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絵本紹介

2022.02.16

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くまのぬいぐるみが「コールテンくん」になるきっかけとなったお話<ブランニュープラチナブック>『コールテンくんのクリスマス』

クリスマスにぴったりの心温まる物語

  • コールテンくんのクリスマス

    みどころ

    12月のデパートのおもちゃ売り場でお昼寝から目を覚ましたのは、くまのぬいぐるみ。そこへ男の子とお母さんがやってきます。くまくんは背中をぴん!

    「ぼく、サンタさんに あの はしごしゃを おねがいするんだ」

    ところが、彼が指をさしたのは、1段上の棚にある赤いはしごしゃ。次にやってきた女の子が選んだのは、隣に座っているドレスを着たお人形。そこでくまくんは、誰かのプレゼントになるにはちゃんとした服を着なくちゃ、と考えます。その晩、くまくんはそっと棚から降りて……。

    くまくんが歩き回って見つけたのは、みどり色の素敵なズボン。サイズもぴったり、よくお似合いです。でも、あれれ。 この子、どこかで見たような?

    ……そうです、コールテンくんです! このお話は、彼がコールテンくんと名付けられ、あの女の子に出会う直前までが描かれています。そして『くまのコールテンくん』(偕成社)の冒頭シーンへとつながっていくのです。ああ、こうしてあの幸せな出会いが生まれたのだと思うと、胸が熱くなるのです。

    どちらを先に読んだとしても、子どもたちはきっとコールテンくんのことを大好きになってしまうはず! クリスマスの時期にぴったりな愛らしいお話。嬉しい贈り物ですね。

この書籍を作った人

ドン・フリーマン

ドン・フリーマン (どんふりーまん)

1908年、アメリカ カリフォルニア州生まれ。高校卒業後、ニューヨークに出て、絵の勉強をする。劇場案内の絵やポスターを描くうちに、絵本づくりの魅力にとりつかれ、多くの絵本を残した。「くまのビーディーくん」「にんぎょうのくに」(以上偕成社刊)などの作品がある。1978年没。

この書籍を作った人

木坂 涼

木坂 涼 (きさかりょう)

埼玉県生まれ。詩人、絵本作家。詩集に『ひつじがいっぴき』(フレーベル館)、『五つのエラーをさがせ!』(大日本図書)。創作絵本に『しきしきむら』シリーズ(岩波書店)、『おはようきょうりゅう』(教育画劇)、『ちょろちょろかぞく』シリーズ(理論社)、『はたらくんジャー』(フレーベル館)、『からだのなかでドゥンドゥンドゥン』(福音館書店)、『なになになあに?』(フレーベル館)。絵本の翻訳もてがけ、クリス・ホートン作『どうする ジョージ!』で第62回産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞。『クマのパディントン』(理論社)、翻訳絵本に『ヨゼフのだいじなコート』(フレーベル館)、『ともだちからともだちへ』(理論社)、『ピッツァぼうや』(セーラー出版)、『ぜったい食べないからね』他多数。

レビュー紹介

コールテンくんのクリスマス版

同じドン・フリーマンの描いた「くまのコールテンくん」とつながるような作品です。 どうしてコールテンくんのズボンのボタンが片方はずれたままで、クリスマスプレゼントになったのかはなったのか、不思議な感じがするのですが、自分を見てもらいたいために、衣服を探す姿には、コールテンくんの気持ちがよくわかります。 きっと、コールテンくんを気に入ってくれた女の子に直してもらえますよね。

(ヒラP21さん 60代)

シリーズで楽しみたい。

デパートにいたぬいぐるみのくまは、クリスマスにだれかのプレゼントになりたくて、おめかししようとしますが…。くまのぬいぐるみが「コールテンくん」になるきっかけとなったお話です。ぬいぐるみ好きなお子さんにオススメです。

(ぼんぬさん 40代 ママ)

2冊セットでプレゼントもよさそう。

「コールテンくん」の続編かとおもいきや、こちらの「コールテンくんのクリスマス」が前編のようです。 2冊一緒にクリスマスプレゼントとして贈るのも素敵ではないでしょうか。 予算があったらくまのぬいぐるみも!(笑) 並べてあるぬいぐるみをほしくなる気持ち、女の子ならわかるかもですね。 私もそうでした。

(まゆみんみんさん 40代 ママ)

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