じわじわ売れています! 新感覚の赤ちゃん絵本!
- 盛り上がる
- ためしよみ
絵本紹介
2022.03.28
読んで楽しんだり、めくったり触ったりして遊んだりできる、3・4・5歳向けの絵本が大集合! パッと表紙の絵を見ただけで「まだこれは早いかしら?」と思うものも、実際に読んでみたら意外とお気に入りになることも。子どもの感性は、親が思うよりもずっと柔軟で、伸び伸びとしているのかもしれません。
いつもしっかりと、子どものことを考えて絵本を選んでくれている大人の方へ。たまには「これを見せたらどういう反応をするのかな?」なんてちょっと冒険した絵本選びで、子どもたちに新しい世界を見せてあげてはいかがでしょうか?
出版社からの内容紹介
おおきくなったら、せんせいと けっこんしたい!
【韓国の人気絵本作家アンニョン・タルさん(『すいかのプール』訳:斎藤真理子、岩波書店)の大ヒット作、待望の日本語訳で刊行!!】
幼稚園が嫌いだった「とげとげウサギの子」が、ある日「クマ先生」にプロポーズをした?! アンニョン・タルさんが描く、可愛らしくて、ちょっぴり心がちくりとする恋のお話です。
本作の重要なモチーフである「にんじんソング」は韓国では誰もが知る有名な童謡で、主人公が先生への想いを歌詞に重ねて歌う姿は、とても愛らしく、読んでいるだけで幸せな気持ちになります。
翻訳は、児童文学作家で評論家としても活躍するひこ・田中さん(『ごめん』福音館書店、など)が担当。すべてがみずみずしく、新鮮だった子どもの頃の感覚が、見事に日本語で表現されています。
また絵本作家、イラストレーターの北村人さん(『カシャッ!』ポプラ社、など)による、作品世界に自然に寄り添った書き文字にも注目です。
この書籍を作った人
1953年、大阪府生まれ。児童文学作家、評論家。『なりたて中学生』(講談社)で、第57回児童文学者協会賞受賞。主な作品に『お引越し』『ごめん』(ともに、福音館書店)、『ハルとカナ』(講談社)など、評論に『大人のための児童文学講座』『ふしぎなふしぎな子どもの物語』などがある。
みどころ
世界一の美食都市。
アニメ、マンガカルチャーの聖地。
独特のファッション文化の発信地。
様々な表情を持ち、歴史と未来とが同居する大都会、それが東京です!
くっきりとした輪郭線と、淡くにじむようなやさしい色味のコントラストは、どこか幻想的な雰囲気で、東京のあたらしい表情を描き出します。
雪景色の東京駅からはじまり、
満月とイルミネーションが光る銀座。
夕焼けにあかく燃えるアメ横。
夏の花火が照らし出すお台場など──
色合いや雰囲気のまるでちがう様々なランドマークを巡りながら、最後には満開の星空に沈む街を一望する、ぜいたく東京散歩!
描くのは、アニメーション美術監督として映画「あらしのよるに」や「グスコーブドリの伝記」を手がけて、絵本作家としても活躍する阿部行夫さん。
記憶の中に思い描くようにやさしく、それでいて、ワクワクと胸躍る楽しげな色合いのタッチがみどころ!
写実的ながら、見知ったはずの街さえ、あたらしく出会えた風景のように愛おしく思えてきます。
また、気軽に外出することさえできないこの時勢だからこそ、本作はより心に刺さる一冊になっています。
いつも活気にあふれ、折に触れ祭りのように沸いては、そこにいる人々を楽しませてくれていたかつての東京。
そして、この困難を乗り切ったあとに、きっと戻ってくるであろう、これからの東京。
そんな過去と未来とに思いを馳せながら読むと、切なさと希望とで、胸がいっぱいになってしまいました。
東京の多様な風景をたのしむことのできる、おすすめの一冊。
さあ、いつかの未来を先取って、東京さんぽに出かけよう!
この書籍を作った人
アニメーション美術監督として、映画「あらしのよるに」、TVアニメ「スティッチ」等、数多くのアニメ作品を手がけるほか、各種イベントのデザイン、CFデザイン、出版のイラスト等、多方面で活躍。1990年には、総監督としてヒューストン国際映画祭監督賞を受賞する等、国内外で高い評価を得ている。現在、宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」(杉井ギサブロー監督)の美術監督としても忙しい毎日を送っている。そんななか、『カバサンチとアドバルーン』は描くだけで”多忙な毎日の癒し”になった。完成した現在は、次回作の構想を練りつつ、カバサンチフィギュアを手作りしている。他に、壮大な世界観をもつファンタジー絵本「猫(マオ)の森のブリ」シリーズ『ブリと虹のほのお』。
みどころ
うさぎのバニーぼうやがたずねます。
「ねえ、おかあさん、いいこって どんなこ?」
バニーの中から、たくさんの質問があふれてきます。絶対泣かない子がいい子なの? いい子って、強い子や怖がらない子のこと? 怒っているぼくなんて嫌い?それから……
おかあさんは、どの質問にも、一つ一つ丁寧にこたえます。泣いたっていいし、こわいものがない人なんていないし、怒っていても笑っていても、どんなバニーでも大好きだと。バニーはバニーらしくしているのが一番なのだとこたえるのです。
ぼうやとおかあさんの毎日は、もちろん色々なことがあるでしょう。いたずらをしたり、泣きわめいてたり、間違ったことをすることだって。おかあさんだって、怒ってしまったり、傷つけてしまうことだってあるのかもしれません。思うようにいかないものです。
だけど、いつだってまるごと受け止めてくれる人がいる。いつだって受け止めてあげたい気持ちがある。絵本を繰り返しよむことで、お互いのその気持ちが少しずつでも伝わるとしたら。それは、とっても大切で意味のある時間になるのだと思います。
「わたしたち みんなに」
この絵本の作者は、最初にそう言ってくれています。
レビューより
題名を見て、気になって手にとりました。ついつい毎日に追われ、娘を叱ってばかりの毎日。娘のためなのか、自分の自己中心的な怒りなのか区別がつかなくなっていた時、この本に出会いました。
いいこってどんなこ?とうさぎのぼうやがお母さんにたずねます。
うさぎのお母さんは大きな愛情で「あなたらしくがいちばんよ」と答えたとき、私の置き忘れていた娘への愛情が、ギュッと締め付けられる思いがし、涙が止まりませんでした。
娘のためと・・・ついつい厳しくなるばかりで、本当に娘のことを考えてあげれたのだろうか?と。娘のために大事なこと、注意することでもしつけることでもない、ただうさぎのあ母さんのように、ありのままの娘を認めて愛してあげる事なんだと。そう思うと急に心が軽くなり、娘との時間が尊く感じられるようになりました。
まじめすぎて、疲れてしまったお母さんに読んでもらいたい一冊です。
(さなさなさぁなさん)
この書籍を作った人
1953年生まれ。アメリカ アリゾナ州北部の山間部に住む。フリーライターとして活躍しながら6冊の子どもの本を出版。
この書籍を作った人
1947年生まれ。ジーン・モデジットは妻。風景画家として知られるが、絵本も12冊を出し、うち数冊が妻との共作。「はじめてのやさいスープ」(福武書店)などの作品がある。
みどころ
あか、あお、きいろにピコリ!と変わって、道路を整理する信号機。
今日はパトカーくんといっしょに、信号機の色についてお勉強!
あおはすすめ。きいろは注意。あかは止まれ。
かんたん、かんたん!
・・・て、あれ!? なんだか、見たことのない色になっちゃった!
車はいったい、どうしたらいいのでしょう?
著者は『だいおういかのいかたろう』や『ほこほこの学校』で知られる大人気絵本作家ユニット、「ザ・キャビンカンパニー」。
絵本だけにとどまらず、立体作品や絵画など、幅広い分野で活躍する著者があらたに描くのは、まかふしぎな信号機のおはなしです。
舞台となるのは、とある街の横断歩道。
チェックや、花柄や、独特のパターンで飾られたデザインの車と街並みは、まさしくザ・キャビンカンパニーワールド!
どことも知れぬ異国情緒にあふれ、なんだか旅にでも出た気分……
その街でバイクは「ひょーひょー」と走り、バッタのように車がはねて、「ぴょーん!ぽいーん!ぽいーんのぷーん!」
ひと目でそれとわかる画風はもちろん、奇抜なコンセプトや独特なオノマトペも加わって、他では味わえない強烈な個性の作品になっています。
そしてもちろん、この街の主役は信号機!
ピンクにオレンジ、それにむらさき!?
めずらしい色に変わる信号機と、それにまつわる、まさかの交通ルールとは―─
奇想天外な発想から生まれる、予測不能の展開がたのしい一冊です。
レビューより
息子は7歳なんで、絵本はぼちぼち卒業ですが、
まだ週に数冊は図書館で借りてきます。
この本は、久々の大ヒット。
おもしろいを連発して、繰り返し読んでいました。
信号機の色が、
赤青黄以外の色にも変わり、
思いもよらぬ指示があるという点が、
息子にとって、想像の範囲外の楽しいお話だったようです。
ちなみに吉田戦車の漫画「ぷりぷり県」には、
紫の信号があって、紫は「笑え」でした。
赤から青に変わる直前に、嬉しくて「笑う」ためのものです。
(Tamiさん)
この書籍を作った人
阿部健太朗と吉岡紗希による二人組の絵本作家。ともに1989 年大分県生まれ。由布市の廃校となった小学校をアトリエに改装し、制作拠点としている。第7回日本童画大賞準優秀賞受賞。デビュー作『だいおういかのいかたろう』(鈴木出版)で第20 回日本絵本賞読者賞受賞。作品に『よるです』『ハテナはかせのへんてこいきものずかん』(偕成社)『ほこほこのがっこう』『にょっ!』『ゆびさしちゃん』(小学館)『はみがきあわこちゃん』『ケチャップれっしゃ』『くつしたしろくん』(鈴木出版)『ひげらっぱ』(ひさかたチャイルド)『しんごうきピコリ』(あかね書房)『ねむれないおうさま』(B・エルキン原作 小宮由訳/瑞雲舎)『おかしな?ハロウィン』(ほるぷ出版)
みどころ
ここは、お料理上手なダダさんのおうち、そのお台所の食器棚――
そのなかには、おいしいお料理ができるのを今か今かと待っているものたちがいました。
それは、どんぶり、お椀に、お皿たち!
かれらのたのしみは、自分にもりつけられたごちそうを、こっそり味わうことなのです。
そこにやってきたのは、ちいさなちいさな、まめざらちゃん。
ちいさなピンクの花もよう、形もまるでお花のような、とってもかわいいお皿です。
どんなお料理を味わうことができるのかと、ワクワクしていたまめざらちゃんでしたが――
「か、か、からーい!」
わさび醤油に、お酢ラー油、それからピリ辛やきにくのタレ!
「きみほどちいさなお皿は、『しょうゆ皿』って呼ばれるくらいだからなあ」
ほかのお皿たちの言葉に、まめざらちゃんは粉々に割れてしまうかと思うくらい、悲しみました。
そんなある日、ダダさんが結婚!
台所に立つ結婚相手のピピさんを見て、どんなお料理をつくる人なんだろうと、お皿たちはドキドキ。
「わたしはしょうゆ皿だもの。どんな人でも、関係ないわ」
しょんぼり、いじけるまめざらちゃんでしたが――?
絵本をめくってすぐに登場するのは、あたたかそうなラーメン。
それにつづいて、ナポリタン、シチュー、親子丼。
みずみずしいツヤ……
ほわほわとたちのぼる湯気……
そして、おいしそうにほおばるダダさんの表情……
読んでいるだけで、香りまでただよってきそうなほどリアルなイラストが……うっ、胃袋直撃!
それとは対照的に、ダダさんやお皿たちのキャラクターはかわいらしくデフォルメされていて、そのコントラストも魅力的な絵本です。
くわえておもしろいのは、背景のイラストや食卓にならんだメニューの種類に、ダダさんのリアルな生活が感じられるところ。
なんてったって、パスタだの、フライドポテトだの、ラーメンだのが並んでいたダダさんの食卓に、結婚してはじめて山盛りのサラダが登場するんですから!
それに、実は結婚する前からピピさんの存在を感じる小物があちらこちらに。
語られていないふたりの時間がそうしてイラストに込められているのも、なんだかロマンチック……
さて、自分にはおいしいお料理をもりつけてはもらえないんだと悲しむまめざらちゃんでしたが、ピピさんの登場で、思ってもみなかった自分の役割を知ることに!
まめざらちゃんの表情がコロコロとゆたかに変化するのにあわせて、ラストには心から「よかったねー!」とうれしい気持ちにさせてくれました。
かわいくって、おいしくて――いろいろな楽しみの詰まった、ぜいたくな一冊です!
レビューより
まめざらが主人公というちょっとユニークなお話です。
料理上手なダダさんにデパートで買われてきたまめざらちゃん。
ダダさんちの食器棚で、他のお皿たちと自分の出番を待っています。
お皿たちは、自分たちのお皿に盛り付けられたごちそうをこっそり味わうことを楽しみにしているのですが、なかなか出番がやってこないまめざらちゃん。
やっと使ってもらえると思ったら、お寿司の醤油ざらだったり、餃子のタレだったり、ケチャップだったりで散々。
でも、ダダさんが結婚してピピさんがおうちにやってきたことで、遂にまめざらちゃんが日の目をみる日が!
使い方は確かに、私はやるけど夫はやらないですね。
これを機にまめざらちゃんの出番がどんどん増えていくといいですね。
(tori.madamさん)
この書籍を作った人
1977年秋田県生まれ。2007年、『おひさま』(小学館)主催第13回おひさま大賞の童話部門最優秀賞を受賞。『ぼくんちに、マツイヒデキ!?』(学研)が初の絵本作品。児童書の作品に『ウルは空色魔女@ はじめての魔女クッキー』(角川書店)がある。また、浅野真澄の名前で声優としても活躍、多数の出演作をもつ。
出版社からの内容紹介
コンパクトサイズの写真絵本「スーパーのりものシリーズDX」に阪神の電車が登場!鉄道友の会が選ぶ「ブルーリボン賞」を受賞した5700系をはじめ、姫路や奈良方面まで幅広いエリアで活躍する1000系など人気列車を紹介。また武庫川線を走る、野球をテーマにした阪神タイガース感満載の4デザインのペイント列車や六甲山観光でお馴染みの六甲ケーブルも掲載しています。
出版社からの内容紹介
サンリオの人気キャラクターたちが大集合した、ボリューム満点のかわいいシールブック。
ハローキティ、マイメロディ、シナモロール、ポチャッコ、クロミに、ポムポムプリンまで。
みんなで、かわいいパン屋さんをはじめました。
ふんわり、いいかおりがしてきたら、お店の準備!
パンや、スイーツのシールをすきなところに貼って、あなただけのパン屋さんをつくろう♪
◎貼ってはがせるシールは、ぜんぶで185枚
◎くりかえし遊ぶことができます
出版社からの内容紹介
しかけをめくると、体のしくみが学べる絵本図鑑。「うんちはなぜ出るの?」「どうして病気になるの?」など体の疑問が、楽しい絵がわりでわかる。図鑑ページには、レントゲン写真やウィルスの写真、病気の予防法など、情報がいっぱい。
みどころ
おいしいもりにやってきた、いちごの女の子、いちごちゃん。
つやつやで、赤くて、ちいさくて、なんてかわいらしいんでしょう。
くだものとやさいたちのドッジボールにまぜてもらいましたが、
投げるのも、よけるのも、うまくできません。
だけど、一生懸命なところに男の子たちはメロメロ!
「いちごちゃんって かわいいな〜〜♡」
おや、木陰からも誰かがじっといちごちゃんを見ています。
それは、アオラー、アカラー、クロラーのカビラ―3兄弟。
歌っているのは怖い歌。
「かわいい いちごちゃん おいしそう やわらかいから カビやすそう♪」ですって!
いちごの形に変身したカビラ―たちは、いちごちゃんに近づいて……
きゃー!いちごちゃんが大変!
不穏な気配にいち早く気づいたのは、シリーズ1作目の主役、やくみレンジャーのメンバー・頼もしいレモンちゃんです。
そして、わさびあにき、しょうがにいさん、とうがらしやろう、かぼすねえ、ゆずねえ。レンジャーが揃えば、もう安心!
さとうめぐみさんが描く、かわいさ満点、親しみやすくて個性的なキャラクターたち。
必殺技もかっこいい、やくみレンジャーの大活躍は、今作でも見逃せません。
ラストのいちごちゃんの意外な一面は、おはなしを読んでのお楽しみ!
カビは食べ物の敵なこと、薬味には食品を守るパワーがあること。
おはなしを楽しみながら、栄養やおいしさだけでない食べ物の大事なことが、小さい子から学べるシリーズです。
おうちで身近な食べ物がたくさん登場するので、「絵本に出てきたね」と話せたら、食事の時間やお手伝い、お買い物で、親子のおしゃべりが盛り上がりそうですね。
食べることが好きな子も、かわいいキャラクターが好きな子も、戦隊ヒーロー(ヒロイン)が好きな子にもおすすめ、男女問わず楽しめる一冊です。
この書籍を作った人
東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科日本画専攻修了。動物をモチーフに、日本画表現による発表と絵本創作を続けている。おもな作品に、「さとうめぐみ あまいスイーツえほん」シリーズ、「くものこ くー」シリーズ(ともに、教育画劇)、「まじょ」シリーズハッピーオウル社)、「おいしいもり」シリーズ(PHP研究所)などがある。『まじょのほうき』(ハッピーオウル社)で第4回ようちえん絵本大賞受賞、『おべんとう』(ひかりのくに)で第9回MOE絵本屋さん大賞2016パパママ賞受賞。