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絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  絵本紹介  >  2022年1月 注目の新刊&おすすめ 〜雪の絵本〜

連載

2022年1月の新刊&おすすめ絵本

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冬の風物詩のひとつである「雪」。雪の結晶は、自然の状態でも正六角形という美しい形をしていることから、古今東西多くの人を魅了してきました。

日本で雪の結晶の研究で有名な人といえば、幕末の古河藩(現在の茨城県古河市)藩主だった土井利位(としくら)。オランダ製の顕微鏡を入手し、20年以上もの時間をかけて雪の結晶を観察し、その記録を『雪華図説』として残しています。

絵本にも、雪の美しさや雪遊びの楽しさ、雪国の厳しさや冬の寒さを伝えるおはなしがたくさんあります。そんな「雪」にまつわる絵本を8冊、紹介しましょう。

「ゆーきやこんこ♪」でおなじみの歌がそのまま絵本に!『ゆき』雪が降り積もっていくワクワク感を歌と一緒に味わおう!

  • ゆき

    みどころ

    「あ、ゆきがふってる!」
    そう言って喜んで外に出ていくのは子ども。

    空からフワフワ降ってくる雪に喜び、つもっている雪に喜び。
    真っ白になった地面に足跡をつけ、木に積もった雪を揺さぶり落とす。
    雪だるまを作ったって、雪合戦をしたって、
    どんなに思いっきり雪を使って遊んだって、
    雪はまだまだ降ってくる!
    そして思わず、こんな歌を口ずさんでしまうのです。

    「ゆきやこんこ、あられたこんこ
     ふってもふっても まだふりやまぬ…♪」

    誰もが知っている「ゆき」の歌詞が、そのまま絵本に!歌詞をたどりながら、はたこうしろうさんの描く女の子と一緒に雪の世界へ飛び出していくのです。そのはしゃぎっぷりと、はじける笑顔を見れば、この歌が雪が降って嬉しさが止まらない子ども達の気持ちを描いているんだということが伝わってきます。

    窓の外には眩しいくらいの白い景色が広がって、お気に入りの帽子と長靴と手袋を付けて外に飛び出し、服が濡れるのも気にせず思いっきり遊んだあの記憶。家に帰ってあたたかい部屋であたたかい飲み物を飲みながら、まだ雪が降っている窓の外を眺める幸せ。そういうものが存分に味わえるこの絵本。親子で歌いながら、何度でも楽しんでくださいね。

この書籍を作った人

はた こうしろう

はた こうしろう (はたこうしろう)

兵庫県に生まれる。絵本作家、イラストレーター。絵本に「ショコラちゃん」シリーズ(講談社)、『ゆらゆらばしのうえで』『ことりのゆうびんやさん』(以上福音館書店)、『なつのいちにち』(偕成社)、『むしとりにいこうよ』『みちくさしようよ』(ほるぷ出版)『雪のかえりみち』(岩崎書店)、『はるにあえたよ』「クーとマーのおぼえるえほん」シリーズ(ポプラ社)、『ぼくはうちゅうじん』(アリス館)、『はじめてずかん どうぶつ(1)(2)』(コクヨS&T)、童話の絵に『きかせたがりやの魔女』『あしたあさってしあさって』などの作品がある。

お天気に関心を持つきっかけになる絵本『ゆきのひのおはなし』ゆうちゃん、さあちゃんと一緒に「雪の日」を遊びつくそう!

  • ゆきのひのおはなし

    出版社からの内容紹介

    ゆきのひに、うさぎちゃんやりすちゃんと、雪合戦をしたり雪だるまを作って遊んだ、さあちゃんとゆうちゃん。夜になると、その雪だるまたちは動きだし……。

    レビューより


    3歳の息子が、「ゆきだるまのおはなしよんで〜」と言って持ってきました。

    ゆうちゃんとさあちゃんが出てくる、
    「はれのひのおはなし」「あめのひのおはなし」とならぶ、
    お天気シリーズです。

    この3冊を読んでから、息子が朝起きると「きょうはおてんき?」「今日は雨?」「ゆきふる?」と、お天気に関心を持つようになった気がします。

    そういえば、小さいころ雪が降ったらこんな遊びしたなあ〜と、大人の私もなんだかほんわか懐かしくなるお話です。

    子供も大人も、雪が降るのが待ち遠しくなるお話ですよ。
    (テントヤマさん)

この書籍を作った人

かこ さとし

かこ さとし (かこさとし)

加古里子1926(大正15)年福井県武生町(現・越前市)生まれ。1948年東京大学工学部卒業。工学博士。技術士。民間化学会社研究所に勤務しながら、セツルメント活動、児童文化活動に従事。1959年から出版活動にかかわり、1973年に勤務先を退社後、作家活動とともに、テレビニュースキャスター、東京大学、横浜国立大学などで児童文化、行動論の講師をつとめた。また、パキスタン、ラオス、ベトナム、オマーン、中国などで識字活動、障がい児教育、科学教育の実践指導などを行い、アメリカ、カナダ、台湾の現地補習校、幼稚園、日本人会で幼児教育、児童指導について講演実践を行った。『だるまちゃんとてんぐちゃん』『かわ』(福音館書店)、『からすのパンやさん』(偕成社)、『富士山大ばくはつ』(小峰書店)など、500冊以上の児童書の他、『伝承遊び考』(全4巻・小峰書店)など著書多数。土木学会著作賞、日本科学読物賞、児童福祉文化特別賞、菊池寛賞、日本化学会特別功労賞、神奈川文化賞、川崎市文化賞、日本児童文学学会特別賞、日本保育学会文献賞、越前市文化功労賞、東燃ゼネラル児童文化賞などを受賞。

「かこさとし お天気えほん」シリーズ

雪がこんな綺麗な形なんて! と驚きっぱなしの写真絵本『ゆきのけっしょう』雪が身近になるかも!

  • ゆきのけっしょう

    出版社からの内容紹介

    ゆきのけっしょうのあかちゃんがうまれて、大きくなって、形をかえて、空からおちてくる。
    ひとつとしておなじ形がない、ふしぎで、きれいなゆきのけっしょうの写真絵本。

    レビューより


    美しい!雪がふると、それだけでもう楽しくてたまらなくて何時間でも遊んでいる子どもにとって、これはびっくりな世界。
    よく見ると、あの冷たくて真っ白な雪は、きれいな結晶なんだということが、感動的です。
    こんな形、本当?と言いながら、美しい宝石なような様々な形の雪の結晶を眺めて楽しめます。今度雪がふったら、虫眼鏡でのぞいてみようって思いました。
    (みっとーさん)

なんだか似ている! 誰もが一度は思ったことがある似た者同士『ゆきだるまとかがみもち』おじいちゃんと孫の心温まる交流にほっこり

  • ゆきだるまと かがみもち

    出版社からの内容紹介

    ゆきだるまとかがみもちは、ガラスごしにお互いを見て思いました。「ぼくたちそっくりだなあ」「いっしょにあそびたいなあ」。そんなとき、おじいさんがふと思いつき、庭に出てゆきだるまの頭にみかんをのせると……。

この書籍を作った人

林 木林

林 木林 (はやしきりん)

山口県生まれ。詩人、絵本作家、作詞家。 ことば、ことばあそびに関する作品も数多く手がける。 おもな絵本に『あかり』(光村教育図書)、『ダジャレーヌちゃん 世界のたび』(303 books)、 『おちゃわんかぞく』(白泉社)、翻訳絵本に『でんごんでーす』『くまさん どこ?』(講談社)、 「ぜったいあけちゃダメッ!」シリーズ(永岡書店)など。 2020年の新刊に『こもれび』(光村教育図書)、『どんなふうに みえるの?』(鈴木出版)、 『みどりのほし』(童心社)がある。 詩のボクシング全国大会で優勝。サンリオ詩とメルヘン特別賞などを受賞。 『ひだまり』(光村教育図書)で産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞。

この書籍を作った人

岡本 よしろう

岡本 よしろう (おかもとよしろう)

1973年山口県宇部市生まれ。武蔵野美術大学油絵科卒業。絵画・イラストから立体まで、幅広く制作活動を行っている。絵本に『まちぼうけの生態学』(遠藤知二・文/福音館書店)、挿画に『ぼくたちに翼があったころ―コルチャック先生と107人の子どもたち』(タミ・シェブ=トヴ・作/福音館書店)などがある。

みんなで盛り上げるお山のスケートショー『ねずみのリンのフィギュアスケート』イナバウアーも飛び出します!

  • ねずみのリンのフィギュアスケート

    出版社からの内容紹介

    フィギュアスケートのチャンピオンのねずみのリンは、山のスケートリンクにでかける途中、木の根っこにつまずいてしまい、せっかくの衣装を破いてしまいました! でも、大丈夫! 山のどうぶつたちがやってきて……。

優しいおもいやりの心が招く幸福を描いた日本の昔話『かさじぞう』いもとようこさんのやわらかなタッチの絵も楽しんで

  • かさじぞう

    出版社からの内容紹介

    おもいやりは めぐりめぐって かえってくる

    町に笠を売りに来たおじいさん。ひとつも売れず、とぼとぼ歩く帰り道、雪を積もらせたお地蔵様に大事な笠をあげました。お地蔵様は、お礼にお正月のごちそうを届けます。冬に読みたい、日本むかしばなしの定番です。

    町で笠がひとつも売れなかったおじいさん。帰り道、雪を積もらせたお地蔵様に大事な笠をあげました。冬に読みたい、日本昔話の定番!

    ■□■いもとようこ先生から「あなたへ……」■□■
    じいさまはだいじなかさを、おじぞうさまにみんなあげてしまった。それを聞いて、おこりもせず「それはいいことをなすった」というばあさまの言葉……。本当にお手本にしたいですね。

この書籍を作った人

いもと ようこ

いもと ようこ (いもとようこ)

兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学卒業後、教員生活を経て絵本の世界に入り、独自のはり絵の手法を用いて、繊細で心温まる世界を展開している。『ねこのえほん』(講談社)『そばのはながさいたひ』(佼成出版社)で2年連続でボローニャ国際児童図書展エルバ賞受賞。『いもとようこ うたの絵本T』(講談社)で同グラフィック賞受賞。

「いもとようこの日本むかしばなし」シリーズ

雪の結晶に魅せられたアメリカの研究家のおはなし『雪の写真家ベントレー』温かな木版画と家族の愛に心が温まる

  • 雪の写真家 ベントレー

    出版社からの内容紹介

    1999年度 コールデコット賞受賞作品

    ウィリーは、雪がふると大よろこびでそとにとびだします。そして、まいおちる雪をじっと見つめるのです。
    雪の美しさは、どんなものにもけっしてまけない。
    ウィリーは、そう思っていました……。小さな農村で、生涯を雪の研究と結晶の写真撮影にささげ、ついに世界的な雪の専門家としてたたえられるようになったW・A・ベントレー。
    家族の愛情に見守られ、ひたむきに雪を追いつづけたその一生を、静かな詩情に満ちた物語と、古きよき時代の米国を伝える素朴な木版画で綴った心あたたまる伝記絵本です。
    やさしい解説を添えたゆきとどいた構成で、米国で高く評価された秀作です。

    ★アメリカ図書館協会優良児童図書
    ★ブックリスト・エディターズ・チョイス
    ★児童図書センター・ブルーリボン賞
    ★NSTA/CBC優秀児童科学図書
    ★1998年度ジョン・バローズ選定・青少年自然科学図書

この書籍を作った人

千葉 茂樹

千葉 茂樹 (ちばしげき)

1959年、北海道生まれ。国際基督教大学卒業後、児童書編集者を経て翻訳家に。北海道札幌市在住。訳書に、『ウエズレーの国』、『雪の結晶ノート』、「見習い幻獣学者ナセニエル・フラッドの冒険」シリーズ、『「死」の百科事典』(すべて、あすなろ書房)、「知識絵本 のはなし」シリーズ、「こちら動物のお医者さん」シリーズ(ともに、ほるぷ出版)、『あたまにつまった石ころが』(光村教育図書)、『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』(岩波書店)、『ゴハおじさんのゆかいなお話 エジプトの民話』(徳間書店)、『ピーティ』(鈴木出版)などがある。

色々な表情を見せてくれる雪の絵本12選

世界で初めて人工的に雪の結晶を作った科学者・中谷宇吉郎さんも登場!『雪の結晶ノート』科学的な見地から雪を楽しむ1冊

  • 雪の結晶ノート

    出版社からの内容紹介

    雪の結晶は、どのようにして生まれるのか?自然の神秘に迫る美しい写真絵本!雪の結晶、全66種掲載。「ちり」が雪の結晶の芯に/マジックナンバーは6/ふたごの結晶/ほか。

    レビューより


    雪の結晶の研究者と写真家による作品。
    美しい雪の結晶の様子がとらえられていて、素敵です。
    六角形が基本で、そこから6本の枝が伸びていくのですが、
    条件によってその成長は様々で、それ故、いろいろな形を楽しむことが出来るのですね。
    自然界の成す匠の造形は、やはりひきつけられます。
    美しい拡大写真を見ながらの解説で、なるほど!です。
    観察のポイントも解説してあります。
    虫眼鏡でもOKとはびっくり!
    雪が降ったらチャレンジしてみたいです。
    (レイラさん)

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