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2022年9月 新刊&おすすめ絵本

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絵本紹介

2022.09.08

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おじいちゃん おばあちゃんの絵本(2022年9月新刊&おすすめ絵本)

目次

敬老の日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日として、1948年に誕生しました。今年の敬老の日は、9月19日です。皆さんのお祖父ちゃん、お祖母ちゃんはどんな人ですか? 面白い? 可愛らしい? 元気はつらつ? 絵本の中にも面白くて、かわいらしくて、愛すべきおじいちゃん、おばあちゃんがたくさん出てきます。敬老の日にぴったりなおじいちゃん、おばあちゃんが登場する絵本をご紹介します。

そして、おじいちゃん、おばあちゃんの絵本でも多く描かれるのが「命」や「旅立ち」に関するおはなしです。けっして悲しいだけでは描かれない、明るくどこか救いのあるおじいちゃん、おばあちゃんの旅立ちの絵本。お子さんと、お孫さんと一緒にご覧ください。

おじいちゃんの喉に暮らす『のどぼとけさん』。「しゅぎょう」と称して、のどぼとけさんと一緒に出かけた孫のしんたろうは……

  • のどぼとけさん

    みどころ

    ぽかぽか陽気の日。大口を開けて昼寝中のおじいちゃんの、のどの奥に、ちらっと誰かを見つけてびっくりした、しんたろうくん。
    ちっちゃなおじいさんみたいな、おぼうさんみたいな…。いったい、誰!?
    おばあちゃんに「のどぼとけさんだよ」「いちにんまえの おとこなら、みんな すまわせているよ」と教えてもらいます。
    のどの奥にほとけさんがいるなんてかっこいい!とあこがれるしんたろうくん。
    ある日、のどぼとけさんに「ぼくも、のどぼとけさんが ほしいんだけど。おともだちを しょうかいしてくれないかなぁ」とたのみますが、「はんにんまえじゃあ、むりむり」と断られてしまいます。
    そこで「しゅぎょう」と称して、一緒にお出かけすることになりますが…?

    のどぼとけさんと町を歩いたりラーメンを食べたりするしんたろうくん。
    一方、病気をしたあと寝てばかりいたおじいちゃんが、なぜか元気になってきて…?
    おじいちゃんと孫のしんたろうくん、のどぼとけさんとしんたろうくんの仲良しな姿が、楽しくなる絵本です。

    のどぼとけ…って、子どもたちは知っているでしょうか。
    大人が上をむいたときに、のどのところにぽこっと飛び出す、ころころしたものですよね。男の人ののどにははっきり見えるけど、子どもはまだはっきりしません。
    じつは作者の尾崎美紀さんは、自身のおじいさんが亡くなってお骨を拾うとき、のどぼとけのお骨が、仏様がきれいに座禅を組んでいる姿にそっくりなことにびっくりしたのだそうです。
    徳を積んだ故人ほどお骨の形がきれいに残るといわれ、本文中で「のどぼとけさんというのは、ひとのやくにたつことを、たくさんすると、きてくれるらしい」と書かれているのも理由があったのですね。

    ささきみおさんが描く茶目っ気たっぷりののどぼとけさん、のびのびとした絵に笑顔になります。
    男の子の「いちにんまえ」へのあこがれや、おじいちゃんと孫のいい関係が、ほのぼのとユーモラスに描かれた絵本です。

この書籍を作った人

ささき みお

ささき みお (ささきみお)

東京生まれ。武蔵野美術大学短期大学部油絵科卒、日大農獣医学部林学科卒。広告代理店等を経て2000年よりフリ−。幼児・子供のための読み物、教育教材などの挿絵を描く。作品に「おばけのひやめしや」「おならバスのた〜むくん」(ひさかたチャイルド)「どろんこどろにゃあ」(アリス館)「どらきゅらば〜ちゃん」(PHP)などがある。

元気のない『ばあばに えがおを とどけてあげる』ために頑張るファーン。祖母と孫の温かい交流が胸を打つ作品

  • ばあばに えがおを とどけてあげる

    出版社からの内容紹介

    ばあばはこのごろ元気がない。ケーキも焼かないし、お部屋もほこりだらけ。そして、笑わなくなった。「じんせいから よろこびが きえちゃったみたい」って、ママはいう。

    「よろこびって?」
    「ひとの こころを しあわせに して、めを かがやかせる ものよ」
    「ばんごはんの あとの ダンスみたい? すべりだいを ワァーイ!って すべるみたい?」
    「そうよ! すばらしく すてきな ワァーイよ!」

    「ばあばは ワァーイって したいんだ!」。ファーンは、ばあばの人生に「よろこび」を
    とりもどしてあげようと、「ワァーイ!」を探しに出かけます。
    わたしたちに「よろこび」の意味をやさしく教えてくれる、おばあちゃんと孫娘のあたたかな物語です。

この書籍を作った人

コーリン・アーヴェリス

コーリン・アーヴェリス (こーりんあーべりす)

イギリスの作家、子ども向けテレビ番組のプロデューサー。5歳のころ雪の日に母がそりを引いて学校へ迎えにきてくれ、毛布にくるまれて帰った思い出がある。絵本は本書がデビュー作。現在は夫と娘と猫と共にマンチェスターに住む。

この書籍を作った人

まつかわ まゆみ

まつかわ まゆみ (まつかわまゆみ)

翻訳家。英米の絵本・物語を手がける。おもな訳書に『魔女学校の一年生』『まいごのまいごのアルフィーくん』『アンナの赤いオーバー』『ねえ、どれがいい?』『コロちゃんはどこ?』『せかいのひとびと』など多数。

「児童図書館絵本の部屋」シリーズ

世界初! 100歳でフルマラソンを完走したランナー、ファウジャ・シンの不屈の精神を絵本で知ろう 『100歳ランナーの物語 夢をあきらめなかったファウジャ』

  • 100歳ランナーの物語 夢をあきらめなかったファウジャ

    出版社からの内容紹介

    史上最年長でフルマラソンを完走!

    生まれつき足が弱く、5歳まで歩けなかったファウジャ。
    周りから「無理だよ」と言われたことも決してあきらめず、挑戦しつづけた。

    時は流れ、81歳で初めて故郷を離れて、イギリスで子どもたちと暮らし始める。
    だが家族は忙しく、言葉も通じない。
    鬱々としていたが、ある日、テレビで走る人たちを目撃する。
    その様子にすっかり引きつけられ、ターバンをまいた姿で公園を走るようになったファウジャ。
    やがてフルマラソンを走るという目標を立て、ロンドンマラソンを88歳で完走する。
    不屈の精神を貫き、100歳で最高齢のフルマラソンランナーとして完走するまでを描く。
    ファウジャ・シン自身による「はじめに」を収録。

    ファウジャは周りに何を言われてもけっしてあきらめず、挑戦しつづけた。
    「あなたのことはあなたがよく知っている。あなたにできることもね。
    今日は自分の力を出しきれるかしら?」――母の言葉

    ●解説は、TVなどでもおなじみ プロ・ランニングコーチ 金 哲彦さんです

この書籍を作った人

おおつかのりこ

おおつかのりこ (おおつかのりこ)

福島県で生まれ育つ。2007年にはじめての翻訳書『シャンプーなんて、だいきらい』(徳間書店)を出版する。訳書に『くらやみきんしの国』『死について考える本』『わたしのかぞく みんなのかぞく』(ともにあかね書房)、『モルモット・オルガの物語』『オルガとボリスとなかまたち』(ともにPHP研究所)、著書に『元号ってなんだろう 大化から令和まで』(岩崎書店)、「感染症と人類の歴史」全3シリーズ(文研出版)などがある。横浜市在住。JBBY会員、やまねこ翻訳クラブ会員。

生前のマザー・テレサと親交のあった片柳神父によるマザー・テレサの姿が一冊の絵本に 『みんなのやさしいおかあさん マザー・テレサ』

  • みんなのやさしいおかあさん マザー・テレサ

    出版社からの内容紹介

    インドのカルカッタで、苦しんでいる人、困っている人がいれば、誰にでも献身的に手を差しのべた、マザー・テレサ。
    そのあふれる笑顔とおおきな愛で、世界中の人々をつつみこみ、人道支援にその生涯を捧げた人として、ノーベル平和賞を受賞しました。

    マザー・テレサの施設で1年ほど暮らし、傍らで奉仕活動を手伝い、彼女の勧めでカトリックの司祭を志した片柳弘史神父の穏やかな語り口と、当時のインドの混とんとした情景とマザーの優しく強い愛を表現した絵本作家つるみゆきの絵が1冊の絵本となって、小さな子どもたちに平和のメッセージをやさしく美しく伝えます。

どんぐりを通して子リスたちが感じる、おじいちゃん、おばあちゃんからの想い。世代を超えて伝わる『ありがとう』の気持ち

  • ありがとう

    出版社からの内容紹介

    どんぐり山で大好きなどんぐりを食べるりすの子どもたちにおかあさんが話します。それは、おじいちゃんやおばあちゃんが子どもの頃、みんなのために植えたもの…。過去から未来へとつなぐ想いへの感謝の祈り。

この書籍を作った人

いもと ようこ

いもと ようこ (いもとようこ)

兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学卒業後、教員生活を経て絵本の世界に入り、独自のはり絵の手法を用いて、繊細で心温まる世界を展開している。『ねこのえほん』(講談社)『そばのはながさいたひ』(佼成出版社)で2年連続でボローニャ国際児童図書展エルバ賞受賞。『いもとようこ うたの絵本T』(講談社)で同グラフィック賞受賞。

旅立ちの絵本

孫と祖父の仲の良いやり取りから別れまで、日常を丁寧に描いた感動作。身近な人の死を伝える絵本として最初に読んでほしい作品です 『おじいちゃんのごくらくごくらく』

  • おじいちゃんの ごくらくごくらく

    出版社からの内容紹介

    おじいちゃんと孫の絆を描き出したお話です。この絵本のキーワードは「ごくらく(極楽)」。おじいちゃんとの楽しい時間、やがて訪れる死。二つのまったく異なる場面を、このキーワードが結びつけます。登場人物の心情が切々と伝わってくる文章、表情豊かな絵。心揺さぶる一冊です。
    おじいちゃんの ごくらくごくらく

この書籍を作った人

西本 鶏介

西本 鶏介 (にしもとけいすけ)

奈良県に生まれる。昭和女子大学名誉教授。児童文学や児童文化に対する評論、作家・作品論、民話の研究、創作など幅広く活躍。絵本や民話の再話も多い。また坪田譲治文学賞、椋鳩十文学賞などの選考委員もつとめる。近著に『おめでとうのさくらまんじゅう』(絵本塾出版)『まよなかのたんじょうかい』(すずき出版)、「西本鶏介児童文学論コレクション(3巻)−巌谷小波文芸賞特別賞受賞−」(ポプラ社)などがある。ENEOS童話賞選考委員。

この書籍を作った人

長谷川 義史

長谷川 義史 (はせがわよしふみ)

1961年、大阪府生まれ。グラフィックデザイナー、イラストレーターを経て、『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』(BL出版) で絵本デビュー。『うえへまいりまぁす』(PHP研究所)、『やまださんちのてんきよほう』 (絵本館)、『きみたちきょうからともだちだ』(朔北社)、『おへそのあな』(BL出版)、『スモウマン』『いろはのかるた奉行』(講談社)など、ユーモアあふれる作品を発表。2003年、『おたまさんのおかいさん』(解放出版社)で講談社出版文化賞絵本賞、2005年に『いろはにほへと』(BL出版)で日本絵本賞を受賞。2008年に『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で日本絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞。

突然やってきた小さなお客さまを嬉しそうに迎えるおじいちゃん。『おじいちゃんのたびじたく』はとても楽しく喜びに満ちたものでした

  • おじいちゃんのたびじたく

    みどころ

    ある日、おじいちゃんのうちに、おきゃくさまがやってきました。
    ほわほわ白くて小さくて、とても可愛いおきゃくさまです。
    なんだか、ぼんやり透けてるみたい?

    「とうとう来たね、まってたんだよ!」
    おじいちゃんは、大喜びで迎えます。

    このおきゃくさまが たずねてきたら、たびのしたくを しないとね。

    おきゃくさまは、お金も服も必要ないと言いますが、おじいちゃんは、あれもこれもと旅の支度をします。
    「むこうについたら おくさんが むかえに来てくれますよ」
    そんな言葉にいそいそおめかししたりして。

    そして次の朝、支度の整ったおじいちゃんとおきゃくさまは出発します。
    雲ひとつない、旅に出るのにぴったりのいいお天気……。

    これは、死を描いた物語。
    けれども、なんて軽やかなのでしょう。
    おじいちゃんの表情、言葉は、私たちを心穏やかに、安心させてくれます。
    さみしくも悲しくもありません。
    だって、向こうで大好きな人たちに会えるんですから。

    誰にも訪れるその日を、幸せな「旅」として描いた、韓国発の絵本。
    主人公のおじいちゃんも、旅のおともの「おきゃくさま」も、何ともチャーミング。
    ところどころに韓国のお国柄が伺えるのも味わい深いです。

    満開の桜に見送られるおじいちゃん。
    こんな風に旅立ちの日を迎えられたらいいなあと、思わずにはいられません。
    ラストでは涙がこぼれてしまうのですが、胸にはきっとあたたかなものが残ります。
    子どもたちに肯定的に死を伝えられる絵本であり、大人の心も慰め支えてくれるような、
    いろいろな年齢の人に手に取ってほしい一冊です。

ひいらぎ少年に手を引かれ旅立ちを迎える『ぼんさいじいさま』 見送る生き物たちの姿が美しい命の絵本、待望の復刊

  • ぼんさいじいさま

    出版社からの内容紹介

    ある春の日、ぼんさいじいさまが自慢の盆栽を眺めていると、しだれ桜の盆栽の中にひいらぎの冠をかぶった小さな少年が現れました。少年はじいさまに、今日がその日だと告げ、じいさまは今日が最後の日であることを悟ります。じいさまの周りに、庭中からこれまで慈しみ親しんできた沢山の生き物たちが集まってきました。じいさまは皆に見送られ、ひいらぎ少年に手をひかれて、心穏やかに旅立つのでした。

    大地と命を描き素晴らしい作品を残した故・木葉井悦子の傑作絵本、待望の復刊です。

死んだじいじがおばけになって帰ってきた! じいじの忘れ物を探す、孫と祖父の最後の交流 『おじいちゃんがおばけになったわけ』

  • おじいちゃんがおばけになったわけ

    みどころ

    大好きな「じいじ」が突然死んじゃった!死んだらどうなるの?ママに聞いたら「天国へ行くのよ。」パパに聞いたら「土になるんだ。」  なんかぴんと来ないな・・・。と、思っていたら夜になって死んじゃったはずのじいじが僕の部屋にいる。なんで?おばけ? 本によると「この世に忘れ物がある人はおばけになる」と書いてあるよ。じいじ、何か忘れている事があるんじゃないの?二人で一生懸命考えます。忘れていたのは・・・。

     「死」がテーマになっているのになんともユニークで愛らしいお話なんです。特におばけになってしまった(!?)じいじの所在なさげな立ち姿が可愛い。こんな絵本なら小さな子供でも一緒に、何となく身近に「死」について考えたりできるかもしれません。大切なこともきちんと描かれてます。そして、私達大人は最後のシーンでじんわり込み上げてきてしまうのです。なんでも作者のK・F・オーカソンは映画の脚本家としても活躍しているとか。さすがです。

この書籍を作った人

菱木 晃子

菱木 晃子 (ひしきあきらこ)

1960年東京都生まれ。スウェーデン法の研究者だった父の影響で、幼い頃よりスウェーデンの文化に親しんで育つ。慶應義塾大学卒業後、スウェーデンのウプサラでスウェーデン語を学ぶ。児童書を中心に、翻訳を多数手がける。訳書に「セーラーとペッカ」シリーズ(偕成社)、『長くつ下のピッピ ニュー・エディション』(岩波書店)、『ニルスのふしぎな旅』(福音館書店)、「ステフィとネッリの物語」シリーズ(新宿書房)など。

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