世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
絵本紹介
2025.04.09
5月5日は子どもの日。今はゴールデンウィーク中の祝日のひとつというイメージが強いですが、元々は「端午の節句」と言い、1月7日の「七草の節句」、3月3日の「桃の節句」などと同じ5節句のうちのひとつで、男の子の誕生とその成長を祝う日でした。
1948年に「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日として5月5日が「こどもの日」として制定されました。
今回は「こどもの日」にちなんで、子どもたちが大活躍する絵本を集めました。進化論を唱えたダーウィンは誰もが知っていますが、そのダーウィンが10人の子どもを持つ子煩悩な父親だったというエピソードを元にした物語。はじめてメガネをかける子にメガネの仕組みと効果などを分かりやすく伝える絵本。人気絵本作家・さいとうしのぶさんが、普段親に口うるさく言われている子どもの気持ちを代弁してくれるユーモア絵本など。お子さんと一緒に笑えて、楽しめて、気づくと知識が身についている。子どもの日スペシャルです。
出版社からの内容紹介
「パパ、ようせいって いるとおもう?」
おさない娘の質問にダーウィンはどうこたえる?
エティは おとぎばなしが だいすき。ようせいを しんじてる。
パパは 「かがく」が だいすき。
パパは 「しょうこ」がないものを しんじるのは むずかしいっていう。
パパとエティ、みどりのなかを おしゃべりしながら さんぽするのが だいすき。
そして、おたがいのことが だいすき。
パパとエティは、みどりあふれるお庭の道「サンドウォーク」をおさんぽ。愛犬・ポリーも一緒です。エティは、パパにさまざまな質問をします。エティはどんな質問をしてもけっして子どもあつかいしたり、ばかにしたりせずにこたえてくれるパパが大好きです。
今日もおしゃべりは楽しくひろがります。生き物について、「しょうこ」にもとづいて考える、「かがく」的な思考について、そして、妖精について!
ダーウィンが10人の子どもをもつ、子煩悩な父親だったという事実をもとにした物語。エティは成長し、ダーウィンの原稿を編集するなど、大切な右腕となりました。ちいさなエティとパパが交わしたかもしれないおしゃべり。科学的な思考にも、こころをひらいて想像のつばさを広げることが大切だということを教えてくれます。
この書籍を作った人
翻訳家。英米の絵本・物語を手がける。おもな訳書に『魔女学校の一年生』『まいごのまいごのアルフィーくん』『アンナの赤いオーバー』『ねえ、どれがいい?』『コロちゃんはどこ?』『せかいのひとびと』など多数。
出版社からの内容紹介
■ 大人気『あっちゃん あがつく たべものあいうえお』作者のユーモア絵本!
ママとパパにしかられなかったら、どんなこと…しちゃう?
ぼくがなにかをするたびに、いつも口うるさく言うママ。
「はやく しなさい!」「いいかげんにしなさい!」「しずかにして!」
…イヤになったぼくは、大きな声でこう言った。
「ママのおくち チャック!!」
そしたら本当に、ママのおくちにチャックがついちゃった!? しかも、おころうとすると、動けなくなるみたい。
…ということは、ぼくがなにをしても、ママにしかられることはないぞ。
これは、チャ〜ンス!
■書店員さんにも大人気!
思わず、「どっちの気持ちもわかるんです!」とつぶやいてしまいました。
ママのおくちにチャック、したくなっちゃうよね。結局さみしくなっちゃうんだケド!
(紀伊國屋書店 武蔵小杉店)
もーうるさい! 少しは静かにして! って、親としては思う毎日ですが、子どももそう思っているんだ!
(ヤマト屋書店 東仙台店)
親子でぜひ読んでほしい。お互いの気持ちを知ることで、仲良く一緒に過ごすきっかけになると思いました。
(喜久屋書店 阿倍野店子ども館)
たいせつな人にいますぐ「だいすきだよ!」って言いたくなった。おくちチャックされちゃうまえに…
(宮脇書店 朝霞店)
この書籍を作った人
堺市に生まれる。嵯峨美術短期大学洋画科卒業。テキスタイルなどのデザイナーをへて、インターナショナルアカデミー絵本教室に学ぶ。作品には、『あっちゃんあがつく』(原案・みねよう)『しりとりしましょ!』『おしゃべりさん』『おかしなおかしなおかしのはなし』『へんてこかぞえうた 1ちゃんいちにち』『どっきりかぞえうた ちょっぴりこわいぞ』(うた・高木あきこ)『きしわだのだんじりまつり』(作・なかむらしょうこ)『たべものかるた』(原案・みねよう)─以上リーブル 『ぎゅうって』『よーい よーい よい』『あぶくたった』『おべんとうばこのうた』─以上ひさかたチャイルド『たこやきようちえん』(ポプラ社)『べべべんべんとう』(教育画劇)『おいしい おと なぁに?』(あかね書房)『まほうのでんしレンジ』(原案・たかおかまりこ ひかりのくに)『てんとうむしのはじめてのレストラン』(アリス館)『まんまるおつきさん』(作・ねじめ正一 偕成社)『おはなし だいどころ』『おはなし きょうしつ』(以上PHP研究所)『十二支のかぞえうた』(佼成出版)『子どもと楽しむ行事とあそびのえほん』(産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞 のら書店)など多数。
みどころ
ふわふわ浮かぶ雲の上。空飛ぶ小さなおうちに住んでいるのは、みつごの妖精サラ・モコ・ピケ、そして世話係のポニ。ここはおしゃれになりたいと心から願う人だけが入れるドレス屋さんです。
「おしゃれに こまっている こが よんでいるよ」
今日向かったのは森の中のおうち。女の子がお友達の誕生日会でのおしゃれに迷っているのです。さっそくみつごたちはオーロラ・雲・星の魔法で作ったドレスやアイテムで願いを叶えていきます。
みつごたちが次に向かったのは、満月の夜のパーティに出かける女の子。おしゃれで自信をつけて誰とでも話せる勇気がほしいのです。そこで提案したドレスやヘアスタイル、アクセサリーは……?
おしゃれに興味津々な子の目を釘付けにしてしまうのは、バリエーション豊かなドレス、バッグや靴、アクセサリーなど270点を超えるおしゃれアイテムが並ぶ場面。好きな組み合わせを選んだり迷ったりしているだけでも時間がどんどん過ぎていきそうです。さらにリボンの結び方や生地の柄の種類、宝石の種類や三つ編みの結び方など、おしゃれポイントも盛りだくさん!
実際に絵本の中のアイテムを人気子ども服ブランド、BeBe・SLAP SLIPが商品化する共同開発企画も実現! 夢と憧れと「かわいい」がぎゅーっと凝縮したこの一冊。思いっきりトキメキを味わって。自分の夢に向かって一歩近づく力をもらえるかもしれませんよ!
出版社からの内容紹介
主人公の少女マチルデにあるのは、身に着けている服とひときれのパンだけ。それなのに、お腹をすかせたおじいさんに会えばパンをさしだし、服のない女の子に会えば自分の服を脱いであたえ、とうとう文字通り身ひとつになってしまいます。すると空からいくつもの星が流れおちてきて……。グリム童話の「星の銀貨」は短くてとてもシンプルな話です。他人を思いやるやさしい心を幼い子どもにもわかりやすく描いていることに、長いあいだ読みつがれてきた名作童話の力を感じます。
そんなグリムの名作をバーナデット・ワッツが絵本にしたのが本書です。ワッツはこれまでもグリム童話やアンデルセン童話の絵本を数多く手がけてきました。植物や動物を細やかに描いた色彩豊かな絵は日本でも大変人気があり、原画展も幾度となく開催されています。本作『星の子ども』も、山のふもとの小さな村の景色から、青が印象的な星のきらめく夜の森まで、ワッツらしいあたたかみのある美しい絵が堪能できる作品となっています。少女マチルデのやさしい心を映したかのようなやさしいタッチの絵と、名作童話にふさわしい美しい言葉でつづられた文とが合わさって、名作童話の新たな魅力をひきだした本書は、手元においてくりかえし読みたい絵本です。
この書籍を作った人
1942年、イギリスに生まれる。父親は建築家、母親は舞台装飾家という恵まれた家庭で育つ。幼い頃から絵が好きで、絵を描くこと、お話をつくることは彼女の楽しみで、4歳のときにビアトリクス・ポターの影響を受けてつくった初めての本は現在も残っている。ケント州のメイドストーン美術学校で学び、絵本作家のブライアン・ワイルドスミスに師事した。これまでに、グリムやアンデルセン童話の挿絵を中心に最近は創作絵本も手がける。イギリス・ケント州在住。
この書籍を作った人
福島県で生まれ育つ。2007年にはじめての翻訳書『シャンプーなんて、だいきらい』(徳間書店)を出版する。訳書に『くらやみきんしの国』『死について考える本』『わたしのかぞく みんなのかぞく』(ともにあかね書房)、『モルモット・オルガの物語』『オルガとボリスとなかまたち』(ともにPHP研究所)、著書に『元号ってなんだろう 大化から令和まで』(岩崎書店)、「感染症と人類の歴史」全3シリーズ(文研出版)などがある。横浜市在住。JBBY会員、やまねこ翻訳クラブ会員。