新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

ロングセラー
ゆびたこ

ゆびたこ(ポプラ社)

  • びっくり
  • 役立つ
絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  制作日記  >  原画が完成!テスト印刷で色のチェック。打ち合わせの様子をお伝えします。

連載

JR東日本×絵本ナビ みんなでつくる!「SLえほん制作プロジェクト」

連載トップへ

制作日記

2013.12.02

  • twitter
  • Facebook
  • line

原画が完成!テスト印刷で色のチェック。打ち合わせの様子をお伝えします。

石井聖岳さんの原画が全て完成したとのご連絡を受け、5回目のレポートは編集を担当くださった出版社さんの会議室よりレポートいたします!いよいよ、完成間近!ワクワクしますね。

会議室では、作家石井聖岳さん、編集者の方、本の装丁を手がけるデザイナーさんとで打ち合わせが行われている最中。テーブルの上にはたくさんの原画と印刷紙が。

───今は、絵本制作の工程で言うとどの段階になるのでしょうか?

編集者 宮本さん:「色校正」という段階の打ち合わせをしています。原画をテスト印刷してみて、色や文字を確認します。 印刷物は、C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(黒)という4色のかけあわせで出来ているので、原画を完璧に再現するのは難しいのですが、出来るだけ原画に近づけて効果的に色を表現するために、実際の本の形にする前に、このように印刷の色をチェックするんですよ。印刷で出すのが難しい色もあるので調整が必要なんです。

1 枚ずつ原画と校正紙をチェックしていきます。

───実際の打ち合わせの場にお邪魔させていただく機会もなかなかないので興味津々なのですが、どんなやりとりをされているのか、内容を少し教えていただいてもいいですか?

編集者 宮本さん:今回は、印刷が素晴らしい出来栄えなのですが、より原画に色が近づくように細かい部分の調整をお願いする予定です。印刷すると原画より色が暗くなることがあるので、上に文字を置いた部分が、少し明るくなるようになど、依頼します。色は部分部分を個別に調整するということではなく、全体で調整していきます。今回はページの中の緑の面積が多いので、緑の色を重点的に合わせたいと思っています。

石井さん:色もきれいに出ているので、基本的にはデザイナーさんと編集者さんにお任せしたいと思います!

───石井さんと子どもたちの絵のコラージュのページは、キャンバス地と紙の質感の対比がくっきりしていて、とても楽しいですね。

デザイナー 畠山さん:コラージュ部分は、石井さんからの場所の指示を基に、写真と絵をデジタルで合成して作成しているんですよ。

 

───石井さん、刷り上がったものを見ていかがですか?

石井さん:いいですね。デジタル処理でコラージュ部分に影もつけてもらって、はさみで切り取って貼った感じがうまく出ました。

とっても素敵なコラージュページ、今回じっくりお見せできないのが残念です。
ぜひ、完成した本を楽しみにしてくださいね!
調整する内容を印刷会社の担当の方へお伝えします。
印刷の機械や新しい技術など、専門的な話がやりとりされ、皆さん真剣な面持ちです!
こんな大きなサイズの絵本も、部数限定で作られる予定だそう。 これは迫力ですね。

SLぎんがくんにはいろんなお客さんが乗り込みます♪
完成したページから、東北ならではの、楽しいお客さんをご紹介しちゃいますね。

(絵本ナビ編集部)

今、あなたにオススメ

出版社おすすめ



ディズニー映画『アナと雪の女王』10周年 本の世界に踏み出そう
【絵本ナビ厳選】特別な絵本・児童書セット
全ページためしよみ
年齢別絵本セット