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そうじきの なかの ボンボン

そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)

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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい 戦争をしないと決めた国  投稿日:2020/10/03
体験取材! 世界の国ぐに(5) コスタリカ
体験取材! 世界の国ぐに(5) コスタリカ 文・写真: 渡辺一夫
監修: 五十嵐 義明

出版社: ポプラ社
中南米の国、コスタリカは、私は珈琲の産地として知っていた。珈琲以外の事も知りたくて、この本を読んだが、予想以上に素晴らしい事がわかって幸せだ。
・非武装、永久中立国:
国内の治安を守るための警備隊はあるが、外国と戦争をする軍隊はない。中南米はいろいろと過去にもめて、戦争・内乱・様々な問題が未だにあるのだが、武器を保有せず、アメリカなどの大国の援助は受けるが、戦争には反対するという毅然とした態度で臨む。軍事費を教育にまわす…などの政策をとる。
こういう国がどんどん増えたら、きっと世界は平和になるはず。

・公立の医療機関は無料:
 国民が80%以上保険に加入しているが、加入していない人も、移民や難民などの外国人も無料で医療が受けられるしくみがある。お金を持っている人は有料の医療を選択することもできる。
本来の「福祉」の考え方がしっかり行き渡っている。経営するのが大変で、病院は寄付や援助などに頼っている状況ではあるが、患者の精神的なサポートをするボランティアも多数働いていて、みんなで状況を良くしていこうという気持ちがある

・エコツーリズム(観光業):
 自国の森林破壊を教訓にし、自然を破壊せずに、人々が働ける・経済が回る仕組みを考えた。森林などを楽しむ観光客から入場料やガイド料をもらって、自然保護に役立てるエコツーリズム発祥の地だという。将来の事をしっかり見据えて、地球規模で物を考え、行動に移し、参加する人全員が幸せになる方法を確立していく。こういうことが他の産業や地域でも普及すれば、幸せな人が増えると思った。

私たちはコスタリカの人たちから学ぶべきことが非常に多い。
多くの人にコスタリカの事を知って欲しいと思った。
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自信を持っておすすめしたい 手間暇かける大事なごはん  投稿日:2020/09/30
韓国のごはん
韓国のごはん 作: 銀城康子
絵: 泉なほ

出版社: 農山漁村文化協会(農文協)
祖父母、父母、子ども3人と猫がいる韓国の家庭をモデルに、日常のごはんや年間の食に関係する行事などを紹介する絵本。男女や一家の力関係がはっきりしていて、それぞれの役割を果たして礼儀正しく食べている様子が印象的。

朝食が非常に豪華で、用意するのに2時間近くかかるとか。おばあさんの時代はもっとかかったという。品数を多く出し、おいしくて健康に良い食事を心がけて作っている。乾物や漬物、常備菜などを多く用意しているので、いつでも数品のおかずがある。ご飯や汁物、メインのおかずを用意すれば、食卓はたくさんのお皿であふれんばかり。
手間暇かけてよいものを作ること、愛情をかけることを惜しまない。働き者の女性の活躍でみんなの健康と幸せが保たれている。

私には到底暮らしていけない、厳しい環境だ。儒教や昔の風習に従う行事なども大変丁寧に手が込んだ料理が並んでいる。昔の人はあれを全部自分たちで作ったり用意したりしたのだから、えらい。

極めていい加減な性格の私は、どの食事も簡単に済ましている。いい加減でも怒られない環境に今いることを感謝した。
韓国料理は大好きだけど、その食文化を維持するのは大変な努力が必要だとよくわかった。これからはキムチを見るたびに思い出し、感謝していただきます。
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自信を持っておすすめしたい そうきたか! 案外身近な人情話  投稿日:2020/09/29
桂三枝の落語絵本シリーズ(5) ワニ
桂三枝の落語絵本シリーズ(5) ワニ 作: 桂三枝
絵: 黒田 征太郎

出版社: アートン
飼育員の腕をかみ切ってしまったワニが、殺されることになった。子ワニのころから大事に育てていたベテラン飼育員の松原さんは、ワニを許してほしいと懇願するが、ダメだった。明日、毒入りの餌を食べさせなければならなくなった松原さんはワニを逃がすことを考えるが…

桂三枝の社会を見る目の温かさと細やかさに感心する。メディアで大々的に報じられることは少ないような問題に関心を寄せ、鋭く状況を分析し、自分の考えを混ぜ込んだ愉快な話として構成されている。この落語絵本シリーズは、おおよそそんな感じで話ができあがっているので、大人が読んでも十分に読み応えがあり、感じるところや考えさせられるところがある。人によって意見が違うとは思うが、動物の殺処分や、ペット問題、動物を装飾品に加工する産業などについて、あれこれと私は考えを巡らしていた。

読後に物語としてのおもしろさと、現代社会や人間の生き方に関する問題提起と、人情味のある解決法の提案を同時に受け取れる絵本というのは大変に珍しい。
いろんな年代の人に読んでもらって、ちょっとずついろんなことを感じて考えてもらいたいと思う。

絵が大胆で、ユーモアがあるためか、なかなか深刻な問題をテーマにしているにしては、妙に面白く感じられて、重すぎない印象になるのも魅力。
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自信を持っておすすめしたい 極彩色と質素さが入り乱れた風景  投稿日:2020/09/22
体験取材!世界の国ぐに タイ
体験取材!世界の国ぐに タイ 著: 渡辺 一夫
出版社: ポプラ社
2007年発行。当時のタイを訪れて取材し、農業や町の様子、子どもたちの学習の様子、庶民の日常生活や歴史などをまとめて紹介する写真絵本。

タイは上座部仏教の国で、日常生活に仏教の教えやお坊さんが馴染んでいるのが印象的だ。托鉢や信者の奉仕の他、学校や家庭教育の中にも手を合わせたり、微笑んだりする慈悲や慈愛の心が浸透している。出会った人に敬意を表す微笑み、敬意を込めた控えめな態度など、大変礼儀正しい様子が写真に収められている。
バンコクではマクドナルドの人形まで合掌している。ドナルドもタイで仏教に目覚めたらしい。気になるメニューはどんなのだろうか。

田舎の学校と都会の学校の格差について記事が書かれていたが、設備や物・教員の不足、貧困などの問題は確かにあるが、私は個人的には田舎の貧しい人たちの方がずっと幸せそうに見えた。「先進的」とされている学校では、この国の伝統的な良さがどんどん無視されて、西洋的な価値観に染められている気がする。
都会では高床式の家など、昔からある暑い国で快適に過ごせる住居がどんどん破壊され、クーラー付きの集合住宅がどんどんたてられているという。クーラーがなくても十分生活できる家と、電力を大量に必要とする上、体にあまり良い影響がない家とどっちがいいだろうか?
時々はクーラーにもあたりたいけど、個人的にクーラーで体を壊した体験がある私は、都市化についてあれこれ考えてしまった。

タイは行事の時やお寺、市場の商品などが派手で素敵だ。
人々は微笑んでいて楽しそうで、天国みたいに見える写真もあった。何年か暮らしている日本人の子どもたちの作文が面白い。いつのまにか体も心もタイ仕様になっていく様子を自覚していくところが興味深い。
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自信を持っておすすめしたい 暑さと湿度の恵みと命への感謝  投稿日:2020/09/21
タイのごはん
タイのごはん 作: 銀城康子
絵: 泉なほ

出版社: 農山漁村文化協会(農文協)
タイ北部地方の共働きの両親と祖父母、子ども3人の家族をモデルに、普段の食事や暮らしの一部を紹介する絵本。1週間の食事を絵で表現したところや、国内を4つの部分に分けて食事の特徴を紹介するなど、一目でわかるよう工夫してある。
巻末には家庭でできるタイ料理と、補足説明付き。

お料理や食事を紹介する本なのに、写真がなく全部絵で表現しているのが新鮮。タイには行った事がないが、現地の人の家庭にお邪魔したり、市場を歩いたりしている気がしてしまう。温かみのある絵は、東南アジアの温度や湿度、匂いも運んでくるようだ。「微笑みの国」というだけあって、皆幸せそうな表情で描かれているのが印象的。

タイ料理レストラン(日本)とは違い、普段の食事は野菜やお米がたくさん。新鮮で美味しい果物が豊富に手に入るので、しょっちゅう果物を食べていて素敵だ。家庭で作る調味料ナムプリックを石臼でコツコツたたく場面は、家族を思いやる母の愛情を感じる。お坊さんの托鉢が身近にあったり、ご飯を残してはいけないと厳しくしかられるところが懐かしく有難い教育だと思った。
命に対する感謝や信仰心が素敵だ。
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自信を持っておすすめしたい 誰もが一度は夢見る美味しい体験  投稿日:2020/09/18
おばけのアッチとくものパンやさん
おばけのアッチとくものパンやさん 作: 角野 栄子
絵: 佐々木 洋子

出版社: ポプラ社
腹ペコのアッチたちは、空に浮かぶ雲をパンに見立てた。そこに本当に焼きたてのパンがふってくる。伝説の雲のパン屋さん登場。おいしいパンをもう一度食べたく、みんなは再度雲のパン屋さんにお願いしようと屋上から叫ぶが…

焼きたてのパンの香りがしそうな美味しい絵本。こういう話を読むと、絵と楽しくてリズミカルな文章の効果で、パンが無性に食べたくなる。きっとこれを読んだ後は、誰でもパンを探してしまうだろう。
子どもの頃にだれもが空を見上げていろんな空想をしたと思うが、そんな思い出を思い出すような話で心がほっこりする。もくもくしているふんわりした雲は、色を想像してパンやお菓子、綿あめ、動物、玩具、妖精などいろんなファンタジーを連想させてくれる。お腹がすいて歩っていた下校時に、空の雲を食べ物に見立てていた小学校時代。給食のパンや、うちで食べるパンもそんなに美味しいものではなかったはずなのに、どうしてか非常に美味しいパンを、食べたこともないのに連想していた。
筆者は子どもの時の気持ちをよく覚えているのだと思って感心した。大人も楽しめるお話。
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自信を持っておすすめしたい みんなで読んだらきっと盛り上がる ケーキバイキングの場面  投稿日:2020/09/18
おばけのアッチ おしろのケーキ
おばけのアッチ おしろのケーキ 作: 角野 栄子
絵: 佐々木 洋子

出版社: ポプラ社
美味しいケーキの匂いにつられて訪れたドラキュラ城。住人のドララちゃんも一緒に匂いの発生源に向かうと、素敵なケーキがたくさん。喜んで食べていると体が膨れてきて…

ドラキュラ城は意思があるみたいに、途中で内部が勝手に変わってしまう。また住人も知らない不思議な同居人がいたり、お城を乗っ取ろうとする人たちがいたり、面白い話題が絶えない。
そこにケーキ食べ放題という子どもが食いつきそうな魅力あるイベント。これならきっと私も罠にはまってしまうだろう。もっとも、有料か無料か、まず確認するけど。(現実的な性格なので)

たくさんの面白いケーキ、お城、お化け、謎。これで話が面白くないわけがない。ケーキの場面は画家のサービス精神が満載で、パンダや薔薇、帽子など素敵なモチーフでお洒落でおいしそうな作品ばかり。最初のページの「変わったケーキ」もも見ものだ。お話と絵と両方で楽しくお腹いっぱいになる一冊。食べ過ぎにはご用心。
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自信を持っておすすめしたい だいたいこんな感じ  投稿日:2020/09/13
シティ・アトラス 絵地図でめぐる世界の街
シティ・アトラス 絵地図でめぐる世界の街 絵: マーティン・ハーケ
文: ジョージア・チェリー

出版社: 日本文芸社
まず本の大きさにびっくり。大画面で迫力がある。
世界の30都市を、名産品、有名な建物、食べ物、アトラクションなどをかなりデフォルメしてちりばめ、旅行気分を楽しめる。
各都市に隠れているキャラクターを探すゲームがあり、あちこち探して、いつの間にか全体が把握できてしまう。色や形の面白さを楽しみ、街を歩いたような雰囲気を楽しめる絵本。

本当の実用的な地図ではないので、けっこういい加減な配置だったり、都市の魅力がステレオタイプだったりする。実際に行ったところについては、ツッコミどころ満載。特に日本は、よくあることだが、周辺んアジア諸国と混同されているので、鮨がカウンターではなく、中国料理のレストランにあるような円いテーブルに乗っている。ちゃぶ台でもなく、不思議な光景。自動販売機のディナーというのは、食券を売っている機械のこと?そんな適当な感じが、面白い。
実用品ではないので、色や形を楽しめればいいので、細かく見てしまうタイプには不向き。ザックリ大雑把に楽しんで。
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自信を持っておすすめしたい 珍妙な世界に紛れ込む体験ができる  投稿日:2020/09/12
峠の狸レストラン
峠の狸レストラン 作: 桂三枝
絵: 黒田 征太郎

出版社: アートン
自然豊かな田舎に住む男二人が、山の中で見つけた妙なレストランに入り、変な客と主人と交流する話。

イタリア料理で「いろり」という看板。イタリアならぬ、イ タリアで「た」抜き…古典的なギャグと三枝師匠オリジナルのギャグが交錯するカオスな世界。かわいいのか、どうか微妙な味のある絵が雰囲気を盛り上げる。主人公のおっさん2人が、ページによって顔が違うように見える…不思議な現象は物語だけではなく、絵本の方にも仕込まれているようだ。
上方落語の語りの世界が、活字になると、そのテンポや声の調子を読者が自由に自分の頭で想像・再現しながら、絵本の世界を読んで作り上げる楽しみがある。実際に落語を聞いたことがあるので、なんとなしに三枝師匠の感じで軽快に読めて大満足。ファンタジー感満載、珍妙な世界を堪能できる。
殆ど会話だけで物語がうまい事成立している凄さも実感。大人が読んでも十分楽しめる一冊。
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自信を持っておすすめしたい 激辛アトラクション開発(秘)話  投稿日:2020/09/11
アッチとドララちゃんのカレーライス
アッチとドララちゃんのカレーライス 作: 角野 栄子
絵: 佐々木 洋子

出版社: ポプラ社
ドラキュラ城は満月の夜にだけ、一般の見学者を受け入れている。案内ツアーの他に特別なお料理も出したいドララちゃんは、アッチの店を訪ねて店の全メニューを食べてみるが、普通過ぎて気に入らない。そこでアッチは激辛カレーを提案するが…

ドラキュラの孫という設定のドララちゃん。モンスターなので、なんでもアリで、話を面白くしてくれる。尊大な態度、大飯食い、朝寝坊、天才肌の変人…など、勝手にキャラクターが動いて話を盛り上げてくれそう。今回は底なしの胃袋がわかって驚く。ドラキュラだから「血」じゃないものは、食べてもさして栄養にならないのだろうか。
辛いものが平気というのも、他のドラキュラの話にはない設定で、作者のユニークな感性とイタズラ心が感じられて楽しい。それにしても、お客さんはあんな激辛カレーを食べて翌日大丈夫だろうか。ファンキーな展開が痛快で、私も一度お城の見物に行ってみたいと思った。
奇想天外なストーリーが新鮮で、日ごろの憂さも晴れる一冊。
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