わたしの体におこること なんでもガールズトーク!



自分のことを知ることって、自分のことを好きになることかもしれないね。
「ぼくだけのこと」「わたしだけのこと」って言われたら、何か見つけられる?うーん、何だろう。すごく足が早いわけでもないし、珍しいペットを飼ってるってわけでもない。人気の児童文学作家であり、直木賞受賞作家でもある森絵都さんによる心に残る絵本。スギヤマカナヨさんの明るくて可愛い絵が、この絵本を親しみやすく魅力的なものにしています。
この絵本の主人公、しげちゃんは、男の子の名前みたいな自分の名前を嫌ってみたり、違う名前を考えてみたり、でもお母さんに言ってみてから泣いてしまったり。そして、お母さんに“滋”という名前に込められた願い、思いを教えてもらい、自分の名前が大好きになります。親の愛情が心に響く絵本です。
真っ白なしろねこかあさんと、真っ黒なくろねことうさんからうまれたのが、わたし、あかねこ。他の兄弟は、しろねこ、くろねこ、とらねこ、ぶちねこ、みんな白と黒でねこらしい模様。私だけ赤い色をしているから、お父さんもお母さんも、みんなが心配して同情ばかりする。私は、きれいで可愛い、この色が好きなのにな・・・。
けんたくんは、やりたくないことをやらせるために、おてつだいロボを買いました。ロボは完璧なニセモノになるために、けんたくんのことをあれこれ知りたがります。「自分らしさって?」、「人からどう思われてる?」考えれば考えるほど、複雑でややこしい。だけど、なんだかちょっとたのしくなってきて......
ひとりぼっちのおおかみは、仲間を求めて、ぶたの町、うさぎの町、とさまよいますが、どこへ行っても仲間はいません……。今までの絵本にはない、斬新なテーマに取りくんだ意欲作。
背はひくいし、力もよわい。走るのもおそいし、声もちいさい。100点なんて一回もとったことない・・・。「わたしって、ええところ ひとつもないなあ」そんな風につぶやくあいちゃんの気持ち、痛いほどよくわかる。でも、そんなあいちゃんに「わたしのええところ、教えて!」って聞かれたら、何て答えてあげられるんだろう。
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