したのか?というものあり、よくこんな状態で残っていると思われるものもあり、興味深い。不気味な風景もスパイスのように効いていて、素敵だ。

年齢問わず、楽しめる写真集。
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自信を持っておすすめしたい 対照的な人柄がよく表れていて、考えさせられる話  投稿日:2021/08/09
子どもつなひき騒動
子どもつなひき騒動 文: 宝井 琴調
絵: ささめや ゆき

出版社: 福音館書店
江戸時代、裕福な商人の家で夫婦が離婚した後に生まれた子どもをめぐって起きた揉め事と大岡裁きの話。

離婚の原因は書かれていないが、その後の話の展開を読むと、なんとなく大人の事情が見え隠れしている。
最初の妻と、2番目の妻の人柄が正反対と言っていいほど違っている。絵でもその性質がよくわかるようにデフォルメして描かれているが、最初の妻は真面目で愛情深いくて地味な人。2番目は容姿は美しいが情が薄く、利己的で目的のためには手段を選ばない。間に挟まった夫という人は、おそらく最初の奥さんとの生活に飽きてしまい、派手さや刺激を求めて別のタイプの女性に興味を持ったのだろうか。あまり出てこないが、二番目の女性の迫力に押されて、いいように操作されている男のような気がする。

別れた後に生まれた子どもをしっかり育てようとするシングルマザーのけなげな努力は、昔も今も変わらない。
この話では最終的に無理やりハッピーエンドに持っていくが、現時はどうして。いろんな遺恨が残るだろうと思った。
とはいえ、講談は人に夢や希望を与える役割もあるようで。途中はかなり理不尽なことが起きても、最終的にはしっかり改善懲悪的な終わり方をする。
現実の人生もこの話のように、全てがうまくいくと思えるといい。子どもに対する愛情について、考えさせられる一冊。
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自信を持っておすすめしたい 貴重な取材内容  投稿日:2021/08/09
体験取材!世界の国ぐに 38 サウジアラビア
体験取材!世界の国ぐに 38 サウジアラビア 文・写真: 吉田 忠正
出版社: ポプラ社
2009年刊行。サウジアラビアの大人と小学生の日常生活を取材した写真絵本。歴史、宗教、食文化、学校生活、人気のスポーツなどを通して、現地の雰囲気を伝える。巻末には国のあらましをまとめた年表や歴史などの補足情報あり。

よく取材できたと思う。男性記者なのに、女子の学校も取材させてもらったのは幸運だ。イスラームの教えに沿って人々が生活しているので、小学校から男女が別。服装は「アラブ人」といえば連想できる伝統的な長衣。しかし、現代的な機器も当然導入されており、砂漠には車やバギーで行くし、学校ではコンピュータの授業もある。想像と違うところもたくさんあって、驚きが多い。

「年に1度か2度、大雨がふると枯れ谷が水であふれ、時には大洪水を起こすことがある」と説明された写真は、まったく1本も草が生えていない砂漠。こんなところに雨が降るのか?と不思議な気持ちになった。
厳しい環境でも、人が住んでいる。しかも歴史が古く、いろんな出来事があった。複雑な中東の歴史をわかりやすくまとめた巻末資料は必見。
イスラームの生活で欠かせないお祈りの仕方が、丁寧に紹介されている。朝5時くらいに最初のお祈りをした後、2度寝。6時半ごろから本格的に起きだす…お祈りタイムは全員参加で、これによって生活のリズムを作っている。

こんなに日本と違う生活をしているのだから、イスラム圏の人が日本で暮らすのは大変だと思う。気軽に旅行できる場所ではないので、なかなかお会いする機会のない人々だ。本の中でちょっとだけ交流できた気がして面白かった。
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自信を持っておすすめしたい 心優しい人間がいてよかった  投稿日:2021/08/06
ふうせんクジラ
ふうせんクジラ 作・絵: わたなべ ゆういち
出版社: 佼成出版社
港の祭りで打ち上げられた風船を飲み込んだクジラの子ども、ボンは、気球のように浮き上がり、ずんずんと町のほうへ流れて行き…

クジラの巨大さとのんびりした生活と、人間の小さな忙しい生活の対比が感じられて面白い。それぞれの場所で小さな世界を作って住んでいる住人たちが、突然、別世界の住人に妙な形で出会う。そのときの反応が温かいものであってよかった。

サッカー場に落ちたボンは、「動物園の池では浅すぎる」「市場で売るのはかわいそう」となり、結局、海に持っていくことに人々は決めた。その間も、動物の医師がクジラの健康状態を調べたり、サッカー場に野次馬が入らないように警備したり、報道陣が控えめに取材したりするなど、みんなマナーを守って温かく接していた。

クジラの運搬には大型重機と警察が動員され、海まで護衛付きのパレード。箱根マラソンよりも白バイや警備員の数が多く、手厚いもてなし。沿道には人々がつめかけ、祭りのようだった。

この話は祭りに始まり、祭りで終わる。
喜びごとが更に大きな喜びごとを招いたようで、心楽しくなる。
クジラが来たら、幸せがたくさん訪れると信じていた人たちの気持ちがわかる気がする。終始和やかで、平和的で、美しい絵が展開され、命を大事にする人々に囲まれている素敵な世界だ。
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自信を持っておすすめしたい 厳しい日本の難民事情  投稿日:2021/08/03
故郷の味は海をこえて
故郷の味は海をこえて 著: 安田 菜津紀 認定NPO法人難民支援協会
写真: 安田 菜津紀

出版社: ポプラ社
自国で命の危険に晒され、日本に難民として来日した人たちを取材。現地のそれぞれの事情、日本に入国するまでの経緯、日本での生活、難民申請の厳しさなど。

この本では、シリア、ミャンマー、ロヒンギャ(民族)、ネパール、バングラデシュ、カメルーン、カンボジア、クルド人(民族)が紹介されている。それぞれの地域での社会問題、命の危険に晒された時の状況、難民として国外に逃げなければならなかった状況など、込み入った内容が非常にわかりやすくまとめられている。

外国の話だけではない。
入国した先(日本)での難民申請の厳しさ、入国の難しさ、生活の厳しさ。子どもは日本の学校でいじめにあうし、大人は非常にわかりにくい仕組みのためにまともに働くこともできず、路上生活を経験したりするなどの過酷な状況に置かれる。
日本での「難民」の存在や、理解は殆どない。
もしこれが自分の事だったら、どうしようか?と思いながら読み、何度も涙した。世界にはまだまだ理不尽な人権侵害や、意味不明の決まりなどがはびこっていることを、知る。

私たちは未来をどのようにしたいか。どのような状況なら幸せと言えるのだろうか。それを考えさせられる一冊。
大事なことなので、人生の早い時期に是非読んで、知っておきたい。
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自信を持っておすすめしたい 知らぬ間に不思議な大冒険が  投稿日:2021/08/03
ブラッキンダー
ブラッキンダー 作・絵: スズキ コージ
出版社: イースト・プレス
犬のフンザ君が作ったおもちゃの船。フンザ君が寝ている間に、インク瓶に住むブラッキン氏と、サボテンのキンダーちゃんが乗船して旅にでる話。

夜中に何が起きているか、寝ている本人は全くわからない。
夢を見たり、見なかったりするが、本人以外の存在がどのような行動をしているのか?それをいろいろ想像したら、こんな一冊が出来上がったのだろうか。

筆者のファンキーでおしゃれで、極彩色で、天才的な驚異の異空間がずんずん展開していく魔銃的な絵本。是非とも実際にページをめくって体験して欲しい。お話自体は、わかりやすい楽しい話だから安心。安心できないのは、どのページも面白い絵が画面からはみ出る勢いでかかれており、あちこちに不思議な世界に入り込めそうな異空間が口を開けている(ように、読者に思わせる不思議な力がある)。

登場人物が全員アーティストで、無暗に元気になってしまうパワーを発揮している。読者は日頃の憂さを忘れ、楽しい気分に。
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自信を持っておすすめしたい 大事に使おうと思った。  投稿日:2021/07/28
しょうゆの絵本
しょうゆの絵本 作: たちひろし
絵: たかべせいいち

出版社: 農山漁村文化協会(農文協)
醤油の味や成分、醤油の歴史、いろんな種類の醤油、家庭でできる醤油の作り方、醤油を使った料理など、総合的に学べる絵本。
巻末に詳しい解説あり。

昔の雰囲気を感じさせる懐かしいような絵が、醤油という題材によく合う。とても古い調味料だが、意外と歴史は(思ったより)浅く、室町時代ごろ。醤油のご先祖様に当たるものは、うんと歴史は古いが、現代、私たちが使っているような形になるまで時間がかかった。

醤油は作るのも時間がかかる。本書には家庭で醤油を作る手順や、発酵などの仕組みが懇切丁寧に紹介されている。大豆をやわらかく煮るのも時間がかかるし、温度管理をしながら麹を育てるのも時間をかける。更に、熟成するのに1年〜1年半。絞るのも重石をかけて、時間もかけて丁寧に。
何気なく使っていた醤油だが、非常に手間隙かかる調味料だとわかり、ありがたみが感じられる。

以前、落語家の人の書いた自叙伝を読む中に
「おしたじ(醤油)」を両親が大事に扱っていて、昔は高価なものだった、という記述を見た覚えがある。この絵本を読んで、ようやく醤油は高価なものだった、の意味がわかった。
野田にある醤油工場を見学したことがあるが、現在は機械化されて、多くの工程が無人でできるようになった上、原材料を安く調達(輸入など)することができて醤油の価格が下がったが、昔は手作業で行い、流通や原材料の調達などのことも考えると、やはり「高価なもの」だったのだろうと思う。

先人の知恵や、文化・歴史、
口に入るものの、ありがたさが良くわかった。
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自信を持っておすすめしたい アジアっぽいアフリカ  投稿日:2021/07/22
体験取材!世界の国ぐに 44 マダガスカル
体験取材!世界の国ぐに 44 マダガスカル 文・写真: 渡辺 一夫
出版社: ポプラ社
2009年発行。アフリカ大陸の東南にある世界で4番目に大きい島、マダガスカル島。熱帯の島で暮らす人々の日常生活や、小学生の学校生活、農村や漁村の仕事、結婚式などの宗教行事を取材した写真絵本。巻末には歴史や経済などの詳しい資料付き。

不思議な島で、独自の生き物や植物があり、その歴史もわからないことが多い。人類が住み始めたり、交易船が到着したりしてからようやく記録に残るようになったらしい。
マダガスカルと言えば、バニラ。他のことは全然知らなかった。マダガスカルでは米の栽培が盛んで、たくさん米を食べる。農業は手作業が多く、どことなくアジアの昔の風景のようで、妙に懐かしい感じがした。都市部と農村部での生活が全く違い、農村部では井戸も水道もなく、毎日何回も水汲みをしたり、農作業などを手伝うために学校にいかない子どももいる。設備は整っておらず、物資も人材も不足しがちな環境でも、将来は「村の人を助ける医者になりたい」「お米がもっと出来るよう、農業を勉強したい」という子どももいる。家に帰れば勉強よりも、手伝いや小さい子の世話などをするから、「道草しながら返る時間」が一番楽しい、という子もいる。

いろんな状況の人生が垣間見えたが、どの人も受け入れて、人生を楽しもうとする様子が感じられた。現地で働いている日本人の記事もあり、マダガスカル人の心の温かさが伝わってくる。
バニラやコーヒー、バオバブの木などと共に、マダガスカル人のことも思い出したい。
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自信を持っておすすめしたい 栃木県民は必読  投稿日:2021/07/21
眠り猫 講談えほん
眠り猫 講談えほん 作: 宝井 琴調
絵: ささめや ゆき

出版社: 福音館書店
江戸時代に活躍した彫刻家、左甚五郎の物語。徳川の三代目、家光より、祖父家康公をまつる日光東照宮に飾る猫の彫刻を彫るように命令された甚五郎と、六兵衛。よく出来たほうを採用するということだが…

講談は話を面白くするためにか、誇大表現や奇想天外な話も入り混じり、事実とは異なる娯楽作品だと思う。
この話も、東照宮の眠り猫は実際に存在するが、彫刻師の左甚五郎は伝説的な人物。作り話や「甚五郎」ブランドを利用したと思われる作品や人物、存在したといわれる時代も長くて、同一人物とは信じがたいような記録や資料が残っている、という。

私は栃木県出身なので、小学校の修学旅行は日光だった。東照宮の眠り猫や猿も見た。絵葉書も買った(と思う)。地元では「左甚五郎煎餅」をよくお土産で頂いて、何も考えずにバリバリ食べていた。平日の夕方に大岡越前などの時代劇の再放送が連日流れており、ラジオから浪曲を聴きながら針仕事などをしていた祖父母との思い出が懐かしい。

意外と地元の人は、土地に由来する有名人に関して、あえて調べたりしない。なんとなく「甚五郎煎餅」を毎回食べて(食べ飽きた)いるので、知っているつもりになっている。
それが改めて今回、講談えほんシリーズで興味を持って調べてみた。講談は人物も極端にわかりやすくキャラクター化していると思うが、職人としての腕の確かさや、人と違った視点をもった個性などがうかがえて面白かった。
後の世に伝説として残るくらいだから、きっと人柄も素晴らしいものがあったのだろう。ただの名人上手ではなく、いろんな人に対する気遣いも感じられて、温かい気持ちになった。
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