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いたずらっこのキツネさんですが
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投稿日:2014/09/06 |
梶山俊夫さんならではの、味わいのある昔話です。
川村たかしさんのお話の中には、本当の悪者は登場しないようです。
いたずら好きのキツネですが、お坊さんのからかいに騙されて、化けることができません。
仕返しをしても良いような展開ですが、頭巾がなくては寒かろうとお坊さんに頭巾を返しに行きます。
とても思いやりのあるキツネだったのですね。
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『不思議の国のアリス』のサブテキスト
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投稿日:2014/09/06 |
『不思議の国のアリス』をメインキャストであるウサギから見た物語です。
あのウサギの家族はどんな家族だったのでしょう。
『不思議の国のアリス』の登場キャラクターもあちこちに顔を出し、作者自ら楽しんでいるように思いました。
この絵本をより楽しむために、いせひでこさんがカバーに載せた解説も味わいがあります。
『不思議の国のアリス』を3倍たのしめる絵本だと思います。
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ニコラのクラスメイト、大活躍
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投稿日:2014/09/06 |
前作に増してニコラのクラスメイトのドタバタはパワーアップしてます。
面白おかしいのですが、その中に小学生ならではの価値観、考え方がうかがえてハラハラしながらも楽しませていただきました。
時計やカメラをプレゼントするおばあちゃんもすごいですが、ネコに小判でしたね。
父親たちが向きになるサッカーゲームも腹がよじれました。
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かわいそうすぎるマーガレット
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投稿日:2014/09/05 |
魔法でりゅうにされるマーガレット。
話の構成と顛末は、いろいろに読んできた昔話や童話に通じるところがあるのですが、この絵本を手に取るまで抵抗感がありました。
タイトルの「おぞましい」という表現と、王子とりゅうの目が、とても重かったのです。
そして絵本を読んで、マーガレット姫の扱いに悲しさを強くしました。
魔法で「おぞましい」りゅうにされたマーガレット姫は、人に疎まれる存在になってしまいます。
りゅうがいることで気を失った侍女、人々が差し出すミルクを物欲しそうにみているりゅう、結果オーライとはいえ、手にするには抵抗感のある絵本になってしまっているように思いました。
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運が良いのか悪いのか
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投稿日:2014/09/05 |
拾った金貨が銀に変わり鉄に変わり…、しまいには何にも無くなって、化かされていた事を知ったおばあさん。
どう考えても運が良いように思えないのですが、万事を肯定的にとらえるおばあさん。
とってもしあわせだと思います、、
物は考え方次第だと言うことでしょうか?
その前に、拾ったものを自分のものにしてはいけないと思いますが。
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実は私も注射が怖い
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投稿日:2014/09/05 |
こんなに都合の良いお話があるのでしょうか。
好き好んで注射を打ちたい人って、かえって怖いくらいです。
みんな我慢して、注射が終わったらなにかごほうびをもらおうなんて考えているのに違いないのです。
でも、注射が痛くない魔法のようなこの絵本、注射が怖い人にしか描けなかったりして…。
微笑ましく感じました。
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何事にもこだわらず…
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投稿日:2014/09/04 |
大人も子供も一緒に、安心して楽しめるシリーズ第2弾です。
1巻の最後に幽霊の親子がいたから、ひょっとしたら…と思っていたら、やっぱり来ましたか?
おじいさんの包容力、こだわりのなさには感服です。
幽霊、しかも若い女性。
幽霊さんは恥じらいも忘れて、おじいさんに圧倒されてしまって…、いやいやおじいさんファンになってしまいましたか。
こんなシリーズなら、4巻で終わらずに描きつづけてほしいですね。
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児童書ではありませんが…
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投稿日:2014/09/04 |
児童書ではないと思いますが、絵本ナビでヒットしたので、投稿します。
テレビの連続小説を見るまでは、『赤毛のアン』を読んだことのない自分としては、『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』『ブレーメンのおんがくたい 』そして『少女パレアナ』は好きな図書ではあっても、村岡花子を知りませんでした。
読み始めたら、戦争をはさんで近代日本の中で、児童文学の礎を気づいた偉大な人だとわかり、恥ずかしさを感じました。
児童書、絵本に関わろうとする方にとっては貴重な図書だと思います。
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アヒルが空を飛んだっていいじゃないか
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投稿日:2014/09/03 |
アヒルが空を飛べないなんて誰が決めたんだろう。
ニワトリが空を飛ばないなんていつ決まったんだろう。
ゴリラが空を飛んだり、ゾウが空を飛ぶことについてはちょっと唸ったけれど、人間だって空を飛んでいるじゃないか。
常識にとらわれないこの絵本の発想は、素晴らしいブレイクスルーだと思います。
昇る太陽を見て飛べると思ったというまとめには、ちょっと苦しさを感じたけれど、この絵本の発想と想像は、今の子どもだけではなく大人たちに伝えたい、常識枠へのアンチテーゼだと痛感いたしました。
この絵本を見て、ハトさんにはなってほしくないと思いました。
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詩情にあふれたナンセンス
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投稿日:2014/09/03 |
静かな海を眺めていると、色んなものが流れ着いてくるところを想像しました。
きっかけは、海辺に転がっているごみだったかもしれません。
海のなかに潜む得体の知れない不気味さだったかもしれません。
海の彼方にあるものを想像したのかも知れません。
色々想像していると、自分の心のなかに海が出来ました。
自分の心の海に流れ着いてくるものは、自分のよく知っているもの、お父さんまで登場します。
ナンセンスという言葉でくくれない自分の世界です。
とても詩情を感じる絵本でした。
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