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ぼくを忘れたおじいちゃんと作る、新しいふうせん
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投稿日:2020/08/04 |
生きていくなかでどんどん増えていく、思い出という風船。
ぼくは弟に風船を見せてあげるし、おじいちゃんからは色とりどりの風船を見せてもらう。
そんな大切な時間がいつまでも続くと思っていたのに……。
大切な誰かと、同じ風船を持っていることは、かけがえのない宝物だ。
だけど、年をとって風船を持っていられなくなったおじいちゃんだって、僕の大切なおじいちゃんだということは変わらないのだ。
とんでいったふうせんは、振り返ればそこにあったんだね。
もう追いかけなくったっていい。
何度でも風船の色やかたちを、聞かせてあげるよ。
あっ、今こうしている時間も、おじいちゃんとぼくの新しい風船だね。
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どんなお客もくつろがせるペンギンたちのおもてなし
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投稿日:2020/08/04 |
今はなかなかできないけれど、旅行というものは心が躍りますよね。
普段住んでいる地域や国とはまったく違う文化が見られるのは、旅行の醍醐味の一つ。
この絵本では、遠くの氷の国でペンギンたちのおもてなしを受けることができます。
館内の様子も、出されるご馳走も、ディナーショーも、私たちの”当たり前”とはどこか違っていて……。
廊下を走っちゃ駄目? この国ではペンギンさんたち、氷の廊下を大滑走してるよ!
いつもは「早く寝なさい」って怒られちゃうけど、今日だけは夜更かししてオーロラが見たいな!
そういえば、泊まっている他のお客さんたちも、ここではない、私たちとは違ったところから来ていて、旅の開放感や非日常感を楽しんでいるんだよね。
どこから来たお客さんでも、どんな大きなお客さんでも、海の中から出られないお客さんでも、ペンギンたちは持ち前の深い懐で歓待してくれるはず。
ライオンのカバンに貼ってあるステッカーを見るに、まだまだこの世界には、いろんな動物たちのおもてなしの形があるみたい。
みんな次はどこへ行くのかな。私は次どこへ行こうかな。
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使い手の暮らしを尊重して作られたかばんは、愛そのもの。
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投稿日:2020/08/04 |
手作りの品から感じる、ぬくもりやあたたかみ。
その大元には、使う人の気持ちや暮らし方までもを考えながら、地道に手を進める作り手さんの愛情があるのですね。
森のかばんやさんの店長ハリハリが、かばんの一点一点をひたむきに作り上げる姿を見て、作られたものには作り手の心が込められているのだと、気付かされました。
逆さになるこうもりには上下どちらからも開けられるかばん、地面を這うへびには車輪つきの運びやすいかばん。
私が使うならどんなかばんがうれしいかな? 身近なあの人にプレゼントするならどんなかばんが喜んでもらえるかな?
一人一人違った生活スタイルや考え方に思いを馳せることは、その人の生き方を尊重することにも繋がりますね。
何もかもが便利になってきている世の中、安く大量生産された物に私たちは囲まれています。
だけど、私たち人間ももとは自然から生まれた動物。
ハリハリのように手を動かし時間をかけることで、物に宿る”まごころ”を大切にしたいと思わせられます。
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成長という長い矢印のカケラ
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投稿日:2020/08/04 |
最初から完璧な人なんていない。
冷蔵庫を開けっぱなしにしたり、脱いだ靴下を見失ってしまったり、
後から考えれば「ちゃんとすればいいのに」とあきれてしまうような時間が、
大人になるまで、いや、大人になってからも、生きている限り続く。
だけど一つ一つ失敗を重ねて、もう朧気にしか思い出せない昔の自分よりも、たくましく、かしこく、つよくなれるのだ。
周りの大人がぜんぶ先回りしてやってしまえば苦労はないけれど、それではいつまでも前には進めない。
その瞬間だけに目を当てれば失敗としか思えない一歩一歩が、成長という長い長い矢印のカケラだということ。
これこそが、るすばんかいぎの結論なのかもしれない。
あたたかく見守ってくれる存在にいつか気付くとき、身の周りの物や人に優しい君に変身していますように。
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