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2009年04月20日

手紙  ~親愛なる子供たちへ~

自分の親が何度も同じ話をすることに嫌気がさすことがあるでしょう。
でもその親は、自分が子どもの頃、何度も何度も同じ絵本を読んでくれたのです。
そう思うと、せつない想いで涙がこみ上げてきます・・・。

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こんにちは、絵本ナビ事務局長のカナガキです。

いつも絵本ナビShopをご利用いただきましてありがとうございます。
今日はみなさんに、僕が涙した本をご紹介しに登場しました。

(すでに話題に火が付いて、品切れの書店が続出しているようですが、
絵本ナビShopでは(数十冊ですが)確保できたようですのでご案内します)

最近、パパ仲間のメーリングリストで話題になっている詩があります。

ご存じの方も多いかと思いますが、「手紙 ~親愛なる子どもたちへ~」という、
作者不明のポルトガル語の詩をもとにしたもので、
年老いた親から子どもたちへあてたメッセージです。

冒頭のくだりは、その詩の中で僕が胸を打たれたところ。
年老いた親が何度も同じ話をしてしまうことを、
子どもの頃同じ絵本を何度も繰り返し読んでとせがんだ、
そのことと対比させて語られているのです。

原文を抜粋してご紹介したいところなのですが、CDになっている歌の
歌詞でもありますのでそうもいかず・・・歯がゆい思い。
でも公式サイトではなんと気前よく全文を公開していますので、
その詩を読むことが出来ます。
>>>こちら

この詩に、情景に合った写真をあわせて書籍化したものがこちらです。
詩はサイトで読めてしまうのですが、心に響いた方は本を手に入れるといいですよ。

「手紙  ~親愛なる子供たちへ ~」

紹介文にはこんなふうに書いてあります。
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年老いた私がある日今までの私と違っていたとしても、どうかそのままの私を理解して欲しい。
人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい。
やがては老いを迎えるこの星の住人より、万感の思いをしたためた魂の言の葉。
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この詩は歌になり、CDになっています。これがまた泣けます。
(残念ながらCDは絵本ナビShopでは取扱いありません)


さて、この詩、この本は絵本ではありませんが、この本と同じように胸を打ち、
泣ける絵本があります。

◆『ちいさなあなたへ』は、生まれてきた子どもが成長して、
いつか自分から離れていくことに想いを馳せた作品。
「全米の母親が号泣」したというこの絵本、もちろん日本の母親の涙を誘っています。

「ちいさなあなたへ」


◆『子どもたちの遺言』は、子どもたちの想いを「遺言」と題して
谷川俊太郎氏が綴る詩と写真の絵本。
特に、冒頭で新生児からのメッセージとして語られる「生まれたよ ぼく」
には、大人のみなさんは胸がつまることでしょう。

「子どもたちの遺言」


◆そして、『ちいさなあなたへ』→『子どもたちの遺言』→『手紙~親愛なる子供たちへ~』
という流れの最後は、やはり『千の風になって』ではないでしょうか。
絵本版や、いわさきちひろさんのイラストを合わせた本も出ています。


「絵本 千の風になって」


「千の風になって ちひろの空」


「千の風になって」


「1000の風1000のチェロ」

いかがでしたか?

最後に絵本ナビの人気コーナー、「ママが泣ける絵本」ページをご紹介しておきます。
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母親になって、はじめてわかったことがたくさんあります。
母親だから、涙溢れる。日々の苦労を、涙が押し流してくれる。
生まれてきたことに心から感謝したくなる、そんな絵本をご紹介します。

>>>ママが泣ける絵本
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最後まで読んだいただいてありがとうございました。
また気まぐれにメールマガジンに登場しますので、次回もお楽しみに。

ではまた!

2007年09月28日

大人が唸る本物の迫力!~ロバート・サブダのしかけ絵本「恐竜時代」<カナガキ事務局長ベストセレクション>

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こんにちは。絵本ナビ事務局長のカナガキです。

僕が友人知人に贈りたい名品だけをセレクトしてご紹介する<カナガキ事務局長ベストセレクション>。
人気がなければ即終了!という条件でしたが、おかげさまで前回の「ロボット型絵本」は1日で完売。
ただいま輸入業者さんからの入荷待ちです。(価格改定で値上がりするそうなので、前回購入された方はラッキー!)

さて、第二弾は絵本ナビのオフィスにいらっしゃった方が、見て必ず感激される、このしかけ絵本です。

「うわ~!これ、スゴイですね!!!」
「飛び出す絵本というよりは、もう芸術作品ですね!」
「いや~、子どもに渡すのもったいないな・・・」
「喰われる~!!」

こういう声を聞いて、僕はニンマリするわけです。
「どうです、スゴイでしょう?
これが『紙の魔術師』の異名を持つロバート・サブダの人気作品でしてね・・・」
なんて解説を始めたりします。

サブダのしかけ絵本(pop-up)は、2年ほど前から大ブレイクしているので、皆さん知ってる&持ってるもんだと思っていたのですが、意外と「そういえば見たことあるかも」くらいの方が多いのです。
一般の方にまず間違いなく「スゴイ!」と思ってもらえるのがサブダの本。
それは、「子どもの本」という既成概念をガツーン!と崩してくれる、うれしい驚きをくれる本なのです。

さてさて前置きが長くなりましたが、写真をご覧ください。
『恐竜時代(洋書UK版)』(絵本ナビShop)

『恐竜時代(洋書US版)』(絵本ナビShop)※内容は同じです
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この重厚感・・・レトロで落ち着いた古文書のような佇まい・・・オトコゴコロをくすぐります(笑)

↓横から見ると、こんなに厚みがあるんです。
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開いてみましょう!(僕の手が写っていてスミマセン)
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うわッ!と恐竜が出てきます。

この迫力!!!
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こんなに!
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↓ページ全体はこんな感じ。
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↓さらに四隅にもしかけが!全部開くと画面に入りきりませんね・・・
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↓肉かじってます、にく!
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↓飛んでます!
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↓こんな仕掛けが他にもぎっしり詰まってます。(上から見たところ)
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どうです!?スゴイでしょう!
この本、洋書で4200円、和書で3990円となかなかいいお値段なのですが、
「スゴイでしょう!」「スゴイね!」
という感激のやりとりを何回できるかですね。
もはや本の領域を超えているので、インテリアとして捉えたほうがいいかもしれません。
(ちなみにこれらのしかけ絵本は、1冊1冊職人さんが手作りで作っていくため、相当コストがかかるのです。全ページ見れば納得!)

さて、僕はこの本を、
「絵本は子どものもの」
と思ってる同世代のパパたちに贈りたいですね。
特に学生時代からの友人T(5歳娘のパパ:大手電機ディーラー勤務)に贈って、「スゴイ!!」と言わせたいです。
ちなみにこれをオフィスで見せると、パパである男性はたいてい購入します。
家族に、「すごい!」と言わせたいようです(笑)。

それで、この本には洋書版(英語)と和書版(日本語)があるのですが、僕のオススメは断然洋書なのです。
理由は、カッコイイから(笑)。やっぱり本から受ける印象が違うんですね。
なので、インテリアにしたかったりカッコよさを求めるなら洋書版。
内容を日本語で読みたいなら和書版。 という選択がいいでしょう。

『恐竜時代(洋書UK版)』(絵本ナビShop)
『恐竜時代(洋書US版)』(絵本ナビShop)※内容は同じです
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『恐竜時代』
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※今後、他のサブダ絵本も詳しく紹介していきますが、どれもスゴイんですよ!
>>> サブダのしかけ絵本特集(絵本ナビ)はこちら

※さらに、サブダの人気作品(洋書)を5タイトルセットにして5%オフ&しかけ絵本「Raggedy Ann and Andy¥3,990(税込)」を無料でお付けしたお得なセットを販売中です!これはもうお得です。
『ロバート・サブダセット』(絵本ナビShop)
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ではまた!

2007年09月25日

知的好奇心を呼び覚ます~ロボット型絵本<カナガキ事務局長ベストセレクション>

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こんにちは。絵本ナビ事務局長のカナガキです。

僕が友人知人に贈りたい名品だけをセレクトしてご紹介する<カナガキ事務局長ベストセレクション>。
第一弾は、この変りダネの輸入おもちゃ絵本「ロボット型絵本」。
なんと本を開きながら部品を取り出し、組み立てていくというスグレモノ。
子どもの(いやいや大人も)知的好奇心を呼び覚まし、完成したらインテリアとして飾っておけるGoodデザイン。
それもそのはず、アメリカで優れたイラストの絵本に贈られるあの『コルデコット賞』受賞作家の作品なのです。

前置きはこれくらいにして、実際に本を開いて、作業に取り掛かってみましょう!

絵本を開くと、まずロボットの頭部の部品と、厚紙のドライバーが。これを取り出します。
robo000.jpg

図にしたがって頭部を組み立てるとこんな感じです。
robo001.jpg

次々に組み立てていきます・・・かなりロボットらしくなってきましたね。
robo003a.jpg

身体の内側には、機械の絵が細かく描かれています。
robo003.jpg

ついに完成!
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写真ではナイショですが、最後に胸の奥に「ハート」を埋め込むのです。
そして胸の部分を閉めると・・・・!
「○×▲※□◆・・・・!」
なんとしゃべるんです!!!

何と言っているかは、組み立ててのお楽しみ(英語です)。
自分で組み立てて最後にこの声を聴くと、急にロボットに親近感が沸くから不思議です。
(意外とシブイ声ではありますが(笑))

3歳から小学生くらい、男女を問わずおすすめです。
知的好奇心を刺激され、科学への探究心が沸いてくるでしょう。
レトロな色使いとデザインがいい感じです。
特にギフト向きでしょうね。
僕は仕事でお付き合いのあるHさんの息子さんにプレゼントしようかな。
幼稚園児の妹さんもいるので、兄妹でワイワイ遊んでくれそうです。

『ロボット型絵本』(絵本ナビShop)
税込価格 ¥4,158
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※英語表記です。
<おすすめポイント>
(1)のりやはさみは不要。安心して組み立てられます。
(2)組み立てたあと分解して本にしまえますので、何度でも遊べます。
(3)知的好奇心を刺激します。
(4)レトロなデザインで、リビングや子ども部屋に置いてインテリアにも。

>>> 『ロボット型絵本』(絵本ナビShop)はこちらから

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