ことばの豊かな子をそだてる くもんのうた200えほん ことばの豊かな子をそだてる くもんのうた200えほん
監修: 公文教育研究会  出版社: くもん出版
KUMONが大切にしてきた「うた200」の知恵をご家庭で! 人気の童謡から手遊びうたまで、親子で楽しく歌える200曲を収録。
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絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  インタビュー  >  『ふつうの主婦が見つけたやる気のエンジンのかけ方』キーパーソン21 朝山あつこさんインタビュー

───『ふつうの主婦が見つけたやる気のエンジンのかけ方』、出版おめでとうございます。朝山さんが、「わくわくエンジン」を見つけるきっかけとなった出来事から、「キーパーソン21」の立ち上げ、そして「わくわくエンジン」を見つけるための「夢!自分!発見プログラム」の全国展開など、17年の歴史がぎゅっと1冊にまとまっていて、とても読みごたえがありました。いつごろから、ご自身の活動を本にまとめようと思っていたのですか?

キーパーソン21では、毎月6月にその年の活動を報告する総会を開催しているのですが、設立15周年のときに、高陵社書店の高田社長から「そろそろ、本にしてみたらどうだろう?」と提案をいただきました。2015年くらいだと思うので、完成までに足掛け3年くらいかかりました……(笑)。


キーパーソン21の朝山あつこさん。

───出版社さんから、書籍化の提案があったんですね。その話を聞いたときはどう思いましたか?

とても嬉しかったのですが、何しろ、はじめてのことだったので、1冊分の文章が書ける自信が全くなくて……。最初はプロのライターさんに私の話をまとめてもらえるようお願いしたんです。でも、いざお話をして、最初の原稿を見たときに「うまくまとまり過ぎてるな......」と感じました。それは、私だけでなく、一緒に作業をしてくれた高陵社書店の高田さんも感じていたそうなんです。それでようやく「自分が切り開いてきた活動なんだから、自分の言葉で語らなきゃいけないんだ」と腹をくくりました。

高陵社書店・高田:ライターさんが書いてくれたのは、もちろんプロの文章だか ら、とても上手でしたし、分かりやすくまとまっていました。でも、その文章を 読んでも、そこに朝山さんがいなかったです。うまくまとまりすぎていてちっと も朝山さんらしくなかった。そこで、インタビュー自体はかなり進んでいたのですが、朝山さんにすべて書いてもらう形に方向転換しました。

───いちから、活動をまとめるのはとても大変だと思います。まず、どうやってまとめていこうと思ったのでしょうか?

私がひとりで書き上げると決めたら、ふしぎなことに周りで手伝ってくれるという方が何名も声をあげてくれたんです。その人たちと一緒にプロモーションチームを作って、まず本のタイトルを決めようということになりました。

───タイトルから先に決まったんですね。

そうです。タイトルが決まると、さらに現実味を帯びてきて、「いよいよ書きはじめなければ……」という思いが、私の中でも強くなりました。そこで、まずどんなことを書きたいか、付せんに書いて、紙にどんどん貼っていきました。書き出してみると、息子のことや、キーパーソン21を立ち上げたときのこと、プロジェクトを通じて出会った子どもたちのことなど、伝えたいことがどんどんあふれてきて、大きな紙が付せんでいっぱいになりました。それを、全部書こうとすると、とてもまとまりませんから、さらにエピソードを厳選していって、各章に分けていきました。

───「夢!自分!発見プログラム」を行った事例や、そこに参加した子どもたちとのやり取りが、とても細かく書いてあるので、プログラムを通して子どもたちが劇的に変わっていく様子が感じられて、「夢!自分!発見プログラム」にとても興味を持ちました。

「夢!自分!発見プログラム」は、我ながら、とてもよくできている教育プログラムだと思っています(笑)。でも、「わくわくエンジン」を見つけるということ自体は、特別な知識がなければできないということでは、決してないと思うんです。例えば、本の中で「夢!自分!発見プログラム」の中の、「すきなものビンゴ&お仕事マップ」での出来事を紹介しています。これは、4人一組のグループになって、互いの好きな物やわくわくするものを言い合い、最後に自分の「わくわくするお仕事」を見つけていくプログラムなのですが……。

───ある男子中学生が、好きなもの、大切なもの、わくわくするものを全部「上戸彩」にしてしまったんですよね。

そうです。でも、最後には、「上戸彩が好きな自分と、社会の仕事はつながっている」ということに気づき、メイクアップアーティストやカメラマン、スタイリストなど、いろいろな仕事を発見することができた。それだけ見ると、魔法を使ったような変化ですが、家庭でもちょっと言葉のかけ方を変えるだけで、お子さんの「わくわくエンジン」を見つけることができるんです。

───親だと、子どもの将来を真剣に考えるあまり、「ふざけたことばかり言っていないの!」「もっと将来のことを真剣に考えなさい」と言ってしまいがちですよね。

たしかに、そう言ってしまいたくなる気持ちも分かります(笑)。私も息子の「高校へは行かない」発言に対して、「なんと!高校へ行かないという選択肢があったのか」という素直な驚きがなければ、ずっと社会の目や固定概念に縛られて、「わくわくエンジン」に気づくことなく過ごしていたと思います。

───固定概念に縛られず、子どもの「わくわくエンジン」を見つけるには、どのように我が子と接していたら良いと思いますか?

「我が子をよく見る」ということが最も大事だと思うのですが、同時に「自分のことを知る」「自分と子どもの関係を冷静に分析する」ことも必要だと思います。本の中に「親と子の関係、どのタイプ?」というコラムを載せているので、ぜひそれを参考に、お子さんとの関わり方を今一度考えていただけるとよいと思います。

また、次のコラム「わくわくエンジンは動詞的」には、子どもを見る視点として、「名詞的わくわく」「形容詞的/形容動詞的/副詞的わくわく」「動詞的わくわく」の3つがあることを解説しています。この3つのわくわくの特徴を理解していただくと、お子さんが向かいたい方向や進路を、見誤ることなく、「わくわくエンジン」を見つけることができると思います。

───同じことに興味を持っていたとしても、その中の何に特別わくわくしているのかをしっかりと見極めることが大切なんですね。

そうですね。例えば、親がやりがちなこととして挙げられるのが、いろいろな習い事のつまみ食い。子どもがやりたがるからと、やらせても、最終的にどれも身につかなくてガッカリ......なんて経験、私にもあります(苦笑)。習い事をする中で、我が子が何にわくわくしているのか、見極められるといいですね。もしかしたら、ピアノや絵画などを通じて表現すること自体にわくわくしているのかもしれないし、習いごとの友だちと一緒にいることにわくわくしているかもしれない、その習い事自体にわくわくしているのかもしれない。

───同じ「わくわく」でもタイプが異なるんですね。

我が子が何に喜びを感じているのかというのは、どの親御さんでも、ちょっと引いて見れば、見えてくると思います。それが、ちょっとしたボタンの掛け違いなのか、親のプレッシャーの与え方の違いなのか、親子の距離が近くなりすぎて、見えなくなってしまう……それはとても不幸なことですよね。本には、ちょっと見方を変えれば……というきっかけになりそうな事例を、かなり具体的に紹介しています。今はまだ、我が子と距離が近くて、客観的に見ることのできないパパママも、本を読んで、「なるほど」と気づいてくれる人が、一人でも増えればいいなと思ってます。

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朝山あつこ(あさやまあつこ)

  • 認定NPO法人「キーパーソン21」代表理事。誰にもわくわくして動き出さずにいられない原動力となる「わくわくエンジン」を発見し、これをキーワードに活動を展開する。
    2005年、日経WOMAN主催「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2005」クリエイティブ部門受賞。
    大学における男女共同参画推進プログラム検討委員。
    企業のCSR教育プログラムアドバイザー。

作品紹介

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