なぞなぞのすきな女の子 なぞなぞのすきな女の子 なぞなぞのすきな女の子の試し読みができます!
作: 松岡 享子 絵: 大社 玲子  出版社: 学研 学研の特集ページがあります!
創刊40年!世代を越えて愛され続ける、不朽の名作です!読み聞かせは4歳から、一人読みは6歳から
ひなそらとうやさん 30代・ママ

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絵本の読み聞かせで、わが子の「わくわくエンジン」を見つける方法

───お話を伺うと、わが子の「わくわくエンジン」を見つけるには、私たち大人の中にある「わくわくエンジン」に気づく必要があるように感じました。

まさにそうなんです。子どもと接する大人が、自分の「わくわくエンジン」を分かっていないと、子どもの「わくわくエンジン」がどこにあるか、見つけてあげられないですよね。

───でも、子育て真っ最中で、日々忙しく育児や仕事に接しているパパママが、自分の「わくわくエンジン」を見つけるのは、なかなか難しそうです……。子どもと接する中で、親子それぞれの「わくわくエンジン」を見つけることはできないものでしょうか?

そうですね。例えば、絵本の読み聞かせでも「わくわくエンジン」を見つけることはできると思います。

───そうなんですか?

「わくわくエンジン」を見つけるときに一番大事なことは、その子の「感性」を感じとることだと思っています。絵本の中には、その「感性」を発する瞬間がいっぱいつまっていますよね。主人公に感情移入したり、相手の気持ちを感じたり。雨が降っていると「冷んやりしそう」、星が輝いていると「お話をしているみたい」、落ち葉の舞い落ちる様子には「葉っぱの色が変わったね」、主人公の勇気に「ドキドキしたね」などなど......。子どもが受けとめたいろいろな感想が湧き上がってくると思うんです。日頃の読み聞かせを通じて、その絵本を読んだときに感じたこと、どんなことにわくわくしたかを、見ていてあげることができると思います。

───なるほど。

例えば、電車の絵本が好きなお子さんがいるとします。何度も同じ絵本を「読んで!」と持ってこられると、「またこの絵本……」と思ってしまうことも多いですよね。でも、むしろそんなときがチャンスなんです。絵本を読んでいるお子さんをちょっと引いて見ると、お子さんがその絵本のどこに注目しているか、発見できると思います。電車のフォルムなのかもしれないし、働いている人の動きなのかもしれない。もしかしたら、窓から見える景色なのかもしれません。それがどれなのかによって、その子の「わくわくエンジン」がどのポイントにあるのかに気づくヒントがあると思うのです。

───「電車の絵本が好き」から、もう一歩踏み込むことで、何にわくわくしているかが見えてくるんですね。

そうです。お子さんが大きくなって、コミュニケーションがもっと取れるようになったら、今度は、お子さんがどんなところにわくわくしたのかを聞いて、それを書き出してみてください。

───書き出すことが大事なんですか?

はい。ぜひ、パパママもお子さんと一緒に絵本を読んでどんな所にわくわくしたか、感じたことを書き出してみることをオススメします。そうすると、同じ絵本を読んでいても、ご自身と子どもの見ているものが違うことに、もっとはっきり気づくと思います。「うちの子、電車ばかりを見ていたと思っていたけれど、本当は、その色や色の組み合わせを面白がっていたんだ」とか「絵本の中の風景を見て、大自然の不思議を感じとっていたんだ......」とか。大人が思っている以上に、子どもは絵本から色々な情報を得て、想像を膨らませていることが、明確になると思います。

───それがその子の「わくわくエンジン」につながるんですね。

そうです。大切なのは、親が誘導したり、先回りして答えを出そうとしないこと。あくまでも子どもの書いたもの、話した理由を聞いて、子どもを主人公にしてあげること。そうすると、そこには必ず、その子独自のストーリーがあるんです。それをしっかりと受けとめてみることで、「わくわくエンジン」を発見することができると思います。

───大人もわくわくしたことを書き出してみるのはなぜですか?

親も一緒に書き出して「見える化」してみると、子どもも「ママ、いつも絵本を読んでくれているけれど、こんなこと考えていたんだ!」って思うと思います。親子で同じものを見ていても、「見える化」をしてみないと、同じことを考えているかどうかはわかりませんよね。コミュニケーションを取らず、「きっと同じことを考えているだろう」と早合点することが、トラブルの元になるわけなので、まずは、日ごろ読んでいる絵本から、見える化のレッスンをしてみるのが良いと思います。

───朝山さんご自身も、お子さんと絵本を読んだ思い出はありますか?

はい。子どもたちはもう成人しましたが、小さい頃はたくさん絵本を読みました。面白いのは、3人とも好きな絵本が違ったこと。長男は昆虫や魚など生き物が出てくるページをぼろぼろになるまで読んでいました。次男はストーリー性のある絵本が好きでしたね。三男は冒険ものが大好きで『大どろぼうホッツェンプロッツ』(偕成社)をよく読んでいました。長男はその後、生命科学の研究をして、科学を通して世界の食料と環境問題を解決する道を選びました。次男は警察官として働いています。三男は、福祉分野の会社でWEBマーケティングをやっています。3人とも成長するなかでいろいろな壁にぶつかり、悩んだりしていましたが、最終的に自分の「わくわくエンジン」を見つけて、今、生き生きと仕事をしています。

───3人ともそれぞれ個性があって、好きなものの方向性も違いますね。でも、自分の中の「わくわくエンジン」見つけられたことには、共通点がありますね。

私自身、本好きだったこともあり、息子たちが小学校に上がっても、幼年童話や児童書を読んでいましたから。今でも大好きな絵本は、大切にとってあるんですよ。絵本を読むということは、その子のありのままの感性、空想や妄想のようなものが触発されて、表に現れるような時間だと思うんです。その時間をしっかりと味わって、お子さんの「わくわくエンジン」に少しでも早く気づいてあげられたら良いと思います。

───現在「わくわくエンジン」の活動は、全国に広がっていますね。『ふつうの主婦が見つけたやる気エンジンのかけ方』を読んだ読者や、絵本ナビユーザーが、実際に「夢!自分!発見プログラム」を体験したいと思った場合、どのようにしたらよいのでしょうか?

キーパーソン21のHPでは、「夢!自分!発見プログラム」を実施したい方からの申し込みを受け付けています。教育機関や企業や団体だけでなく、ご家族で納得のいく進路選択をするためのサポートプログラム「solo-solo」も実施しています。気になる活動をもっと深く知りたいと思われたら、ぜひ、キーパーソン21のホームページにお越しいただけたらと思います。

───HPで、身近な自治体で行われている「夢!自分!発見プログラム」の情報なども、知ることができますね。このような活動の広がりは、キーパーソン21を立ち上げた当初はイメージされていましたか?

創業初期から、「わくわくエンジン」は全国の皆さんに体感してほしいとと思っていました。18 年かけて「わくわくエンジン」の大切さに共感してくださる方が随分と増え、とてもありがたいと感じています。今の目標は、2020 年までに、「わくわくエンジン」に沿った子育てや保育、教育が当たり前になること。 そのために企業や行政、NPO、教育機関との連携に取り組んでいます。本を出版したことで、今まで、キーパーソン21 の活動を知らなかった方たちにも、興味を持っていただけたら嬉しいです。

───絵本ナビを見ている子育て世代の多くの方も、今回のインタビューや書籍を通して、キーパーソン21の活動、「わくわくエンジン」について興味を持たれると思います

親御さんたちは、お子さんがどのように成長するか、年齢が上がるにつれ、自分のやりたいことを見つけていくことができるのか、心配はたえないことと思います。でも、「わくわくエンジン」に気付くことで、親と子の互いの価値観を理解しあえる土壌を作ることができるのではないかと思います。お子さんとパパママの関係が、さらに良くなることを願って、これからも活動を続けていきたいと思っています。

───ありがとうございました。

インタビュー・文:木村春子(絵本ナビ編集部)
撮影:所靖子(絵本ナビ編集部)



※期間内【2018年3月29日から2018年4月25日まで】にご回答いただいた絵本ナビメンバーの方全員に、 絵本ナビのショッピングでご利用いただける、絵本ナビポイント50ポイントをプレゼントいたします。
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朝山あつこ(あさやまあつこ)

  • 認定NPO法人「キーパーソン21」代表理事。誰にもわくわくして動き出さずにいられない原動力となる「わくわくエンジン」を発見し、これをキーワードに活動を展開する。
    2005年、日経WOMAN主催「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2005」クリエイティブ部門受賞。
    大学における男女共同参画推進プログラム検討委員。
    企業のCSR教育プログラムアドバイザー。

作品紹介

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