しばわんこの和の行事えほん しばわんこの和の行事えほん しばわんこの和の行事えほんの試し読みができます!
絵・文: 川浦 良枝  出版社: 白泉社 白泉社の特集ページがあります!
お正月、節分、夏祭り...季節に縁のある遊びに触れながら、親子で楽しめる日本の行事をご紹介。
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絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  インタビュー  >  さわって楽しむ! 新触感絵本。「てざわりえほん」シリーズ 編集者・清水剛さんインタビュー

子どもとのコミュニケーションの中で、作りたいアイディアの種が生まれます。

───「てざわりえほん」シリーズは、3冊同時に刊行した作品なんですよね。どれも、とても触り心地が良くて、ライオンの毛などは、ずっと撫でていたくなってしまいました。

ありがとうございます。このシリーズは、ひとつとして同じ触り心地のものがないよう、そして、触れる素材の数もなるべくたくさん収められるよう、考えて作りました。

───この本のアイディアはどのように生まれたのですか?

絵本のアイディアは、うちの息子とのコミュニケーションの中で生まれることが多いのですが、今回もそうですね。2,3歳くらいになって、身の回りの物を引っ張ったり、つついたりするようになったとき、「絵本も触って楽しめるものがあると良いな」と思ったんです。そこで、たかいよしかずさんに相談したところ、すぐにラフを上げてくれて、あっという間に、「動物園」「水族館」「遊園地」のアイディアが生まれたんです。


貴重なラフを見せていただきました。

───たかいさんの手描きのラフ画、とてもかわいいですね! 最初は「サファリパーク」や「うみ」ではなく、「動物園」と「水族館」だったんですね。

はい。何度か打ち合わせを重ねる中で、「動物園」や「水族館」だと檻や水槽があるので、「触る」動作に結び付きづらいのではということになり、「サファリパーク」と「海」に代わりました。本の中に登場する生き物や乗り物も、いろいろ変化があるんですよ。

───打ち合わせの中で、あきらめたネタなどもあったのでしょうか?

最初の企画では「食べ物」もありました。でも、「食べ物」の触感を手で触って表現するのは難しくて、今回はなくなりました。あと、「乗り物」の案も出たのですが、素材の変化があまり出せなそうということと、金属などの素材を使うと、本がかさばり、重くなるということで、ボツになりました。

───中に登場する動物や海の生き物の触り心地が、本当の生き物そっくりに感じたのですが、この素材は、どのように選んだのですか?

印刷会社さんに、紙や布の素材サンプルを持ってきてもらい、たかいさんと一緒に触りながら、生地と絵本に出てくる、動物や生き物の触感に似ているものを探っていきました。素材がかなりあったので、そこからひとつに絞り込むことはかなり難しかったですね。

───アルパカのモコモコした質感とか、触っているとすごく気持ちいいんですよね。

ありがとうございます。素材は、その生き物の触り心地を再現できるだけでなく、小さいお子さんが万が一、口に入れてしまっても良いような、安全な素材を選んで使っています。

───主人公のクマの男の子とウサギの女の子が、「サファリパーク」や「海」、「遊園地」へ行くという展開も、触って楽しむだけではなく、物語として楽しめるよう考えられていると思いました。

たかいさんは、お子さんたちがどうやったら楽しんでくれるかをいつも全力で考えてくださる方なんです。今回も、子どもたちが登場人物に共感をもって物語の世界に入り込めるように、おはなしをつけて、子どもたちを引き込んでくださいました。

───清水さんの特にお気に入りのページを、教えていただけますか?

そうですね。ぼくは『ゆうえんちへ いこう!』の最後のパレードのページがお気に入りです。このページのキラキラ輝くラメの入った素材が使いたくて、たかいさんに「最後はパレードにしましょう」と提案しました。

───パレードに登場する乗り物全体と、空に上がる花火にもキラキラ光る素材が使われていてとても豪華です。

あと、観覧車のページは、窓の部分がめくれるようになっているんです。

───本当だ!

これも触ると気持ちが良くて、クセになりますよ(笑)。

───どのページもずっと触っていたくなる気持ちよさだと思います。

はい。うちの息子は、『サファリへいこう!』のゾウのしっぽをずっと引っ張って遊んでいますよ(笑)。

───ゾウというと、長い鼻をぶらぶらゆらすのかなと思ったのですが、大きいおしりを見せているところが面白いです。

手で触るタイプの絵本は他社さんからも出ていますから、ミキハウスはミキハウスでしかできないアイディアで勝負をしなければと思いました。なので、触る素材のオリジナリティはもちろん、触ることのできるスペースを大きくしたり、シリーズで似た素材が登場しないよう、気を付けました。

───ストーリーになっているのも、こだわりのひとつですね。

そうですね。深海に行ったり、サバンナに行ったり、主人公の2人がかなり冒険をしているのも、ストーリーを楽しんでもらいたいという、たかいさんの思いの表れだと思います。

───小さいお子さんの中には、サファリパークや深海という存在をはじめて知る子も多いと思います。絵がとてもカラフルで分かりやすく描かれているので、絵本を見て、さらに「サバンナってどんな所だろう?」「深海にはほかにどんな生き物がいるんだろう?」と興味を持ってくれるかもしれませんね。

絵本を読んで、そこまで楽しんでくれたら、本望ですね。

───たかいさんは、どの本を作っているときが一番楽しそうでしたか?

たかいさんは、とても動物が好きな方なので、『サファリへいこう!』の動物を描いているのが楽しいとおっしゃっていました。ぼくも「ほかの動物もぜひ描いてください」とお願いしたので、絵本のいろいろなところに、動物の絵を描いてくださっています。

───たかいさんの描く、いろいろな動物が楽しめるのも、オススメですね。

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作品紹介

てざわりえほん サファリへいこう!
絵:たかい よしかず
出版社:三起商行(ミキハウス)
てざわりえほん うみへいこう!
絵:たかい よしかず
出版社:三起商行(ミキハウス)
てざわりえほん ゆうえんちへいこう!
絵:たかい よしかず
出版社:三起商行(ミキハウス)
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