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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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2022年2月の新刊&おすすめ絵本

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早いものでもうすぐ3月。進級する子もそわそわしますが、4月に入園・入学を控えている親子のみなさんも、なんだかそわそわする時期ですよね。

「お母さん、お父さんと離れて知らない場所に行くのはイヤ」という寂しい気持ちや、「新しい場所で、新しいお友だちができるの?」という不安な気持ちを、絵本でちょっと和らげてあげるのはいかがでしょうか? 新しい一歩を踏み出すその準備としておすすめの、「おともだちづくり」がテーマになっている絵本を紹介します。

『いま めが あったよね?』と、なんでも「おともだち」にしちゃうほのぼのとしたおはなし

この書籍を作った人

おおた ゆみこ

おおた ゆみこ (おおたゆみこ)

大阪府に生まれる。コピーライター。広告をつくるのが普段の仕事。『いま めが あったよね?』が初めての絵本作品となる。3歳の息子の何気ないひとことを大いなる参考資料として、世界の見方を優しくする言葉を書く。

「自分がどんなこ」なのか知ることから始まる『ともだちのつくりかた』チャート式ともだちづくりゲームや声かけシチュエーションなど役立つことがいっぱい!

  • ともだちのつくりかた

    みどころ

    「友達ってどうやって作るの?」
    大人だって答えるのは簡単ではありません。
    子どもたちにとっては、人間関係の最初の試練、一大事です。
    入学式、クラス替え、
    そんな、友達作りの入り口に立った子どもたちに、いったいどんなことを伝えてあげたらいいのでしょう?

    げんきなこ、どうぶつずきなこ、まじめなこ、おもしろいこ、じまんするこ、うそつきなこ・・・
    まわりにはいろんな子がいます。
    どんな子と友達になりたい?と、まずは、考えますよね。
    でもそれって、裏返すと、どんな子が友達になってほしいと思ってもらえるかということでもあるんです。
    友達選びは、まず自分を知ることから。
    それから、どんな風に友達になったらいいかを考えてみましょう。
    この絵本の特徴は、実践的に使えるところ。
    巻末のページをコピーすると、書き込めるワークシートになっています。
    好きな食べ物、得意なこと、苦手なこと、将来の夢。
    絵本のページを参考に、自分のことを記入してみてください。
    どうやったら誰かと友達になれるかのアクションや、人間関係の基本的なルールも、絵本の中でゲームのように楽しみながら学べるようになっています。

    小さな子にも、やさしい言葉とわかりやすい楽しい絵で、語りかけてくれる絵本。
    頭も心も柔らかい時期に、親子はもちろん、グループやクラスで話し合うきっかけになるといいですね。
    「よい友達がいれば、真っすぐ生きていける」
    「友達は一生の宝物です」
    作者は、今まで100冊以上の絵本に関わってきた、絵本作家たかいよしかずさん。
    長年子どもたちに伝えたいと思い続けたことを形にしたという、思いのこもった絵本です。

    レビューより


    きみはどんな子?自分の好きな色や好きな食べ物、将来の夢、得意なこと、好きなスポーツなど、自分のことがわかったら、ともだちをつくろう!ともだちづくりに大切なことが紹介されています。具体的な事例を読むことで、子ども自身でイメージしやすいと思います。
    コピーして使う自己紹介ページがあります。人を知る前にまずは自分のことを知ろう。そして皆それぞれ違いがある。違うって面白いな!もっとお友達のことを知りたいな!この絵本を通じて、相手の「気持ち」を考えることに意識を向けられると良いなと思いました。(ぽんぬさん)

この書籍を作った人

たかい よしかず

たかい よしかず (たかいよしかず)

大阪府堺市生まれ。魚座。大阪芸術大学デザイン学科卒業。(株)京田クリエーション入社。2001年、2003年、2006年、2011年ボローニャ国際絵本原画展入選。明治「マーブル チョコレート」キャラクターの「マーブルわんちゃん」、兵庫県西宮市観光キャラクター「みやたん」など、多くのキャラクターデザインを手がけるとともに、イラストレーターとしても活躍している。その他の主な作品に、『怪談レストラン』シリーズ(童心社)の装丁・挿し絵、『おはなし・くろくま』シリーズ『わくわく・くろくま』シリーズ(ともにくもん出版)、エッセイ集『キャラクターデザインの仕事』(大日本図書)『うごくくるまえほん 』(ミキハウス)など。見た人を元気にする作品づくりがモットー。

「生きる力が身につく本」シリーズ

引っ越したばかりで友だちがいない……しょんぼりしていた女の子が犬を通じていろんな人と仲良くなる『なかよしの犬はどこ?』

  • なかよしの犬はどこ?

    出版社からの内容紹介

    お引越しの季節に最適の絵本!

    新しい家に引越し、
    遊べる友だちがいなくて、
    しょんぼりしていた女の子が出会ったのは…
    人なつっこくてかわいい犬!

    子どもべやのおもちゃたち、さまざまなお店、公園…
    ページのすみずみまでじっくり見て楽しめる、
    英国の人気作家の新作です。

    英国文化好きの大人にもおすすめ!

    作者が姪とその愛犬をモデルに描いた、愛らしい絵本です。

    ペニーはお父さんといっしょに
    新しい家にひっこしてきたばかり。

    遊べる友だちがいなくて、しょんぼりしています。

    「庭で木のぼりをしたらどうだい?」と、お父さん。
    ペニーは、木の下にすわりこみ、
    つまらないなあ、と思っていました。

    すると、いけがきの中から、
    一ぴきの犬があらわれました。

    犬はとても人なつっこくて、
    ペニーは一日じゅう、犬といっしょに、
    遊んで遊んで、くたびれるまで遊びました。

    「あしたも遊べる?」とペニーがきくと、
    「ワン!」と犬はこたえました。

    ところが次の日、
    犬はいなくなっていました。

    がっかりしているペニーに、
    お父さんがいいます。

    「これから、近所のお店に行って、
    その犬のことをきいてみようよ」

    そこでふたりは、
    新しい家のまわりのお店や、公園を
    たずねてまわることになりましたが…?

    女の子の気もちによりそって描かれた、
    やさしく暖かい絵本です。

    お引越しや入園入学で、
    新しい環境に入っていく子どもたちへの
    プレゼントにも最適!

書く「だけ」消す「だけ」同士が一緒になったら、ステキなことができる!『えんぴつとケシゴム』文房具に親しむ絵本としてもおすすめ

  • えんぴつとケシゴム

    みどころ

    絵を描くのがだいすきな、えんぴつ。
    いつもひとりで絵を描いていたえんぴつがであったのは、消すのがだいすきな、ケシゴム。

    消すのが好きとはいっても、ただ描いたものをなかったことにするのが好き、というわけではないのです。
    えんぴつが描いた街並みのビルを減らして、空が見えるようにしたり——
    花の咲く野原に、白い散歩道を引いたり——
    はたまた、暗い夜空を星形に消して、星空に変えたり——

    ケシゴムは、えんぴつが思いもしないことを考えつくのです。
    ところが、それを見たえんぴつは、なんだかおもしろくなさそう……

    ケシゴムを使って絵を描く、という発想の逆転が楽しい!
    線を足すのではなく、引くことで描き出されるものもある、というのは、とても新鮮な驚きがありました。

    個性的なイマジネーションと工夫によって、えんぴつの描いた絵をつぎつぎとパワーアップさせていくケシゴム。
    そんな彼のことが気に食わないえんぴつは、

    「さすがにこれは、ケシゴムのきみには、なんにもできないだろう!」

    といって、なんの工夫もほどこしようがないような絵を、ケシゴムに見せます。
    ところが、ケシゴムの創造性にかかれば、無理難題もなんのその!

    やわらかな発想を通してながめる世界の、なんと自由なことでしょう!
    創造すること、工夫することのたのしさがいっぱいにつまった、胸おどる一冊です。

    物語の最後にあらわれる、定規やクレヨン、シャーペン、絵筆……
    とくべつな道具を用意しなくても、やわらかな発想と工夫があれば、たのしい絵は描ける!
    読み終わったらきっと、すぐにでも絵を描きたくなってしまうはずです。

    レビューより


    自信たっぷりで、センスのよい鉛筆のそばで、
    笑顔でアイデアを披露してゆく消しゴムの
    存在感がすごいなと思いました。
    絵はすっきりとしていて、おしゃれです。
    小さな消しゴムの大きな存在感に圧倒されました。
    昔から大好きな消しゴム付きの黄色の鉛筆にも似ています。
    えんぴつけしごむと言う名前なのですね。
    すてきなお話でした。(capellaさん)

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