だるまちゃんとにおうちゃん

だるまちゃんとにおうちゃん

作・絵: 加古 里子
出版社: 福音館書店

作品情報

発行日: 2014年07月

こどものとも 2014年7月号

この作品が含まれるシリーズ

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みどころ

世代を超えて愛され続けている絵本「だるまちゃん」シリーズに、最新作が登場しました!
第8作目となる今度のお友だちは「におうちゃん」。
名前も見た目も強そうな彼は、お寺の和尚さんの孫です。体が大きく力持ちなので、みんなから「におう(仁王)ちゃん」と呼ばれているのです。

さて、お話はだるまちゃんがお寺の前を通りかかるところから始まります。子どもたちが、まつぼっくりをひろって遊んでいます。もっとまつぼっくりを取ろうと松の木をゆすりますが、びくともしません。そこでだるまちゃんも一緒にゆするのですが、落ちてきたのは少しだけ。みんなががっかりしていると、やってきたのは「におうちゃん」。とんとんとんと松の木をたたくと、あっという間にまつぼっくりやらまつばやらがたくさん落ちてきたのです。

子どもたちは言います。
「におうちゃんは やっぱり すごく ちからがあるんだね」
だけど、別の誰かが言います。
「でも だるまちゃんだって ぼくらよりも ちからもちだよ」
そこで、どちらが強いか、ふたりの力くらべが始まりました!

におうちゃんとだるまちゃんの勝負は相撲から始まって、棒押し、けんけん相撲、尻相撲など、さまざまな体を使った遊びの勝負が続きます。面白いのは、最初は力で押されていただるまちゃんも、けんけん相撲やゆび相撲など、種類が増えていくにつれ勝てるようになっていくところ。なかなかいい勝負なのです。とうとう決着の時。いったい何の勝負で、どちらが勝ったのでしょう!?

におうちゃんみたいに、みんなよりちょっと年上で力も強くて、遊んでくれるお兄さん。子どもたちにとっては憧れですよね。今回はだるまちゃんもみんなよりちょっとお兄ちゃんのようです。(見た目も少したくましくなっていますよね)そんな二人の勝負は、見ているだけでも嬉しくて盛り上がってしまいます。
登場する遊びは、すべて道具がいらないものばかり。何にもなくたって、子どもたちには遊びを楽しむ力を持っています。そんな加古さんの思いの原点が、ストレートに伝わってくる一冊になっています。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

出版社からの紹介

だるまちゃんシリーズの8作目です。今回、だるまちゃんと一緒に遊ぶ友だちはお寺の男の子。体が大きく力持ちなので「におう(仁王)ちゃん」と呼ばれています。だるまちゃんとにおうちゃんは力比べをすることになりました。相撲、腕組み相撲、けんけん相撲、尻相撲など、体を使ったさまざまな遊びを楽しみます。

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