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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

新刊
かおたいそう

かおたいそう(偕成社)

0歳から100歳までみんなで楽しめる!

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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい 美しいにわとり   投稿日:2024/04/16
ほーら、大きくなったでしょ (6) ひよこ
ほーら、大きくなったでしょ (6) ひよこ 作: アンジェラ・ロイストン
写真: ジェーン・バートン
訳: 山口 文生

出版社: 評論社
にわとりの卵から、ひよこが孵り、成長して大人のとりになるまでの記録を写真で教えてくれる絵本。

1992年刊行。原書:1991年。
にわとりを飼っていたので、なつかしい気持ちでいっぱいになる絵本。卵から出てきたてのヒナ、三日目、八日目…とどんどん羽が生えそろったり、体が大きく強くたくましく変わっていったりしていく。黄色くてふわふわのひよこでいる時間は短い。どんどん変わっていき、親のとりとあかちゃんは、まるで別のとりのようだ。

足がしっかりしているのが印象的。美しい羽根の模様も素敵だ。ひな鳥が、水を飲む容器に体ごと入っていくのが不思議。飼っていた時に良く見た光景。餌の入れ物や、水の入れ物に体ごと入って、何をしているのだろう?水浴びでもしたいのだろうか?子ども時代の好奇心や遊び心がそうさせるのだろうか。

美しい生き物だと思った。
オスのとりと一緒にいても、仲が良くてびっくり。
うちで飼っていたとりは、オスが気が強くて暴れん坊だった。こんな風にとりを飼って、ずっと一緒に暮らせたら楽しそうだ。
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自信を持っておすすめしたい 誇り高きカウボーイ   投稿日:2024/04/14
カウボーイのスモールさん
カウボーイのスモールさん 作・絵: ロイス・レンスキー
訳: わたなべ しげお

出版社: 福音館書店
アメリカのカウボーイの日常生活を描いた絵本。

2005年刊行。原書:1949年。
カウボーイのスモールさんの一日に密着。牧場での仕事や、相場の手入れ、仲間たちとの共同作業、音楽や遊びなどの楽しみを、愉快な調子で教えてくれる。

映画や漫画などでカウボーイという存在と、言葉は知っていたものの、実際の様子は知らなかった。
最近、現代のアメリカのカウボーイが、youtubeで動画を配信しているのを見て、面白がっていたが、なかなか大変な生活だとも思った。本書で出てくるワゴン(馬車)や、小屋などは、本物に忠実に描かれているようだ。

最初に、日本の読者にはなじみが薄い乗馬関係の言葉を説明してくれる。馬具の名前と、働き、使い方など。
カウボーイの独特の衣装についても、巻頭に着せ替え人形の絵みたいに、帽子やブーツ、ズボンの上に履くズボンなど、説明の絵があって、わかりやすい。

昔の生活なので、手作りが基本で、なんでも自分たちでどうにかする様子が、たくましい。
いろんな便利な機材が使える現在の生活も素敵だが、体力勝負で自分で工夫・創作しながら仲間と助け合う生活も素敵だと思った。

遠い国の、体験したことがない生活がちょっと身近に感じられた。
それにしても、スモールさんは、明るく前向きで誇り高い。
カッコいいぞ。
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自信を持っておすすめしたい 国境を越えた人の善意に感動   投稿日:2024/04/08
技術と情熱をつたえた外国の人たち
技術と情熱をつたえた外国の人たち 作・絵: かこ さとし
出版社: 瑞雲舎
明治時代に日本の鉄道、灯台や港、水道、治水工事などの技術を教えてくれた外国人技術者たちと、事業に協力した日本人たちの偉大な仕事をわかりやすく解説した絵本。

2004年刊行。
いろんな国から日本に招かれた技術者「おやとい外国人」が、どのような仕事をしたかを、正確な絵や資料とともにわかりやすく教えてくれる。
土木の知識がなくても、仕事の大変さや偉大さが、絵を見たらわかる親切設計。
特に印象に残ったのは、日本にわざわざやってきてくださったばかりでなく、日本が好きになり、仕事を終えても住み続けた人達があったこと。
迎える日本人たちも、貧しい暮らしながらも、丁寧にもてなして、お互いに信頼関係を築き、長年にわたる大変な事業を共に働いて完成させたこと。

当時は、今よりもいろんな偏見があったり、言葉や文化の壁があったりしたと思うが、それでも一つの目標に向かって、人類が協力していった姿が尊い。

更に面白いのは、外国から来た技術者たちをただほめたたえるだけではなく、中には問題を起こす人もあったり、いろいろなドラマがあったことも描かれていること。

激動の明治時代に、いろんな体験をしながら子孫のために尽くしてくださった先人たちの、いろんな生き様や志がしのばれて感動した。

こんな素敵な歴史を、多くの人に知ってほしいと思った。
漢字にはルビがふってあるし、
絵で見て分かりやすくなっている上、
詳しいことが知りたい人は、年表や注釈なども充実している。
小学生が対象ということらしいが、年齢問わず、どなたにもおすすめします。
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自信を持っておすすめしたい ねこはやっぱりかわいい   投稿日:2024/04/06
ほーら、大きくなったでしょ (2) こねこ
ほーら、大きくなったでしょ (2) こねこ 作: アンジェラ・ロイストン
写真: ジェーン・バートン
訳: 山口 文生

出版社: 評論社
生まれたて1日目〜10週間までの、猫の成長を記録した写真絵本。

1992年刊行。原書:1991年。
猫を育てたことがあるので、懐かしい思い出も一緒に楽しんだ。生まれてすぐの猫と、少し大きくなった子猫は、まるで別の生き物のよう。成長すると赤ちゃんの顔や体つきが、しっかり大人の顔と体になるとわかる。

短い文章に、たくさんの素敵なものが込められている。
猫がはいはいして、床の匂いを嗅いでいる様子や、兄弟と喧嘩ごっこをしたり、いろんな体験をする様子が生き生きと伝わってくる。生きることの大変さと喜びが、ユーモアとともに伝わる。

猫は一度に何匹か一緒に生まれてくる。兄弟がたくさんいて、わいわいにぎやかに子育てする様子が楽しい。
一緒に育つと仲良くしているが、途中から一緒に暮らすとうまくいかなかったりする。猫も人間と同じような、関係の問題があるらしい。
本書では10か月までの成長記録だから、これから先の長い猫の生涯の、あれこれを読者が想像する楽しみもある。
幸せになって欲しいなあ。

猫と一緒に暮らすのは、いろいろと大変なこともあるが、楽しいことの方が多かった。また一緒に暮らしたくなった。
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自信を持っておすすめしたい のびのびすごせる素敵さ 再確認   投稿日:2024/04/01
ピッピ南の島へ
ピッピ南の島へ 作: アストリッド・リンドグレーン
絵: 桜井 誠
訳: 大塚 勇三

出版社: 岩波書店
長靴下のピッピ 第3弾。
世界一強い女の子ピッピと、隣に住む男の子と女の子が、一緒に南の島で過ごすお話。

日本語版:1965年刊行。原書:1948年出版。
巻末に作者をたずねた小野寺百合子さんの体験談と、翻訳者:大塚勇三さんのお話を収録。

1巻から続けて読んできたが、ますます奇想天外、びっくり仰天の途方もない話が連発。父親の職業が海運業(船の船長)と、副業で南の島の大王(県知事のような感じ)という設定の面白さ。娘が世界一力持ちで、情に厚く、虚言壁なのに素直で大胆。個性的すぎる。これで面白くないわけがない。

ピッピのお話は全部で3冊あるが、もっと書いて欲しかった。ピッピが大人になった話や、ピッピの老後なども是非知りたい。天国の作者に続編をリクエストしたい。

南の島(私はパプアニューギニアをイメージした)で、子どもたちがのびのびと、学校にも行かず、その辺の木の実を取って食べたり、海で遊んだりしながら、ずんずんたくましくなり、いろんな冒険をする様子が爽快。
腰みの一つつけただけで、誰もが細かいことは気にせず、のんきに大胆に過ごしている。島には島のいろいろな問題もあるだろうけど、いろんなしがらみに子どものころからがんじがらめの子ども達(ピッピは除く)には、いい「転地療養」になったらしい。
この子たちが将来、どんなふうに成長していくか、楽しみだ。

やっぱりのびのびと、思う存分楽しい時間を過ごすことは、人間にとって必須栄養素だと思った。
今からでも遅くないから、思う存分、楽しい思い出を作ろうと思った。
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自信を持っておすすめしたい こどもあるある   投稿日:2024/03/28
はけたよはけたよ
はけたよはけたよ 作: 神沢 利子
絵: 西巻 茅子

出版社: 偕成社
少年がパンツをはく話。

1970年刊行。世代を超えたロングセラー。
お話がわかりやすいので、絵を見ているだけでもいいと思う。

小さい子どもの頃、何故か下半身すっぱだかの子どもが、その辺で遊んでいることがあった。風呂に入った後に、なかなか服を着ないとか、いろいろあったらしい。
本人は記憶にございません。

確かにパンツをはくのは高度な身体能力が必要で、片足で立ちながら、両手で作業をする、という難しい事を、よくできるようになったなあと、中年になってから、改めて思う。
病気やけがなどで体がうまく動かせない時に、健康で体が自由に動かせる有難味を知った。小さい子どもの頃、いろんな事ができなくて、悔しかったことも思い出した。
1つ1つできるようになって、本当にうれしく、有難い事だとわかった。

これからは、自分でできることが増えていくように、今できることはずっとできるように(維持)、ますます健康になってやろうと思った。
絵本の趣旨とは違うと思うけど、「自分でできる」尊さ、有難さが身に染みてわかった。
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自信を持っておすすめしたい 合戦以外の、武将の活躍を知り感心。   投稿日:2024/03/21
川を治め水と戦った武将たち
川を治め水と戦った武将たち 作・絵: かこ さとし
出版社: 瑞雲舎
武田信玄、豊臣秀吉、加藤清正の3人を中心に、戦国時代の日本で、実際に行われた治水工事の様子を年表、地図、イラストを使い、わかりやすく解説した絵本。

2004年刊行。(全5巻)
戦国武将と言うと、合戦や敵を倒す戦略の事が派手に喧伝されるけれども、実は自分の領土・領民を守るための事業もしっかりやったことがわかった。
長年、氾濫を起こし人々が困っていた川の、流れを変えたり、大水が出ても被害がでないように工夫する工事を、そこに住んでいる人たちの意見もしっかり聞いて、お互いに信頼関係を深め、長年にわたって成し遂げた様子に感動する。

作者は工学博士、技術士でもあるためか、地図やイラストを正確に丁寧に描きこんでいる。作者が、昔の人たちに敬意を示し、次の世代を創っていく子どもたちに、先人の素晴らしい働きや善意を伝えようとしている気持ちが伝わる。

土木工事が全然わからなくても、絵を見れば、わかるように親切に書いてある。戦争だけではない戦国時代の様子がわかり、大変な時代を生き抜いてきたご先祖様たちに感謝でいっぱい。

大人も読んで欲しいシリーズ。
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自信を持っておすすめしたい 昭和レトロ、アナログな遊び満載。   投稿日:2024/03/21
てづくり おもしろおもちゃ かこさとし あそびの玉手箱
てづくり おもしろおもちゃ かこさとし あそびの玉手箱 作: かこ さとし
出版社: 小学館
自然の草花や、身近なもの(みかんの皮や、手袋、厚紙など)を使って、自分で遊びを手作りする絵本。

2021年刊行。(1968年にアメリカで英語で出版されたものを、日本語版にして復刻)
テレビゲームや、スマホがなかった時代に、子どもたちがいろんな身近な素材を工夫して、楽しい遊びをしていた様子がよくわかる一冊。

農村出身なので、わら細工や草笛などはやったことがあるが、けっこう知らない遊びも多かった。昭和世代は、この絵本の遊びをいくつか実際に、現役の子ども時代に経験したことがあると思う。

印象に残ったのが、みかんの花火。
みかんの皮を絞って汁を飛ばし、蝋燭の火にあてると、火花が散る遊びが、スパイシーだ。「火はあぶないので、大人と一緒に遊んでください」と注意書きがしてある。
きっと大人は一緒に遊んでくれないどころか、本を取り上げられそう(うちの大人は、こういうのに理解が全くない)だが、子どもはこういうちょっと危険なかほりのする遊びをやたらにやりたがったりする。
本書の遊びを見ながら、昔のことを思い出し、マッチでイタズラしていてばあさんに派手に怒られた、とか、タンポポをいろいろに加工して遊んだ、とか、懐かしい気持ちでいっぱい。

便利な道具を使った近代的な遊びもよいものだが、こういう素朴な遊びもなかなか素敵だ。
よく考えられていると感心するものも多い。こういう体験を重ねて、考えたり学んだりして、成長していくのだなあ。
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自信を持っておすすめしたい 実は小さい花の集まりだった   投稿日:2024/03/17
しょくぶつ・すくすくずかん (2) タンポポ
しょくぶつ・すくすくずかん (2) タンポポ 作・写真: バーリィ・ワッツ
訳: 舟木秋子

出版社: 評論社
タンポポの、花の構造と、種のでき方、種から育って花が咲くまでの成長を写真で記録した本。

1992年刊行。原書:1987年。
植物の一年のサイクルを紹介する学習絵本。
小さい子どもが、見てわかるように、やさしい語り口になっている。タンポポの花の写真は、花の断面図や、大きく引き伸ばした絵で、草花の体の作りがよくわかる。
見慣れた花であるが、実はあの黄色い菊のような花は、花びらに見える1枚1枚が、独立した小さい花であり、その集まりでああなっているという。
なんと、表紙は、タンポポの花の構成員の、集合写真。
みんないい顔をして写っている。

綿毛の1つ1つに種がついていて、遠くに旅をする。
綿毛は簡単な作りになっているが、どうしてこれが、素敵に機能的で、必要最低限の材料とエネルギーで、実に効率よく子孫を残せるように工夫されていることがわかった。

植物の素晴らしさがわかって、楽しい。
最後のページは、自分で植物の写真を見て、育つ様子について話をしてみましょう、ときた。
タンポポの気持ちになってみたら、きっと世界を見る目が変わって、もっと命を尊重できるようになれる気がする。
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自信を持っておすすめしたい 真摯な道具愛を感じる   投稿日:2024/03/17
どうぐ
どうぐ 作・絵: 加古 里子
出版社: 瑞雲舎
家の中にある道具、家の外にある道具の役割や、構造をひとつひとつ丁寧に教えてくれる本。

1970年福音館書店から刊行。
2001年瑞雲舎から復刊。
私が読んだのは2024年なので、54年後に大人に読まれて、面白がられている絵本。刊行当時に使われていた電話や家電、流行の車などに時代を感じる反面、身近な調理道具や、ドライバーなどの工具は形が変わらない。用途に合った形は、普遍的なものだとわかる。

作者が工学博士や技術士なので、ひとつひとつの道具の構造や形をよくよく観察して、丁寧に、正確に描いていることが伝わる。道具に敬意を払い、これからの世界を作っていく子どもたちを尊重し、実に誠実に作られた愛情たっぷりの作品だとわかる。

物を大切にしようとか、いわなくても、なんだか、こういう絵本を読んだら、きっと物を大切にするだろう。
特に印象に残ったのが、「ものをすくう」道具類。
耳かき、スプーン、しゃもじ、お玉など、それぞれの役割を実に楽しい言葉で表現している。すくう量を表す言葉が、だんだん大きくなっていく。言葉も、少なく、効果的に、楽しめるように知恵を絞っている。

子どもの本を作る人の、真摯な愛情をたっぷり感じて、自分も大事にされていることが実感できた。幸せな絵本。
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