しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑
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絵本紹介
2022.01.12
絵本には、何十年も愛されているロングセラーシリーズがたくさんあります。小さいころに自分が読んだ絵本を、今度は自分の子どもに読んであげることができるなんてすごいことですし、時間の流れと共に自分の成長も感じることができて、嬉しくて、ちょっぴりくすぐったいような気持ちになってしまいます。
今月も、長く読者のみなさんに愛されているシリーズの最新刊が登場します! お気に入りの作品があったら、ぜひチェックしてみてくださいね。
出版社からの内容紹介
ようかいむらの節分の日は、妖怪神社でみんな集まって豆まきが行われます。「福は内!」のかけ声に七福神もあらわれて、ますます盛り上がってきました。その時、どこからか「鬼は内!」「福は外!」とおかしなかけ声がして…。
この書籍を作った人
大阪府堺市生まれ。魚座。大阪芸術大学デザイン学科卒業。(株)京田クリエーション入社。2001年、2003年、2006年、2011年ボローニャ国際絵本原画展入選。明治「マーブル チョコレート」キャラクターの「マーブルわんちゃん」、兵庫県西宮市観光キャラクター「みやたん」など、多くのキャラクターデザインを手がけるとともに、イラストレーターとしても活躍している。その他の主な作品に、『怪談レストラン』シリーズ(童心社)の装丁・挿し絵、『おはなし・くろくま』シリーズ『わくわく・くろくま』シリーズ(ともにくもん出版)、エッセイ集『キャラクターデザインの仕事』(大日本図書)『うごくくるまえほん 』(ミキハウス)など。見た人を元気にする作品づくりがモットー。
出版社からの内容紹介
バイキン城に遊びにきたコキンちゃんが、何でも3倍になる「3ばいマシーン」の中に入ってしまい…コキンちゃんが三人になっちゃった!?それぞれ個性の強いコキンちゃんたちに、ドキンちゃんも大慌て!
出版社からの内容紹介
楽しく読めて食育にも役立つ「やさいのがっこう」シリーズ。
累計25万部の大人気絵本シリーズ第5弾は、ふたごのいちごちゃんが主人公。
自分が野菜なのか果物なのか、悩むいちごちゃんに、なすび先生とようなっしー先生は大切なことを教えてくれます。
いちごちゃんと仲間の子どもたちがかわいくて、親子で一緒に楽しめる、なかやみわ食育絵本シリーズです。
この書籍を作った人
埼玉県生まれ。女子美術短期大学造形科グラフィックデザイン教室卒業。企業のデザイナーを経て、絵本作家になる。主な絵本に「そらまめくん」シリーズ(福音館書店・小学館)、「ばすくん」シリーズ(小学館)、「くれよんのくろくん」シリーズ(童心社)、「どんぐりむら」シリーズ(学研)、「こぐまのくうぴい」シリーズ(ミキハウス)など多数ある。愛くるしく魅力的な登場人物を描いた絵本作品は、子どもたちの絶大な支持を受けている。
みどころ
童話には、言葉を話す動物なんてのがいろいろおりますが、落語にでてくるそれといえば、犬、猫、キツネにそれから、たぬき!
たぬきというと、ふしぎな力で人を化かすと決まっておりますが、『ごんべえだぬき』の子だぬきは、ただのイタズラ好き。
やってることは、いわゆるピンポンダッシュと変わりません。
山里はずれに住む、ごんべえさんという人情家。
子だぬきときたら、眠りにつこうとするごんべえさんの家の戸を叩き、「ごんべえ、ごんべえ」とやかましくさわぎます。
たぬきのあつかいを心得ていたごんべえさん、うまくして子だぬきをとっ捕まえてやりました。
夕飯はタヌキ汁だの、毛皮はおれがもらうだの、と村人が喜ぶものですから、子だぬきは真っ青!
ところが、そこはごんべえさん、情けをかけて逃がしてやろうと村人をいさめます。
しかし、二度と悪さをしないように、軽くおしおきをしよう。
ごんべえさんがそういって取り出したのは――
全15巻で完結した「川端誠落語絵本シリーズ」より、画風もあらたに復活した新シリーズの2作目です。
落語「ごんべえだぬき」といえば、童話のような雰囲気のある、ファンタジックであたたかな演目。
絵本とはとくべつ親和性が高いのではないか、と思って、ページをめくってみれば大正解!
落語として楽しんでいたときには、どこか間が抜けていて、生意気な小僧っ子としてイメージされていた子だぬきが、絵本になって愛らしさ300パーセント増しに“化け”ています。
また、あとがきにはこうあります。
「落語はオチで切って落としますが、絵本には裏表紙があります。オチのオチ」
そうして、これしかないだろう、という絵を裏表紙に描いたという作者の川端誠さん。
なるほど、なっとくの二段オチ!
ごんべえさんたら、人情あふれすぎでしょう!!
落語にはじめて触れる人にはもちろん、「ごんべえだぬき」は何度も聞いたよという人にもオススメできる、絵本ならではの楽しみが詰まった一冊になっています。
この書籍を作った人
1952年新潟県生まれ。出版社ごとにテーマや表現方法を変えて、多様な世界を展開している。『鳥の島』で絵本にっぽん賞受賞。ライフワークの『落語絵本シリーズ』(クレヨンハウス刊)、『風来坊シリーズ』『お化けシリーズ』(BL出版刊)など、著作多数。絵本研究家としても知られ、絵本作家ならではの的を射た絵本解説も好評。
出版社からの内容紹介
アニメ「ムーミン谷のなかまたち」地上波で放送中!
アニメ「ムーミン谷のなかまたち」の全エピソードが絵本で読める!
美しいムーミン谷にたつ、ムーミンやしき。そこにくらすムーミン一家に、
ふしぎなできごとがおこります。さらに、ムーミンパパがムーミン谷を出ていくといいだして……??
NHK Eテレで放送中の3DCGアニメーション「ムーミン谷のなかまたち シーズン2」よりエピソード8話を1冊にまとめました。監督は、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ」のスティーブ・ボックス。アニメーションのイラストをたっぷりと載せた絵本です。アニメーションをもう見た人も、まだ見ていない人も、どちらも満足させる一冊です。
「飛行おにの帽子」
「トフスランとビフスラン」
「ルビーの王さま」
「お別れのとき」
「ムーミンパパの島」
「ムーミンママの壁画」
「ムーミントロールとうみうま」
「ムーミン谷の十一月」
この書籍を作った人
1914年フィンランドの首都ヘルシンキで生まれる。スェーデン系フェンランド人。彫刻家の父と画家の母を持つ、生まれながらの芸術家。家にはアトリエがあり、常に生活の中にアートが。そんな環境から自然と芸術家への道を歩み、はやくから挿絵画家、風刺画家、短編作家としても活躍する。 20歳の時、水彩画「黒いムーミントロール」を描き、その後ムーミンシリーズ第1作『小さなトロールと大きな洪水』を発表。以後 1945年から25年間にわたって書きつづけた「ムーミン」シリーズは世界各国で多くの読者を生み、国際アンデルセン大賞ほかかずかずの賞を受賞。その後執筆された小説も高い評価を得ている。 2001年6月27日に86歳でご逝去。ムーミンコミックスで共著もしていた弟ラルスさんも後を追うように1年も経たない内にご逝去されました。
この書籍を作った人
翻訳家。主な訳書に「ムーミンのおはなしえほん」シリーズ、『かようびのよる』(以上、徳間書店)など。
出版社からの内容紹介
宮沢賢治の物語世界に、現代を代表する個性豊かな画家たちが向き合い、絵本化したミキハウスの『宮沢賢治絵本シリーズ』は、江國香織や工藤直子を見出した論客・今江祥智氏から「出会うべき作品に、出会うべき画家が出会っている。白眉である!」と最高の評価を受けました。当シリーズは、1987年に「注文の多い料理店」絵:スズキコージ氏の刊行からはじまりました。
そして2021年、35タイトル目にして再び、スズキコージ氏に傑作を授けていただきました。
今後も刊行を続け、50タイトルを目指してまいります。
北守将軍ソンバーユーは、いま塞外の砂漠からやっとのことで帰ってきた。
ところが、三十年のひるも夜も、馬から下りるひまがなく、とうとうからだが鞍につき、そのまた鞍が馬について、馬とひとつになってしまった。おまけに、その顔や手に、灰色をしたふしぎなものが、まるでいちめん生えていた。
頼るは、リンパー・リンプー・リンポー先生・・・・・・三人兄弟の医者だけだ!
この書籍を作った人
1896年岩手県花巻市に生まれる。盛岡高等農林学校農芸化学科卒業。十代の頃から短歌を書き始め、その後、農業研究家、農村指導者として活動しつつ文芸の道を志ざし、詩・童話へとその領域を広げながら創作を続けた。生前に刊行された詩集に『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』がある。彼の作品の殆どは没後に高く評価され多数の作品が刊行された。また、何度も全集が刊行された。1933年に37歳で病没。主な作品に『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』『ポラーノの広場』『注文の多い料理店』『どんぐりと山猫』『よだかの星』『雪渡り』『やまなし』『セロひきのゴーシュ』他多数。
この書籍を作った人
1948年静岡県生まれ。絵本や挿画のほか、イラストレーターとしてポスター・壁画・舞台美術などでも活躍。絵本に『あつさのせい?』(福音館書店)や『うみのカラオケ』(クレヨンハウス)ほか、多数。『エンソくん きしゃにのる』(福音館書店)で小学館絵画賞、『やまのディスコ』(架空社)で絵本にっぽん賞、『おばけドライブ』(ビリケン出版)で講談社出版文化賞を受賞。画集やエッセイ『てのひらのほくろ村』(架空社)も。
出版社からの内容紹介
宮沢賢治の物語世界に、現代を代表する個性豊かな画家たちが向き合い、絵本化したミキハウスの『宮沢賢治絵本シリーズ』は、江國香織や工藤直子を見出した論客・今江祥智氏から「出会うべき作品に、出会うべき画家が出会っている。白眉である!」と最高の評価を受けました。当シリーズは、1987年に「注文の多い料理店」絵:スズキコージ氏の刊行からはじまりました。
そして2021年、36タイトル目にして山口マオ氏の登場です。傑作を授けていただきました。
今後も刊行を続け、50タイトルを目指してまいります。
「あなたはきっと、私の未来の妻だ。」
「ええ、そうよ、あたし決してかわらないわ」
「婚約指輪(エンゲージリング)をあげますよ、そらねあすこの四つならんだ青い星ね」
シグナルは星空を見上げてシグナレスに云いました。「あの一番下の脚もとに小さな環が見えるでしょう、環状星雲(フィッシュマウスネピュラ)ですよ。あの光の環ね、あれを受け取って下さい、僕のまごころです。」
この書籍を作った人
1958年、千葉県生まれ。イラストレーター、版画家。東京造形大学絵画科卒業。雑誌、広告、グッズ制作、絵本、挿絵など、幅広く活躍。主な絵本に、「わにわに」シリーズ(福音館書店)、『てのひらむかしばなし 十二支のはじまり』(岩波書店)、『かにのしょうばい』『なりました』(ともに、鈴木出版)、『なんでもやのブラリ』(教育画劇)などがある。