
朝一番。風太がいつも通り、おひさんにむかって手を合わせていると、そのおひさんがこっちに向かってズンドコやってきたから大変!なんでも村人たちがいつも楽しそうだから、一緒に遊んでみたくて降りてきたそうな。 おひさんは、もちろん熱くて大きすぎるのですが、驚く村人たちと一緒になんだかんだとかくれんぼをしたり、温泉に入ったりと楽しく過ごすのです。 「そんなバカな!!」という気持ちは、読者も村人たちも一緒。でも、おひさんが満喫してるみたいだからいっか・・・そんな気にもさせられてしまうのです。 いつも頭の上から見守ってくれている頼りの「おひさん」が、もしこんなお茶目で魅力的なキャラクターだったら・・・考えたこともなかった出来事が起きているのが、この絵本の一番の面白さかもしれませんね。 高部晴一さんの、味わいのある絵とお話の世界にどっぷりはまってみてください。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

おめえたち、にんげんと、あそびてえなあ
...風太のいる村に、ある日、おひさんが やってきました。村人たちがあんまり楽しそうなので、いっしょに遊びたくなったのです。おどろく村人たちでしたが、かくれんぼをしたり、宴会をしたり、温泉に入ったりと、おひさんと楽しくすごします。ところが、空からゆきがチラホラ。おひさんが空にいないので、寒い寒い冬がきて...

笑ってしまった
インパクトのある表紙に興味をひかれて、読んでみました。最初から、びっくりするような、おひさんの登場。その恰好もしぐさもおもしろくて、思わず笑ってしまいました。昔話のような雰囲気なのに、なんだかシュールだな、と。奇想天外なお話で、おもしろかったです! (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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