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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  絵本紹介  >  2021年11月 注目の新刊&おすすめ 〜おいしそうな絵本〜

連載

2021年11月の新刊&おすすめ絵本

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子どもや動物がおいしそうに食べているところって、見ているだけでなんだか癒されますよね。

食べることは生きること。

「今、この子が食べているものが、この子を大きくしてくれるんだなー」と思うと、できるだけおいしものを食べさせてあげたいと思ってしまうのも、親心なのかもしれません。さて、絵本に目がない絵本グルメさんにおすすめの「おいしそうな絵本」が、今月も7冊そろいました。

サンドイッチにお弁当、和菓子に木の実と、お味のバリエーションも豊か。残念ながら試食はできませんが、表紙を見るだけで「あら、おいしそう!」となる絵本ばかりです。ぜひ、ご賞味ください!

好きな具を乗せて最後にパンを『ぺったん! サンドイッチ』のできあがり♪ 最後の「ぺったん!」は家族みんなでどうぞ

  • ぺったん! サンドイッチ

    みどころ

    鈴木まもるさんとサンドイッチ。
    これは美味しそうだぞ!ワクワクしながらページをめくってみると。

    うすぎりパンに マーガリン ぬって マヨネーズぬって
    レタス のせて ハム のせて トマト のせて
    「はさむよー」
    ぺったん!
    あっという間に具がぎっしり挟まった、ふわふわサンドイッチの出来上がり。
    スライスされた素材の一つ一つが、画面から飛び出してきそうなほどの迫力で、
    瑞々しさを放ちながら目に飛び込んできます。
    なんだか本物よりも美味しそう!?

    今度は、ポテトサラダ のせて ハンバーグ のせて・・・
    ピーナッツバターにバナナも・・・
    繰り返しの心地よい言葉にのって、どんどん新しいサンドイッチが完成していきます。
    最後はみんなが最高にうれしいサンドイッチも登場して!!
    思いかけず親子でスキンシップもできちゃいます。

    楽しくて、美味しくて、嬉しいサンドイッチ絵本。
    子どもたちが手放さなくなっちゃいそうですね。

    レビューより


    ぺったん!の合図で出来上がるサンドイッチが、本当に美味しそうで、読みながら思わず息子とむしゃむしゃと食べるマネをしてしまいました。
    ピーナツバターとバナナとイチゴジャムをサンドしたサンドイッチを見た息子から、「これつくって!」とリクエストされました。早速明日の朝ごはんにつくろうと思っています。
    この絵本はぜひおとうさんとお母さんと子どもと3人で読んでほしいです。そうしたら最後のサンドイッチが一緒にできるので。
    (クッチーナママさん)

この書籍を作った人

鈴木 まもる

鈴木 まもる (すずきまもる)

1952年、東京都生まれ。東京芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞を、『ニワシドリのひみつ』(岩崎書店)で産経児童出版文化賞JR賞を受賞。主な絵本作品に『ピン・ポン・バス』『がんばれ!パトカー』(偕成社)、『せんろはつづく』『つみきでとんとん』(金の星社)、エッセイに『バサラ山スケッチ通信』(小峰書店)などがある。また鳥の巣研究家として 『日本の鳥の巣図鑑 全259』(偕成社)、『鳥の巣いろいろ』(偕成社)、『鳥の巣の本』『世界の鳥の巣の本』『ぼくの鳥の巣コレクション』(岩崎書店)、『鳥の巣みつけた』『鳥の巣研究ノート』(あすなろ書房)などの著書があり、全国で鳥の巣展覧会を開催している。

サンタさんの家の台所で繰り広げられる、食べ物たちのコンテスト『クリスマスべんとう』おにぎりも仲間にいれてあげてね

  • クリスマスべんとう

    出版社からの内容紹介

    サンタさんの家の台所で、プチトマトやブロッコリー、おむすび3きょうだいや、おなじみのうめぼしすっぱっぱーたちが、優勝めざしてクリスマスっぽいものに大変身するコンテストを開きます。ところが、みんな自分たちが一番だとケンカになっておおさわぎに! するとサンタさんがかんかんに怒って……

    「おべんとう」シリーズ第6弾のテーマは「クリスマス」です。
    クリスマスが近づくと、大人も子どもも、どこか楽しげでワクワクするものですよね。サンタさんの家も、居間ではクリスマスの飾り付けが終わっていますが、台所の食べ物たちは、自分たちはクリスマス・パーティーによんでもらえないよとさびしげです。そんな明暗がくっきりとあったところから、クリスマスのコンテストを開こうと、もりあがっていきます! 食べ物たちがどんな大変身をするのか、どうぞお楽しみに! 
    ラストでは、サンタさんの大きな愛に包まれて、みごとなクリスマスべんとうが完成します!

    レビューより


    クリスマスと言えばケーキやチキン、シチューなどが挙げられますが、よく考えたら、おにぎりとかは違いますね。
    今まで考えたことがありませんでしたが、おにぎりたちは、寂しい思いをしていたのですね。
    そのおにぎりたちでクリスマスのコンテストをするなんて、発想がユニークです。
    最後のページではみんなハッピーになっていて、ちょっとしたオチもあって、ほんのりあたたかな気持ちで読み終えることができました。
    クリスマスらしい、素敵な絵本だと思います。
    (めむたんさん)

この書籍を作った人

木坂 涼

木坂 涼 (きさかりょう)

埼玉県生まれ。詩人、絵本作家。詩集に『ひつじがいっぴき』(フレーベル館)、『五つのエラーをさがせ!』(大日本図書)。創作絵本に『しきしきむら』シリーズ(岩波書店)、『おはようきょうりゅう』(教育画劇)、『ちょろちょろかぞく』シリーズ(理論社)、『はたらくんジャー』(フレーベル館)、『からだのなかでドゥンドゥンドゥン』(福音館書店)、『なになになあに?』(フレーベル館)。絵本の翻訳もてがけ、クリス・ホートン作『どうする ジョージ!』で第62回産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞。『クマのパディントン』(理論社)、翻訳絵本に『ヨゼフのだいじなコート』(フレーベル館)、『ともだちからともだちへ』(理論社)、『ピッツァぼうや』(セーラー出版)、『ぜったい食べないからね』他多数。

この書籍を作った人

いりやま さとし

いりやま さとし (いりやまさとし)

東京都生まれ。キャラクターデザイン、グリーティングカードのデザイナーを経てフリーのイラストレーターになる。絵本作品に、『ぴよちゃんのかくれんぼ』『ぴよちゃんとひまわり』『ピヨピヨだあれ?』などの「ぴよちゃん」シリーズ(学研)、『みどりのくまとあかいくま』シリーズ(ジャイブ)、『おやすみなさいのおと』『ころころパンダ』(講談社)他多数。その他、直販の保育絵本などでも活躍している。

駅弁と車窓の風景を一緒に味わえる旅グルメ絵本『えきべんとふうけい』終着駅は読んでのお楽しみ

  • えきべんとふうけい

    出版社からの内容紹介

    醤油色をしたあのお魚が、駅弁を買った人につられて電車に乗った。すると、パッチン! 音が鳴った先に美味しそうな駅弁が。電車の窓には沿線の景色が流れていく。するとまたまたパッチン……。割り箸を割る音をきっかけに、チキン弁当やシウマイ弁当、サンドイッチなど、人気の駅弁が登場し、日本ならではの名所、くらしが見える街などの風景と、かわりばんこに楽しんでいく絵本。東京からスタートする旅の終着駅は果たしてどこ?

まさかの12ヶ月365日チキンスープ推し!『チキンスープ・ライスいり』あれ、それってリゾット……?

  • チキンス−プ・ライスいり

    出版社からの内容紹介

    1月から12月まで、お米を入れたチキンスープはいつだって最高においしい。
    それぞれの月の楽しみ方と、季節の移り変わりを、リズミカルな文章とゆかいな絵で送ります。

    レビューより


    センダックの絵がすてきなのはもちろん、テンポがよく歌のように読めます。
    その月ごとにいろんな人物が登場して、「チキンスープライスいり」を絶賛します。
    娘は10月の「魔女と子おにと幽霊がおきゃくになってやってくる」というところが好きです。
    先日、夕飯にチキンの入ったスープを作ったときには「まじょ、くるかなあ?チキンスープもっと!!」と喜んでおりました。
    原書も購入しましたが、雰囲気を的確に味わえて、こちらもなかなか良いです。(モモメロンさん)

この書籍を作った人

モーリス・センダック

モーリス・センダック (もーりすせんだっく)

1928年アメリカ ニューヨーク生まれ。アート・スチューデンツ・リーグに学ぶ。『かいじゅうたちのいるところ』(冨山房)でコールデコット賞を受賞、その他『まよなかのだいどころ』『まどのそとのそのまたむこう』(冨山房)、『ロージーちゃんのひみつ』(偕成社)、『そんなときなんていう?』(岩波書店刊)、『くつがあったらなにをする?』(福音館書店刊)、『ミリー』(ほるぷ出版)他多数の作品がある。国際アンデルセン賞、ローラ・インガルス・ワイルダー賞、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞などを受賞。

この書籍を作った人

じんぐう てるお

じんぐう てるお (じんぐうてるお)

〈1932年-〉群馬県生まれ。青山学院大学名誉教授。児童文学評論、創作、翻訳など、幅広く活躍。おもな訳書に『アーサー・ランサム全集』(岩波書店)、評論に『世界児童文学案内』(理論社)、創作に『たけのこくん』(大日本図書)などがある。

おいしそうな木の実を食べるために動物たちが四苦八苦!『ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし』お味は想像にお任せします!?

  • ごちそうの木 タンザニアのむかしばなし

    出版社からの内容紹介

    アフリカの民話の宝庫、タンザニア。
    この地で生まれ育った絵本作家ジョン・キラカが、
    タンザニア南西部に暮らすフィパの人たちの語りを記録し、この絵本をつくりました。
    ティンガティンガ・アートを学び、ユニークな独自の画風を確立したキラカの絵と、
    素朴な昔話のおもしろさを味わえます。
    キラカの絵本は、スイス、ドイツ、スウェーデン、アメリカなど多くの国で翻訳出版されており、
    また、キラカは各地でストーリーテラーとしても活躍しています。

    【ティンガティンガ・アートって?】
    1960年代、タンザニアのエドワード・サイディ・ティンガティンガによりはじめられた、
    ポップアートの手法です。

    レビューより


    アフリカの 動物たち  色鮮やかで かわいい

    お話は ごちそうの木の実を食べたくて でも・・・・ 落ちてこなくて 
    かしこい カメに聞きに行くことになりましたが
    ノウサギが 聞きにいくというと・・・・ みんなが 
    「小さすぎるから 大きい動物にまかせなさい」 みんながそういうのです
    しかし ゾウもスイギュウも 実を落とす おまじないの言葉を 忘れてしまうのです
    何度 聞いても 忘れてしまう 大きな動物たち・・・
    そして最後に ノウサギが聞きに行くのです
    そして ごちそうの木の実を落としてくれたのです

    大きいから 賢いとは限らない 小さくても 賢い ノウサギ

    みんなが 認め合うのです   
    こういう動物たちの 関係が 民主主義だと言うことですね

    アフリカの大らかさが 良いですね〜
    (にぎりずしさん)

この書籍を作った人

さくま ゆみこ

さくま ゆみこ (さくまゆみこ)

東京生まれ。出版社勤務を経て、翻訳家・編集となる。JBBY会長、「アフリカ子どもの本プロジェクト」代表。青山学院女子短期大学教授。著書に『エンザロ村のかまど』(福音館書店)、『どうしてアフリカ? どうして図書館?』(あかね書房)など。アフリカ系アメリカ人を主人公にした絵本の翻訳に『ローザ』『わたしには夢がある』『つぼつくりのデイブ』『かあさんをまつふゆ』『むこうがわのあのこ』『川のうた』『リンカーンとダグラス』(以上光村教育図書)、『ひとりひとりのやさしさ』(BL出版)、『きみたちにおくるうた』(明石書店)、『イライジャの天使』(晶文社)、『ふれ、ふれ、あめ!』『ぼくのものがたり あなたのものがたり』(以上岩崎書店)、『じゆうをめざして』(ほるぷ出版)などがある。翻訳で産経児童出版文化賞、日本絵本賞、ゲスナー賞などを受賞している。訳書に『ゆき』『シャーロットのおくりもの』(ともにあすなろ書房)、『くらやみのなかのゆめ』(小学館)、『ひとりひとりのやさしさ』『やくそく』(ともにBL出版)など多数。

色も形も美しい芸術品のような和菓子がいっぱい!『和菓子の絵本』お茶が飲みたくなっちゃう甘ーいお楽しみ

  • 和菓子の絵本

    出版社からの内容紹介

    濃いめのお茶でも飲みながら・・・

    四季折々の季節感をとりいれて、日本人がつくりだしてきた和菓子。その魅力をぞんぶんに味わえる1冊です。

    まんじゅうやあんこ菓子など77種の和菓子の紹介、材料や道具、
    おはぎの作り方・どら焼きの作り方、和菓子の歴史まで盛り込んだ知識の絵本。

    レビューより


    和菓子好きにはとっても嬉しい本です。
    和菓子の種類や地域別の紹介や作り方まで、わかりやすくそして絵がかわいらしい。
    大人も楽しめる絵本です。もちろんこどもも楽しめると思います。
    バラエティー豊かな和菓子たち、知らない物やこうやってできるのかあと新しい発見もあります。
    日本の大傑作、見て楽しい食べて楽しい和菓子!
    たくさんの人に読んでほしいですね。
    (寅子さん)



高くておいしいクロカンブッシュづくりにシェフが挑戦!『インクレディブルホテル』独り占めして食べたいね!

  • インクレディブルホテル

    みどころ

    インクレディブルホテルは、ほかではありえないくらい、すばらしいホテル。
    すべてのことがきっちり時間どおりに行われているのですから。

    まず、朝5時に見習いのステファンがコーヒーを淹れ……。
    そのコーヒーでシェフが目を覚まし、朝食作り。
    6時に執事がそれを運び、支配人を起こします。
    夜もきっちり、支配人の入浴、シェフの夕飯も時間どおり。

    ところでステファンは、すべてがはじまる朝一番の大事な役どころですが、見習いですから、床掃除や料理の準備しかさせてもらえません。
    お菓子を作りたいけど、作っていいのはシェフのザガットさんだけ。

    そんなある日、ホテルは大きなパーティを開くことになりました。
    記念すべきホテル100周年のパーティで、特別ゲストは身分が高く気難しいドローネ公爵夫人!
    シュークリームを積み上げたクロカンブッシュが大好きな公爵夫人のために、支配人はシェフに言いました。
    「見たこともないほど高くて、食べたことのないほどトロッとしたかんぺきなクロカンブッシュをつくってもらいたい」
    さあ、そんなクロカンブッシュ、できるのでしょうか!?

    みどころは、パーティ当日に起こる事件と、公爵夫人のひどい顔色(笑)。
    そして登場するクロカンブッシュ!
    そのボリュームや華やかさに目をうばわれること間違いなしです。
    一体誰が作ったのか……、それは絵本を読んでのお楽しみ。

    文を書いたのは『イルミネイチャ― からだのなかを大冒険』などの著作があるケイト・デイヴィス。
    絵はイザベル・フォラス。日本での絵本出版は初めてのイラストレーターです。
    訳は、カレルチャペック紅茶店の代表であり、絵本作家の山田詩子さん。

    にぎやかな音といい香りが漂ってきそうな、インクレディブルな(ありえないほどすばらしい)絵本の世界を楽しんでくださいね。

この書籍を作った人

山田 詩子

山田 詩子 (やまだうたこ)

カレルチャペック紅茶店オーナー・クリエイティブディレクター・ティーテイスター・絵本作家。1987年創業のカレルチャペック紅茶店では紅茶の買い付けからデザインまでを一貫して手がける。常に新鮮な提案で日本の紅茶トレンドをリードし続ける傍ら、クリエイティブディレクターとして、ユニクロのUT・集英社のナツイチ・ロイヤルホストのキッズメニュー等、企業とのコラボレーションも多数。絵本、紅茶、ライフスタイルの著書40冊以上。台湾・アメリカ・フランス・韓国でも翻訳出版されている。

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