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作: 田島 征彦  出版社: 童心社 童心社の特集ページがあります!
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「つなげられるんじゃない?」と気づいたのは書店さん

───絵本『しりとりしましょ! たべものあいうえお』は、『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』に続くシリーズ2作目ですが、絵本制作中から「巻物にできるな」というイメージはあったんですか?

いいえ、作っていたときは考えていなかったと思います。『しりとりしましょ!』制作時は出産・育児の真っ最中で、どうやって描いていたか思い出せないくらいなんですよ。
絵本が出来上がったときに、最初に「つなげられるんじゃない?」って気づいたのは、メルヘンハウスの三輪哲さん(*)です。編集者さんが「これ(絵が)つながってるんですよ〜」と三輪さんに話したら、「じゃあ、(横に)つなげられるね」って。それでメルヘンハウスに展示したいからというので、編集者さんが色校正紙を差し上げたら、全部つなげて飾ってくださって、「全部で28メートルだね」って(笑)。

(*メルヘンハウス…名古屋で1973年に開店した、日本初の子どもの本の専門店。2018年3月末に惜しまれつつ閉店。三輪哲さんは創業者で代表。)

───28メートル! 実際の絵本は「あ」から「ぽ」まで67音ありますものね。(*「巻物えほん」は、拡大版で「あ」から「こ」まで)

「そうか、つなげられるなら、巻物にできるなあ」とそのときに思ったんだと思います。
あ、その半年くらい前に出版した絵本『もういっかいおしゃべりさん』(リーブル)の中に「ぶたさん」というおはなしがあって、これを自作で巻物にしていたんです。ぶたさんが食べていくものがどんどん出てくる内容で……。
ちょっとやってみましょうか。(くるくる巻物を回しながら)「海老フライ、ハンバーグ、スパゲッティにオムライス……。カツ丼、天丼、親子丼、お寿司にラーメンも食べちゃった〜」(笑)。ぶたのぬいぐるみを子ども1人に持ってもらって、くるくる回すのはお母さんにしてもらって、おはなし会などで楽しんでいました。それで、「ああ、しりとりでも巻物ができるぞ」と思いついたのかもしれないですね。

───なるほどー!

「チョコレートパフェにいちごパフェ。プリン・ア・ラ・モードにソフトクリーム。おしるこ、みつまめ、ホットケーキ!」「12種類のケーキ、最後にクリームソーダを飲んだわ。う〜んまんぞく。でもちょっと食べすぎたかしら〜。パパに電話してお金をもってきてもらいましょう。でもひまだからお子さまランチもたのもうっと」……という感じです。


自作巻物「ぶたさん」。右を回して巻き取っていきます。いちごパフェにプリン・ア・ラ・モード…。


「ぶたさん」の12種類のケーキ!

ホットケーキもおいしそう…。

───うわあ。おいしそう! 「ぶたさん」も食べ物の巻物絵本ですね(笑)。
ちなみに、「巻物えほんキット」は「あ」から「こ」までですが、さいとうさん自作の巻物絵本も「こ」までだったんですか?

「コロッケ」「ケチャップ」「プリン」までですね。でも実は、ぜーんぶつなげた巻物もあるんですよ。

───えっ!! まさか。ぜんぶつなげたらキッチンペーパーどころじゃなくてトイレットペーパーくらいの太さになるんじゃないでしょうか……!?

こちらです(笑)。

───予想どおりの分厚さでした! 表と裏がある……! 本から切り取って作られたんですか?

そうです。絵本が裏表印刷されているので、どうしても2冊が必要になるんですが、つなげるとこんなものができるんです(笑)。だいたい巻物絵本を読み聞かせをしたあと、一番最後に出してきて広げます。「はい、みんな持って〜!」って。ぶわーっと回して持ってもらって、最後はみんなで上にあげて、「はい、写真タイムですう」と(笑)。

───この厚みの巻物を広げたら、きっと子どもたちは大盛り上がりですね。

盛り上がりますよ〜〜。広げると子どもたちがワーーーッとなって、幼稚園の先生たちが「破らないで!破らないで!」ってもうすごいことになります(笑)。何回もちぎれてるんですけど、セロテープでつなげればいいので大丈夫(笑)。 元々の絵本が『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』と同じ144ページあるので、2冊分の枚数を貼り合わせることになるでしょう。幼稚園や学校の先生、いろんな方で、これを作った人が何人もいるんですよ。

───すごい熱意ですねえ。

今は「巻物えほんキット」が出来ましたから(笑)、巻物を細長いダンボール箱の中にしまえるので、読み語りをされる方はこれだけ持っていけばいいですよね。

───持ち運びにも便利ですよね。絵本の4倍くらいに拡大されているから、画面が大きくて嬉しいです。
今回「巻物えほんキット」を作るために、工夫したところはありますか。

絵のつなぎ目をきれいに合わせるために印刷所さんが努力してくださいました。そもそも原画をつなげて描いていたわけではなく、一見開きずつ別々に描いていたので、きっちりとは合わないんです。画面の左右の位置はだいたい合うようにしたんですけど。私は絵を大きく描く癖があって、画面からはみ出ちゃいそうなぎりぎりのところがあったので、ちょっと配置を上に上げたり下におろしたり、絵がうまくつながるように調整をしてもらいました。

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さいとうしのぶ(さいとうしのぶ)

  • 堺市に生まれる。嵯峨美術短期大学洋画科卒業。テキスタイルなどのデザイナーをへて、インターナショナルアカデミー絵本教室に学ぶ。
    作品には、『あっちゃんあがつく』(原案・みねよう)『しりとりしましょ!』『おしゃべりさん』『おかしなおかしなおかしのはなし』『へんてこかぞえうた 1ちゃんいちにち』『どっきりかぞえうた ちょっぴりこわいぞ』(うた・高木あきこ)『きしわだのだんじりまつり』(作・なかむらしょうこ)『たべものかるた』(原案・みねよう)─以上リーブル
     『ぎゅうって』『よーい よーい よい』『あぶくたった』『おべんとうばこのうた』─以上ひさかたチャイルド『たこやきようちえん』(ポプラ社)『べべべんべんとう』(教育画劇)『おいしい おと なぁに?』(あかね書房)『まほうのでんしレンジ』(原案・たかおかまりこ ひかりのくに)『てんとうむしのはじめてのレストラン』(アリス館)『まんまるおつきさん』(作・ねじめ正一 偕成社)『おはなし だいどころ』『おはなし きょうしつ』(以上PHP研究所)『十二支のかぞえうた』(佼成出版)『子どもと楽しむ行事とあそびのえほん』(産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞 のら書店)など多数。

作品紹介

しりとりしましょ!巻物えほんキット
作:さいとう しのぶ
出版社:リーブル
しりとりしましょ!たべものあいうえお
しりとりしましょ!たべものあいうえおの試し読みができます!
作・絵:さいとう しのぶ
出版社:リーブル
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