話題
お金の使い方と大切さがわかる おかねのれんしゅうちょう 改訂新版

お金の使い方と大切さがわかる おかねのれんしゅうちょう 改訂新版 (Gakken)

電子マネー時代だからこそ、身につけたい金銭教育!新聞やTVで話題の幼児ドリル♪

TOP500

渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

  • Line
自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

マイ絵本棚

他の本棚

チェック済

公開

初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

954件中 61 〜 70件目最初のページ 前の10件 5 6 7 8 9 ... 次の10件 最後のページ
自信を持っておすすめしたい どこかで見たことがある植物   投稿日:2024/05/10
しょくぶつ・すくすくずかん (8) マロニエ
しょくぶつ・すくすくずかん (8) マロニエ 作・写真: バーリィ・ワッツ
訳: 舟木秋子

出版社: 評論社
日本語名はセイヨウトチノキ。
マロニエの木の一年間を、枝の先についた芽、広がる葉、花や実のなる様子で紹介する学習絵本。

1993年刊行。(原書:1987年)
とちの木は小学校の裏手に植わっているのを見た。結構大きな実が成るのに、栗のようには食べないと言われて、なんだかガッカリした記憶がある。
マロニエは、フランスあたりで見かけた。やはり、栗くらいの大きな立派な実がなるのに、誰も拾って食べたりしないらしく、道端にゴロゴロと転がっていた。

栗のように実を食べるものでないと、あまり積極的に樹木に感心を持たないで過ごしてきたが、別に食べなくても、ただ見ているだけでも十分に素敵だと最近わかってきた。

本書は、小さな芽が春になると、その中にしまっていた葉っぱを出して、大きく葉が広がる様子など、素人にはなかなか見られない樹木の姿を、大きな写真で見せてくれる。
あんなに小さくまとめて「芽」に入れて、春が来たらさっさと大きく広げて、太陽の光などを利用して養分を作る。
折り畳み傘を広げたり、しまったりするようなことを、実に上手にやってのけるところがエライ。

前衛的な形の実も面白い。とげとげの殻に包まれているのだが、あの棘が何のためについているのかわからない。
パンクな印象。植物の実は、良く見るとかなりやんちゃなデザインのものがあったりして楽しい。

面白がって、「マロニエ 食べる」でネット検索もしてみたが、やはり食べないのだそうだ。フランスでは「マロン」という単語はあるが、それはマロニエの実のこと。これは食べない。
食べるほうは、「シャテニエ」と言って、日本の栗のように、食用になる。日本では食べない「マロン」を食用の栗の実のお菓子に使っているから、ややこしい。

写真絵本一冊から、いろんな調べものをしたり、思い出を味わったりして、楽しかった。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ヘビもカエルも美しい   投稿日:2024/05/10
水と地球の研究ノート (3) 木が生える沼
水と地球の研究ノート (3) 木が生える沼 文: 武田 晋一
絵: ボコヤマ クリタ
写真: 武田 晋一
構成: ボコヤマ クリタ

出版社: 偕成社
島根県にある「地倉沼」の、生き物や植物、季節による沼の変化や地形についてなどを、写真とイラストで紹介する学習絵本。

2011年刊行。
学生時代に先生から聞いた「水辺の生き物たちの楽園のような沼」に、いつの間にか辿り着いてしまったというエピソードが素敵だ。
著者は、自分の足で歩き、沼を何度も訪れて撮影し、いろんなことに気づいていく。本書に書かれなかったことが、きっとたくさんあっただろうと思った。
木の上に卵を産みつけるカエルや、沼地に集まるヘビ、水がなくなると卵の形で次のチャンスを待っているエビなど、面白い生き物がたくさんいる。それぞれの生き物の暮らしぶりや、気持ちが伝わってくるようで、臨場感がある。

水辺では虫もたくさんいて、蚊に刺されたり、足場が悪かったり、大変な思いもしてこられたと思うが、それよりも、目の前に展開される美しい風景、生き物の様子に魅了されて夢中になっていただろう写真家の姿、感動が伝わって来る。

美人に撮られたカエルやヘビたちを是非とも見てもらいたい。こういう場所をいつまでも守って、自然豊かな地球であってほしい。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 読者も出番がありますよ。参加型ミステリーギャグ   投稿日:2024/05/07
かいけつゾロリ(27) かいけつゾロリのめいたんていとうじょう
かいけつゾロリ(27) かいけつゾロリのめいたんていとうじょう 作・絵: 原 ゆたか
出版社: ポプラ社
拾ったチラシで温泉宿にある「黄金のライオン」を盗む気満々になったゾロリ一家の、愛と笑いと想定外の物語。

2000年刊行。シリーズ27作目。
子ども向けのミステリーとはいえ、なかなか油断ができない驚きの展開。とにかく読者を飽きさせないし、推理は強制参加で、巻末には本筋とは別のなぞなぞまで用意されており、何かと忙しい物語だ。
読者はぼんやりしていられないので、目ん玉を皿のようにしてページの隅々を眺めて、怪しいところを探しておかねばならない。

温泉宿で発生した盗難事件。当時、ちまたで流行っていた、テレビドラマの推理物:湯けむりサスペンス(私は殆ど見ていないが、パロディやギャグのネタにはよく使われていた)を下敷きに、愉快で楽しいギャグを連発。
私は大人向けのドロドロ劇よりも、こちらの方が好きだ。

是非とも本書を開いて、楽しんで欲しい。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 堅実な幸せを感じる。   投稿日:2024/05/01
スモールさんののうじょう
スモールさんののうじょう 作・絵: ロイス・レンスキー
訳: わたなべ しげお

出版社: 福音館書店
牛や豚、鶏などを飼ったり、畑で麦や作物を育てたり、収穫したものを売ったりする農場の一日を描いた本。

1971年刊行。原書:1942年、アメリカ。
アメリカの昔の農民の一日の作業を淡々と描いたお話。
スモールさんしか登場しないが、こんなにたくさんの動物を飼っているし、畑もやっているし、小売販売もしているから、家族か、一緒に働いている人もあるだろうと、思った。

私は、北関東で農業をしている家で育ったが、農作業は地味に大変で、野菜の収穫などは、一気に大量の白菜ができたり、田植えや稲刈りも一家総出で取り掛かった。木の実(柿など)も、成る時はどんどん容赦なく熟れてくる。人間の都合などおかまいなしで、大量の作物ができて、待っていてくれないので、放置しておくと腐って、土にかえろうとする。
急いで干し柿にしたり、収穫後に長持ちさせるためにいろいろしたり、昔の人は大変だった。
そんなことを思い出して、懐かしい気持ちでいっぱい。

しかし、アメリカの農業は、広い。
スモールさんの家の、農場は広くて、車で行ったり来たりしている。トラクターも、あれなら大活躍だろう。
うちでもトラクターや田植え機などを使っていたけど、なんとなく「もっとはたらきたい」と機械が出番を待っている程度の耕地面積だった。

たくさんの動物がいて、賑やかそう。いろいろ大変なことも多いと思うが、なんだから地道に幸せな生活を続けておられるのが尊い。立派な人生だなあと思った。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ヒヤシンスには、種ができる   投稿日:2024/04/25
しょくぶつ・すくすくずかん (6) ヒヤシンス
しょくぶつ・すくすくずかん (6) ヒヤシンス 作: コールドリィ
写真: バーナード
訳: 舟木秋子

出版社: 評論社
球根から葉を出し、花を咲かせるヒヤシンスの、成長を写真で紹介した絵本。

1992年刊行。原書:1989年。
球根のヒヤシンスをガラスの器で水栽培したことが何度かあるが、意外と知らないことがあってびっくりした。
改めて、1つ1つの成長を丁寧に見ていくと、下記の事が心に残った。

・球根からいきなり出来上がった丈夫な葉っぱが出る。
 葉っぱだけでなく、茎やつぼみもいっぺんに出るようで、なんだかせっかちな印象。

・花は、実は1枚の花弁が筒状になったものだった。桜の花のように何枚かで作られているのではなかった。

・花が咲いた後に、実が成る。実から芽も出る。
(ネットで調べたら、実から育てることもできるが、花がさくまで5〜6年かかるそうだ)

・花が終ったあとの球根は、来年また成長して花を咲かせる。多年草。夏は休眠。

水栽培して、いつも花が終ると捨ててしまっていて、かわいそうなことをしたと反省。
次に育てる時は、長く植わっていてもらおう。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 泣ける笑えるいい仕事   投稿日:2024/04/25
かいけつゾロリ(26) かいけつゾロリちきゅうさいごの日
かいけつゾロリ(26) かいけつゾロリちきゅうさいごの日 作・絵: 原 ゆたか
出版社: ポプラ社
巨大隕石が地球に衝突する危機を、ゾロリたちがどうにかしてしまうお話。

1999年12月発行。
当時の懐かしい思い出の、美味しいところを選び抜いてネタにした楽しいギャグがわかったら、二倍楽しい。
当時の総理大臣や、流行した映画、その他諸々を使った楽しい話や、魅力的なキャラクターは、さすがだと思う。
特に、色男で、豊かで健康で幸せで、彼女といちゃいちゃしっぱなしのブリオ氏と、劣等感の塊で、何をしても失敗ばかりでいじけているフレディ氏の対比が面白い。
しかし、どんな登場人物(人ではないけど)にも、必ず良いところや、得意なものを持たせて、活躍してもらうところが、素敵だ。ただ面白いだけでなく、人情味があって、温かい。

ゾロリたちは泥棒なのに、なかなか人脈が広くて、思わぬ人物に助けられたりして、素晴らしい。
ネタバレしないように感想を書くのが難しいが、みんな、非常事態には勇気や愛や、侠気を見せる。
是非とも、普段から本気で生きて欲しい。

ふと気が付いたが、襲ってくる隕石の形が、ジャガイモのように見えた。全く気のせいだが、裏のテーマが、「サツマイモ VS ジャガイモ」だったらと思うと、どちらに私は加勢したらよいか、真剣に悩む。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 新しい時代を開拓した偉大な仕事   投稿日:2024/04/21
土木技術の自立をきずいた指導者たち
土木技術の自立をきずいた指導者たち 作・絵: かこ さとし
出版社: 瑞雲舎
江戸時代末期に、脱藩・密航して外国の進んだ技術・文化を、命がけで学んできた井上勝をはじめに、明治時代に日本の鉱山・鉄道・治水などの難しい工事をやり遂げた偉大な先人を紹介する絵本。

2004年刊行。
紹介されている人物:
井上勝(鉄道)、古市公威(土木建築、工学教育他)、沖野忠雄(治水工事)、田辺朔郎(治水、水力発電)、広井勇(教育、港湾)

トンネル工事や、港の建設、川の整備や鉄道づくりなどを、基本的な知識がなくても、事業の様子や、大変さ、関わる人がどのような気持ちでとりくんだか、などが、よくわかるように描かれている。

最後のページには、空海などのお坊さんたちや、戦国武将、明治時代のお雇い外国人や日本人技術者たちが一堂に会した絵がある。
先人たちの偉大な取り組みが、今の私たちに繋がっていることがわかり、感動的。

しっかりとした年表や、難しい箇所には注釈もついている。作者が丹念に下調べをして、間違いがないように、理解しやすいように配慮した様子がありがたい。

本シリーズでは、明治時代に活躍した人物だけで2冊の絵本がある。この大きな変化の時代に、多くの人たちが熱心に自分たちの住んでいる国や地域、人々の生活や子孫の繁栄を真剣に願い、活動されてきたことが伝わる。

今までは「ただの風景」だった鉄道やトンネル、河川、港などが、実は、多くの人の努力で安全な形になったと思うと、有難い気持ちでいっぱい。

読み応えがあるので、大人もぜひ読んで欲しい。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 美しいにわとり   投稿日:2024/04/16
ほーら、大きくなったでしょ (6) ひよこ
ほーら、大きくなったでしょ (6) ひよこ 作: アンジェラ・ロイストン
写真: ジェーン・バートン
訳: 山口 文生

出版社: 評論社
にわとりの卵から、ひよこが孵り、成長して大人のとりになるまでの記録を写真で教えてくれる絵本。

1992年刊行。原書:1991年。
にわとりを飼っていたので、なつかしい気持ちでいっぱいになる絵本。卵から出てきたてのヒナ、三日目、八日目…とどんどん羽が生えそろったり、体が大きく強くたくましく変わっていったりしていく。黄色くてふわふわのひよこでいる時間は短い。どんどん変わっていき、親のとりとあかちゃんは、まるで別のとりのようだ。

足がしっかりしているのが印象的。美しい羽根の模様も素敵だ。ひな鳥が、水を飲む容器に体ごと入っていくのが不思議。飼っていた時に良く見た光景。餌の入れ物や、水の入れ物に体ごと入って、何をしているのだろう?水浴びでもしたいのだろうか?子ども時代の好奇心や遊び心がそうさせるのだろうか。

美しい生き物だと思った。
オスのとりと一緒にいても、仲が良くてびっくり。
うちで飼っていたとりは、オスが気が強くて暴れん坊だった。こんな風にとりを飼って、ずっと一緒に暮らせたら楽しそうだ。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 誇り高きカウボーイ   投稿日:2024/04/14
カウボーイのスモールさん
カウボーイのスモールさん 作・絵: ロイス・レンスキー
訳: わたなべ しげお

出版社: 福音館書店
アメリカのカウボーイの日常生活を描いた絵本。

2005年刊行。原書:1949年。
カウボーイのスモールさんの一日に密着。牧場での仕事や、相場の手入れ、仲間たちとの共同作業、音楽や遊びなどの楽しみを、愉快な調子で教えてくれる。

映画や漫画などでカウボーイという存在と、言葉は知っていたものの、実際の様子は知らなかった。
最近、現代のアメリカのカウボーイが、youtubeで動画を配信しているのを見て、面白がっていたが、なかなか大変な生活だとも思った。本書で出てくるワゴン(馬車)や、小屋などは、本物に忠実に描かれているようだ。

最初に、日本の読者にはなじみが薄い乗馬関係の言葉を説明してくれる。馬具の名前と、働き、使い方など。
カウボーイの独特の衣装についても、巻頭に着せ替え人形の絵みたいに、帽子やブーツ、ズボンの上に履くズボンなど、説明の絵があって、わかりやすい。

昔の生活なので、手作りが基本で、なんでも自分たちでどうにかする様子が、たくましい。
いろんな便利な機材が使える現在の生活も素敵だが、体力勝負で自分で工夫・創作しながら仲間と助け合う生活も素敵だと思った。

遠い国の、体験したことがない生活がちょっと身近に感じられた。
それにしても、スモールさんは、明るく前向きで誇り高い。
カッコいいぞ。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 国境を越えた人の善意に感動   投稿日:2024/04/08
技術と情熱をつたえた外国の人たち
技術と情熱をつたえた外国の人たち 作・絵: かこ さとし
出版社: 瑞雲舎
明治時代に日本の鉄道、灯台や港、水道、治水工事などの技術を教えてくれた外国人技術者たちと、事業に協力した日本人たちの偉大な仕事をわかりやすく解説した絵本。

2004年刊行。
いろんな国から日本に招かれた技術者「おやとい外国人」が、どのような仕事をしたかを、正確な絵や資料とともにわかりやすく教えてくれる。
土木の知識がなくても、仕事の大変さや偉大さが、絵を見たらわかる親切設計。
特に印象に残ったのは、日本にわざわざやってきてくださったばかりでなく、日本が好きになり、仕事を終えても住み続けた人達があったこと。
迎える日本人たちも、貧しい暮らしながらも、丁寧にもてなして、お互いに信頼関係を築き、長年にわたる大変な事業を共に働いて完成させたこと。

当時は、今よりもいろんな偏見があったり、言葉や文化の壁があったりしたと思うが、それでも一つの目標に向かって、人類が協力していった姿が尊い。

更に面白いのは、外国から来た技術者たちをただほめたたえるだけではなく、中には問題を起こす人もあったり、いろいろなドラマがあったことも描かれていること。

激動の明治時代に、いろんな体験をしながら子孫のために尽くしてくださった先人たちの、いろんな生き様や志がしのばれて感動した。

こんな素敵な歴史を、多くの人に知ってほしいと思った。
漢字にはルビがふってあるし、
絵で見て分かりやすくなっている上、
詳しいことが知りたい人は、年表や注釈なども充実している。
小学生が対象ということらしいが、年齢問わず、どなたにもおすすめします。
参考になりました。 0人

954件中 61 〜 70件目最初のページ 前の10件 5 6 7 8 9 ... 次の10件 最後のページ

年齢別で絵本を探す いくつのえほん

出版社おすすめ

  • もじゃげとうさん
    もじゃげとうさん
    出版社:ニコモ ニコモの特集ページがあります!
    第1回YOMO絵本大賞 優秀賞受賞作品。父さんはゴロンと寝転んで、足をテントの外に出して‥。

全ページためしよみ
年齢別絵本セット