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しばわんこの和の行事えほん

しばわんこの和の行事えほん(白泉社)

お正月、節分、夏祭り...季節に縁のある遊びに触れながら、親子で楽しめる日本の行事をご紹介。

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おたすけこびとクイズ!

───シリーズを通してそうですが、今回もいろんな細かい部分にこだわりがあり、絵の中でも何度読んでも新しい発見があるつくりになっていますよね。

なかがわ:よくコヨセさんが言うんです。「10回目に気づいてくれれば良いんだよ」って。大きく描かれた迫力のある絵も絵本の醍醐味ですけど、子どもって何回も読んでくれるじゃないですか。その度に新しい気づきがあるように、いろんなところにエピソードが隠してあるというのも絵本の面白さだと思うんですよ。
ちなみに、表紙の背景もお父さんの部屋の中のどこかなんですよ。探して見つけてみてくださいね(笑)。

───すごい! 今回もおたすけこびとクイズをやりたくなりますね。

     黄色い潜水艦は どこにあるかな?

    自転車こびとは どこにいるかな?

    ポールにまちがった色を塗っているこびとは どこにいるかな?

    絵の具が服についちゃったこびとは どこにいるかな?

    ころんじゃったこびとは どこにいるかな?

    アイスクリームを食べているこびとは 何人いるかな?

    でんしゃごっこをしているこびとは どこにいるかな?

    
こっちに手を振っているこびとは どこにいるかな?


なかがわ: いったいこの中のいくつくらいに気づいてもらえるんだろうか…。

コヨセ: 絵本ナビを読んだ人だけが気づくんだよ、きっと…(笑)。



───シリーズ1作目が2007年、そして4作目が2012年と、コヨセさんの中でおたすけこびとはすでにライフワーク的な位置付けになってきたように感じますが…

コヨセ:うーん…。

なかがわ:コヨセさんの回復が早くなっているんですよ。1冊目が終わったときは息も絶え絶えで、「当分おたすけの話はしないでください」という感じだったんですけど、4冊目になると、原画ができたらすぐに「で、次は?」って言われました(笑)。

───それはおたすけこびとファンには頼もしい限りですね!
次回作ももちろん気になりますが、最後に今回の『おたすけこびととハムスター』のみどころをお二人からお願いします。

なかがわ:今回のお話の校正刷りを、うちの子ども達に見せたら、娘には「これってハムスターとこびとの話じゃん。働く車はどうでもいいって感じ」って言われたのね。そうしたら息子(通称:天の声)が「何言ってるの?働く車、めちゃくちゃ活躍してるよ!」って言ったの。2人のやりとりを聞いたとき、「働く車が好きな子と、動物が好きな子でこんなにも見方が違うんだな」って思ったんです。絵本って、ひらかれた遊び場みたいなところがあるでしょ。好きなシーンに、それぞれ、もぐりこむようなかたちで楽しめるといいですよね。
それと、先ほども少し話しましたが、「おたすけこびと」シリーズは具体的なもの、現実的な部分を積み上げていくことで、身近なところから想像力のジャンプができる楽しさを潜ませているんです。日常の地続き、現実のちょっと先にこういう世界もあるかもよ…という楽しさを感じてもらえたら嬉しいです。

───コヨセさんはいかがですか?

コヨセ:なかがわさんの仰るとおりだと思います (笑)。今回はかなり重機が本来の役割を持って、建設現場が建設現場らしく描かれていると思います。そういう意味で、喜んでくれる働く車好きの子ども達がいると嬉しいです。作業は本当に狭い机の上で行われていることなんだけど、こびと達は生き生きしていて、「大工事」というフレーズがぴったり。プロフェッショナルで仕事人のこびと達を堪能してもらえたらと思います。


───ありがとうございます!
…で、次回作は(笑)?

なかがわ:…私はコヨセさんほど回復が早くなっていないので…。とりあえず、今は無事に4作目が完成したことにホッとしています。あ、でも、5作目のイメージカラーは決まっているんですよ。

コヨセ:え、本当に? …(しばらく考えて)ブルーだ!

なかがわ:ヒ・ミ・ツ(笑)

───(一同笑)「おたすけこびと」第5弾も楽しみにしています!
今日は本当にありがとうございました。


(編集協力:木村春子)

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なかがわ ちひろ

  • 翻訳家として『ふしぎをのせたアリエル号』『おもちゃびじゅつかんでかくれんぼ』(徳間書店)『魔女のこねこゴブリーノ』(福音館書店)『せかいでいちばんつよい国』(光村教育図書)など多くの訳書を手がける一方、著書に『おえかきウォッチング 子どもの絵を10倍たのしむ方法』(理論社)、創作絵本や童話に『のはらひめ』『きょうりゅうのたまご』『たこのななちゃん』(徳間書店)、野間児童文芸賞を受賞した『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(偕成社)、日本絵本賞読者賞を受賞した『天使のかいかた』(理論社)、『おじいちゃんちでおとまり』(ポプラ社)などがある。

コヨセ・ジュンジ(こよせじゅんじ)

  • 1949年生まれ。福岡県出身。セツ・モード・セミナー卒。雑誌『アン・アン』『セサミ』『BMWバイクス』等でイラストレーションを描く一方、単行本の装丁や表紙画を手がけ、児童書の仕事に『家出の日』(徳間書店)の挿絵、絵本の仕事に『おたすけこびと』『おたすけこびとのクリスマス』『おたすけこびとのまいごさがし』『おたすけこびととハムスター』の絵がある。『おたすけこびと』はアメリカで出版され、ホーンブック誌の2008年のベストブックスに選ばれたほか、フランスでも出版されている。また、『おたすけこびとのクリスマス』はドイツ、『おたすけこびとのまいごさがし』はフランスと韓国で出版されている。

作品紹介

おたすけこびととハムスター
おたすけこびととハムスターの試し読みができます!
文:なかがわ ちひろ
絵:コヨセ・ジュンジ
出版社:徳間書店
おたすけこびと
おたすけこびとの試し読みができます!
文:なかがわ ちひろ
絵:コヨセ・ジュンジ
出版社:徳間書店
おたすけこびとのクリスマス
おたすけこびとのクリスマスの試し読みができます!
文:なかがわ ちひろ
絵:コヨセ・ジュンジ
出版社:徳間書店
おたすけこびとのまいごさがし
おたすけこびとのまいごさがしの試し読みができます!
文:なかがわ ちひろ
絵:コヨセ・ジュンジ
出版社:徳間書店
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