しばわんこの和の行事えほん しばわんこの和の行事えほん しばわんこの和の行事えほんの試し読みができます!
絵・文: 川浦 良枝  出版社: 白泉社 白泉社の特集ページがあります!
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絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  インタビュー  >  フリフリしてあそぼう! フリフリえほん『まほうが つかえたら』『まほうで たすけよう』たかいよしかずさん & 編集者・清水剛さんインタビュー

僕の魔法のイメージは、『魔法使いサリー』のサリーちゃんです

───「もしも自分に魔法が使えたら」と想像して……私は最初に「空を飛びたいな」と思ったのですが、『フリフリえほん まほうが つかえたら』はまさに表紙が空を飛ぶ男の子の絵ですね。

たかい:僕は、心のどこかで「空を飛べるんじゃないかな」と思ってるんですよ。アニメ映画『魔女の宅急便』の中の場面で、主人公のキキが、魔法のほうきじゃなくデッキブラシにまたがって、「飛べ!」と強く念じるシーンがあるでしょう。あんなふうに強く思ったら、映画の中でデッキブラシに変化が起きて宙に浮いたように、何かが起こるんじゃないかなって(笑)。

───絵本に登場するのは、「えほんのせかいにいきたい」「おもちゃとなかよくなりたい」「おさかなさんとともだちになりたい」「せかいのみんなとともだちになりたい」など、とても友好的な「魔法」ばかりで、ほのぼのしました。先ほどのお話を聞いて、たかいさんが「魔法」に込めた思いを感じました。
2冊とも魔法使いになった気持ちになれる絵本ですが、『まほうで たすけよう』は、あちこちで人を助ける、心優しいヒーローになった気分も味わえますよね。子どもの頃のたかいさんは、ヒーロー物、戦隊物などが好きな男の子でしたか?


『まほうが つかえたら』ラフ。


『まほうで たすけよう』ラフ。

たかい:好きでしたよ。「ウルトラマン」や「仮面ライダー」の世界にどっぷりでした。「ゲゲゲの鬼太郎」の妖怪ワールドにもハマっていました。

───だとすると「魔法」や「ヒーロー」は、「ウルトラマン」や「仮面ライダー」みたいなイメージですか?

たかい:僕の子どもの頃の「魔法」のイメージは、アニメ番組『魔法使いサリー』のサリーちゃんです。最終回でね、たしかサリーちゃんが通っている学校が火事になるんですよ。みんなの目の前で魔法を使うと、魔法使いであることがバレてしまうけれど、学校の火事を消すためにサリーちゃんは魔法を使うんです。そして、もう人間界にはいられなくて魔法の世界に帰っていくという……。涙なしでは見られない場面が心に残っています。僕にとっての「魔法」は、サリーちゃんの最後の場面が原点だなと思いますね。

たぶん僕の表現の原点には、昔のアニメ番組の「愛と勇気と友情」みたいなものが体の中にまるごと入っていて、それを今の子どもたちにどういうふうに伝えられるだろうかと考えながら物作りしているんだと思います。『マジンガーZ』の歌を口ずさみながら絵を描いたりしてますよ(笑)。


「うわーっ! たいへんだ!」(『フリフリえほん まほうで たすけよう』より)


『せかいの みんなと ともだちに なりたいな』(『フリフリえほん まほうが つかえたら』より)

たかい:実は、最後の場面は、清水さんの提案だったんですよ。

清水:僕はディズニーランドが大好きで、「イッツ・ア・スモール・ワールド」の世界観である“世界は一つ”“みんなで手をつなごう”に共感する思いがあって、せっかくなら同じ年代の世界の子どもたちともっと仲良くなれたらいいなと。

───たかいさんからの当初の提案は違うものだったのですか?

清水:当初は、家族が手をつなぐ絵だったんです。それも素敵な場面だったんですが、さらに目を外に向けよう、という思いで「ぼうけんのたびにしゅっぱつだ」と最後の言葉につなげていくことで、大きく夢を描くことができるし、夢を叶えていこうというメッセージになるかなと思いました。


最初のたかいさんのラフは家族で手をつないでいました。
清水さんによる「イッツ・ア・スモール・ワールド」の赤字が書き込まれた場面。

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たかいよしかず(タカイヨシカズ)

  • 大阪府堺市生まれ。魚座。大阪芸術大学デザイン学科卒業。(株)京田クリエーション入社。2001年、2003年、2006年、2011年ボローニャ国際絵本原画展入選。明治「マーブル チョコレート」キャラクターの「マーブルわんちゃん」、兵庫県西宮市観光キャラクター「みやたん」など、多くのキャラクターデザインを手がけるとともに、イラストレーターとしても活躍している。その他の主な作品に、『怪談レストラン』シリーズ(童心社)の装丁・挿し絵、『おはなし・くろくま』シリーズ『わくわく・くろくま』シリーズ(ともにくもん出版)、エッセイ集『キャラクターデザインの仕事』(大日本図書)『うごくくるまえほん 』(ミキハウス)など。見た人を元気にする作品づくりがモットー。

作品紹介

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