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絵本紹介
2022.04.26
新年度が始まってはや1ヶ月。小学生のお子さんたちは、新しい生活にちょっぴり慣れてきたころでしょうか。
今年のGWの前半は、全国的にお天気が崩れる模様。でも本の世界なら、いつでもどこでも、魅力的な主人公と一体になって心の冒険に出かけられます!
うさぎだって勇敢なんだということを証明するために行動するローズバット。
仲間と協力して悪い猿をこらしめたかに。
わいわいと賑やかな、お弁当箱の住人。
世界各国の料理に舌鼓を打つマンションの住民たち。
「なんで、どうして?」のギモンが止まらないワニ。
「いいこ」って言われて考え込んでしまう女の子。
まだまだいます!
ものに宿る魂の声を聞いた小学生。
互いの個性をぶつけ合いながら成長していく中学生たち。
空に浮かぶ家を見つけた女の子に、宙に浮かぶお月さま。
こうやって並べてみると、物語の世界には本当にたくさんのキャラクターがいることがわかりますね。でもこれだってほんの一部。連休でいつもより自由に使える時間を使って、ぜひ新しい物語を楽しんでください!
出版社からの内容紹介
ローズバッドが読んだ本には「ウサギは臆病ですぐに逃げる」と書かれていました。他の動物は立派でかっこいいのに! 腹を立てたローズバッド、まずはクジラのもとへ向かいます。ウサギの力を見せつけるために考えた作戦って!?
この書籍を作った人
〈1974年-〉東京都生まれ。学生時代を熊本で過ごし、卒業後、児童書版元に入社。その後、留学などを経て、子どもの本の翻訳に携わる。東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。祖父はトルストイ文学の翻訳家、故・北御門二郎。
出版社からの内容紹介
ずっと むかしの ことです、からはじまる、日本のむかしばなし。
いま、ちゃんと読んでおきたい選りすぐりのむかしばなしを3話、用意しました。
全5巻シリーズの第2巻目は
「かさじぞう」「さるかに合戦」「一寸法師」です。
この書籍を作った人
1941年福岡県大牟田市生まれ。個性的な文体で独自の世界を展開。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん大賞、『うそつきのつき』(文渓堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごと がたごと』(童心社)で日本絵本賞を受賞。絵本の他にも、読み物、詩集など作品多数。他の主な作品に「おれたち、ともだち!」シリーズ(偕成社)、『かあさんのこころ』(佼成出版社)、『とってもいいこと』(クレヨンハウス)、『ぽんぽん』(鈴木出版)などがある。
この書籍を作った人
阿部健太朗と吉岡紗希による二人組の絵本作家。ともに1989 年大分県生まれ。由布市の廃校となった小学校をアトリエに改装し、制作拠点としている。第7回日本童画大賞準優秀賞受賞。デビュー作『だいおういかのいかたろう』(鈴木出版)で第20 回日本絵本賞読者賞受賞。作品に『よるです』『ハテナはかせのへんてこいきものずかん』(偕成社)『ほこほこのがっこう』『にょっ!』『ゆびさしちゃん』(小学館)『はみがきあわこちゃん』『ケチャップれっしゃ』『くつしたしろくん』(鈴木出版)『ひげらっぱ』(ひさかたチャイルド)『しんごうきピコリ』(あかね書房)『ねむれないおうさま』(B・エルキン原作 小宮由訳/瑞雲舎)『おかしな?ハロウィン』(ほるぷ出版)
出版社からの内容紹介
えー、まいど、ばかばかしいおはなしでございます。きょうは、お花見にでかけるという春の日の朝。いきなり「こんにちは」とやってきたのは、たまごやき。それから、トリのからあげに、ミートボールも…。どんどんにぎやかになってきた花見べんとうのなかでくりひろげられるドタバタ大さわぎの落語ワールド。小学1年生以上。
レビューより
まず、表紙の絵がとってもおいしそうです。
こういうお弁当を持って、お花見、行ってみたいですね〜。
お話は関西弁で、リズミカルに進んでいきます。(ここがまた面白かったです)
“わくわくえどうわ”というシリーズから出ている1作で、絵本から物語に移行してくお子さんたち向けなので、絵も多くストーリーも短めです。
弁当の具たちが、自分たちを作った家族のことを語りながら、自分たち(弁当の具材)の味や姿について語ります。
読みやすいので、春のお花見の季節にぜひ、読んでみてください。(てんぐざるさん)
この書籍を作った人
1955年、大阪府に生まれる。「ハリネズミのプルプル」シリーズ(文溪堂)で赤い鳥文学賞、『だれか、そいつをつかまえろ!』(BL出版)で日本絵本賞翻訳絵本賞、『クリスマスはきみといっしょに』(BL出版)で産経児童出版文化賞、『ものすごくおおきなプリンのうえで』(教育画劇)で日本絵本賞大賞、『へちまのへーたろー』(教育画劇)で日本絵本賞を受賞。おもな作品に、『さんぽひものはつこい』『どうしてクリスマスには…』『だいすき、でも、でもね』『だいすき、でも、ひみつ』(文研出版)、「あいうえおパラダイス」シリーズ(理論社)、『コロッケくんのぼうけん』(偕成社)『せかいでいちばん大きなおいも』(佼成出版社)、翻訳絵本に「トゥートとパドル」シリーズ(BL出版)、『こどものじかん はる なつ あき ふゆ』(岩崎書店)など多数ある。
この書籍を作った人
愛知県豊橋市生まれ。絵本に『パパとぼく』『夏平くん』(ともに絵本館)、『ハルコネコ』(教育画劇)、『からあげ』(アリス館)、『シバ犬のチャイ』(BL出版)など多数。絵本のほか、装丁、挿画、広告など幅広く活躍。大川亭ひろ絵の高座名で出前寄席の活動も。
出版社からの内容紹介
ライラックどおり10ばんちのたてものから きょうもいいにおいがただよってくる。だれがなにをつくっているのかな。ある部屋からはトマトソース、別の部屋からはカレーのにおい。バナナケーキのあまいにおいやキッシュの焼けるにおいまで。料理ができたら集まって! 世界のいろんな国の料理を、みんなでいっしょにいただきましょう! 材料の絵とレシピで料理のイメージが広がります。
この書籍を作った人
1953年愛媛県生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。3年間のフランス滞在を経て、絵本作家、翻訳家として活躍中。『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞、『あしたのあたしはあたらしいあたし』(理論社)で三越左千夫少年詩賞を受賞。訳書に『リサとガスパール』シリーズ(ブロンズ新社)他多数。
出版社からの内容紹介
思わずクスッと笑ってしまう親子の会話
ワニの親子がジャングルを散歩しています。「ねえ ねえ。おとうさん。ワニはどうしてワニっていうの?」「それはね、えものをつかまえるとき『ワッ!』っておどろかして、えものがとれると『ニッ!』ってわらうからだよ。だから『ワッ!ニッ!』だ。」「へぇ!じゃあブタはどうしてブタっていうの?」
素直に質問をぶつけてくる子どもに、適当な答えを続けるお父さん。さてどんな結末が待っているのでしょう?
【編集担当からのおすすめ情報】
数々の絵本作品の文章を手掛ける大塚健太さんの文章に、韓国のNAMIコンクールで最終選考にも選ばれた新鋭うよ高山さんのゆるくてかわいい絵が、見事に化学反応を起こしました。ユーモアたっぷりのクスッと笑ってしまう展開ですが、質問に自分だったらどう答えるかをお互い話しながら、親子で読み進めるのもいいかもしれません。
この書籍を作った人
埼玉県出身。絵本や紙芝居のおはなしのほかに、 脚本なども執筆している。絵本作品に「いちにちパンダ」 「よるだけパンダ」「カピバラせんせいのバスえんそく」(以上小学館)、 「おにゃけ」「でんにゃ」「虫にんじゃ」(以上パイインターナショナル)、 「フンころがさず」(角川書店)など。
出版社からの内容紹介
「いいこ」って、なんだろう?
「いいこはおかたづけできるよね?」
ある日、お母さんにいわれた女の子はふと考えます。
「いいこ」ってなんだろう?
おかたづけが上手で、おおきな声でごあいさつできて、
お菓子をがまんできて、それから……?
日常のさまざまな場面を振りかえりながら、
本当の「いいこ」とはなにかを見つめる物語。
「いろいろ」シリーズや、「おさんぽ」シリーズ(講談社)、
『あのね あのね』(あかね書房)など、人気作を数多く
手がけるえがしらみちこさん待望の最新刊です。
【編集担当からのおすすめ情報】
考えてみると不思議な「いいこ」という言葉。大人から子どもへ使うことはあっても、子どもから子どもには使われません。一体どうしてでしょう? なにげなく使う言葉だからこそ、その意味について、一度じっくり考えてみませんか。
この書籍を作った人
絵本作家。1978年 福岡生まれ。静岡県三島市在住。 熊本大学教育学部卒業。主な作品として、『あめふりさんぽ』『さんさんさんぽ』『あきぞらさんぽ』『ゆきみちさんぽ』『はるかぜさんぽ』(講談社 / 全国学校図書館協議会選定図書)、『なきごえバス』(白泉社 / 第9回MOE絵本屋さん大賞2016「パパママ賞」第1位 )『なきごえたくはいびん』、『いろいろおてがみ』(小学館 / 全国学校図書館協議会選定図書)『いろいろおしたく』、『あのね あのね』(あかね書房)、『あなたのことがだいすき』(KADOKAWA)など。『はこちゃん』(文・かんのゆうこ / 講談社)、『せんそうしない』(文・谷川俊太郎 / 講談社)、『おかあさんのいのり』(文・武鹿悦子 / 岩崎書店)、『まだかなまだかな』(文・竹下文子 / ポプラ社)の絵を担当。また、雑誌や教科書などの挿絵も手がけている。現在、静岡県三島市にある絵本専門店「えほんやさん」代表も務めている。
出版社からの内容紹介
小学校5年生の七子が
両親と一緒に引っ越してきたのは、坂木町。
この町では、ものに宿った魂=「ものだま」の声が聞こえるらしい。
七子は、身のまわりで起こるふしぎなできごとの解明に、
クラスメートで自称「ものだま探偵」の桜井鳥羽とともに挑む!
表題作と「駅のふしぎな伝言板」の2話を収録。
心がほっこりあたたかくなると評判の、
ほしおさなえによる、少女探偵物語です。
出版社からの内容紹介
「俺たちにも才能、あるんじゃね?」
「自分よりすごいやつがそばにいても、差を見せつけられても、それでも絶対めげない才能」
吹奏楽部というだけで、合唱コンクールの指揮者を任されてしまった中学1年生の早紀(さき)。
内気な彼女が、天才ピアニストの幼なじみ、合唱練習に来ないバスケ部のエースなど、個性的なクラスメイトたちとの関わりを通じて自分を解き放っていく。
しかし本番直前、思わぬアクシデントが起こり ……
仲間とともに何かをつくりあげる達成感、悩みもがきながらも「自分らしさ」を模索する中学生たちの内面、みずみずしい人間ドラマをまっすぐに描いた、珠玉の成長物語。
★感激の声、続々!
チームワーク、友情、恋愛を生き生きと描いた、
これは、あなたの物語。
きっと期待に胸が膨らみます。
ーー岡本沙紀(東大王)
迷いや焦りさえも輝き出す。彼らの歌がまっすぐに胸に響いた
ーー宮下奈都(『羊と鋼の森』『よろこびの歌』著者)
自分らしさを見つけることの難しさと尊さを見つめた青春小説
ーー朝比奈あすか(『君たちは今が世界』『翼の翼』著者)
思春期には悩みが色々あるけれど、この物語が大丈夫って教えてくれる
ーーひこ・田中(『お引越し』『ごめん』著者)
出版社からの内容紹介
「えいっと気合いを入れて顔を上げるの。
するとね、百回に一回くらい、おもしろいことがおこるんだよ」
元気が出ない日は、上を向いてみて。
不思議な洋館が空に浮かんでいるかもしれません。
そこにいるのは底抜けに明るいけれど謎めいた雰囲気のあるラミさんと、水色のクールなネコ(? )、シド。
そして、人間とパートナーになるのを待っている“もの”たち。
これは、「浮遊館」でちょっとふつうじゃない“もの”とパートナーになった、5人の物語です。
[もくじ]
第1話
赤いものには福来る
第2話
転ばぬ先の見立て
第3話
想像は人のためならず
第4話
好きこそ人気者になれ
第5話
暮らし変われば人変わる
出版社からの内容紹介
「この世界の生活、月にとっては一つのおとぎ話にすぎません」 ひとりぼっちの若い絵かきのもとへ、夜ごと友だちの月が訪れて、空から見たことを聞かせます。月のまなざしが照らしだすのは、悲哀に満ちた地上の人びとの風景。旅を愛したアンデルセンの詩情あふれる名作を、絵本作家・松村真依子の柔らかな水彩絵で贈ります。
レビューより
美しく、どこか癒しも感じる水彩絵も印象的な児童書です。
アンデルセン童話を楽しめる1冊となっています。
小さいお子さん向きというよりは、小学校高学年以上のお子さん向けかも知れません。
大人が読むのにもぴったりに思いました。
(まゆみんみんさん)
この書籍を作った人
1805年デンマ-ク・オーデンセ生まれ。貧しい靴屋に生まれ、14歳でオペラ歌手を志しコベンハーゲンに行くも挫折。政治家の助けによリ大学に入学し、哲学などを学んだ。その後、小説『即興詩人』を発表し、『みにくいあひるの子』 『人魚短』 『マッチ売りの少女』など約160篇の童話を残した。 『雪の女王』は1844年の作品。生涯独身のまま70歳で亡くなり、 その葬儀にはデンマークの王太子も参列した。