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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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2022年2月の新刊&おすすめ絵本

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絵本紹介

2022.02.25

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2022年2月 注目の新刊&おすすめ 〜注目の作家&人気シリーズ最新刊〜

毎年、いったいどれくらいの人が「絵本作家」としてデビューしているのでしょう?

絵本を発刊している出版社では、それぞれ独自で公募による「絵本コンテスト」を開催し、新人発掘に力を入れています。見事、編集の目に留まり、世に出て来た作品を見ると「なるほど、これはすごい新人さんが出て来た!」と納得するものばかり。そしてデビューがゴールではなく、デビュー後は作家としての研鑽の日々がスタートします。「そんな作家さんたちを応援したい!」という気持ちを込めて、今月は注目の作家さんの作品を紹介します。

そして……絵本作家さんたちの憧れの存在である、人気シリーズを生み出したベテラン作家さんたちの最新作も並べて紹介! ここで紹介した注目の作家さんが、「ベテラン作家さん」の仲間入りを果たす日が楽しみですね♪

注目の作家さんの作品

エベレスト登頂を果たしたポルパが次は火星で登山!?『シェルパのポルパ 火星の山にのぼる』登山物語好きに読んで欲しい「体験する」登山絵本

  • シェルパのポルパ 火星の山にのぼる

    出版社からの内容紹介

    シェルパの男の子、ポルパは、ふだんは世界中からヒマラヤにくる人々を手伝って山に登ります。でもたまには一人で登ってみたい……。そんなとき、火星にはエベレストよりずっと高い山があるときいたポルパは、挑戦したい気持ちをおさえられず、とうとうヤクのプモリといっしょに宇宙の旅へ! オリンポス山にいどみます。

「シェルパのポルパ」シリーズ

2020年に『かえるじゃん』でデビューしたつるたあきさんの最新作『6ぴきのカエルとひえひえのよる』ユニークなカエルの姿にカエル愛を感じる

  • 6ぴきのカエルとひえひえのよる

    みどころ

    眠りたいのに眠れない、そんな経験はありませんか?
    1日くらいだったら、次の日早く寝ればいいと思いますが、6ぴきのカエルくんたちが寝そびれてしまったのは、寒い冬を乗り越えるための「冬眠」。寒さが苦手なはずのカエルくんたちは、いったいどうするのでしょう。

    6ぴきのカエルくんたちは、のんびりと過ごしていたら、冬眠しそびれていることに気づきます。
    「眠らなくっちゃ」と慌てていろいろと試しますが、眠れません。ふと気づいたのは、初めて見る外の冬景色。気持ちを切り替えて、外で遊ぶことにしました。

    もちろん、外は「ひえひえ」。でもみんな防寒具を着込んで外に出て、大はしゃぎで遊びます。
    「ポキポキ」
    「ツルーン」
    「グォンログォンロ」
    などなど、愉快なオノマトペがいっぱいの冬遊び。いったいどんな遊びなのか、気になっちゃいますね。

    楽しく遊んでいたカエルくんたちですが、ハプニングが発生!
    あるカエルくんが、ひえひえのコチコチにになってしまったのです。
    無事に元の姿に戻れたらいいけれど……そんなスリリングな展開がありつつも、最後は「やれやれ安心、おやすみなさい」と見事な着地。緩急のあるおはなしで読後感が心地良く、「おやすみ絵本」にもおすすめです。

    作者のつるたあきさんは、カエルが大好き! 実はデビュー作『かえるじゃん』が、絵本のどこかに登場しているので、探してみてください。
    つるたさんの描くカエルは、形や色は本物そっくりだけど、しぐさや表情がキュートで愉快。カエルが苦手という場合でも、おはなしを読んでいるうちになんだか親しみが湧いてくる、不思議な魅力を放っています。

この書籍を作った人

つるた あき

つるた あき (つるたあき)

1994年生まれ。北海道おといねっぷ美術工芸高校、北海道教育大学岩見沢校卒業。 現在は主にカエルのイラストや物語を制作している。好きなカエルはアフリカウシガエル。アフリカウシガエルのお父さんは強くて格好良い。飼うのにもオススメ!

子どもの心に寄り添う優しい物語と穴あきのしかけを組み合わせた新感覚『ひとりきりでも(そんなに)こわくない』新聞でも話題に

  • ひとりきりでも(そんなに)こわくない

    出版社からの内容紹介

    大好評!めくって楽しい穴あき絵本『くらいのなんか(そんなに)こわくない』待望の第2弾。今度は「ひとりになるのが苦手な」女の子が主人公。家の中でも、片時もパパから離れたくない。ひとりはこわい、心細くて泣いちゃう…。でも、ただ「隣にいない」だけで、一緒にいないだけじゃない。いつだって、パパとつながっている。それにほら、ひとりだからこんなに素敵なことが……。「子どもの自立心」をかわいいイラストとともに描く。

    レビューより


    発達障害の娘を持つ父親です。新聞にこの絵本の広告があり購入しました。娘は、日中はひとりきり寂しさと戦っています。でも、この絵本を手にしてから、目の輝きが変わりました。これぞ絵本の力だと思います。ストーリーはもちろん、全てのページが素晴らしい色使いで丁寧かつ繊細なイラスト、そして魔法のような仕掛けも感動的です。こんなに素敵な絵本を制作していただいた皆様に感謝しかありません。レビューなんて書いたことがなかったのですが、この絵本を手に取って、感動したものですから、初めて書きました。ひとりでも多くの方に共感してもらえたらとの思いです。素晴らしい絵本を有難うございました!いつまでも、娘の宝物として大切にします!
    (アパさんさん)

この書籍を作った人

アンナ・ミルボーン

アンナ・ミルボーン (あんなみるぼーん)

イギリス在住の絵本作家。60冊以上の絵本を出版している。日本国内でも数多くの絵本が人気。

この書籍を作った人

青山 南

青山 南 (あおやまみなみ)

福島県に生まれる。早稲田大学卒業。翻訳家、エッセイスト。絵本の翻訳に『プレストとゼストリンボランドをいく』(岩波書店)、『ベンソン先生にあたしはきっと★はもらえない』『おっこちてきた』(光村教育図書)など多数。

こちらも注目! アンナ・ミルボーンさんの絵本

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人気シリーズ最新刊

やなせたかしさんの初期デザインで甦る懐かしいけれど古びないおはなし『あんぱんまんと ごりらまん』来年はあんぱんまん誕生50周年!

  • あんぱんまんと ごりらまん

    出版社からの内容紹介

    『あんぱんまんとごりらまん』
    穴に落ちた子象のジャンボを助け、顔をあげたあんぱんまん。ジャンボをお母さんのところへ連れていく途中で、力が出なくなってしまいます。そこへ、森の中から恐ろしいごりらまんが現れ、襲いかかってきます…!
    ーーー
    アンパンマンが初めて絵本で登場したのは1973年、月刊「キンダーおはなしえほん」10月号でした。
    その後、多くの絵本が生まれ、世界を広げていきます。
    絵本『あんぱんまん』誕生50周年を記念し、未来に向けて長く読み続けていただけるよう、アンパンマンの原点となる絵本たちが新しくよみがえります。

2台の信号機による素敵な恋のおはなし『シグナルとシグナレス』ちょっと不思議な宮沢賢治の物語世界を味わうきっかけに

  • 宮沢賢治の絵本 シグナルとシグナレス

    出版社からの内容紹介

    宮沢賢治の物語世界に、現代を代表する個性豊かな画家たちが向き合い、絵本化したミキハウスの『宮沢賢治絵本シリーズ』は、江國香織や工藤直子を見出した論客・今江祥智氏から「出会うべき作品に、出会うべき画家が出会っている。白眉である!」と最高の評価を受けました。当シリーズは、1987年に「注文の多い料理店」絵:スズキコージ氏の刊行からはじまりました。
    そして2021年、36タイトル目にして山口マオ氏の登場です。傑作を授けていただきました。
    今後も刊行を続け、50タイトルを目指してまいります。

    「あなたはきっと、私の未来の妻だ。」
    「ええ、そうよ、あたし決してかわらないわ」
    「婚約指輪(エンゲージリング)をあげますよ、そらねあすこの四つならんだ青い星ね」
    シグナルは星空を見上げてシグナレスに云いました。「あの一番下の脚もとに小さな環が見えるでしょう、環状星雲(フィッシュマウスネピュラ)ですよ。あの光の環ね、あれを受け取って下さい、僕のまごころです。」

この書籍を作った人

宮沢 賢治

宮沢 賢治 (みやざわけんじ)

1896年岩手県花巻市に生まれる。盛岡高等農林学校農芸化学科卒業。十代の頃から短歌を書き始め、その後、農業研究家、農村指導者として活動しつつ文芸の道を志ざし、詩・童話へとその領域を広げながら創作を続けた。生前に刊行された詩集に『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』がある。彼の作品の殆どは没後に高く評価され多数の作品が刊行された。また、何度も全集が刊行された。1933年に37歳で病没。主な作品に『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』『ポラーノの広場』『注文の多い料理店』『どんぐりと山猫』『よだかの星』『雪渡り』『やまなし』『セロひきのゴーシュ』他多数。

「宮沢賢治の絵本」シリーズ

9歳の男の子ネートが事件を解決!『ぼくはめいたんてい(16) ふたつのバレンタインじけん』お子さんへのホワイトデーのお返しに

  • ぼくはめいたんてい(16) ふたつのバレンタインじけん

    みどころ

    「だいすきよ スラッジ チョコレートよりも ずっと」
    バレンタインの日に、犬小屋に届いたハートの形の赤いカード。めいたんていネートのあいぼう犬スラッジあてのカードです。差出人はABHと名前の頭文字があるだけ。その名前にネートもスラッジも全く心あたりがありません。むむっ、これは事件のにおい?!そこに現われたのは、友達のかわいい女の子アニー。アニーは、手作りのバレンタインカードがなくなったのでネートに探してほしいというのです。

    犬のスラッジに届いたカードの差出人と、アニーのなくなったカードの行方。同時に起きた二つの事件は、なにか関係があるのでしょうか?ネートは両方のナゾを無事解くことができるかな?途中で頭がこんがらがってきたら……、あわてずに大好物のパンケーキを食べながらじっくりナゾを整理していきますよ。

    今回も、いつも変わった行動で楽しませてくれるロザモンドとロザモンドの飼いネコ4匹も重要な手がかりの参考人として登場します。バレンタインのお話だけあって、お話の最後には、ロザモンドの好きな人が明かされてしまうかも!?巻末には「ネートのおまけのはなし」として、バレンタイン・クイズがついています。何問解けるか挑戦してみて下さいね。

    9歳の男の子ネートが身のまわりで起きる事件のナゾを解いて活躍する「ぼくはめいたんてい」シリーズは、これまで出ていた6作につづいて、2012年10月から日本で30年ぶりに新しい作品がぞくぞくと翻訳発売されています。読み始めたら止まらないナゾ解きの面白さに、ユーモアあふれる温かなさし絵がたっぷり。訳者の小宮由さんの柔らかな語り口は、まだ読み物に慣れていない子どもたちの背中を優しく押してくれ、読み進めるのを助けてくれるでしょう。子どもがはじめて出会う読み物をお探しなら、「ぼくはめいたんてい」シリーズをまずどうぞ。

この書籍を作った人

マージョリー・W・シャーマット

マージョリー・W・シャーマット (まーじょりーだぶりゅーしゃーまっと)

〈1928年-〉アメリカ・メイン州ポートランド生まれ。1967年に絵本『レックス』で作家デビュー。子ども時代からの作家になる夢をはたす。以後、幼年向けからヤングアダルト向けまで幅広い作品を発表し、著作は100冊を超える。

この書籍を作った人

マーク・シーモント

マーク・シーモント (まーくしーもんと)

〈1915-2013年〉フランス・パリでスペイン人の両親のもとに生まれる。1935年に渡米し、1939年にエマ・G・スターン作の児童文学の挿絵でデビュー。以来、多くの作品で高い評価を得る。2013年7月、惜しまれながら97歳で亡くなる。

この書籍を作った人

小宮 由

小宮 由 (こみやゆう)

〈1974年-〉東京都生まれ。学生時代を熊本で過ごし、卒業後、児童書版元に入社。その後、留学などを経て、子どもの本の翻訳に携わる。東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。祖父はトルストイ文学の翻訳家、故・北御門二郎。

「ぼくはめいたんてい」シリーズ

アニメも大人気! お寿司が力士になって最強寿司ネタで争う!?『どすこいすしずもう イクラまるの ひみつ』

「どすこいすしずもう」シリーズ

アニメ「どすこい すしずもう」公式サイト

子どもの「じぶんで」を応援する生活習慣の絵本『こっちとこっち どっち?』シリーズをそろえてプレゼントにも!

  • こっちとこっち どっち?

    みどころ

    うさぴょんはひとりでなんでもできます。お出かけ前のお着替えだって、できちゃいます。「こっちとこっちどっち?」「こっち!」と言いながら、Tシャツやズボンを選んでいくうさぴょん。自分で選んで自分で着て、うん、えらい!

    『こっちとこっちどっち?』は「うさぴょんのせいかつ絵本」シリーズです。作者は「ゆうたくんちのいばりいぬ」シリーズが人気のきたやまようこさん。今回のシリーズには、赤いほっぺたがかわいいうさぎのうさぴょんが登場します。

    読み聞かせのときは、子どもと一緒にうさぴょんがどっちを選ぶか予想したり、自分ならどっちが着たいかを話したりすると、盛り上がれます。誰が着るのか、どこにお出かけするのかなどを自由に想像するだけで組み合わせが何通りにもできるので、子どもの「もう1回読もう!」が何度も聞けそうです。

    同じシリーズの『あなたのおなまえは?』や『とんとん「はいってます」』と一緒に並べて、うさぴょんの1日を想像してみるのも楽しいですよ。

    レビューより


    うさぴょん、かわいい!
    すてきな絵本です。

    しつけの絵本はいろいろありますが、小さい人にとって、大事なのは、「じぶんから」うごき、「じぶんで」やること。

    自分で選ぶ、自分で決める。それができるようになったら、この先の長い人生を、たのしく主体的に生きていけますよ(^^)
    小さい人の自立を見守るのは、おとなにとっても、うれしくたのしいことです。
    がんばってね、うさぴょん。
    (JSさん)

この書籍を作った人

きたやま ようこ

きたやま ようこ (きたやまようこ)

1949年、東京生まれ。文化学院卒。絵本作家。「ゆうたくんちのいばりいぬ」シリーズ(あかね書房)で講談社出版文化賞絵本賞、「りっぱな犬になる方法」(理論社)で産経児童出版文化賞推薦、「じんぺいの絵日記」(あかね書房)で路傍の石幼少年文学賞など受賞多数。

「うさぴょんのせいかつ絵本」シリーズ

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