話題
まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

楽葉

じいじ・ばあば・70代以上・埼玉県

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自己紹介
リタイア後、幼児が手軽にできる小さい人形劇を研究しています。

楽葉さんの声

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自信を持っておすすめしたい 下品といわないで  投稿日:2009/05/22
おならうた
おならうた 原詩: 谷川 俊太郎
絵: 飯野 和好

出版社: 絵本館
「いもくって ぶ」にはじまる14のおならの擬音のバリエーション
ぶ ぼ び へ ぴゅ ぺ ば ぽ ぴ す ぱ べ ぷ ぴょ
その一つひとつに画家が想像力をフル回転
詩と絵の絶妙なかけあい やられたなぁ…と思う
飯野和好のダイナミックな絵に後押しされて
恥ずかしがらずに元気にテキストを読もう
できれば2、3回繰り返せば更によし
媚びるということでなく 子どもや孫と一緒に楽しめる

それにしてもインパクトのある絵本だ
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なかなかよいと思う 家族がふえる日  投稿日:2009/05/22
ピーターのいす
ピーターのいす 作・絵: エズラ・ジャック・キーツ
訳: 木島 始

出版社: 偕成社
第一子にとって弟や妹の出現の意味は大きい
年の差があるなら特に…
今まで自分を中心に回っていた世界が
思い通りにならなくなる戸惑い 嫉妬心…

ピーターの場合 かわいい家出をしたあとで 
ママにちょっとした いたずらを仕掛ける
それが和解のしるし ふんぎりのしるし

パパと一緒にペンキをぬるシーンがいい

キーツの絵本は男の子の気持ちにやさしい
兄弟の有無に関係なく読み聞かせたい絵本だ
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自信を持っておすすめしたい シティ派の昔話  投稿日:2009/05/22
けんはへっちゃら
けんはへっちゃら 作: 谷川 俊太郎
絵: 和田 誠

出版社: あかね書房
くしゃくしゃのハンカチからごみとほこりまで
男の子のポッケはガラクタがいっぱい
その中の一つ 1本のヒモから
団地を舞台に わらしべ長者のような交換ごっこがはじまる

和田誠と谷川俊太郎がタッグを組めば面白い
テンポのいい語り口と
デザイン的に処理されたハイセンスなイラストが
組み合わさったおしゃれな絵本

最後に けんが両親にこれまでの出来ごとを
一息に報告するところは本当に一息に読んでみよう
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自信を持っておすすめしたい 別ジャンルのびっくり箱  投稿日:2009/05/17
オズの魔法使い
オズの魔法使い 作: ロバート・サブダ
原作: ライマン・フランク・ボーム
絵: ロバート・サブダ
訳: わく はじめ

出版社: 大日本絵画
仕掛け絵本は楽しいのだが壊れやすい
だから図書館では購入しないのが普通だ
でも仕掛けがあるものは楽しく遊べる
本としてではなく、壊れやすいおもちゃとして…

サブダの仕掛け絵本はいくつか知ってはいたが
これは特にすごい
回転する竜巻 立体的にふくらみ 回る気球
きらめく黄金の道
これは本ではない びっくり箱だ

孫も大層気に入って 家へ来ると手に取る
かけがえのない宝物となっている
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なかなかよいと思う 今ならわかる  投稿日:2009/05/14
ジムとまめの木
ジムとまめの木 作・絵: レイモンド・ブリッグズ
訳: 矢川 澄子

出版社: 評論社
昔話の「ジャックと豆の木」を下敷きにした
ユーモラスなパロディ
空の上の巨人もすっかり年をとってしまい
ショボクレているのだが ジム少年に出会い
かつら 入れ歯 メガネの存在を知る
そして それらを手に入れるたびに若返り 
気力も充実していき…
ブリッグズが「さむがりやのサンタ」に続いてイギリスの
生活感たっぷりにリアルな筆使いで描いている

今や巨人は僕の身の上そのままでペーソスを感じるのだが
それはまた別な話
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自信を持っておすすめしたい ハロルドはぼくだ  投稿日:2009/05/14
はろるどのふしぎなぼうけん
はろるどのふしぎなぼうけん 作・絵: クロケット・ジョンソン
訳: 岸田 衿子

出版社: 文化出版局
子どもが絵を描くということは絵の中に入ることとほとんど同じだ。
山を描けば自分は山より大きく、小鳥を描いているときは小鳥と同じ視線で対話をしている。
紫色のクレヨンでどこまでも世界を描き続けるハロルドは幼いころの僕自身であり、今子どもたちに物語の世界を楽しんでもらおうと思っている今の僕でもある。

 長いロール紙を用意してこの話を実際に描いていったら孫は面白がってくれると思うのだが、それはまた別な話…
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自信を持っておすすめしたい 詩と絵の絶妙なコンビネーション  投稿日:2009/05/14
ことばあそびうた
ことばあそびうた 作: 谷川 俊太郎
絵: 瀬川 康男

出版社: 福音館書店
僕の詩の外延を広げてくれた1冊
詩とはこんなに声に出して快いものなのだ
おはなし会で子どもたちを前にして
「かっぱ」や「さる」で何度楽しんだことだろう
版画的な瀬川康男の絵がすばらしい
赤 黄 緑 墨の4色が本当にきれいだ

絵本の原画の美しさは印刷とはまた違うのだが
それはまた別な話
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自信を持っておすすめしたい やっぱり木はいいなあ  投稿日:2009/05/14
木はいいなあ
木はいいなあ 作: ユードリイ
絵: シーモント
訳: 西園寺 祥子

出版社: 偕成社
確かに木はいいものだ
登ってみると別世界が広がる
木の下にできる日影もいい
挿絵にあるように 長ーいブランコで
実際に遊べたら どんなに楽しいだろう
管理された今の公園でもできることはある
そうでなくても この絵本を前にして
孫と語らうことはできる
この素朴な1冊を今でも購入できることがうれしい
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自信を持っておすすめしたい 英国の底力  投稿日:2009/05/05
はるなつあきふゆ
はるなつあきふゆ 作・絵: ジョン・バーニンガム
訳: 岸田 衿子

出版社: ほるぷ出版
日本は四季の移り変わりがはっきりしている国といわれる
でも イギリスだって負けてはいない

まったくこびることのない表現で
添えられるテキストは短く 的確で 詩的だ

絵をみてみよう…それぞれが一幅の絵画そのもの
もともと大判なのだが 四季の見せ場は4つ折で
広げれば4倍の大迫力となる これらは
切り離して額装で楽しみたいできばえである

一見地味な装丁だが 何気ない身の回りの自然に 
これほど親しみ 楽しみを見出す視点をもつ画家がいて
それをこんな贅沢な絵本として出版するイギリスは
やはり底力があると思う

こちらのコンディションがいいときなら
少人数の読み聞かせで豊かな気持ちを共有できる
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自信を持っておすすめしたい 日本のお父さんに  投稿日:2009/05/05
とうちゃんのトンネル
とうちゃんのトンネル 作・絵: 原田泰治
出版社: ポプラ社
勤務中 本棚の整理をしながら手に取ったまま
時を忘れて読み続けた絵本がいくつかある
これもその1冊 泣けてしかたがなかった

一番心に残っているのは…
不毛な土地に水田を作るため一人で水を引くトンネルを
掘り始めたものの 大きな岩に行く手をはばまれ 
挫折しそうな時 子どもが吹く笛の曲にじっと聞き入り 
そしてまた気持ちを新たにして立ち向かっていく…場面

ここには一家の主として 家族を養う男の生き方が
絵本という表現で 確かに描かれていると思う
自伝的要素も含めて本当に描きたかったものを
描いていることがビンビン伝わってくる

これは世のとうちゃんにぜひ手にとって欲しい1冊だ

出版当時は無名だった作者は まもなくナイーブな
作風の画家として有名になるのだが それはまた別な話
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