好評につき2刷!ことわざがつながって、ひとつの物語になったおもしろ絵本
- 笑える
- 全ページ
- ためしよみ
絵本紹介
2021.12.08
HAPPY CHRISTMAS!
12月に入ると「いよいよクリスマス♪」という気分が盛り上がりますね。街角やショーウインドウにはクリスマスの飾りが煌めいていて、華やかなイルミネーションの光とともに、目を楽しませてくれます。
そんな時期、やっぱり気になるのがクリスマスプレゼント。そこで、12月の新刊&おすすめ絵本の中から、0・1・2歳のお子さまにぴったりのクリスマス絵本を紹介します! クリスマスがテーマになっている絵本のほか、クリスマスパーティで読み聞かせをしても楽しい絵本もプラスしていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
出版社からの内容紹介
『りんごかもしれない』『ぼくのニセモノをつくるには』が入ったギフトボックスが登場!クリアファイルつきで、贈りものにもぴったり
この書籍を作った人
1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で、第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。著書に、『しかもフタが無い』(PARCO出版)、『結局できずじまい』『せまいぞドキドキ』(以上、講談社)、『そのうちプラン』(遊タイム出版)、『ぼくのニセモノをつくるには』(ブロンズ新社)、『りゆうがあります』(PHP研究所)などがある。2児の父。
みどころ
「まちに まった クリスマス!」
ピヨピヨひよこ5兄弟たちも、絵本を読んだり、ツリーの飾りつけをしたり。
クリスマスの準備に大忙しです。
でも・・・
「サンタさん、ちゃんと きてくれるかなあ」
なんだか心配です。おかあさんはいい子のところには来てくれるっていうけど。
5匹一緒にサンタさんに呼びかけてみます。
「いいこにしています。どうか こんばん きてください。」
さて、いよいよ夜がやってきて。
サンタさんはちゃんとみんなのところに来てくれたのでしょうか。
部屋には大きなクリスマスツリー。クリスマスを迎えるにぎやかな市場、おかあさんが作るとびっきり美味しそうなクリスマスのご馳走や豪華なケーキ。
みんなが憧れる、みんなが大好きな家族で過ごすクリスマスがここには描かれています。
ピヨピヨたちの嬉しそうな顔!
この笑顔がみたくて、世の中のおとうさんやおかあさんは頑張っちゃうんでしょうね。
大人気「ピヨピヨ」シリーズのクリスマス絵本。
期待通りの可愛さと面白さで、やっぱり幸せな気持ちにしてくれますよ。
レビューより
すごく楽しい!そして、クリスマスシーズンならではの絵本!!
読み語りで使うなら、この時期を逃したら来年までお預けです。
で、3年生のお教室の当番だったので、早速子どもたちに読んできました。
この絵本の対象年齢は2歳からとありますが、3年生の教室でも盛り上がりましたよ。
多少小さな絵本ですが、絵がはっきりしているので、見やすいようです。
ただ、工藤さんの絵本は細部にこだわりがあるので、どちらかというと、大人数より、少人数でじっくり見た方が楽しめるかもしれません。
1ページ1ページは低年齢のお子さんでも分かりやすいように字が大きく、文章も少ない作りになっていますが、
上は結構大きいお子さんまでOKです。
ちなみにうちの上の子は中2ですが喜んでいました。
特に、子どもたちも私も楽しんだシーンは、ピヨピヨ一家がクリスマスパーティーを開いているシーン。
最初に自分の子どもたちと見ていた時、「何か変…」と、思ったんです。
種明かししてしまいますけど、クリスマスのテーブルには必ずある「チキン」がないんですよ〜。
学校で読んだ時は、子どもたちが「チキンがない〜!」って、ウケてました。
このシーズン。ぜひたくさんのお子さんに読んであげたい1冊です。
(てんぐざるさん)
この書籍を作った人
1970年、横浜市生まれ。女子美術短期大学卒業。絵本作家、漫画家。絵本に『センシュちゃんとウオットちゃん』(小学館)『セミくん いよいよ こんやです』(教育画劇)『寿限無』(ほるぷ出版)『フローリアとおじさん』(白泉社)『ペンギンきょうだい れっしゃのたび』(ブロンズ新社)『ピヨピヨ スーパーマーケット』『ピヨピヨ メリークリスマス』『ピヨピヨ もりのゆうえんち』(佼成出版社)、読み物に『letters レターズ』(偕成社)『マルガリータとかいぞく船』(あかね書房)、マンガに『さすらいの就職犬!ワンワンちゃん』(白泉社)など多数。
出版社からの内容紹介
『はらぺこあおむし』で知られる絵本作家エリック・カールのイラストから生まれた、身近な言葉を集めたカードです。
りんご、ぞう、たいよう、じどうしゃなど、お子さまがはじめて出会う身近な言葉を紹介した「リング付きカード」です。カードのおもて面にはイラストを大きく配し、うら面ではイラストが表すものの名前をひらがなと英語で表記しました。
カードは表紙を含めて全部で40枚。「フルーツ」「動物」「乗り物」など、7つのグループで構成されています。言葉を覚えるだけでなく、グループを活用して「動物と植物のカードを分ける」「乗り物のカードを集める」のような、カードを分類・選別する“仲間分け”遊びも楽しめます。さらに、好きなカードを何枚か選んで並べ、絵に合わせてお話を作ってみるなど、工夫次第でさまざまな遊び方ができます。
お子さまが小さい時は「フルーツだけ」「気に入ったカードだけ」など、カードの枚数を絞って使うのもおすすめです。
フルーツ:りんご ばなな ぶどう さくらんぼ いちご おれんじ
動物:ぞう らいおん ぱんだ いぬ ねこ うさぎ
乗り物:じどうしゃ とらっく きかんしゃ ひこうき ふね
虫:ちょう あおむし とんぼ せみ てんとうむし かまきり
自然:たいよう つき ほし くも にじ あめ
植物:き くさ はっぱ はな たね
あいさつ:おはよう いただきます こんにちは ありがとう おやすみ
※本品は『はらぺこあおむしエリック・カール はじめてカード』(2017年刊)の外箱とカードのうらを新しくした新装版です。カードのおもてに収録されているイラストは『はじめてカード』と同じです。
【おすすめ:1〜3歳】
出版社からの内容紹介
ゆきだるまさんやサンタさんたち。
フェルトをめくって「いないいない…ばあ!」
さいごにかくれているのは、「きみ」!
カラフルなフェルトとイラストが人気のしかけ絵本。
レビューより
フェルトをめくってクリスマスにまつわるキャラクターがいないいないばあをする仕掛け絵本です。1歳の娘が本屋で手にとって離さなかったため購入しました笑いないいないばあと仕掛け絵本、鏡(最後のページに鏡がついていて自分が映ります)なんて子供が好きなことがつまった絵本かなと思います。
あと個人的にインゲラ・アリアニウスさんの絵が好きなので良かったです。
(ころぴつさん)
出版社からの内容紹介
みんなのだいすきなコロちゃんが、ボード・ブックになりました。コロちゃんは、ママといっしょに、クリスマスのじゅんびにおおいそがし。なにをしているのかな? カラフルでかわいいボード・ブックの〈しかけ絵本〉。
レビューより
コロちゃん親子が大好きなので、この本を見つけた時は可愛くて悶絶しました。
クリスマスとコロちゃんの組み合わせ最高すぎる。わんぱくなコロちゃんにとても癒されました。仕掛け絵本は、扱い雑な1歳さんだと、すぐボロボロにされるのでボードブックが助かります。
(yukaimoさん)
この書籍を作った人
1927年、ロンドン生まれ。16歳の時にアートスタジオで働き始め、そこで人に勧められて描きはじめた漫画が新聞や雑誌に掲載されるように。その後広告業界を経て、フリーのアートディレクター、グラフィックデザイナー、イラストレーターと活動の範囲を広げる。 長男クリストファーのために作った子犬の話を元に作られた『Where’s spot?』(「コロちゃんはどこ?」)を、1980年に出版。すぐに大評判ととなり、その後シリーズ化されて全世界に広まった。2006年にはエリザベス女王80歳のバースデイに「子どもの本大使」として招かれ、2008年には長年にわたる子どもの本への貢献に対して児童文学の部門で大英帝国勲章(OBE)を受賞。 1983年、家族とともにアメリカ・カリフォルニアに移住し、コロちゃんに関する様々な展開にかかわった。2014年没。
この書籍を作った人
翻訳家。英米の絵本・物語を手がける。おもな訳書に『魔女学校の一年生』『まいごのまいごのアルフィーくん』『アンナの赤いオーバー』『ねえ、どれがいい?』『コロちゃんはどこ?』『せかいのひとびと』など多数。
出版社からの内容紹介
もみの木さんを飾ったり、ケーキさんをおしゃれにしたり、町をめぐってみんなのクリスマス準備をお手伝い。読者参加のやりとりが楽しい、蓄光インクで光るページつきの絵本!
レビューより
おたすけたいが、クリスマス前に街の人々を助けていくお話です。
クリスマスの雰囲気がばっちり感じ取れ、
クリスマス前にぴったりの本だと思います。
そしてとっても楽しくなる絵とテンション。
息子も印象深かったらしく、絵本を読み終わった後も
メリーメリークリスマス!と何度も言っていました。
私が言葉として教えたときは覚えてくれなかったのに……。
もう少し大きくなったら、この絵本をよんで
私のおたすけたいをしてくれるかも、と期待しています。
(ミュさん)
この書籍を作った人
武蔵野美術大学卒業。広告制作会社退社後、フリーランスでグラフィックデザインやイラストレーションの仕事、絵本を中心とした作家活動を続けている。東京の板橋区立美術館などで、子ども向けワークショップの講師もつとめる。絵本作品に、スイスで出版した『UNDERGROUND』(la joie de lire) 、『すましたペンギンさんきょうだい』(講談社)、『サンドイッチいただきます』『フルーツケーキいただきます』(ポプラ社)など、紙芝居作品に『そらからおりてきたごちそう』(教育画劇)がある。
みどころ
今日はクリスマス。
部屋にはサンタさんがおいていってくれたプレゼントがたくさん!
朝いちばんに起きてきたのは、2匹のねずみくんたち。
さっそく一つ一つプレゼントをのぞきこんでいるよ。
プレゼントでぱんぱんにふくらんだ靴下、
色とりどりのキャンディー。
絵本も!
ねずみくんたちは、ツリーに登って、あたりをキョロキョロ。
何かを探しているのかな?
かっこいいおもちゃにドール・ハウス、真っ赤な車に大きなお人形。
ああ、素敵…。
ページをめくるたびに登場するプレゼントに、うっとり。
でも、ねずみくんたちが探していたものは見つかったのかな…?
リチャード・スキャリーの描くクリスマスプレゼントの数々は、愛らしくて、かっこよくて、クラシカル。私たちがどこかで憧れるアメリカのクリスマスの雰囲気。読んでいるだけで、ワクワクが伝わってきますよね。ひとつひとつ名前を確かめたり、好きなものを選んでみたり、包み方を真似してみたり。小さな子から楽しめるクリスマス絵本、存分に味わってくださいね。
レビューより
ねずみくん2匹がとても愛らしく描けています。ねずみくん2匹が自分たちのプレゼントを探すのですが、どのページのプレゼントやイラストが可愛くて色彩も綺麗なので、わくわくします。
ねずみくんにもプレゼントがあるとは思わなかっただけに、最後に赤いリボンの大きなチーズ登場に、「よかったね。」と、思いました。(押し寿司さん)
この書籍を作った人
1919年、アメリカ・ボストン生まれ。アメリカの児童文学作家、イラストレーター。絵本『スキャリーおじさんのにぎやかなビジータウン』(BL出版)をはじめとする「スキャリーおじさん」シリーズは、世界中で愛されるロングセラー。作品に、『よこながきしゃぽっぽ』(大日本絵画)、『あかちゃんうさぎとパパ』、『おやすみなさい くまくん』(好学社)など多数ある。1994年死去。
この書籍を作った人
埼玉県生まれ。詩人、絵本作家。詩集に『ひつじがいっぴき』(フレーベル館)、『五つのエラーをさがせ!』(大日本図書)。創作絵本に『しきしきむら』シリーズ(岩波書店)、『おはようきょうりゅう』(教育画劇)、『ちょろちょろかぞく』シリーズ(理論社)、『はたらくんジャー』(フレーベル館)、『からだのなかでドゥンドゥンドゥン』(福音館書店)、『なになになあに?』(フレーベル館)。絵本の翻訳もてがけ、クリス・ホートン作『どうする ジョージ!』で第62回産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞。『クマのパディントン』(理論社)、翻訳絵本に『ヨゼフのだいじなコート』(フレーベル館)、『ともだちからともだちへ』(理論社)、『ピッツァぼうや』(セーラー出版)、『ぜったい食べないからね』他多数。
みどころ
あおぞらぐみの今日のおやつは、手作りのポップコーン。
お鍋に「あぶらをタラタラ」「とうもろこしをザザーッ」。
ふたをして、火をつけてゆすると……。
鍋の中でコロコロ転がるとうもろこしが、ポン、ポポン。
ポポポポ ポンポン!
わあ、あふれそう!
「ポッポポーーン!」
はじけてできたポップコーン。
子どもたちは「すごいぞ」「いっぱいふえた」と歓声。
「いただきまーす!」と食べながら、「みて! うさぎみたい」「これ たこみたい」。
たしかによーく見ると、それぞれ違う形をしているんですよね。
いろんなはじけ方をしたポップコーン。
“何に見えるかな?”の見開きページをうちの5歳の息子は大好きで、全部の形を考えたがりました。
さて、お皿の底に残ったのは、茶色い固いところがくっついたさらに変な形のもの。
あおぞらぐみのみんなはピンときます。
「これ ポッポポーンのたねだ」
「うえてみようよ」「そうしよう」
さてさて、植えたたねはどうなったかな……!?
第9回MOE創作絵本グランプリ受賞作であり、たまむらさちこさんのデビュー作。
「ポッポポーン」の言葉から、遊び心たっぷりに広がるおはなしは爽快です。
食べもの絵本におさまらない、明るく突き抜けたファンタジー。
むくむくふくらむ制御不能なポップコーンみたいに、子どもの想像力にのって「ポッポポーン」を楽しんでくださいね!