「世界で一番手がかかるゾウ」と呼ばれているゾウが、東京都武蔵野市にある井の頭自然文化園にいることを知っていますか? ゾウの名前は「はな子」。2015年1月に68歳を迎えた日本最高齢のアジアゾウです。はな子がどうして「世界で一番手がかかるゾウ」と呼ばれるようになったのか…その訳は絵本『せかいでいちばん手がかかるゾウ』(教育評論社)に描かれています。はな子の日本最高齢更新を記念して、作者の北村直子さん、そして実際にはな子に会いに行ってきました。
日本で一番 おばあさんのゾウは、世界で一番 手がかかるゾウといわれています。 東京にある小さな動物園、井の頭自然文化園にゾウ一頭が暮らしています。 はな子は、鼻は白っぽくなり 体には深いしわがたくさん。日本で一番のおばあさんのゾウです。じつは、はな子は“せかいでいちばん 手がかかるゾウ”といわれています。 その理由は……
はな子の暮らす、井の頭自然文化園を訪れたのは12月の風の冷たい日。でも、はな子は元気に私たちの前に姿を見せてくれました。
『せかいでいちばん手がかかるゾウ』は、井の頭自然文化園で実際にはな子の飼育を担当している飼育員の方たちの協力があって生まれた絵本です。