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たった ひとつの ひかりでも

たった ひとつの ひかりでも(評論社)

どんなに暗くても、きっと見つかる、希望の光。

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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい 神が守っている気がしちゃう「水たまり」   投稿日:2024/05/31
水と地球の研究ノート(4) 消えない水たまり
水と地球の研究ノート(4) 消えない水たまり 文: 武田 晋一
絵: ボコヤマ クリタ
写真: 武田 晋一
構成: ボコヤマ クリタ

出版社: 偕成社
福岡県北九州市の山に実際にある「消えない水たまり」を取材し、そこに住む生き物たちの生活や、地形の特徴、季節による変化、人との関り…などをまとめた写真絵本。

2011年刊行。自分の住んでいる場所の近くに、実に不思議な自然の営みがあることを知ったら、私も驚くだろうと思った。
また、地形の関係で、きれいな水が安定供給され、水たまりは年中消えることなく存在し、カエルやサンショウウオなどの生き物を守り、子育てができる環境が保たれているという。
なんだか、神様が守っているような印象を受けた。

地元の人もよく知っている場所で、子どもたちも大人も水場に親しみ、見学に来たり、生き物と触れ合ったりして、大切に扱い、親しんでいる。
こういう素敵な場所がどんどん大事にされて、残されて守られていくことは嬉しい。
カエルやサンショウウオが卵から大人になるまでの様子などを見ると、この世に不思議が満ちていることが感じられ、なんだか素敵な気分だ。
水場は本当に命のゆりかごだと思った。

写真も神秘的で、素敵な命の営みを、カッコよく伝えてくれている。粋なショットが多くて、しびれる一冊。
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自信を持っておすすめしたい なんだか楽しい気分になる   投稿日:2024/05/31
わんわん わんわん
わんわん わんわん 作・絵: 高畠 純
出版社: 理論社
動物の鳴き声の絵本。

1993年刊行。
お話の中身は、本書を開いて自分で体験して欲しい。

衝撃的な絵本だった。
ただただ、そんな手もあったのかあああああああああああ!!
と、びっくり仰天。こういうのは子どもは大好きだろう。

どうしてか、犬の鳴き声は「わんわん」と表現する。だから子どもの頃は、犬を「わんわん」とか、「わんちゃん」とかよんでいた。大人になっても「わんちゃん」とよんで、差支えない。むしろ、「犬」と言うよりも、「わんちゃん」と言った方が、愛犬家にはよろこばれる気がする。ちゃん(敬称)づけだからか。

そんなことを考えたが、そんなことなど考えなくても、ただ見て楽しめる絵本だ。
単純な話なのだが、なんだか妙に楽しい気分になってくる。
かなりカオスな場面もあって、いろんな楽しみが見つけられると思う。
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自信を持っておすすめしたい 石が、まるで漫画のキャラクターみたいに感じられた   投稿日:2024/05/31
石は元素の案内人
石は元素の案内人 作・写真: 田中 陵二
出版社: 福音館書店
世界は「小さい粒」でできていることを、身近な素材「石」「金属」を使って説明してくれる科学の本。

2022年刊行。筆者は化学の専門家。科学の知識がない人でもわかるように、表現を工夫しているところが素敵だ。
石の性質を、「〜するくせがある」と言ったりするので、なんだか石が漫画のキャラクターのように性格や主張があるような気がしてくる。

きれいな鉱物の写真がたくさんあり、見とれてしまう。
実験のページもあり、砂鉄から鉄を取り出したり、昆布からヨウ素を取り出したりする。ものすごく手間がかかる作業であることがわかる。工場で効率的に処理できることのありがたさがわかった。

人間の時間の感じ方と、鉱物の時間の長さ(鉱物は時間を感じているのか?)がまるで違い、遥か遠い昔の事や、ものすごい長い時間をかけて鉱物が今の形になったことなども語られていて、壮大な気持ちになる。
なんとなく見ているだけだった石が、大昔から生きている大先輩や大魔法使い、賢者のように見えてきて、ファンタスティックだ。

大人になっても、こういう楽しい本が読めて最高だ。
大人になっても、情熱を失わず、ますます研究に没頭して、いろんなことを親切に教えてくれる筆者のような人がたくさんいて、本当にいい時代に生まれたなあと思う。
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自信を持っておすすめしたい 時間はのびちぢみする。   投稿日:2024/05/31
みんなそれぞれ 心の時間
みんなそれぞれ 心の時間 作: 一川 誠
絵: 吉野 晃希男

出版社: 福音館書店
人が「時間」というものをどのように感じているかを、
いろいろな事例を出して説明してくれる本。

2014年刊行。
子どものころは、時間が長く感じていた。祖父母が「時間が経つのが早い」とよく言っていたのが、なんだか不思議な気がしていた。幼児の自分には、わからない世界。体験していないからだ。
大人になって、だんだんと祖父母の言っていたことがわかってくるようになった。仕事をしていたり、何かに夢中になっていたりすると、時間はあっという間。逆に苦痛でしかない状態の時は、時計が止まっているような気がする。

本書では、そういう感じで「時間」をどのように感じているかが、具体的にわかりやすく描かれている。
はっとしたのは、赤ちゃん〜老人までの絵が描いてある場面。人の一生をこのように並べてみてみると、1分1秒が実に貴重でかけがえのない、素晴らしく価値のあるものだとわかった。

大人になってから見ると、人生をどのように生きようかと、真剣に考えるきっかけになる一冊。
または、過去の事を思い出して、いろいろな思いが錯綜するかもしれない。
いづれにせよ、読み終わった後、私はことさら「一日一日を大事に生きよう」「自分にも貴重な時間であり、他人にも貴重な時間である」などと思い反省し、気合を入れ直した。

考えさせられる絵本。
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自信を持っておすすめしたい 子どもと大人と、別の生き物みたい   投稿日:2024/05/24
ほーら、大きくなったでしょ (14) ぺんぎん
ほーら、大きくなったでしょ (14) ぺんぎん 作: メアリー・リング
写真: ニール・フレッチャー
訳: そのひかる

出版社: 評論社
オオサマペンギンが、卵からかえったところから、大人と同じ大きさになるまでを紹介した写真絵本。

1994年刊行。(原書:1993年)
ペンギンの子どもと、大人と、全然ちがう外見で笑った。
子ども時代は、ぬいぐるみの素材のような、もこもこした毛皮に覆われていて、実にもっさりしている。大事に包まれて守られている。
これがどんどん大きくなっていくと、少しずつ毛が抜けていく。まだらに抜けていって、変なかつらみたいになったり、前衛的なコートを着たようになっていたり、とってもユーモラスに見える。
本人たちは至って真面目に、普通に生きているだけなのに、ウケを狙えるのがぺんぎんの素晴らしさ。

卵から出たばかりのヒナが、実にぐったりしていて、「お疲れ様」感、満載なのも笑えた。笑っている場合ではないが。
ヒナは温かいところから、急に極寒の地に出されて、これから飢えと危険との闘いだし、親は旺盛なヒナの食欲を満たすために大わらわだし、大変なのだ。
野生の生き物は、いろんな難局を乗り越えて、生きている。尊い存在。

とはいえ、かわいい。面白い。ユニーク。
ぺんぎんは、どこか不思議な魅力がある。
楽しい絵本です。
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自信を持っておすすめしたい ドキドキしっぱなし!   投稿日:2024/05/21
かいけつゾロリ(28) かいけつゾロリぜったいぜつめい
かいけつゾロリ(28) かいけつゾロリぜったいぜつめい 作・絵: 原 ゆたか
出版社: ポプラ社
森の中にいた美女を助けて、ありついた素敵なお料理でキノコにあたったという、ギャグマンガのようなゾロリ一家。
命の危機を脱するために、薬草を探す冒険物語。6大ふろく付。

2000年刊行。
私が読んだのは、2024年。40歳を過ぎてから。24年経っても面白いという奇跡を連発させている筆者に、私は弟子入りしたい。
本書で小ネタで出てくるドリフのいかりや長介さんは、すでに鬼籍に入られ、メンバーもひとり、またひとりと、人生の舞台から去っていかれた。ああ、月日の過ぎるのは容赦ない。
子どもの頃に読んだら、そんな感想は持たなかった。

とはいえ、あいかわらず容赦ないギャグの連発。今回はかなりトリッキーな展開もあり、読者はぼ〜っとしていられない。作者が放つ小ネタ・大ネタは、予測不可能。
今回も、生きるか・死ぬかで、魅せてくれます。

いつも思うのだが、これは絵本なのに、何故か映画を一本見たくらいの充実感がある。昔の名作映画や、人気のテレビ番組、時事ネタなど、いろんなところから情報を仕入れ、混ぜ合わせてネタを練り上げていく筆者の、実はものすごい努力・作業が、きっと伝わって、圧倒されるのだろう。

下品だからやめなさい、と怒る保護者があるらしいが、
ゾロリ一家の下品力は、愛と笑いで人類を救うと、私は信じて「推し」ている。
次の作品も楽しみだ。
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自信を持っておすすめしたい 小学校の図書館で一番初めに読んだ本   投稿日:2024/05/17
こんこんさまにさしあげそうろう
こんこんさまにさしあげそうろう 作: 森 はな
絵: 梶山 俊夫

出版社: PHP研究所
冬場に食べ物を探し回る母狐のお話。

1982年刊行。2012年時点で、代34刷発行。

個人的に思い入れの深い一冊。
小学校2年生の時、「学校の図書室のつかいかた」の授業があった。一人一冊、本を読んで感想を書く(発表する)という内容だった。私はこの本を選んで読んだが、時間内に読み切れなかったことを今でも覚えている。

中年になってからふと思い立ち、読んでみた。
ロングセラー絵本になっていて、ビックリした。
お話の内容は、飢えた母狐が、子ぎつねに食べ物を与えるために冬の野山を探し回り、人里にまで降りてくる。
しかしとうとう食べ物が見つからず、途方に暮れている時に、「のせぎょう」という行事でお稲荷様に捧げられたお供え物を得ることができ、親子の狐は助かる、という内容。

そんなハードな内容だったとは思わなかった。
当時はどんな気持ちで読んでいたのだろうか。
大人になってから読むと、自然の厳しさや、人々の温かさ、里山での生活についてなど、いろいろと思うところがある。
小学生の時分ではわからなかっただろうなあ。

大胆な絵がユーモラスではあるが、なかなかしんどい内容で、印象に残った。
野生動物も人間も、幸せに共存して欲しい。
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自信を持っておすすめしたい 大きな使命を果たした人たち   投稿日:2024/05/17
海外の建設工事に活躍した技術者たち
海外の建設工事に活躍した技術者たち 作・絵: かこ さとし
出版社: 瑞雲舎
パナマや台湾、朝鮮半島など、海外で活躍した土木工事の技術者を紹介する絵本。

2005年刊行。
青山士(1878〜1963)パナマ運河の工事に携わる。
八田與一(1886〜1942)台湾・嘉南平原の治水工事。
久保田豊(1890〜1986)朝鮮半島他、東南アジア各地への技術協力。
どの人も途方もない大事業を成し遂げているが、大変な困難に打ち勝って、多くの協力者があり、また犠牲者もあったことを忘れてはならない。寝る間も惜しんで調査・研究・作業をしたり、資金難に苦しんだり、技術的に難しい事や、世界初の試みに挑戦したりするなど、波乱に富んだ展開ばかりだ。

そして、どの人にも共通するのが、目の前の仕事だけではなく、遠い未来のことまで考えていたこと。
そして、ひとりひとりの命を大事にしたこと。
特に印象に残ったのは、八田與一の台湾の仕事だ。八田は、広大な範囲の土地を、豊かな耕作地に変えたばかりか、子孫たちが長く、無理なく農業を続けられるように、農作業の方法まで指導した。あまり日本では知られていないのが残念だ。

多くの偉大なご先祖様たちが、素晴らしいものを私たちに残してくださったと思って感動した。

本シリーズは全5巻あり、どの本から読んでも素晴らしい人ばかりだ。水が自由に飲めること、食べ物に困らない時代に生きられることを、心から感謝したい。
そして、自分も子孫たちに良いものを残していきたい。
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自信を持っておすすめしたい ものを知ると、風景が一変する   投稿日:2024/05/17
屋上のとんがり帽子
屋上のとんがり帽子 文・写真: 折原 恵
出版社: 福音館書店
ニューヨークのビルの屋上にある給水塔の話。

2002年刊行。
普段の生活で、なんとなく不思議に思っている「風景の一部」を、興味を持って調べてみたら意外と面白いことがわかった。
100年前の人々の暮らし。ニューヨークの歴史。高層建築が多い理由や、高い建物の各部屋にまんべんなく水をくばる設備の工夫など、段々と「給水塔」の全貌が明らかになっていく。
地味な存在だが、無いと困る。
しかし、敢えて良く知ろうとも思わなかった。
そんな存在が、あちこちにあるのだろうと思った。

高い建物で作業する人達へ取材をしている。やはり最初はひどく恐ろしく感じるようだ。しかし、慣れてくると最高の景色を見ながら仕事をしている。自分の仕事が人々に大いに役に立っていると、作業員の一人一人がほこりに思っている様子が伝わって来る。

日常生活を支えるいろんな者や、それを提供してくれる人によって、私たちは快適な生活を実現できていることがよくわかる。
ひとつモノを知ると、今までなんとなく見ていた「風景」が一変した。世の中はありがたいものでいっぱいだ。
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自信を持っておすすめしたい どこかで見たことがある植物   投稿日:2024/05/10
しょくぶつ・すくすくずかん (8) マロニエ
しょくぶつ・すくすくずかん (8) マロニエ 作・写真: バーリィ・ワッツ
訳: 舟木秋子

出版社: 評論社
日本語名はセイヨウトチノキ。
マロニエの木の一年間を、枝の先についた芽、広がる葉、花や実のなる様子で紹介する学習絵本。

1993年刊行。(原書:1987年)
とちの木は小学校の裏手に植わっているのを見た。結構大きな実が成るのに、栗のようには食べないと言われて、なんだかガッカリした記憶がある。
マロニエは、フランスあたりで見かけた。やはり、栗くらいの大きな立派な実がなるのに、誰も拾って食べたりしないらしく、道端にゴロゴロと転がっていた。

栗のように実を食べるものでないと、あまり積極的に樹木に感心を持たないで過ごしてきたが、別に食べなくても、ただ見ているだけでも十分に素敵だと最近わかってきた。

本書は、小さな芽が春になると、その中にしまっていた葉っぱを出して、大きく葉が広がる様子など、素人にはなかなか見られない樹木の姿を、大きな写真で見せてくれる。
あんなに小さくまとめて「芽」に入れて、春が来たらさっさと大きく広げて、太陽の光などを利用して養分を作る。
折り畳み傘を広げたり、しまったりするようなことを、実に上手にやってのけるところがエライ。

前衛的な形の実も面白い。とげとげの殻に包まれているのだが、あの棘が何のためについているのかわからない。
パンクな印象。植物の実は、良く見るとかなりやんちゃなデザインのものがあったりして楽しい。

面白がって、「マロニエ 食べる」でネット検索もしてみたが、やはり食べないのだそうだ。フランスでは「マロン」という単語はあるが、それはマロニエの実のこと。これは食べない。
食べるほうは、「シャテニエ」と言って、日本の栗のように、食用になる。日本では食べない「マロン」を食用の栗の実のお菓子に使っているから、ややこしい。

写真絵本一冊から、いろんな調べものをしたり、思い出を味わったりして、楽しかった。
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