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いちがつにがつ

ママ・40代・その他、女の子17歳 男の子14歳

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自己紹介
夫と二人の子供たちにかこまれて、北欧で生活しています。
子供たちをバイリンガル&バイカルチャーにするための教育もかねて、絵本の読み聞かせをはじめたら、自分まですっかり絵本好きになってしまいました。
好きなもの
和食、甘いもの、カラオケ、映画、TVゲーム、旅行、そして絵本♪♪
子供たちの洋服やおもちゃを選ぶのもとっても好きです。
ひとこと
なかなか日本にいるのと同じように絵本を選べないので、みなさんのレビューを非常に参考にさせていただいています。私も、自分の記録を兼ねつつ、みなさんの参考になるようなレビューが書けたらいいなと思っています。

いちがつにがつさんの声

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自信を持っておすすめしたい 温かくて、おもしろくて、共感できる   投稿日:2017/05/24
チュウチュウ通りのゆかいななかまたち 3番地 フィーフィーのすてきな夏休み
チュウチュウ通りのゆかいななかまたち 3番地 フィーフィーのすてきな夏休み 作: エミリー・ロッダ
絵: たしろ ちさと
訳: さくま ゆみこ

出版社: あすなろ書房
図書館の本棚で見つけて、何気なく手に取った本でした。
コンパクトで軽いし、絵が可愛くて、長すぎず短すぎず、夜寝る前の読み聞かせにちょうどよさそうだな、くらいの気持ちで借りて帰りました。

結果、大当たりでした!

お父さんが不在の家の、子だくさんのハツカネズミのお母さんは大忙し。
疲れ切っています。子供達はお母さんを休ませてあげたくてがんばるのだけど、よけい仕事増やしちゃったりして…(母目線ではこの辺でおおいにうなずきます)。

子供たちや親切なご近所さんたちも協力して、「チーズホイホイ」の懸賞で素敵な夏休みをお母さんにプレゼントしたい!というなんとも微笑ましい展開に。しかし、そうは簡単にいかないのです。期待を裏切られて、物語にどんどん引き込まれていきます。

起承転結、初めから最後まで飽きさせない構成で、とても可愛らしいカラー挿絵もたくさん。聞いていた小1の息子も、小4の娘も、読み聞かせていた私もとても楽しく読み聞かせの時間を過ごすことができました。

はじめはシリーズものだと知らずに読んだのですが、この作品を非常に気に入ったので少しずつ買い揃えて行きたいなと思っているのですが、本屋さんでなかなか出会えず難航中。

ぜひ、多くの親子さんに読んでもらいたい作品です!
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自信を持っておすすめしたい 「えー?」「そうきたか!」の連続   投稿日:2016/11/07
ZOOM
ZOOM 作・絵: イシュトバン・バンニャイ
出版社: 復刊ドットコム
小児科の待合室で、なんの気なしに手にとった本作品。

「ん?」
「えー?」
「おもしろーい!」
「うそー!」
「ああ、なるほど!」
「そうきたか!」
「ほほーーー」
「次は?次は?」
「そうなっちゃうのー?」

娘と二人できゃいきゃいはしゃいでしまいました(ちゃんと小声でね)。

文章はなく、ただひたすらズームアウトしていく絵本なのですが、ページをめくるたびに新鮮な驚きの連続です。ひとつひとつの絵の中に想像力を膨らませるような色んな物語が見えて来るのもとても面白いです。作者のアイデアに感心しました。

ちょっと変わった作品をお探しの方、ワクワク感が欲しい方、老若男女問わず楽しめる絵本のプレゼントをお探しの方にもとてもおすすめできる1冊です。
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自信を持っておすすめしたい 絵力と迫力が魅力   投稿日:2016/10/29
耳なし芳一
耳なし芳一 作: 小泉 八雲
絵: さいとうよしみ
訳: 舟木 裕

出版社: 小学館
大人向けの読み聞かせの会で読んでいただきました。

実は、お恥ずかしながらこの歳になるまで、作者の小泉八雲や「耳なし芳一」のことを知らずにきてしまいました。

タイトルは聞いたことあるけど、どのようなお話なのだろうと軽い気持ちで聞き始めましたが、耳から入る描写の言葉の数々だけでなく、目に入る絵の重厚さ、スリル感あるアングル表現などに、どんどん引き込まれていきました。絵本ならではの臨場感と迫力があります。

語彙も難しめで文章も長いので小さいお子さんには向かないと思いますが、高学年から大人まで楽しめる本だと思います。お子さんが読む場合は、まずは源平の戦いのことから知っているともっと良いかもしれないですね。
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自信を持っておすすめしたい 本棚に数冊はこういうの欲しいですね   投稿日:2016/10/27
バナナじけん
バナナじけん 作: 高畠 那生
出版社: BL出版
まず、表紙の絵と「バナナじけん」のタイトルがとても目を引く。
とても気になって、もう読まずにはいられませんでした!

「じけん」とは一体何が起こるのかと、なかなかドキドキしちゃうのですが、読んでみたらだから何?という、なんともナンセンスでシュールなお話なんです。でもそれがいいんです!深く考えずに(いや、深く考えるのもそれはそれで楽しい)親子でケタケタ笑いながら読んでほしい作品です。ユーモラスかつシンプルな絵もとてもいいです。

読みきかせ会でも読みましたが、みんなが見やすく、話も面白く、大ウケでした!
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自信を持っておすすめしたい 紙上で楽しいお買い物体験   投稿日:2016/10/27
おみせやさんでくださいな!
おみせやさんでくださいな! 作: さいとう しのぶ
出版社: リーブル
私たち親子は、さいとうしのぶさんの作品の大ファンで、数え切れないほど何度も読んだ絵本たちだけでなく、かるたなどでもよく遊んでいます。

そのさいとうさんの新刊!
面白いに決まっています。大きな期待を持って手に取りました。

案の定、いつものかわいらしくてあったかいタッチで、細かくしっかりと描かれたお店がいくつも出てきます。商店街のお店を一軒一軒覗いているようで、絵を眺めているだけでもわくわくするのですが、親子であれやこれやと話し合いながら(歌いながら)、お買い物体験をするのが楽しい。37件ものお店が登場するのでボリューム感もばっちり。ただただ商店街のお店が詳細に描かれているだけでなく、ちょっとした遊びやお楽しみが隠されているのもうれしい発見です。子供はもちろん、親の私も童心にかえって楽しめる内容でした。

ちょっとだけ残念なのは、我が家の上の子がそろそろこういう絵本を何度も読みたがる年齢ではなくなってきたことです…。さみしいな。あと数年早くこの作品に出会っていたかったです!
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自信を持っておすすめしたい 温かいまなざしとユーモアで描かれる   投稿日:2016/10/01
デイビッドがやっちゃった!
デイビッドがやっちゃった! 作・絵: デイビッド・シャノン
訳: 小川 仁央

出版社: 評論社
息子がこのシリーズを気に入って図書館で読んでいます。

日本語でもじゅうぶん楽しめますが、原文で読むともっと楽しめます。
文化の違いや、ことばのニュアンス、その奥にかくされた深い意味などが日本語版では伝えきれていないのがとても惜しいと思いました。バイリンガル版で出版されるといいのにな〜。

でも、ページいっぱいにひろがる愛情ある目線とユーモアで描かれたデイビッドの姿がとても素敵で、デイビッドの行動に笑い、ハラハラドキドキさせられます。最後にはホッとできる、とても読後感の良い絵本です。

読み聞かせにも最適だと思います!
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ふつうだと思う 母と子の共感絵本   投稿日:2016/09/29
ぼく おかあさんのこと…
ぼく おかあさんのこと… 作: 酒井 駒子
出版社: 文溪堂
大人向けの読み聞かせ会にて、読んでもらいました。

そうそう、私って、きっと子供達からみたらこんな感じなんだろうな、と思わせられ、反省の念にとらわれました。でも、こんなダメ母でも、子供達のことは心から愛している(つもり)。

子供も、おかあさんのことキライ!と言いつつ、ひたすら純粋な目で、全身全霊
で愛してくれている。そんなことを再認識させてくれる絵本です。

酒井駒子さんの、ちょっとくすんだような、切なさがちょっぴり含まれた挿絵も良かったです。

今日は子供たちが帰ったら、抱っこしてたくさん話しを聞いてあげようと思います。
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自信を持っておすすめしたい 予想だにしない展開   投稿日:2016/09/29
くいしんぼうのあおむしくん
くいしんぼうのあおむしくん 作: 槙 ひろし
絵: 前川 欣三

出版社: 福音館書店
おまんじゅうのようなまるまるした青いあおむしくんの表紙にふと目がとまり、手にとってパラパラとめくったら、内容の不思議さと壮大さにびっくり!もう本棚に戻すことができず、そのまま購入して帰りました。

どこか哲学的で、理不尽で、ホラーでもあるような不思議なお話です。
どんどんお話に引き込まれ、予想外の展開にドキドキさせられます。
最後はハッピーエンド…?でも宇宙の果てがどうなっているのか考えるような、なぜ命というものが存在するのか考えるような、そんなとても大きくて答えが出ない感覚が残ります。

1年生向けの読み聞かせに使ったのですが、子供達が途中怖くならないように、できるだけ明るめの声で軽やかに、かつ淡々とした調子で読みました。子供達は(先生も)、最後までどうなるのだろうとドキドキハラハラしながら聞いてくれました。

深く考えずにお話そのものを楽しむのもいいし、これをきっかけにいろいろな対話をしてもおもしろい絵本だと思いました。

好き嫌いが分かれてしまうかもしれませんが、一度は読んでみても損はない作品だと思います。私はとても気に入りました!
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なかなかよいと思う 親子で愛情を確認しあうきっかけに   投稿日:2016/06/02
おこだでませんように
おこだでませんように 作: くすのき しげのり
絵: 石井 聖岳

出版社: 小学館
子供が二人います。

上の子は赤ちゃんのころからなかなか強情で気難しく、しかし、自分の子供の頃を思い返してみても、いまの自分と照らし合わせてみてもよく似ているところがあって、そのせいか余計に手を焼き、ぶつかり合ってきました。

何度叱っただろう(いや、怒っただろう)。
恥ずかしながら、どうしていいかわからずに叩いてしまったことも、ありました。今でも、しょっちゅうイライラして、子供の気持ちも考えず、大人である私の気持ちをぶつけてしまうことがあります。上の子には、申し訳ないと思うこともしばしばです。でも、素直に自分の非を認めて謝るのが難しかったり。

そんな中、前々から気になっていたこの絵本を寝る前に読み聞かせました。
上の子は、いつもに増して注目して耳を傾けていました。いつも叱られている自分と「ぼく」を比べたり、叱られる「ぼく」にいたく共感したり、逆に「だって、それはだめでしょ!」とつっこんでみたり。

この絵本の中で、先生や母親に認められ、気持ちを受け止めてもらった「ぼく」がいたことで、上の子も、本当は知っているはずの親の愛情を再確認し、安心してくれたようでした。

「いつもいっぱい怒っちゃってごめんね。どんなにひどく叱っても(怒ってしまっても)、いつでも、いつまでも、ずっとあなたを愛しているよ。」と、伝えることができ、寝る前のひと時、久々に親子でぎゅーーーーーっとすることができて良かったです。9歳ともなると、なかなかそんな機会も減ってくるので。

この物語には、さまざまな見方、感想を持つ方がいらっしゃるとは思いますが、
少なくとも我が家ではお互いの愛情を確認しあい、照れずに気持ちを伝えるきっかけとして、大いに役立ちました。
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なかなかよいと思う 読み聞かせでみんなが笑顔になれそう   投稿日:2016/06/01
まゆげちゃん
まゆげちゃん 作: 真珠 まりこ
出版社: 講談社
読み聞かせボランティアで使えそうな、軽く読めて気持ち良く終われるような絵本を探していて、出会いました。

この作品は読み聞かせにぴったりです!

ハッキリしてわかりやすい絵に、シンプルで読みやすい文章。

まゆげにコンプレックスのある子供のお話かと思いきや、実はおとうさんのまゆげが題材でした。いろんな動きをするおとうさんの太まゆに対する愛情と、親子の愛情がたっぷりつまっています。

みんなが笑顔になれそうな、ほっこりしとしたあたたかい作品です。
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