赤ちゃんから大人まで、親子で楽しめる、おしゃれなボードブックとして人気を集めるゾウの「コローロ」シリーズ。
このシリーズの集大成となる、5作目『FEELINGS』の発売を記念して、レビューコンテストと同時に、インタビューもお届けいたします!
親子で楽しめる人気のボードブック、「コローロ」シリーズ第5弾。 ゾウの3人家族の「きもち」や「かんじ」、いっしょに想像してみませんか? いろいろな「きもち」や「かんじ」の体験は、子どもの感性を輝かせます!
───COLORS(いろ)、GREETINGS(あいさつ)、NUMBERS(かず)、ANIMALS(どうぶつ)に続き、FEELINGS(きもち・かんじ)をテーマに選んだ理由やきっかけを教えてください。
コローロ:子どもの喜怒哀楽を見て、家族も一緒に嬉しかったり、哀しかったりしますよね。
そんな子どもの感情をテーマにしてみたいと、ずっと思っていました。
でも、喜怒哀楽の理由はひとそれぞれですし、1つのシーンで表すのはとても難しく断念していました。
しかし、すこし幅を広げて、サブタイトルを「きもち・かんじのえほん」としたように、子どもの五感に響く感覚だったり、親子で共有したい気持ちだったりをテーマにすることで、目にみえない内面を可愛いシーンで表現することができました。
今までの4作も英語のタイトルなので、タイトル的にも「FEELINGS」は分かりやすくて、ひっかかりのある、よいタイトルになったと思います。
───味覚や嗅覚といった五感のほかに、「かっこいい」「きれい」などの気持ちを表す言葉も入っています。何を入れるかや順番については、どのように決められましたか?
コローロ:体(五感)で感じることと、心で感じる気持ちを含め、マイナスの「感じや気持ち」とプラスの「感じや気持ち」が1冊の中でバランスよく浮き沈みして、また色の濃淡や色調のバランスなども片寄りのないよう、全部を何度も並べ替えて決めました。
───各ページの色やテクスチャーはどのように選ばれましたか?
コローロ:感じることや気持ちは心の内面なので、ストレートな色ではなく今までにない繊細な色をチョイスしています。
かなり濃淡にも変化がありますし、シックな色も多用しています。
今回のグラフィック表現として新しくテクスチャーを使用しましたが、これも絵の具で何枚も描いて、その中からマスキングしてピタっとくるものを選びました。
───お気に入りのページはありますか?
フジイ: 「ひぇ〜!こわ〜い!」と「くんくんくん いいにお〜い」は特に色が気に入っています。
カラシマ: 「ぷ〜ん くさ〜い」と、「ちゅーっすっぱ〜ぃ」は子どもが喜びそう!楽しくて好きです。
───この本でどんなふうに遊んでほしいですか?
コローロ:目にみえない世界、理屈ではない世界なので、想像力を思いっきり膨らませて、親子で遊んでほしいな〜と思います。
たっぷり感じて、思って、イキイキ表現して…そんな親子のシーンを想像しています。
たくましい想像力や豊かな表現力は、子どもの感性をイキイキ、キラキラと輝せるに違いありません。
───ありがとうございました!
●レビューコンテストも開催中!(6/16-7/13)