しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑
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ブックギャラリートムの庭さんで、7/9から「鈴木出版フェア」がはじまりました。
鈴木出版の翻訳絵本、翻訳児童書の全書目がそろっています!
7/11には、石津ちひろさんのトーク&サイン会を、併設カフェにて開催。
たっくさんの方々に参加いただき、サイン会ではながーーい列ができましたが、お話ししながらのなごやかなひとときでした。
ありがとうございました。
「鈴木出版フェア」とあわせて『マイロのスケッチブック』パネル展も、8/14まで同時開催中!!
みなさんのお越しをこころよりお待ちしております。
みどころ
毎月、最初の日曜日。マイロはおねえちゃんと二人で地下鉄に乗って出かけます。マイロは不安と緊張でいっぱい、同時にわくわくする気持ちも抱えながら、スケッチブックを広げます。まわりにいる人の生活を想像して絵を描くと、少し気が紛れるのです。
隣にすわったひげの濃いおじさんは、古いアパートに帰るとお腹をすかせたねこたちが待っているだろう。髪の毛を真ん中でピシッと分け、ジャケットを着た男の子は、きっとお城に住んでいて、メイドが迎えてくれるのだろう。ウエディングドレスを着たあの女の人は……。
やがてマイロはスケッチブックを閉じ、窓に映る自分の姿を見て思うのです。
「ぼくの かおを みて、ひとは どんなことを そうぞうするのだろう?」
きっとその想像は、自分が思っているものと違うかもしれない。人は見かけだけではわからないのだと、マイロは気づきます。電車が目的の駅に着くと、同じく緊張しているおねえちゃんとある場所へ向かいます。
既刊『おばあちゃんとバスにのって』の作家・画家が再びペアを組んだこの作品。本文には詳しく描かれていないけれど、マイロとおねえちゃんが訪れたところは刑務所。思いもよらない展開やその心境は、想像を超えたところにあるかもしれません。けれど、どんな気持ちでいる時にでも、世界をしっかりと受け止め、大事なことを見逃さないマイロの姿に、私たち読者は心を打たれます。最後にマイロが見せてくれた、切実な想いを込めたその絵は……?