しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑
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絵本紹介
2022.03.28
毎月たくさん発売されている本。オシャレやともだちといった身近なテーマから、戦争や人種問題といった世界的なテーマまで、実にたくさんの話題にあふれています。実際に体験できないことも、本を読んで知識を得たり、登場人物の気持ちになって読んだりすることで、自分はその問題に対してどんな風に思っているのか、考えがどんどん深まっていきます。
知識が増えて、じっくり考えることができるようになると、世の中の見え方がちょっとずつ変化することも。前に聞いたときにはよくわからなかった問題が、ひょんなタイミングで「こういうことだったのか!」と合点がいったときの喜びや充実感は、自分の心を豊かにしてくれる体験になります。
多感でみずみずしい感性を持ち、読んだものを知識としてぐんぐん吸収していく小学生以上の方におすすめの、児童書、図鑑、実用書を紹介します。
出版社からの内容紹介
1938年、第二次大戦開戦前夜のチェコスロバキアでは、ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害の危機がせまっていました。そんななか、子どもたちをイギリスに脱出させようと力を尽くしたニコラス・ウィントンと、彼に救われた669人の子どもたちの一人、ヴィエラ・ギッシングを描いた絵本です。株の仲買人をしていたニッキーがなぜ、多くの子どもたちを救ったのか、そしてなぜその功績を長い間誰にも語らなかったのか。ピーター・シスが10年の月日をかけて完成させた、心に深くささる作品です。
この書籍を作った人
1949年、旧チェコスロバキアのブルノ生まれ。プラハの美術工芸学校とロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学び、1982年アメリカに移住。以来、新聞、雑誌、書籍の他にアニメーション映画の分野で幅広く活躍している。氏の制作による2本のアニメーションは、西ベルリン映画祭で金熊賞を、トロント映画祭でグランプリを、ロサンジェルスの映画祭で金鷲賞を受賞している。また、本の分野ではニュ−ヨーク・タイムズ紙が選ぶ年間ベストテンや、パブリッシャーズ・ウィークリーのベストセラーリストに何度も名を連ね、絵本『星の使者』(徳間書店)で、アメリカの優れた絵本に与えられるコールデコット賞推薦を受けた。日本では他に、『三つの金の鍵』『マドレンカ』(BL出版)などが紹介されている。『生命の樹』(徳間書店)では、2004年にイタリアのボローニャ国際児童図書展ノンフィクション大賞を受賞の他、数々の賞を受賞。現在はニューヨークに家族とともに住んでいる。
この書籍を作った人
公共図書館勤務を経て、現在は児童書の研究、翻訳をしている。訳書に、『としょかんライオン』(岩崎書店)、『ないしょのおともだち』(ほるぷ出版)、『いっしょにおつかい』(岩波書店)、『いもうとガイドブック』(少年写真新聞社)、「ちいさなエリオット」シリーズ(マイクロマガジン社)など、多数。
出版社からの内容紹介
新しい学校、新しい生活になじもうと努力するジョーダン。実は病気で入院していた経験がある。心配性のママが毎日持たせてくれるスープを、ある日ホームレスの男性にあげたことから、家族や学校や地域まで巻き込んで、思わぬ「スープ運動」が広がっていく。ジョーダンは、入院中に知り合った少女とかわした約束―できる限り人にいいことをしよう!―が自分を支えていたこと、そして小さな思いやりが世界を変えるかもしれないということに気づいていく……。オックスフォード大学の学生が、自転車にスープを積んでホームレスに配ったという実話がもとになった、一杯のスープのように温かいお話。
出版社からの内容紹介
1871年(明治4)11月12日、横浜港からアメリカに向けて出港した使節団106人。その中に、日本初の5人の女子留学生がふくまれていました。永井繁子、津田梅子、山川捨松、上田悌子、そして、吉益亮子。のちの日本の女性教育、社会進出に大きな役割を果たした彼女たちは、いったいどんな少女だったのでしょう?
幕末から明治へ、激動の時代──。激動の時代でも人々は、自分たちらしく生き生きと暮らしていました。本書は、吉益亮子を主人公のモデルに、外国で学ぶ夢を実現させたひとりの少女の姿を描く物語です。
出版社からの内容紹介
やなせたかし生誕100周年の記念復刊!
『十二の真珠』『だれも知らないアンパンマン』に続く“幻のアンパンマン”作品「飛べ!アンパンマン」を収録!!
やなせたかし生誕100周年にあたる2019年2月に、やなせの初期名作である『アリスのさくらんぼ』の復刊が、ついに決定!!
本書は、やなせの短編童話集で、1973年に刊行されたもの。
動物と人間の関係を通して「命」について問う名作であり、アニメ化もされている表題作「アリスのさくらんぼ」をはじめとする7つの短編童話集。
そして本書には、売れない漫画家ヤルセとアンパンマンの初めての出会いが描かれている、幻の作品「飛べ!アンパンマン」が収録されているのだ。
漫画家ヤルセナカスが、アンパンマンと出会い、貧困に苦しむ人に自分の顔を与え続ける彼の生きざまにふれ、アンパンマンのことを描きつづけるという決意を著した、やなせ作品の中でも最重要作品と言われるものだ。
『十二の真珠』『だれも知らないアンパンマン』に続き、また誰もが知らないアンパンマンの物語が、ひとつ復刊される。
―たとえ誰もよろこばなくても、編集者は反対しても、ぼくは君の物語をかきつづけるよ―
<内容>
・アリスのさくらんぼ
・杉の木と野菊
・サビ氏の流星砲
・タコラのピアノ
・飛べ!アンパンマン
・Mr.USUPPERAIの最期
・はだかのワニ
※本書は、1973年サンリオ刊『アリスのさくらんぼ』を底本に再編集して新装復刊するものです。
出版社からの内容紹介
しおりは運動が苦手。でも、歌が得意でした。ところが、きょうの音楽の時間は、声がうらがえったり、音がはずれたりしてしまいました。「もしかしたら昨日キツネの木で、お姉さんにもらった光る葉っぱのせいかもしれない。あれは……、オンチの葉っぱ?」しおりから、オンチの葉っぱを手にした子どもたちが、つぎつぎといろんなオンチになっていきます。みんなのオンチはなおるのでしょうか?
出版社からの内容紹介
赤ん坊の頃、落雷に直撃された少女、メアリ・アニング。父親からは「稲妻メアリ」と呼ばれ、観光や避暑にくる客に売りつける「珍しい石」をライム・リージスの海岸で見つける仕事を手伝う。これらの化石は大昔の生物ではと考えたメアリは、身分を超えて友情を結んだヘンリーやエリザベスと、地質学や自然科学への情熱を育んでいく。
出版社からの内容紹介
五味太郎のESSAY&PHOTO。書くこと、そして撮ること。「6Bの鉛筆で書く手紙かな」いつも五味太郎の傍らにある、6Bの鉛筆。ある時ペンで書くべき手紙を、鉛筆で書いたことにふと気づいて詠んだ俳句です。その鉛筆で書き下ろした、作家が見てきた世界、画家だからこそ気づく人生の出来事。絵本界のレジェンドによる味わい深い文章が35篇の長短エッセイに凝縮されました。世界を旅して撮りつづけてきた写真50点を収録。
この書籍を作った人
1945年東京生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。絵本作家。子どもから大人まで幅広いファンを持ち、その著作は450冊を超える。世界中で翻訳出版されている絵本も数多い。「かくしたのだあれ」「たべたのだあれ」(以上文化出版局刊)でサンケイ児童出版文化賞受賞のほか、ボローニャ国際絵本原画展等、受賞多数。「みんなうんち」(福音館書店刊)、「きいろいのはちょうちょ」(偕成社刊)、「さる・るるる」(絵本館刊)などの作品がある。
出版社からの内容紹介
小学生女子向けの、可愛く、見やすいオールカラーのおしゃれBOOK。
ガーリー、カジュアル、スポーティ、クールなど計8タイプの着回し術の紹介や、
白シャツやジーンズなどのみんなが持ってるアイテムを使ったコーデ案を紹介したり、
ファッション、ヘアアレンジ、ボディケア、メイク、ネイル、かわいい写真の撮り方などを網羅した、
おしゃれ初心者から上級者まで、おしゃれをマスターできる1冊。
みどころ
うみとりくはふたご。ふたりはそっくり。そっくりだけど、全然ちがう。ふたごでも、りくのからだはりくのもの、うみのからだはうみのもの。同じからだの人なんてひとりもいない。
うみとりくは、ぎゅーっとするのが好き。だけど、いつもじゃない。その日の気分によって変わるのは、ふたりとも同じ。最初は楽しく遊んでいても、だんだん嫌な気持ちになる時だってある。家族や友だち、どんなに親しくても、好きなこと、嫌いなこと、感じることはみんなちがうよね。自分のからだに、誰がどんなふうにさわっていいかは、自分が決めること。それは、特別だいじなところ「プライベートパーツ」だって同じ。だから……。
子どもたちに性教育を伝える活動を続けられている、産婦人科医の遠見才希子さんが伝えてくれるのは、誰もがかけがえのない「自分だけのからだ」を持っているということ。からだに対して感じている「モヤモヤ」は、大人になってもみんな違うもの。だからこそ、家庭の中での「性教育」はとても難しく感じてしまうのです。この絵本では、その違いを認めあうところから始まり、デリケートな性の話にいたるまでを、とても丁寧にわかりやすく進めてくれます。
「いやだ」「やめて」って いっていいんだよ。
「いやだ」って いえなくても にげられなくても ぜんぜん わるくないんだよ。
選ばれた優しい言葉の一つ一つに込められているのは、切実な問題。そして、どれも本当のこと。だからこそ、読めばそのまま子どもたちに伝わるはずだと確信できるのです。大事な1冊になりそうです。
出版社からの内容紹介
ふたごのうみとりくは、そっくりだけど、ぜんぜんちがう。
りくはおかあさんになでられるのが好きだけど、うみはなでられるのが苦手。
そんな2人といっしょに、みんながそれぞれのからだを大切にするためには、どうしたらよいのか考える絵本です。
●自分の体にだれがどんなふうに触れるかは、自分で決められること。
●相手の体に触れるときは、同意が必要なこと。
●触るのも見るのも自分だけの、とくべつ大事な場所、プライベートパーツとは?
●プライベートパーツを触られそうになったら? 触られてしまったら?
大事なことだけれど、なかなか話しあうのが難しいからだの話を、かわいらしい双子といっしょに、
やさしいシンプルなことばで考えます。
性犯罪から身を守ることはもちろん、相手の体を尊重する態度を身につけます。
「生命の安全教育」の教材にも最適です。
この書籍を作った人
1982年東京都に生まれる。イラストレーター・絵本作家。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業後、イラストレーターとして、書籍、雑誌、絵本などの仕事を中心に幅広く活動中。『からだ・あいうえお』(保育社)など。趣味は郷土玩具蒐集。
みどころ
手に取るだけでワクワクする、この絵本の著者は、1946年に絵本作家になって以来、300冊以上の作品を発表したスキャリーおじさん。
ユーモアと楽しさにあふれたスキャリーおじさんの絵本は、今もなお世界中の子どもたちに親しまれています。
本書は、どこから開いても大丈夫。
動物たちの一日の始まりから終わりまでの時間の流れを追いながら、子どもたちが日常生活で触れるものを、英語で何というのかが一目でわかる絵辞典です。
カラフルでかわいいイラストは、眺めているだけでも楽しいのですが、驚くのは日本語を読むだけで英単語の発音が学べること。
朝のはじまりは、ふわふわの茶色のクマの男の子・ケニーと一緒に見てみましょう。
ケニーが食べたものの一部「あたたかいココア」の単語は「hot cocoa」で、発音は「ハト コウコウ」。メープルシロップは「maple syrup」で、発音は「メイプル スィラプ」。
発音の強弱も文字を見ただけでわかるように太文字になっていたり、文字の大きさが違っていたり、発音をするための工夫がこまやかです。眺めるだけでなく、声に出して読んでみたくなる表記なのです。
ウサギさん一家の住んでいる赤と茶色の可愛いおうちでは、家具や部屋の名前など、家に関係のあるものの英語を学べます。ブタさん一家の台所では、お母さんと子ブタたちがおいしそうなおやつを作っていて、ここでは台所で使う調理器具の名前がたくさん。猫やアライグマたちが楽しそうに走り回る遊び場では、子どもたちが大好きな遊びの名前や遊具の名前を。町の中の風景、ピクニック、乗り物や大工道具などなど、どのページを開いても子どもが大好きなものがてんこ盛りです。
個人的にお気に入りなのは「ちいさいものいろいろ」のページです。
子どもの宝物箱をひっくり返したみたいに色とりどりの素敵なものがたくさん並んで、何度眺めても飽きません。タンポポのたね、ガムドロップ、きいちご、かいがら、とげ、はね、かみふぶき、おちゃのはっぱ、ペン先、ゼリービーンズ……。
子どもは目をきらきらさせるでしょうし、大人は子どものころのワクワクした気持ちに戻れます。
英語だけでなく日本語を学ぶにもオススメの一冊です。
この書籍を作った人
1919年、アメリカ・ボストン生まれ。アメリカの児童文学作家、イラストレーター。絵本『スキャリーおじさんのにぎやかなビジータウン』(BL出版)をはじめとする「スキャリーおじさん」シリーズは、世界中で愛されるロングセラー。作品に、『よこながきしゃぽっぽ』(大日本絵画)、『あかちゃんうさぎとパパ』、『おやすみなさい くまくん』(好学社)など多数ある。1994年死去。
この書籍を作った人
1970年埼玉県生まれ。上智大学仏文科卒。絵本を好きになったきっかけは、子どもの頃父親が、自分や近所の子を主人公にして漫画付きのお話をしてくれたこと。20歳の時、パリと南仏エクサンプロヴァンスに留学。洋書絵本卸会社、ラジオ番組制作会社、餃子店経営を経て、海外の絵本や児童書の翻訳、紹介につとめている。ペットは、顔、頭、目、耳、鼻、性格ともに悪い、忠義心のないラブラドール。おもな訳書に『うんちっち』(あすなろ書房)、『トラのじゅうたんになりたかったトラ』(岩波書店)、『どうぶつにふくをきせてはいけません』(朔北社)、「せんをたどって」シリーズ(講談社)、『トトシュとキンギョとまほうのじゅもん』(クレヨンハウス)、『ホラー横町13番地』(偕成社)、『おやすみ おやすみ』(岩波書店)、「ハムスターのビリー」シリーズ、『ゾウの家にやってきた赤アリ』『大スキ! 大キライ! でも、やっぱり…』(ともに文研出版)『ねむいねむいちいさなライオン』『せかいをみにいったアヒル』『チビウオのウソみたいなホントのはなし』『クリスマスをみにいったヤシの木』(以上、徳間書店)など多数。
出版社からの内容紹介
日本政府が認めていない国も含めて、世界にはおよそ200の国があります。本書では、小学生に大人気のイラストレーターいとうみつる先生が、そのうちの主な国およそ40カ国をキャラクター化。主要な産物や観光名所、日本との関係や出身の有名人、国旗の由来などを楽しいイラストとわかりやすい解説で紹介します。そして、その他160カ国についても全て解説を加えています!
「日本一生徒数の多い社会科講師」として有名な伊藤賀一先生に監修に入っていただき、お子さんの教材としても楽しく利用できる上質な内容も担保しています。シリーズ10万部を誇る、人気の「キャラ絵で学ぶ!図鑑シリーズ」の1冊です。
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