世界にはまだ、誰も知らない不思議とすてきでいっぱい!
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絵本紹介
2021.09.29
「笑う門には福来たる」ということわざがありますが、近年、医学的にも「笑うこと」が心の健康だけでなく、体の健康にも良いことだといわれています。ためしにネットでいろんな記事を見てみましたが、主な効果は次のようなものでした。
笑うとナチュラルキラー細胞が元気になって、免疫力がアップ!
「ナチュラルキラー」って名前からして、スゴく強そう。
笑うと表情筋が刺激されて、気持ちがアップ!
笑った時の筋肉の信号が脳に届くと「楽しい」という感情が脳内に残るそうです。
周りの人も笑顔になって、楽しさアップ!
赤ちゃんもそうですが、人間は無意識のうちに「顔」を認識する機能があって、笑顔を見るとつられて同じ表情をしてしまうそうです。赤ちゃんに笑いかけると、よく笑い返してもらえて幸せな気持ちになるのは、こういうことだったのですね。
そして、驚愕の効果がコレでした。
ホンモノの笑顔は最強のエイジングケア!
……んん?? これは見逃せない! でもお腹の底から笑う「ホンモノ」の笑いは案外難しいらしく、単純に「笑ってみて」といってホンモノの笑いと同じ笑顔ができる人は、23%くらいしかいないそうです。これは大変!!!
……というわけで、読めばホンモノの笑いが飛び出しそうな「笑える絵本」を9冊集めてみました。
「わっはっは!」「くすくす」「ゲラゲラ」「うひゃひゃひゃひゃー!」と笑って、心も体も健康になりますように☆
出版社からの内容紹介
【人体×絶叫マシン!? 世界最速でからだのなかを大冒険!!】
人間型アトラクションを、ジェットコースターが超高速でかけめぐる!
勢いのある筆致と、圧倒的な描きこみが楽しい、絵本作家・中垣ゆたかの新境地。
「ごおおおお!」「じゃぼん!」など、スピード感たっぷりの擬音満載で、声に出して読みたくなります。
自分のからだに興味を持ち始めた子供の、最初の一冊にもぴったり。
『からだのなかのびっくり事典』の奈良信雄さんによる監修で、人体に関する基礎的な知識も学ぶことが出来ます。
大人も子供も一緒になってワクワクできる、人体の不思議を楽しんでください。
ラストの爽快感は必読です!
この書籍を作った人
1977 年北九州市小倉生まれ。 東京都町田市在住。帝京大学経済学部卒業。 2005 年よりフリーのイラストレーターとして活動。 絵本に『ぎょうれつ』『ひらいてびっくり!のりもののりもの』(偕成社)『なんじゃこりゃ!まつり』(ひさかたチャイルド)『にんじゃなんにんじゃ』(赤ちゃんとママ社)『宇宙オリンピック』(くもん出版)などがある。
出版社からの内容紹介
あたまのてっぺんに、かきのめがでてる〜!
どうするべえ〜
昼寝中、頭に生えた柿の木は、柿の実にきのこ、魚っこまで、ねぼすけさんに様々なめぐみをもたらします。しかし幸せな日々も長くは続かず…。長く愛される日本の物語を、いもとようこの温かなイラストで楽しめます。
カラスが落とした柿の実が、ねぼすけさんの頭で芽を出し実をつけました。柿売りが木を掘り起こすと、今度はキノコが生えてきます。
この書籍を作った人
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学卒業後、教員生活を経て絵本の世界に入り、独自のはり絵の手法を用いて、繊細で心温まる世界を展開している。『ねこのえほん』(講談社)『そばのはながさいたひ』(佼成出版社)で2年連続でボローニャ国際児童図書展エルバ賞受賞。『いもとようこ うたの絵本T』(講談社)で同グラフィック賞受賞。
みどころ
「ぽんぽん ぽんちき ぽんちうた
ゆかい ふかかい このせかい」
ぽんちうたってなあに?
意味があるようでないような、愉快でへんてこな歌のことだって。
自由なふしまわしで歌っていいんだって。
ほんとに、ほんと。変な世界。
柏餅にくるまった猫、ずぼんをはいて駆け出す動物や昆虫。
くしゃみは止まらん、くまの子はななめっこ。
開かないドアに、水浸しのふとん。
のこったのこった、今日の決まりては「食べのこし」!
あるわけないけど、あると楽しい気もするこの世界。
見たくなるでしょ?
それが、ぜーんぶ奇妙で楽しい歌になって。
読めば読むほどクセになる、これはダジャレ? それともラップ?
まりをついて歌うとちょうどいいリズムで……。
人気のイラストレーター「死後くん」が、わらべ歌から着想を得て生み出したという15のうた。文・絵ともに担当するのは、本作が初めてとなるそう。和洋折衷・過去未来、いろんなものが入り混じった「ぽんちうた」。すみからすみまで、どこを切り出してもへんてこりん。子どもたちが大満足する「うた絵本」なのです。
出版社からの内容紹介
子どもから大人まで人気の「いちにち」シリーズ! 擬音の面白さとユーモア満載の絵で、読み聞かせでも大人気です。
だじゃれって、おもしろいな〜。どうしていいたくなるんだろう? よーし、ぼくもいちにちだじゃれになってみよう!
ネコが……ねころぶ。このだじゃれ、かわいいかも。
はえが……はえ―――――!! このだじゃれ、きもちいいかも!
ふとんが……ふっとんだ――! このだじゃれ、いきおいありすぎー!
ほかにも、イルカは……いるか? カレーは……カレ――!! カーテンには……かてん!! トイレに……いっトイレ〜!! カバの……カバン! コンブが……よろこんぶー! などのだじゃれになってみた。
だじゃれってたのしいな〜! よーし、じぶんだけのだじゃれもかんがえてみよう。
「いちにちだじゃれたいそう」付き。
この書籍を作った人
1976年生まれ。兵庫県出身。京都大学卒業。博報堂コピーライター。テレビCMや新聞広告を手がけられる傍ら、絵本作家としても活動。絵本の作品に『いちにちおもちゃ』、『いちにちぶんぼうぐ』(絵/かわしまななえ ともにPHP研究所)がある。
この書籍を作った人
1983年生まれ。東京造形大学卒業、多摩美術大学大学院修了。デザイナー。
出版社からの内容紹介
Twitterで大人気!SNS総フォロワー約10万人のイラストレーターShimizuが描く「○○にみせかけて・・・」シリーズが絵本になりました。○○にみえてよくみると……、あれれ? 見せかけてすごすどうぶつたちに、大人も子どもも裏切られる! 思わず笑う! 新感覚発想絵本!
みどころ
長く、つらい修行をのりこえ、その道を極めた、達人中の達人……それが、仙人です。
ここは、そんな仙人たちだけが住むことのできる「せんにんむら」。
お絵かきを極めた、おえかきせんにん。
世界中の占いができる、うらないせんにん。
体を浮かせることのできる、うきうきせんにん。
いろいろな仙人がたのしくくらすこの村に、眠らないことを極めた仙人、「ねむたくないせんにん」がいました。
その“眠たくなさ”といったら、なんと300年も寝たことがないというのです!
そんなねむたくないせんにん、ある日となりに住む「おひるねせんにん」から、最高級のパジャマとお布団をもらいます。
せっかくだからと、パジャマを着てお布団にくるまってみれば……。
ふっかふか、ふんわふわ、すっべすべ!
「おふとんって きもちいいな〜」
これには、眠らないことを極めたはずの仙人様も、思わずふわぁ〜と、おおあくび!
ややや、あぶないあぶない!
「ぜったい、ねむたくない! ぜったい、ねむたくない!」
あわてて目を覚まそうとする、ねむたくないせんにんですが──。
300年ぶりにフワフワのお布団にもぐりこんだ仙人の、気持ちよさそうな表情ったら!
まだ起きてるうちから、うっとりトロトロ、夢見心地……。
ああ、もうぜ〜んぶほっぽりだして、お昼寝タイムにしたい!
そうしてきびしい戦いを終えた、ねむたくないせんにん。
眠らないことを極めたはずの仙人が眠気におそわれ、いったいどんないいわけを口にするかと思いきや……。
そのひと言で、落語のようなオチがつきます。
お昼寝好きなあの子にも、寝るのが嫌いなあの子でも、読めばお布団恋しくなって……もう、今日はおやすみなさい〜……。
この書籍を作った人
1982年、和歌山県生まれ。子ども向けテレビ番組の制作を経て、絵本作家としてデビュー。絵本を使った、トークショーや絵本ライブ、絵本のテーマソングの演奏など、精力的に活動している。ブログ:https://ameblo.jp/kokoniiruyo-koisuru/主な作品として、「うれないやきそぱパン」「ちょんまげとんだ」「ようかいばあ」「ぞうきんレスラー」「いってらっしゃいうんちくん」「どんどんくるくる」「ようかいでんしゃ」がある。
この書籍を作った人
三重県生まれ。大杉華水氏に師事し、伊勢型紙を学ぶ。子どもの本の専門店「メリーゴーランド」(三重県四日市市)主宰の「絵本塾」に参加。絵本作品に『おふくさん』(大日本図書)、「もりのちいさな はいしゃさん」シリーズ(文・上平川郁里/山画廊)、『つきに いった うさぎの おはなし』(学研)などがある。
出版社からの内容紹介
大人気の猫写真家・沖昌之が子どもたちと、かつて子どもだった方々に贈る「ネコ写真絵本」登場!
ネコたちが「いない いない ばあ」をしています。
だから「いない いない にゅあ」になります。
ネコたちが真剣に笑わせてくれる至福の世界がここに!
この書籍を作った人
猫写真家。Instagramフォロワー25万人。Twitterフォロワー3万人。1978年、神戸生まれ。アパレル勤務を経て、偶然出会った猫「ぶさにゃん先輩。」の導きにより2015年独立。著書に『必死すぎるネコ』『イキってるネコ』(辰巳出版)、『ぶさにゃん』(新潮社)など。連載は『AERA』にて「今週の猫しゃあしゃあ」、『猫びより』にて「必死すぎるネコ」、「デジタルカメラマガジン」(インプレス)にて「日常にゃ飯事」。ブログ 「野良猫ちゃんねる。」Twitter @okirakuokiInstagram @okirakuoki
みどころ
『じゅげむ』(クレヨンハウス)などで人気の川端誠さんが、画風を変えてあらたな落語絵本シリーズに挑戦!
1作目は『てんしき』です。さて、てんしきって何でしょう?
お腹の具合がわるくて医者にみてもらった、お寺の和尚さん。
医者に「てんしきはありますかな」と聞かれますが、何のことだかわかりません。
つい知ったかぶりをして「てんしきはありません」と答えてしまいます。
さあ、気になった和尚さんは、小坊主の珍念さんを呼び、「てんしきをかりてきなさい」と言いつけます。
何だかわからないものを、かりてこい、と言われて困ってしまった珍念さん。
花屋や石屋のおやじさんに、「てんしきあったら、かしてください」と言いにいきますが……。
てんしきって、床の間に飾っておくもの?
みそ汁に入れて食べるもの?
いやいや、実はそんなものじゃないんです!(笑)
「知らない」と言えない大人たちと無邪気な珍念さん、医者との間に繰り広げられる、へんてこなやりとりといったら。
落語好きには有名な「てんしき」ですが、川端誠さんの絵本技術によって、このたび初めて1冊の絵本になりました!
最後のオチには、大人も子どもも笑っちゃいますよ。
日本語の楽しさや、つい知ったかぶりをしてしまう人間の妙味が、存分に伝わってくる落語絵本です。
この書籍を作った人
1952年新潟県生まれ。出版社ごとにテーマや表現方法を変えて、多様な世界を展開している。『鳥の島』で絵本にっぽん賞受賞。ライフワークの『落語絵本シリーズ』(クレヨンハウス刊)、『風来坊シリーズ』『お化けシリーズ』(BL出版刊)など、著作多数。絵本研究家としても知られ、絵本作家ならではの的を射た絵本解説も好評。
出版社からの内容紹介
がちょうのペチューニアは,たくさんの動物たちとともに農場で暮らしていました。ある朝,草原をあちこち歩きながら朝ご飯を食べていると,落ちている本を見つけます。本を持って賢くなったと思ったペチューニアは,動物たちの悩みをユニークな方法で解決しようとします。さて,うまくいくのでしょうか。
1950年にアメリカで、1999年に日本で刊行されて以来愛され続けている作品を英語・日本語CD付きの英語絵本で。
この書籍を作った人
1904年スイス ジュネーヴ生まれ。1925年、アメリカに渡る。息子のために絵本を作ったことがきっかけとなり、絵本作家・イラストレーターとして活躍。1980年没。主な作品に『ロバのロバちゃん』(偕成社)、『しろいゆき あかるいゆき』(BL出版)、「ごきげんなライオン」シリーズ、「がちょうのペチューニア」シリーズなど多数。
この書籍を作った人
神戸生まれ。公益財団法人東京子ども図書館理事長。大社玲子氏との仕事に「みしのたくかにと」(福音館書店)、「なぞなぞのすきな女の子」(学研)などがある。絵本、創作、翻訳作品などロングセラーの著書多数