もうなかないよ、クリズラ もうなかないよ、クリズラ
作: ゼバスティアン・ロート 訳: 平野 卿子  出版社: 冨山房 冨山房の特集ページがあります!
読み手の年齢を選ばない子どもから大人まで、それぞれの感性で理解してうけとめる事のできる「みんなの本」です。
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子どもの頃からおもしろいことを考えるのが大好き

───先ほど、子ども時代のテレビの話がありましたが、さいとうしのぶさんはどんな子どもだったのですか?

家の中より、外で遊ぶことが多い子どもでした。真っ黒に日焼けして、お風呂やさんでよく男の子に間違えられましたよ。「ぼく?」って(笑)。
秘密基地を作ったりするのが好きで、遊びを率先して盛り上げて走り回っていました。近所で遊んでいると、うちの母からは「あんたの声ばっかり聞こえてくる」と恥ずかしがられました(笑)。わが家では父も母も5歳下の妹もおとなしくて、わたしだけ騒がしかったんですよ。

───学校から帰ってくると、ランドセルを置いてすぐ遊びにいっちゃうタイプですか?

天気がいいときはそんな感じですね。だから父がわたしにつけたあだ名が「てっぽう たま子」(笑)。鉄砲玉みたいに、飛び出したら帰ってこないから。
でも雨の日や、何か理由があって遊びに行けない日は、こたつに入って絵を描いたりしていましたけど……。おとなしくいつも絵を描いてるようなタイプではなかったですねえ。小学校の高学年になってもゴム跳びやってましたからね(笑)。

───中学や高校ではどうでしたか?

文化祭とかでアイディアを出すのが好きでした。今とあまり変わらないかも(笑)。
高校のとき、教室全体を段ボール迷路みたいにして、人体に見立てる企画をしました。教室の入口に大きく顔を描いて、扉が口。口から入って、食道、胃。胃の担当の人は、食べ物を消化するために、段ボールの外からわしゃわしゃと中にいる人を揉んだり(笑)。小腸はうねうねと曲がって、大腸、最後は教室の出口でお土産をお持ち帰り……と。ゴールは和式トイレだったかな(笑)。

───そのお土産はもしかして……(笑)。人をおもしろがらせるのが子どものときから好きだったんですね。

わたしの名前の「しのぶ」の本名は「忍」で、実は、「忍の一字は衆妙の門」ということわざから父がつけた名前です。まさに忍者の「忍」。「忍耐はあらゆる道理に到達する入口であり、物事を成功させる基となる」という意味らしいのですが、ちょっと名前負けしていますよね(笑)。

───お名前が忍者の「忍」だったなんて! いつも細部までおもしろいさいとうさんの絵本は、「忍」とユーモアの賜物だと思います! 最後にメッセージをいただけますか。

「かぞえうたのえほん」シリーズはこのあともまだ続きます。高木あきこさんの詩は本当におもしろいので、読んでみてくださいね。

───ありがとうございました!

【おまけ1】

もうひとこと!さいとうさんに質問。

───ふだんはどんなふうにお仕事をされていますか?

朝9時から10時の間には仕事場に入って、お昼まで絵を描きます。高校生の息子にお弁当を毎朝作るので、自分のお弁当も一緒に作って、お昼はそれをいただきます。午後も仕事をして、夕方には切り上げます。夜はまったく仕事はしないです。

───音楽を聴きながら絵を描いたりしますか?

昔はラジオを聞きながら描いていたときもありましたが、最近は「無音」です。車もほとんど通らない静かな住宅街で、聞こえるのは、ひたすら鳥の鳴き声だけ。カラスがうるさいときもありますけど(笑)。
静かなので、ものすごく仕事に集中できます。静かすぎて眠くなったときは、庭に出て草むしりをしています(笑)。

───出版から17年、『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』の人気は変わらず続いています。

最初は口コミでじわじわ売れて、その後はほとんど同じ調子で増刷しつづけています。こんなに買ってくださる方たちがずっといて、描いた本人がいちばん不思議に思っています。

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【おまけ2】

取材の日は、「あっちゃんあがつく えほんのせかい展」が開催されている光村グラフィック・ギャラリーでワークショップがありました(*現在は、展示、ワークショップともに終了)。
ユーモアたっぷりにおはなしをしたあとは、『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』でお名前絵本を作ります。素敵な絵本がたくさん出来ていました。こんな絵本の楽しみ方もあるんですね。写真でちょっぴりご紹介します。


子どもたちの反応に笑顔がはじけます。手描きの絵が次々登場!


「自分の名前で絵本を作ろう!」というワークショップ用の制作セット。「○っちゃん○がつく」という用紙に絵を描いて、色紙で表紙をつけ、赤いシールでくっつけます。


角の赤い三角も『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』と同じ!

ワークショップの様子


かっちゃん か がつく……

世界に一つのお名前絵本ができました!

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【おまけ3】

さいとうしのぶさんが過去に作った手作り絵本や、学童クラブの子どもたちと一緒に牛乳パックなどの紙パックで作った、手作りかるたも展示されていました。



いろいろな、たくさんの手作り絵本……


『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』の元になった手作り絵本がこちら。
らくがき帳を切って作った小さな絵本は、子どもたちのお気に入りになり、なかなかひらがなを覚えられない1年生に、年上の子たちがこの本を使って教えたりして大活躍したそう。


「かるたも作ろう!」ということになり、紙パックを利用してみんなで作った「たべものあいうえおかるた」。



このかるた遊びには、さいとうさんも子どもたちも白熱したそうです!
(撮影協力:光村グラフィック・ギャラリー)

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文・構成: 大和田佳世(絵本ナビ ライター)
撮影: 所 靖子



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出版社おすすめ



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さいとうしのぶ(さいとうしのぶ)

  • 堺市に生まれる。嵯峨美術短期大学洋画科卒業。テキスタイルなどのデザイナーをへて、インターナショナルアカデミー絵本教室に学ぶ。
    作品には、『あっちゃんあがつく』(原案・みねよう)『しりとりしましょ!』『おしゃべりさん』『おかしなおかしなおかしのはなし』『へんてこかぞえうた 1ちゃんいちにち』『どっきりかぞえうた ちょっぴりこわいぞ』(うた・高木あきこ)『きしわだのだんじりまつり』(作・なかむらしょうこ)『たべものかるた』(原案・みねよう)─以上リーブル
     『ぎゅうって』『よーい よーい よい』『あぶくたった』『おべんとうばこのうた』─以上ひさかたチャイルド『たこやきようちえん』(ポプラ社)『べべべんべんとう』(教育画劇)『おいしい おと なぁに?』(あかね書房)『まほうのでんしレンジ』(原案・たかおかまりこ ひかりのくに)『てんとうむしのはじめてのレストラン』(アリス館)『まんまるおつきさん』(作・ねじめ正一 偕成社)『おはなし だいどころ』『おはなし きょうしつ』(以上PHP研究所)『十二支のかぞえうた』(佼成出版)『子どもと楽しむ行事とあそびのえほん』(産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞 のら書店)など多数。

作品紹介

へんてこかぞえうた 1ちゃんいちにち
へんてこかぞえうた 1ちゃんいちにちの試し読みができます!
うた:高木 あきこ
絵:さいとう しのぶ
出版社:リーブル
どっきりかぞえうた ちょっぴりこわいぞ
どっきりかぞえうた ちょっぴりこわいぞ の試し読みができます!
うた:高木 あきこ
絵:さいとう しのぶ
出版社:リーブル
にんじゃかぞえうた ひみつのてがみじゃ!
にんじゃかぞえうた ひみつのてがみじゃ! の試し読みができます!
うた:高木 あきこ
絵:さいとう しのぶ
出版社:リーブル
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