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2021年11月の新刊&おすすめ絵本

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絵本紹介

2021.11.30

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2021年11月 注目の新刊&おすすめ 〜人気シリーズ最新刊〜

絵本には、それこそ20年、30年売れ続けているロングセラー作品が多いのですが、どんなに大切にしていても、年数が経つと本が傷んでしまいます。

「もう一度読みたいけれど、ボロボロの絵本はちょっと……」という読者の声と「これだけ愛されている絵本だから、綺麗な形でもう1回世に送り出してあげたい」という出版社の声が幸運にも重なると、「新装版」として発売されることもあります。

そこで今月は「新装版」として登場した作品と、シリーズの最新刊をまとめて紹介します。

新装版で発売された絵本

読み聞かせ音声でも楽しめる定番のおはなしを集めたオトクな1冊『2さいだもん おはなししましょ 新版』もっと読んで欲しいんだもん♪

  • 2さいだもん おはなししましょ 新版

    出版社からの内容紹介

    大好きなおはなしを何度も読みたがる2歳。2歳にぴったりのおはなしと歌がいっぱいの絵本。「おおきなかぶ」「ももたろう」ほか世界・日本の有名な昔話や歌などが、とよたかずひこ、あだちなみほか人気作家の絵で楽しめる。声優による読み聞かせ音声つき。

冬ごもりするクマ一家の思わぬハプニングをユーモラスに描く「新装版 工藤ノリコのゆめのえほん『ふゆってどんなところなの?』」

  • ふゆって どんな ところなの?

    みどころ

    「今夜はごはんをいっぱい食べなさい。おなかが空いて目を覚ましてしまわないように。
     春までぐっすり眠れるように。」
    そう、今夜からクマの一家は冬眠です。
    3兄弟は歯を磨いて、トイレにいって、パジャマに着替えて、あったかいお布団にくるまって・・・。
    「ねえ おとうさん、冬ってどんなところなの?」
    「冬っていうのはね、とってもおなかがへるところなの。だから眠って春が来るのを待つんだよ。
     さあ、ぐっすりおやすみなさい。」
    外はとっぷり日が暮れて、小雪がちらちら舞っています。

    なんだか今回の工藤ノリコさんの絵本、とっても静かじゃありませんか?
    いい雰囲気だな、とまったりしていると。
    「どうしよう、ぼく目が覚めちゃった」
    大変、春が来る前に3兄弟が起き出しちゃった!
    兄弟たちが初めてその目で見る冬は、とっても美味しそうで……え?

    やっぱり思いっきり笑えて楽しくて、そして夢いっぱいの工藤ノリコワールドが広がっているのでした(笑)。
    こんな冬眠ならしてみたい!?幸せな気分で眠りにつきたい時にとてもおすすめな一冊です。

この書籍を作った人

工藤 ノリコ

工藤 ノリコ (くどうのりこ)

1970年、横浜市生まれ。女子美術短期大学卒業。絵本作家、漫画家。絵本に『センシュちゃんとウオットちゃん』(小学館)『セミくん いよいよ こんやです』(教育画劇)『寿限無』(ほるぷ出版)『フローリアとおじさん』(白泉社)『ペンギンきょうだい れっしゃのたび』(ブロンズ新社)『ピヨピヨ スーパーマーケット』『ピヨピヨ メリークリスマス』『ピヨピヨ もりのゆうえんち』(佼成出版社)、読み物に『letters レターズ』(偕成社)『マルガリータとかいぞく船』(あかね書房)、マンガに『さすらいの就職犬!ワンワンちゃん』(白泉社)など多数。

『ノラネコぐんだん』が大人気!工藤ノリコさんの魅力に迫る

親から子へ伝えたい、純粋で美しい友情の物語『新装版 スノーマン』

  • 新装版 スノーマン

    出版社からの内容紹介

    少年がつくったゆきだるまに命がやどり、二人はいっしょに楽しいときをすごします。夜空に飛びだし、美しい風景を心ゆくまで味わう一夜の出来事。アニメにもなったレイモンド・ブリッグズの名作が、新装版で登場です。文字のない絵本が、ゆたかな余韻をお届けします。

    レビューより


    季節の絵本が欲しいなぁと思い購入しました。
    小さい頃から知っていた本ですが、大人になって改めて読んで感動!
    絵だけで進む絵本ですが、そのせいか登場する男の子とスノーマンに感情移入してしまい……。
    純粋な心のやりとりに涙が出てきました。
    子どもの頃の気持ちを思い出したり、せつないけどやさしい気持ちになれる絵本でした。
    主人もこの絵本を読んで同じく涙。
    「子ども達も、この絵本を読んで感動してくれるように成長したら嬉しいね。」と言っていました。
    育児にちょっと疲れたパパとママにぜひ! 子どものいたずらを大目にみられる余裕も出てくるかも!?
    (SeeMooさん)

この書籍を作った人

レイモンド・ブリッグズ

レイモンド・ブリッグズ (れいもんどぶりっぐず)

1934年イギリス ロンドンで生まれる。「さむがりやのサンタ」(福音館書店刊)でケイト・グリーナウェイ賞、「ゆきだるま」(評論社刊)でフランシス・ウィリアムズ・イラストレーション賞を受賞。「スノーマン」「さむがりやのサンタ」はビデオ化されている。

人気シリーズ最新刊

年中イベントで盛り上がるようかいむら、今度のイベントは魔界の扉が開く音楽会!?『ようかいむらのずんちゃかおんがくかい』

  • ようかいむらのずんちゃかおんがくかい

    みどころ

    あっちこもっちも妖怪だらけ! まいどおなじみ「ようかいむら」の、こよいのイベントは音楽会!
    でも、ただの音楽会ではありません。

    「ようかいむら」の音楽会には、すてきな音楽をかなでれば魔界のとびらがひらき、すばらしいお宝が出てくるという言い伝えがあるのです。

    妖怪じょろうぐもの、「むらさきごぜん」がみんなのリーダー!

    「みんなで ちからを あわせて おたからを もらうわよ?」

    しかし、はじめて楽器をさわる妖怪たちは、もうしっちゃかめっちゃか。
    口にカスタネットをくわえ、腰にタンバリンをぶら下げ、おならでラッパを吹き鳴らす……。
    いったい、どんな曲が聞けることやら──

    たかいよしかずさんの、「ようかいむら」シリーズ11作目です。
    あんな妖怪こんな妖怪、意外な楽器で大演奏! 大入道が太鼓を叩けば、雪女がサンバを踊り、アマビエも出てきて笛を吹く! てんでバラバラ、好き勝手に楽器を鳴らしまくる妖怪たちを、むらさきごぜんはまとめることができるのでしょうか? それに、魔界のとびらから出てくるお宝って……?

    楽器と妖怪のおかしな組み合わせや、むちゃくちゃな演奏方法がたのしい、にぎやかな一冊です。

この書籍を作った人

たかい よしかず

たかい よしかず (たかいよしかず)

大阪府堺市生まれ。魚座。大阪芸術大学デザイン学科卒業。(株)京田クリエーション入社。2001年、2003年、2006年、2011年ボローニャ国際絵本原画展入選。明治「マーブル チョコレート」キャラクターの「マーブルわんちゃん」、兵庫県西宮市観光キャラクター「みやたん」など、多くのキャラクターデザインを手がけるとともに、イラストレーターとしても活躍している。その他の主な作品に、『怪談レストラン』シリーズ(童心社)の装丁・挿し絵、『おはなし・くろくま』シリーズ『わくわく・くろくま』シリーズ(ともにくもん出版)、エッセイ集『キャラクターデザインの仕事』(大日本図書)『うごくくるまえほん 』(ミキハウス)など。見た人を元気にする作品づくりがモットー。

「ようかいむら」シリーズ

寒くなるとモーレツに食べたくなるラーメン、ノラネコぐんだんが作ると……?『ノラネコぐんだん ラーメンやさん』

  • ノラネコぐんだん ラーメンやさん

    出版社からの内容紹介

    ノラネコたちがラーメン屋さんをのぞいています。
    「ニャー、ラーメンのつくりかた おぼえたぞ」
    ……いつものようにお店に忍び込み、せっせとラーメンを作っていたら、お客さんたちがやってきてしまい!?
    累計200万部突破の大ヒットシリーズ第9弾!
    2021年11月刊

「ノラネコぐんだん」シリーズ

がんばる友だちによりそう優しいおはなしに感動『INSECT LAND(インセクトランド)テントウムシのミア、プレゼントだいさくせん』

  • INSECT LAND(インセクトランド)テントウムシのミア、プレゼントだいさくせん

    出版社からの内容紹介

    香川照之さんが昆虫愛を注いだ自然教育絵本シリーズ!
    子どもたちに昆虫の世界の多様性、自然界の豊かな姿を伝えたいと企画されたのが、この「INSECT LAND」シリーズです。

    インセクトランドのにんきもののテントウムシのミアは、
    森でいちばん高い木よりも高く飛べるように練習をしていました。
    毎日の練習のおかげで、ある日、とうとう木よりも高く飛ぶことができたのです!
    その様子を見ていたトンボのアクセルは、
    インセクトランドじゅうにこのニュースを伝えにいきます。
    すると、みんなはミアのために……。

    がんばっていた友だちに寄り添うやさしさあふれる物語。

    昆虫の解説ページや香川さんからのメッセージ入り。
    めくって楽しいフラップのしかけ付き絵本!

「インセクトランド」シリーズ

電車好きもそうでもない人も楽しめる、日本全国の鉄道を紹介したシリーズ新境地の1冊『せんろはつづく にほんいっしゅう』

  • せんろはつづく にほんいっしゅう

    出版社からの内容紹介

    ロングセラー絵本「せんろはつづく」シリーズ、待望の第4弾!
    日本全国の列車、大集合!
    しんかんせん、でんしゃ、きかんしゃ… だいすきな れっしゃが 500以上!

    東京を出発して、日本を一周する鉄道の旅絵本。新幹線、電車、貨物列車など、日本全国の鉄道をスピード感あふれるイラストで500以上紹介。各地の駅弁や都道府県の鳥も楽しく掲載。鉄道が大好きな子どもも大人も大満足!

    ■□■作者・鈴木まもるさんのメッセージ■□■

    『せんろはつづく にほんいっしゅう』制作ノート

     電車の絵本は、新型車種が良く出る。地域性がある(たとえば九州地方の電車は、ほかの地方では見ることができません)ということで、なかなか主人公的な形にできません。ライトを目にして顔のように擬人化したものにする気もないので、なかなか絵本にできませんでした。その辺をクリアして描いたのが「でんしゃがきた」(偕成社)と3月11日の後、福島にガソリンを運んだ「はしれディーゼルきかんしゃデーデ」(童心社)でした。

     そんな中、新たに電車の絵本を考えていて、そうだ日本中の電車を全部描いちゃえば、今の日本に住む人の暮らしや今の日本が感じられる絵本になるかと思いつき、作り始めたら、これは「せんろはつづく」の進化系だと思い、このシリーズの子どもたちに集まってもらいました。1作目で広い世界に線路を引き、トンネルや鉄橋を作り、2作目で、さらなる状況に適応して、技術を磨き、3作目で貨物列車、寝台車など電車事体の多様性を描き、今回それがどう今の現実の日本で走っているのか、という必然性の流れで出来上がったのだと思います。と、むつかしく考えてできたわけではなく、ただただたくさん描きたかっただけで、あとから正当化というか言葉化するとこうなのかと思うだけですが…。でも、描きだして、こんなに、いろいろな形の電車が多いとは夢にも思いませんでした。でも、決めちゃったから、あとは描くだけです。

     とにかく、どこかへ行きたいという生物としての本能があるから、乗り物絵本を好きになるのだと思います。人の暮らしがあり、電車があります。日本の、山あり谷ありの自然の中で、昔の人たちが列車を走らせようとした結晶が今の線路と列車の数々だと思います。ですから、この絵本は最新の電車カタログとして描いたものではありません。2021年3月の時刻表をもとにしましたが、いろいろな電車を描きたかったので、少し昔のも入っているし、この先使われなくなる電車も当然あると思います。駅弁も季節によって中身が違うこともあります。昔なつかしい駅弁も描きました。絵本の形に合わせたので、駅と駅の間の、距離や方向は実際と少し違います。スペースの関係で、実際とは違う場所に電車を描いたり、線路が消えている場合もあります。日本に生きている多くの人々の暮らしと、旅の楽しさを感じる絵本にしたいと思い絵を描きました。

     コロナで外出できず、Stay homeの間、この絵本を見て、「この電車に乗って、この電車に乗り換えて海に行こう」とか「この駅で降りて駅弁買って食べよう」とか、いろいろ想像の翼を広げ、コロナが終わったら、この絵本をもって旅に出る子がいたらうれしいです。
                                                  <鈴木まもる>

    みどころ


    一つずつ線路をつなげるところから始まった、大人気「せんろはつづく」シリーズ。少しずつスケールも種類も広がっていき、いよいよ最新作第4弾では日本を一周してしまいます!

    東京から出発。登場するのは、新幹線、電車、機関車……大好きな列車が500以上。日本地図を12に分けて、地域別に電車を紹介しながら、どんどん遠くへと移動していきます。日本には本当に色々な列車が走っていますからね。次々に乗り換えていけば、どこにだって行けてしまうのです。

    作者の鈴木まもるさんは「とにかく、どこかへ行きたいという生物としての本能があるから、乗り物絵本を好きになるのだ」と言います。しばらくは実際に旅に出る機会が減ってしまいましたが、絵本の中でだって、しっかりとプランを組み立て、想像の力だけで乗り物の旅に出発することができるのです。そうやって楽しみきった後、いつか絵本を片手に日本一周を達成してしまう子どもたちもいるかもしれませんよね。
    (磯崎園子 絵本ナビ編集長)


この書籍を作った人

鈴木 まもる

鈴木 まもる (すずきまもる)

1952年、東京都生まれ。東京芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞を、『ニワシドリのひみつ』(岩崎書店)で産経児童出版文化賞JR賞を受賞。主な絵本作品に『ピン・ポン・バス』『がんばれ!パトカー』(偕成社)、『せんろはつづく』『つみきでとんとん』(金の星社)、エッセイに『バサラ山スケッチ通信』(小峰書店)などがある。また鳥の巣研究家として 『日本の鳥の巣図鑑 全259』(偕成社)、『鳥の巣いろいろ』(偕成社)、『鳥の巣の本』『世界の鳥の巣の本』『ぼくの鳥の巣コレクション』(岩崎書店)、『鳥の巣みつけた』『鳥の巣研究ノート』(あすなろ書房)などの著書があり、全国で鳥の巣展覧会を開催している。

「せんろはつづく」シリーズ

学校で友だちづくりに悩んだら読んで欲しい『ほんとうの友だちさがし 真実の妖精のおはなし』

  • ほんとうの友だちさがし 真実の妖精のおはなし

    出版社からの内容紹介

    人間の女の子アーダと仲よくなり、いっしょに暮らすようになった真実の妖精。アーダの学校にも通いはじめるが、いじめっこのレーナは、ほんとうのことしか言えない真実の妖精のやることなすことすべてが気に入らない。いっぽう、学校になじめずに苦しむアーダは、人間の友だちをつくりたいばかりに心にもないことを言ってしまい、妖精を傷つけてしまう。友情と自分自身であることの大切さを伝えるシリーズ第2弾!

この書籍を作った人

マット・ヘイグ

マット・ヘイグ (まっとへいぐ)

英国の作家。大人向けの作品に、『今日から地球人』(早川書房)などの小説やビジネス書がある。児童書作品で、ブルー・ピーター・ブック賞、ネスレ子どもの本賞金賞を受賞、3作品がカーネギー賞候補作に挙げられている。息子に「ファーザー・クリスマスはどんな子どもだったの?」とたずねられたことから、この本の着想を得た。

「真実の妖精」シリーズ

ギッシリ詰まったアンティークコレクションに目を奪われる『チャレンジミッケ!(11) へんてこりんなおみせ』秘密の隠れアイテムも見つけよう♪

  • チャレンジミッケ!(11) へんてこりんなおみせ

    出版社からの内容紹介

    世界中の宝物がギュッとつまったお店を開店

    大人気シリーズの日本オリジナル第2弾。

    世界中から集められたアンティークコレクションの魅力的なお店がオープン!

    お店の中に迷い込んだシーモアとボタンが、大冒険します。
    ミニチュアのお店に、たくさんのがらくたたちは、どうやって収まっているのでしょうか?
    ミッケのさがしものにチャレンジ!しましょう。


    【編集担当からのおすすめ情報】
    「ミッケ!」は、シリーズ累計900万部を突破した大人気シリーズです。
    「チャレンジミッケ!」シリーズは、キャラクターのシーモアが、全てのシーンに登場しますが、今回は、相棒のボタンも一緒です。
    さらに、秘密の隠れアイテムが、全シーンに登場しています。
    ヒントは、「この物語になくてはならないもの」。是非探してみてください。

「ミッケ!」シリーズ

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