
運動生理学が初めて明かすランニングの正体
運動生理学とは、運動中に体内で起こる化学反応、現象、影響、状態を追求する研究。 その観点を一般実用書として初めてマラソンに持ち込み、ランナーたちの弱点や能力向上のヒントを探った、意欲的なランニング強化本。
*フルマラソンのような長距離をぶっ続けで速く走れるのは、人間だけ。なぜなら、ヒト以外の動物は、体温調節ができないから。 *つまり、ヒトだけが、長時間の運動ができるという能力を持っている。それを可能にしている理由のひとつは、汗をかき、外に熱を逃すことができる「放熱」の機能を持っているから。
本書では、上記のようなヒト特有である長距離ランナーの能力を、運動生理学の観点から紐解いていきます。 カラダのなかでなにが起こり、どう変化し、どう影響するのか? そして、それに対し、長距離を効率よく走りきるために、どのような対策をすべきなのか? 何度もマラソンを経験しているのになぜか記録が伸びない、 怪我が絶えない、レース調整がうまくいかない、トレーニングメニューが自分に合っているのかわからない・・・・。 そんな悩める市民ランナーの「もっと走りたい」情熱に、必ず寄り添える一冊です。
【編集担当からのおすすめ情報】 中身を一部抜粋して紹介
【基礎知識】 ・走ると息が切れるのはなぜ? 呼吸調節のしくみ ・走ると汗をかくのはなぜ? 体温調節のしくみ
【ラントレの効果】 ・体重増加が気になる・・・・ランナーの筋トレは有効なのか? ・暑さでうまく走れない 夏のラントレの正解は?(暑熱順化) ・スポーツドリンクが水分補給に適しているのはなぜ? ・筋肉痛の正体とは?
【レースの生理学】 ・レース当日に朝練は必要か? ・キプチョゲ選手のスペシャルドリンクの中身って? ・人の後ろについて走るとラクなのはなぜ? ・天気とランナーのカラダの関係は? ・暑熱下マラソンのレース対策は? ・レースの後半になると脚がつってしまうのはなぜ? ・差し込み痛はなぜ起こる?
ーーなど。
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